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2007年7月 2日 (月)

尾瀬夏の走りの花々

今回の尾瀬は友人との散策がメインだったので、あまり真面目に撮影していませんが、それでも気が付いたときに写した、または映した花々を紹介します。シーズンの端境期と昨日は書きましたが、尾瀬では様々な花が手を変え時期を変え訪れる人の目を楽しませてくれますね。

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咲く年と咲かない年があるコバイケイソウ。今年の尾瀬沼畔では結構見られます。

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ワタスゲはそろそろ見頃かと思っていましたが、今年は意外にまだ少ないですね。大江湿原(昨日の記事中の写真5枚目)でも数えられるほどしか見られませんでした。

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夏の主役といえばニッコウキスゲですが、ご覧の通り花が咲くのはまだもう少し先になります。気の早いのが何輪か咲いていましたが、キスゲはやはり一面の大群落で楽しみたいですね。

EOS30D EF-S18-55/3.5-5.6II(以上データ共通)

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亜高山帯の林床に咲くゴゼンタチバナ。白砂峠沿いではマイヅルソウなどと一緒に見られることが多いです。

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尾瀬ヶ原や尾瀬沼周辺の湿原では普通に見られるナガバノモウセンゴケですが、絶滅危惧種に指定されている貴重な食虫植物です。

GR DIGITAL(以上データ共通)

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下界では見頃が終わる花も、標高が高く気候が寒冷な尾瀬ではまだこれからというのも少なくありません。レンゲツツジもその一つですね。

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ハクサンタイゲキの変種でトウダイグサの仲間であるオゼヌマタイゲキは、下田代や中田代で多く見られます。花弁のように並ぶ苞葉が緑色なのでパッと見は花のように見えず、割と見過ごされがちな地味な花です。

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尾瀬ヶ原ではもう終わりといった感じのヒメシャクナゲでしたが、やや標高が高い尾瀬沼周辺の湿原ではまだ見られるのが少し残っていました。

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池塘ではヒツジグサも出始めています。

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タテヤマリンドウの花は基本的に薄い青ですが、中には白い花もあるそうですね。私は見たことがない..と言うより気が付かないのかもしれません。

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白山周辺に多く見られ、花が千鳥の群飛に似ていることからハクサンチドリ。寒冷性なので本州では高山植物ですが、北海道では平地でも見られことがあります。

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ハクサンチドリ同様に鳥の名前を冠しているトキソウは、その花の形と色から朱鷺を連想するのでしょう。

20070702m
この季節に木道脇で普通に見られるウラジロヨウラクはツツジの仲間。仏像の首に掛かっている飾り(瓔珞)に似ていることからこの名前があります。当日名前をど忘れして説明できなかったのですが、猿熊さん..まあそういうことです(笑)。

SONY HVR-V1J(以上データ共通)

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コメント

B.Dさん
本当にありがとうございました。
日頃の行いが皆よっぽど良いのでしょう!
天気予報もなんのそのでピーカンでしたね。
何よりも
「思ったより人が少なかった!」

「間の時期だからいろいろ見れた」
事が良かったです。
ひとえにB.Dさんのコース設定のお陰です。
又連れてって下さい。

おっせわになりました~!やっぱり楽しかったわ。みんなもこられればよかったのにね。残念。

こうやって一覧にしてもらえると、びっくりするくらいたくさんの花々に囲まれていたことに改めて感動しますね。ここに出ていない花もまだまだあったもんねぇ。
今度は木のシリーズとか鳥のシリーズとか、、、毎回行くたびに四季折々の違う尾瀬をまだまだ見られそうですね。

前回の秋の写真と早速見比べてみたけど、一面全く色が違うのも面白いものですね。

今回は天が味方に付きましたね。2人の運の強さには恐れ入ります(笑)。また季節とコースを変えて歩きに行きましょう。

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