栃木県との県境付近にまだ若いブナの森があります。10年位前にクマタカを探していて偶然見つけて以来、季節毎に訪れるようにしています。(厳冬期は積雪が多すぎて入れませんが)。
ガレ場のある沢筋を中心に、ブナ、ミズナラ、シラカバ、アカマツ等の植生が広がり、稜線沿いのミズナラにはクマ棚が、中央の沢筋の中腹付近にはクマタカの営巣木もあります。クマやクマタカはアンブレラ種と言われ、生態系の頂点に位置する生き物ですので、彼らが棲む森はそれだけ豊かであると言えるでしょう。通り掛かった森林組合の親爺に「クマに気ぃ付けぇや」と背中越しに声を掛けられつつ、森の中を3時間ほど彷徨ってきました。秋深まりし東の森は、いつ歩いても気持ちが良いところです。
EOS5D EF28-300/3.5-5.6L IS 28mm F8 1/350 ISO100
ピクチャースタイル「風景」
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