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2006年7月29日 (土)

モノボールB2

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モノボールのBシリーズにはB2という派生モデルが存在します(写真左がB2で右がB1)。B2の自重は1.5kgほどあり、写真からも判るとおり見た目も重さもB1系の倍はあります。その分耐荷重は68kgと超弩級で、一体何を載せるのかといった代物ですね。

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B2の特徴は何と言ってもその特異な二重構造のボールにあります。大きなボールの中にさらにもう一つ小さなボールが組み込まれているのが写真からも判ると思いますが、それぞれのボールを別々に固定できるため、自由雲台でありながら前後方向のチルトと左右方向のチルトの操作を分離して行うことが可能となっています。これはつまりB1の持つ滑らかな操作感と強靱な固定力に、3Wayの利便性を取り入れたものと考えればいいでしょう。

3Wayの利便性は先にも書いたとおり前後と左右のチルトの操作を分離して行える点にあります。特に左右に動くものを流し撮りする場合、左右のチルトを固定できた方が安定したフレーミングを保てます。飛んでいる鳥やパーチした鳥の飛び出し、動物が走り出したのを追いかける場合等が該当ケースとして考えられます。但し、流し撮りの場合はパンする都合上水平が常に保たれていることが前提となります。不整地における自由雲台の利点としてフレーミングの自在さがありますが、雲台の水平が傾いている状態でのパンは、不自然なフレーミングを産む要因となってしまいます。

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そこでB2で左右のチルトを固定した際、予め水平を保つためにジッツオ(GITZO G1321)やマンフロット(Manfrotto #520ハーフボール75mm)のレベラーを使用しています。これはビデオ雲台からの応用になりますが、三脚を目視で水平になるよう据え付けてから、正確な水平をこのレベラーで調整することで、水平が傾くことなく左右のパンニングを行うことが出来ます。

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B2を使う理由のもう一つは、やはりその大きさから来る安定感ですね。B1でも600mmクラスの超望遠レンズを載せて固定することは十分可能ですが、風等による振動だけは如何ともしがたいものがあります。エクステンダーを装着して焦点距離を伸ばした場合は尚のこと顕著ですね。そこで通常撮影から500mmクラスまではB1を、600mmから上の焦点域ではB2をといったふうに現状では使い分けています。写真は600mm(1D MarkIIなので約780mm相当)に2倍と1.4倍のエクステンダーを重ねて装着し、都合約2180mmで撮影中の様子です。ストラップの状態からも判るとおり風は吹いていませんが、さすがにオーバー2000mmの世界はブレに敏感です。

ちなみにボールが二つでは「モノ」ボールじゃねぇぞ..っていう突っ込みはアルカスイスにどうぞ(笑)。

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