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2007年5月 2日 (水)

ヤマザクラとGRDの不調

20070502
アオー、アオーとアオバトが鳴く中、近所の防風林ではヤマザクラが満開です。その昔会社勤めをしていた頃は、ご多分に漏れず沢山のソメイヨシノの下で花見をする機会が多くありましたが、田舎に暮らすようになってからは山中でひっそりと咲くヤマザクラを好むようになりました。特に新緑の海にポツンと佇むヤマザクラの控え目な色合いは、わびさびの世界を大切にしてきた日本人の感性にむしろ合うような気がします。
GR DIGITAL F3.2 ISO64

20070502b
マクロモードで10枚撮って、ようやく1枚だけまともにマクロ域で合焦。それでも花ではなく葉のほうにピンが引っ張られていますけど。
GR DIGITAL F2.8 ISO64

この3月に故障して修理から戻って以来、GR DIGITALのマクロ機能が今ひとつ調子よくありません。具体的にはマクロモード時にAFが迷うことが多く、粘ることなく割とあっさり合焦をあきらめてしまう傾向が見られるのです。この手のコンパクトデジカメのAFはTTLコントラスト検出方式なので、低照度の光線状態やメリハリのない被写体だとAFが迷う傾向があります。それでもリコーのマクロ機能には定評があり、それが私がリコーのコンパクトデジカメを使う理由の一つでもあるわけですが、それが上手く機能しないようでは困ります。

実は修理前のファームウエアのバージョンは「2.1」のままだったのですが、3月月初に修理から戻ってくると当時の最新である「2.21」に書き換えられていました。調子が良くないのがその後からなので、疑うなら修理の不備もあり得そうですが、私はむしろファームアップに原因があるような気がしています。ファームアップもうわべでは機能の向上を謳うことが多いですが、隠れて様々な不具合をつぶしている可能性が高いです。ですから修理時に頼みもしないファームアップを勝手にしてくれるわけですね。ファームアップで「AF精度の向上」なんていうのを時々やっているようなので、もしかしたらAF合焦のアルゴリズムに変更があったのかもしれません。ま、正しく合焦する場合もあるので、これはあくまでも推測に過ぎませんが..

ファームウエアは一度でも書き換えられてしまうともう後には戻れないので、今更検証のしようもないのですが、これから特にマクロ機能を多用するシーズンに突入するので、このまま使い続けるか買い換えるか悩みどころです。

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