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2007年7月23日 (月)

EOSとAMEとELPRO

20070723
今日は朝方は雨模様でしたが、午後には雨も上がって夕方は久しぶりに青空に。そこで昨日の草刈りに続いて芝刈りを行ったのですが、ふと見ると芝の端っこにネジバナが一輪だけ咲いていました。ネジバナの周囲だけ残して芝刈りを終えると、早速MarkIIIとAPO-MACRO-ELMARIT-R100/2.8、それにELPROを持ち出して撮影です。マウントアダプターとライカレンズをMarkIIIで試すのは初めてになりますが、特に問題はなさそうです。
EOS-1D MarkIII APO-MACRO-ELMARIT-R100/2.8 + ELPRO(1:1)
ISO800 DPP3.0 Picture Style「忠実設定」

20070723b
こちらはEF50マクロでの撮影。
EOS-1D MarkIII EF50/2.5 COMPACT-MACRO(1:2)
ISO400 DPP3.0 Picture Style「忠実設定」

20070723c
ELPROはライカのクローズアップレンズの総称で、特にAPO-MACRO-ELMARIT-R100(以下AME)用は専用になるので、正式には「ELPRO 1:2-1:1 FOR R2.8/100(以下ELPRO FOR AME)」と言います。撮影倍率はAME単体では1:2ですが、ELPRO FOR AMEを装着すると1:2~1:1(等倍)の範囲で撮影可能です。ワーキングディスタンスはAME単体で約23cm(最短撮影距離は45cm)、ELPRO FOR AMEを装着すると1:2で約18cm、1:1で約9cmとなります。

AMEはそれ単体では等倍に届かず、最新のAFマクロレンズにはスペックで見劣りします。しかし、以前にキヤノンのEF100/2.8マクロ(非USM・USMの両方)を使用していたことがありますが、どうにも二線ボケの傾向が強く手に負えなかった経験があります。その点、撮影倍率に無理を強いてないAMEのボケ味は抜群で、エッジがなだらかに溶けていく様はまさに秀逸ですね。普段の撮影ではあまりボケ味を気にする方ではありませんが、マクロ領域においては画面をシンプルに構成する都合上、ボケ味は重要な要素になるかと思います。

20070723d
EOS-LEICA Rマウントアダプターを介して、MarkIIIに装着したAMEとELPRO FOR AME。一般的なクローズアップレンズ同様に、AMEのフィルターネジを利用して先端に装着します。この状態で等倍を実現するよう専用設計されているので、解像度含めマスターレンズの性能劣化はまったくありません。

EOSにライカのレンズを使用するにあたり、マウントアダプターを介する時点ですでにイレギュラーな使い方になるわけで、AFは使えない、自動絞りも使えない..EOSの場合は絞込測光になる..と操作性に関して問題ありですが、マクロ領域においてはMFを多用しますし、絞りも開放近辺しか使わない..絞ることはないのでファインダーは暗くならない..ので取り立てて気にはしていません。ライカの他のレンズをEOSで使うことはほとんどありませんが、このAMEとELPRO FOR AMEの組み合わせだけは別格です。

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