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2005年11月 8日 (火)

ウルシの紅葉

20051108
色を失いつつある晩秋の森や林で、一際燃えるような赤が印象的なヤマウルシの紅葉。

それは自ら「美しいものには毒がある」とでも主張するが如く目立つ赤なので、今の季節は森歩きをしていても容易に避けることが出来ます。何故避ける必要があるのかといえば、名前の通りウルシ(漆)の仲間なので、うっかり触れたりすると猛烈にかぶれてしまうからです。さらに、何らかの要因で幹や葉に傷が付いていたりすると、その刺激成分(ラッコールと言う)が周囲に揮発して、近くを通っただけでもかぶれる場合があるので要注意です。

しかし厄介なのは、下草刈りの行われた林内や伐採地等でその存在が明確になっていない時です。藪漕ぎしながら足を滑らして掴んだらツタウルシだった..観察場所を確保するために整地で落ちている木々をどかしたらヤマウルシだった..等と、仲間の間の失敗談には事欠きません。幸い私はまだかぶれたことはありませんが、明日は我が身なので(笑)、森歩きや藪漕ぎ時は注意しなければなりません。

写真はララァをよく遊ばせる雑木林に自生するヤマウルシ。同時記録のJPEGをピクチャースタイル「風景」で撮影してみたら、赤がものの見事に飽和してしまったので、DPPでスタンダードにて現像し直しました。
EOS-1D MarkII N EF28-300/3.5-5.6L IS
160mm F5.6 1/90 ISO1600
ピクチャースタイル「スタンダード」

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