ファイアウィード
昨年庭の隅に植えたヤナギランが咲き始めました。株を分けてくれた人の話では、手入れせずに放っておいても勝手に増えるので大丈夫とのことで、何もせず放置しておいたらその通りになりました。菜園中心で色気のない我が家の庭にあって、ピンクの花は遠目にも目立ちますね。暑さにも強い多年草なので、しばらくは楽しませてもらえそうです。
EOS-1D MarkII N APO-MACRO-ELMARIT-R100/2.8
F2.8 1/500 ISO200 Picture Style「忠実設定」
夏のアラスカの原野に思いを馳せる時、真っ先に浮かんでくるのがこのヤナギランです。アラスカは自然発火による山火事が多いところで、実際私が出掛けている時にも何回か現場に出くわしたことがあります。そしてそういった山火事の跡地に真っ先に生えてくるパイオニア種の代表格がこのヤナギランなのです。庭の隅で他の雑草に負けじと伸びるその逞しさに、短い夏も終わろうかという8月、極北の風に揺れるファイアウィードの群落を飽きることなく眺めていたことが思い出されます。
ちなみにファイアウィード(Fireweed)は英名で、直訳すれば「火草」とか「火跡地雑草」とかになり、ヤナギランの生態をよく表したものと言えますね。
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