オオタカの追い出し
早朝からオオタカが近所の雑木林の上を低空で旋回していました。畑に隣接したこの雑木林はツグミたちのねぐらになっているため、オオタカが接近すると同時に彼らが林から飛び出して右往左往逃げ回っているのが見えます。オオタカのこの行動は追い出し行動と呼ばれるもので、猛禽類が狩りの時にわざと自分の姿をさらすことで獲物となる鳥や小動物の動きを促し、獲物を発見しやすくするものです。ツグミは日中は開けた見通しの良い耕地等で餌を探していることが多く、警戒心もかなり強いので、機動力の高いオオタカと言えど狩りを成功させるのは難しいでしょう。しかし、渡りを控え丸々太ったツグミたちの動きは見るからに鈍重で、今朝はそんな寝込みを襲われた感がありますね。オオタカはこの後さらに低空を飛行して林の奥へと飛び去りましたが、果たして首尾良く狩りに成功したでしょうか。
EOS-1D MarkII N EF28-300/3.5-5.6L IS
300mm F8 1/500 ISO100
DPP2.1 Picture Style「忠実設定」
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