秋そば
高原野菜の産地で名を馳せる赤城高原も、10月の声を聞くとそろそろ畑終いに入ります。夏の間、朝採りレタスやキャベツなどの葉物野菜の収穫で賑わった畑も、来年に向けての肥料が鋤き込まれ、殺風景な景色に変わりつつあります。そんな中、地味に花を付けているものと言えば、ウドと秋そばですね。
我が村で栽培されているのは主に秋そば。高原特有の朝晩の気温差がそばの生育に適しており、空いている畑を利用してあちこちで栽培されています。ちなみに、春に種をまいて7月に収穫するのが夏そばで、8月に種まき10月収穫が秋そばと呼ばれます。
食べるそばとは関係ありませんが、秋に咲く野花でそばと言えばミゾソバ。水辺の近くで、そばに似た花を付けるのが名前の由来です。
ミゾソバは水辺に限らず、山林などの湿った場所でも普通に見られる一年草で、同じタデ科のイヌタデなどと一緒に、夏の終わり頃から咲き始めます。その特徴ある葉っぱの形から、近所の年寄りは「牛の額」などと呼んでいますね。
EOS40D(EF-S18-200/3.5-5.6IS)
畑が殺風景に..と書きましたが、その畑を求めて、これから冬に向けて積雪が始まるまでの一時だけ、赤城高原に姿を見せる生きものがいます。つい先日、その生きものが近所にやって来ているのを確認していますので、朝夕の散歩時には望遠レンズを持ち歩こうと考えています。
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