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2006年10月28日 (土)

裏山の紅葉とクマ騒動

昼飯食べがてら裏山の紅葉を見に行ってきました。

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紅葉と言っても赤城水源の森は標高が1200mを越えているので、見頃はとうに過ぎています。シラカバやホウノキなどはすっかり葉が落ちていて、そろそろカラマツが色付き始めていました。ただ、探すとまだカエデやモミジの赤が結構きれいに残っているのもあって、この傾向は今年の尾瀬や玉原と同様のようです。取り敢えず色付きがこうちぐはぐだと、広角レンズでガバッと丸ごと写し込むよりは、望遠ズームで切り取った方が結果は良いようですね。

EOS30D EF70-200/4L ISO400
DPP2.2 Picture Style「ポートレート」
(データ共通)

この所、夕方になると村の交通安全協会の車が、何やらスピーカーから発しながら近所を走っているのを見掛けます。秋の交通安全週間はとっくに過ぎたのに、今頃何をしているのやらと気にもしないでいたのですが、先日散歩の途中で不意に声を掛けられました。話を聞いてみれば、今月に入って村内でクマの目撃情報が増えていて、その注意喚起をしているとのこと。私がイヌ連れで薄暗い林道を歩いて降りてきたの、慌てて林道に入ってきたようです。私をそこら辺の素人と一緒にされても困るのですが、せっかく気を遣ってもらったので一応一通り講釈は聞いておきました(苦笑)。

やれクマを見掛けただのクマに襲われたのと、クマ絡みの話も耳にタコが出来はじめた今日この頃ですが、昨日は沼田の市街地(西倉町)で子グマが捕獲檻に掛かったらしいですね。合併で広域になった沼田市にクマが出没しても珍しくもないですが、さすがに市街地となると少々驚きです。ましてや捕まったのが子グマということから、当然近くにまだ親グマが潜んでいる..子供を取られて相当に気が立っているはず..ことが考えられ、捕獲場所もちょうど沼田公園の近くで小学校も近いですから、この後も十分に警戒する必要があります。

クマ絡みの呆れた話を一つ。場所はかのベアカントリーとして有名な知床でのこと。外来種として近年各地で指名手配されているアライグマが、知床周辺でも目撃されるようになったのを受けて、昨秋より環境省が捕獲用の箱罠を仕掛けているのだそうです。で、問題なのはその誘引用の餌に甘いピーナツクリームを使った点で、結果箱罠にやって来たのは目的のアライグマでなく何とヒグマなんだとか。ちょっと考えればすぐ判りそうなものですが、日本のクマ対策の最前線とまで言われている知床において、環境省もとんだ失態を演じたと言えるでしょう。「クマに餌をやらないで!」とか何とか言っておきながら、自分たちでクマをおびき寄せてどうする..と突っ込みの一つも入れてやりたいですね。

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