GRDとR6
8月に突如不調に陥ったGR DIGITAL(以下GRD)のその後です。
当時は修理代が2万..AFユニット交換だとか..と聞いて取りあえず修理はあきらめ、すぐに倅の夏山合宿に間に合わせるべく同社のCaplio R6を手に入れました。その時点でR7が9月に出ることは、過去のリコーの新型発表のタイミングから何となく予想が付いていましたが、R6のネット価格が2万円台半ば..GRDの修理代並み!..だったので躊躇なくR6を手に入れ、現在使用中です。
Caplioシリーズは初代のR1を使用していたので、何となく画質、特に色味については予想していましたが、やはり青系が不自然..シアンがマゼンダ被りになる..になりがちです。しばらくは我慢して使っていましたが、どうにもGRDの自然な色合いに未練が残り、結局先々月のうちにGRDを修理することにしました。
すでにブログの写真では再登板していますが、やはり普及機のR6よりは色合いが自然で好感が持てますね。露出もR6はやたらとオーバー側に振れる傾向が強いですが、GRDはその辺り抑えめで、何よりダイレクトに露出補正ができる操作感は、一度使ったら手放せません。
そのGRDも発売より2年が経過して、とうとう新型が出る..GRDはこのクラスの製品にしては息が長かった..ようですが、先月2万も払って修理したばかりなので、まだまだ現役で使っていかなければと考えております。そんなこともあって、弱っていたバッテリーも新品と交換しました。
話のついでにR6についての印象と不満点をいくつか。
まず、胸ポケットに入れても苦にならないサイズに28~200mmのズームレンズを搭載している点は驚きです。実際のところあまり望遠側を使うことは少ない..大体いつも一眼レフも持っているので..のですが、あればあったでやはり便利であることに変わりはありません。
画質に関しては、前述の色合いを除けばこのクラスのデジカメでは可もなく不可もなくです。露出がオーバー側に振れるのも、なるべく人物の顔が暗く沈まないようにする、ファミリーユース特有のものなので、仕方ないと言ったところでしょう。
背面の液晶モニター右側に集中した操作性は、このサイズでは仕方ないと言いたいところですが、手袋をしているとほとんどまともに操作できないことに、最近になって気付きました。特に露出補正は頻繁に使用したいのですが、どうにも一発で用事が済んだことがありません。
そして最悪なのが200mm側のAF精度。まず1回でピントが合うことはありません。コントラストAFが上手く効くように、一旦構図を変えたりしてはいますが、背景が空抜けだとまずどうにもしようがありません。一応AF機能に∞(無限遠)の設定がありますが、これがまた全然無限遠じゃないのでさらに腹が立ちます(苦笑)。
GRDが復活してからというもの、R6のあらが目立ってしょうがないのですが、GRDの故障癖を考えると予備機がどうしても必要です。某メーカーに気になるモデルがあるので、もしかしたらR6はその内乗り換えるかもしれません(笑)。
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