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2006年2月22日 (水)

続・ワタリガラス

20060222
今日はとても真冬の知床とは思えない気温(6℃!)でした。天気予報によれば4月並の気温だそうです。

もう何年も冬の知床に通っているのに、なかなかまともに撮らせてくれないのがワタリガラスです。カラスの仲間はもともと賢い鳥とされていますが、中でもワタリガラスはなかなかの知恵者のようで、木にパーチしているところにアプローチするのは非常に難しいものがあります。そのくせこちらが興味を示さない振りをしていると、わざと近くまで様子を見にやって来たりします。でも絶対に地面に降りるようなことはなく、写真のように飛びながらこちらを観察しているのです。すべて何でもお見通しだよ..と言わんばかりの目つきに、何となくドキリとさせられてしまいますね。
EOS-1D MarkII N EF500/4L IS F8 1/750 ISO200
ピクチャースタイル「忠実設定」

20060222b
カラスがシカの死体に群がっているのを観察していると、不意に次々と飛び立ってその場から離れました。もしやと思い頭上に目をやると、オオワシの成鳥が上空に姿を現したところです。オオワシは2・3回旋回してシカの死体に一瞥するとすぐに飛び去りましたが、カラスたちはそれを見届けないうちに早々に食事に戻りました。常に生と死の狭間で生きる野生動物たちですが、その見切りもなかなか素早いですね。
EOS-1D MarkII N EF500/4L IS F6.7 1/500 ISO100
ピクチャースタイル「忠実設定」

20060222c
猛禽類の代表格であるワシといっても、若い個体だとそれなりに食事事情は厳しいようで、自分でハンティングするよりも、シカの死体等につくスカベンジャー的な個体が多いようです。写真のオジロワシの若鳥も、終日このシカの死体付近をうろついていました。ただ、場所が交通量の多い道路脇でしたので、なかなか降りてくる勇気がわかないようですが。
EOS-1D MarkII N EF500/4L IS F6.7 1/350 ISO100
ピクチャースタイル「忠実設定」

20060222d
暖かい上に雨が降ったせいで、雪が解けて地面が露出し始めました。そこら中に水たまりが出来て長靴でないとろくに歩けないような状況ですが、シカ達にとっては恵みの雨となっています。何せ雪を掘らずに餌にありつけるのですから。
XL H1 LEICA APO-ELMARIT-R180/2.8
1/120 F8 (EFアダプターXL使用)

20060222e
根室海峡にも流氷はありませんでしたが、ついにウトロ側の流氷もどこかへ消えてしまいました。10年以上通っていますが、こんな事態は初めてですね。何とも間の悪いことで..
GR DIGITAL 1/310 F5.6 ISO64

20060222f
ウトロで行きつけの食事処の入り口付近に、シカ除けの電気牧柵が設置されていました。ご主人に尋ねたところ、数年前から庭木を食べられる被害が続き、今年になっていよいよその被害も甚大になってきたので、やむを得ず設置に至ったとのこと。電池6本で最大500Wのパルスを発して侵入者を撃退、設置後は取り敢えず被害は無くなったそうです。ふーんと思いつつ向かいの斜面に目をやると、数頭のシカがこちらをジッと見つめていました。
GR DIGITAL 1/320 F4.5 ISO64

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