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2007年2月15日 (木)

大荒れのウトロ

全国的に猛威をふるった今回の低気圧ですが、ここ地の果てシリエトクでも例外ではなく、もの凄い強風にアパートが一晩中激しく揺れました。オホーツク海に面したウトロでは、低気圧の影響で天候が崩れ出すと、手が付けられないほど大荒れになるのです。

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暴風雪は昨夜から今日のお昼まで続きました。写真は居候している友人のアパートからの眺めですが、北側の窓は着雪して開けることが出来ません。窓の向こうでは、ミズナラの大木が折れんばかりに激しく揺れています。実際、午後に周辺を巡回した際、路上に折れた枝等が散乱していました。
GR DIGITAL F4.5 ISO64

台風の直撃でも受けない限り、我が赤城高原ではこのクラスの暴風は体験できません。ましてやそれに雪が伴っての暴風雪ともなると、季節からしてまずあり得ません。毎年、北海道滞在中に何回かこの手の荒天を経験してはいますが、なかなか慣れるものではないですね。実際、幼なじみの友人も海無し県からの移住組ですが、海が荒れるのを見ると恐怖感を覚えることがあると言っていますし。

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お昼少し前に取り敢えず第一波が止んで小康状態になったので、周辺の様子を見に巡回に出掛けました。最も気掛かりだったのは流氷ですね。あれだけ南から強風が吹き付けると、まず間違いなく流氷は離岸してしまうのですが、案の定、昨日まで接岸していた流氷は、一晩ですっかり無くなっていました。写真はプユニ岬からの眺め。
GR DIGITAL F4.5 ISO64

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氷泥と呼ばれるシャーベット状の海水に、昨日までの残氷が浮かんでいます。また北風でも強く吹かない限り、しばらく流氷を見ることは難しいかもしれませんね。
EOS30D EF70-300/4.5-5.6 DO IS 70mm
ISO400 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」


20070215d
暴風雪が止んだ直後、本日最初に出会った生き物。カモメさえ姿が見えないのに、このハシブトガラスはやけに騒々しく鳴いていました。
EOS30D EF70-300/4.5-5.6 DO IS 300mm
ISO400 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」


20070215e
真鯉で見つけたオオワシの成鳥。昨秋は諸般の事情で渡道出来なかったので、これが今シーズンのファーストコンタクトになります。よく見ると頭や肩に雪が降り積もっていますが、先ほどまでの暴風雪をどこでやり過ごしていたのでしょうか。
EOS-1D MarkII N EF500/4L IS
ISO400 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」

しかし、もう十年以上も繰り返していることではありますが、彼らとのシーズン最初の出会いはなかなか感じ入るものがあります。オオワシもオジロワシも、近年は本州以南に南下して越冬する個体が増えており、我が上州周辺でも数個体が越冬してます。ただ、正直彼らに似合っているのは杉林の山やダム湖でなく、やはりこのオホーツクや根室海峡の流氷の海ですね。

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これまた本日最初に出会ったエゾシカ。なかなか体躯の立派な牡ですが、角が三尖であることから、まだ2~3歳の若い個体のようです。
EOS30D EF70-300/4.5-5.6 DO IS 95mm
ISO400 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」


20070215g
再び降雪が強まってきたので、今日の巡回は終了。引き上げる途中、二つ岩の上で降雪に耐えるオジロワシのペア..♂は撮影前に飛び立った..を見付けました。このペアは越冬個体ではなく、地元知床で繁殖しているペアなので、季節を問わずこの周辺で見ることができます。
EOS30D EF70-300/4.5-5.6 DO IS 70mm
ISO400 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」

第一波と前述しましたが、そうです今晩から明日に掛けてまだ第二波がやって来るのです。こればかりは自然が為すことなので、抗うことなど出来ません。こういう時はセ○コーマートで酒と食料をたっぷり買い込んで、未読の本を読みふけりつつ、嵐が去るのを籠城して待つのが一番ですね。

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