滝は吹き割れ
上毛かるたに「(た)滝は吹き割れ片品渓谷」と詠われ、国の天然記念物にも指定されている名勝が「吹割の滝」です。
吹割の滝は片品川中流域に(旧利根村)に位置し、川底の溶結凝灰岩..これには火山活動が関係している..が1万年の浸食によって削られてできたそうです。その姿から「東洋のナイアガラ」と言われていますが、規模的にはナイアガラの滝ほど大きくはなく、V字谷の広いところで幅約30m、落差は7mほどになります。V字谷に3方向から流れ込むため、水量が多いときはぶつかった水しぶきが吹き上げるようになることが名前の由来のようです。ただ、ご多分に漏れず片品川も上流にダムがあるので、夏場は水量が調節されて見るからに貧相なときがありますが、この季節はそんなこともなくダイナミックな流れを見ることができます。
国道沿いという立地と、旧利根村(現在は沼田市利根町)唯一と言っていい観光地ですから、とにかく観光客は朝からひっきりなしにやって来ます。撮影をするのに人影が気になるようであれば、まだ売店が閉まっている朝早くが良いでしょうね。余談ですが、吹割の滝はちょっと前のNHK大河ドラマ(確か徳川三代の話)のオープニングで使われていました。
EOS30D ISO100 DPP3.0 Picture Style「風景」
(以上データ共通)
浮島観音では色とりどりの各種ツツジが満開..写真は色からするとレンゲっぽいですが、ヤマツツジのような気もしますね..でしたが、これらは自生しているのではなく観賞用に植えられたもののようです。他にもヤシオの類が花を咲かせていました。
GR DIGITAL F2.4 ISO64
新緑に混じって白い花を咲かせるマルバアオダモ。葉は丸くないのに何故「丸葉」なのか不思議でしたが、撮影中に話しかけてきた人によれば、他のアオダモよりも葉のギザギザが少ないのでこの名があるのだそうです。なるほど勉強になりますなぁ。
EOS30D EF-S10-22/3.5-4.5 22mm
ISO100 DPP3.0 Picture Style「風景」
しばらく来ないうちに西側の対岸に遊歩道が整備され、滝を俯瞰で眺められるようになっていました。観瀑台と名が付いていますが、これはなかなか眺めが良いですね。3枚目の写真は観瀑台から撮ったものです。
GR DIGITAL F3.5 ISO64
日中、赤城高原から利根沼田にかけて雷雲が足早に通過していきました。午前中の追貝は幸いにも天候に恵まれましたが、引き上げてくる途中に多那で雷雲に遭遇、雹の嵐とすれ違いました。雷雲は結構な早さで北上を続け、あの後は片品方向へ行ったようですから、あのまま撮影していれば危ないところでしたね。
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