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2006年10月26日 (木)

ヤマボウシの色付きと冬鳥

バッタ屋で二束三文で買ってきた庭のヤマボウシ。背丈だけはヒョロヒョロ伸びて、いつの間にか2階のベランダを越えるようになりました。が、例年あまりきれいに紅葉しないので、やっぱりちゃんとした植木屋から買わないとダメなのかと思っていたら、今年はなかなか見られるように色付きました。

20061026

20061026b

ピクチャースタイルを「風景」にすると赤が飽和する傾向が強いようですが、試しに「ポートレート」で現像してみたらなかなか良い感じになりました。紅葉のシーンで「風景」を多用すると目が眩むようなギトギト感になる時があり、かと言って「忠実設定」では味気ない。そんな時は「ポートレート」が良いかもしれませんね。

EOS30D EF28-300/3.5-5.6L IS
ISO100 DPP2.2 Picture Style「ポートレート」
(データ共通)

今シーズンの山系冬鳥の初認はジョウビタキ。先々週末に出掛けた尾瀬の三条ノ滝で確認しました。翌日の玉原でも声を聞いたので、北毛エリアへの渡来は同じようなものでしょう。近所ではまだ確認していませんが、例年通りであればそろそろだと思います。それと先週から近所の演習林にアトリとマヒワの小群が入ってます。アトリは同じ場所に行けば必ず見られるのですが、マヒワは1回見ただけでその後は見掛けないので、余所への移動途中だったようです。アトリに関しては調査地でもよく見掛けるので、今年は当たり年かもしれませんね。

利根川の綾渡、それに片品川の平川や薗原でも、カモを中心に水鳥が目立つようになりました。彼らの渡来はもう少し早かったのですが、カモ類は渡来直後は皆一様に地味な羽毛(エクリプスと言う)になっているので、ちょっと見ただけではいつものカルガモがいる程度にしか見えません。と言うのもカモ類の換羽は一度に行う都合上、飛べなくなってしまう時期があるので、その間に外敵から身を守るべく目立たない地味な羽毛になっているというわけです。それが換羽が終わって本来の美しい羽毛に戻りだしているので、ちょうど今頃渡ってきているように思えるのです。

ちなみにワシタカ類など猛禽類の換羽は、1枚1枚ゆっくりと1年かけて行うようになっています。飛ぶという行為と餌を探す・狩ると言う行為が直結している彼らにとって、換羽中だからと言って飛べなくなってしまうの即命に関わることだからです。

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