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2009年3月 8日 (日)

待ち伏せノスリ

20090308
自動撮影装置の点検でいつもの演習林に入ったところ、頭上から白っぽい大型のタカが飛び出しました。一瞬、昨年同エリアに出没した若クマかと思いましたが、すぐにノスリと判明。ノスリはこの辺りでは馬糞鷹などと言われるほど普通に見られるタカで、基本的に留鳥なのですが、個体によっては冬季により北方から移動してくるのもいるので、その辺りはなかなか判断の難しいところです。おそらく冬季に平野部で見られる個体に、季節移動をするのが多いのではないかと、個人的には考えています。

20090308b
点検を済ませ森から出てみると、農地に面したモミにパーチしているところを発見。犬連れであったので、200mmではこのくらいのストーキングが限界です。ノスリはトビのようにクルクルと帆翔している姿をよく目にしますが、基本的に彼らのハンティングは待ち伏せ法。半日でも平然と同じ場所で待ち続けるクマタカほど辛抱強くはないですが、写真のような見通しの利く林縁部や電柱などで待ち伏せしています。

その昔、北海道の国道244号線を厚床から奥行へ抜ける途中、電柱の何本かおきにノスリがパーチしており、約10kmほどのあいだに30羽以上数えたことがあります。雪解けで道路の路肩が露出しており、そこに出てくるネズミの類を狙っていたようです。キツネの食べていた獲物を狙ってちょっかい出しているところを、車中から撮影したのを覚えています。

20090308c
さらに飛んで少し離れた林縁部にパーチ。谷川岳を見通せる眺めの良い場所に陣取り、この後はしばらく動きませんでした。最初に飛び出した地点がいつも使う巣に近かったので、この個体は地付きの留鳥と考えて良いでしょう。

EOS40D(EF-S18-200/3.5-5.6IS)

※映像は削除しました(2009年8月16日)。
ビデオライブラリからノスリの映像を抜粋
Windows Media Video / 500Kbps(VBR) / XL H1(EF400/5.6L)、iVIS HV30(TSN-774)

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