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2009年4月21日 (火)

画眉鳥

先日県南の某所で初めてガビチョウを見ました。その賑やかさを通り越して騒々しいとまで形容される大きな声は、過去に何度か聞いたことはありましたが、姿そのものを目視したのは今回が初めてです。

20090421
仕事で県南某所にある寺院の有名なしだれ桜を撮っていたところ、境内の裏からその特徴的な大きなさえずりが聞こえてきました。最初はクロツグミかと思ったほどその節回しはよく似ていて..他の鳥の鳴き真似もするようです..いましたが、悪く言えば騒々しいというか品がないというか。しばらく声の主を捜していたところ、意気揚々と姿を見せて再びさえずり始めましたが、すぐにヒヨドリに追われて裏の竹林へと逃げ込んでいきました。

EOS5D Mk2(EF70-200/2.8L IS)

中国を原産とするガビチョウは、もともとは飼鳥として国内に持ち込まれ、その後は他の移入動物と同様の理由で国内に定着、現在は特定外来生物に指定されています。少し調べたところ、日本生態学会の定義する日本の侵略的外来種ワースト100に、ドバトやソウシチョウと並んで列挙されていますね。現時点で何か被害や影響があるのか不明ですが、林内における地上採餌性という点では、ツグミ類などと餌が競合すると考えられ、同一環境下においては往々にして移入動物のほうが強いことが多く、在来種を駆逐する可能性が高いと思われます。生態系を乱すという意味では、外来種の場合は影響が出てからでは手遅れになるケースがほとんどなので、早い段階からの注意喚起は必要でしょう。

ちなみに私の住む県北ではまだ定着確認はされていません。もともとの生息地..中国南部からインドシナ半島にかけてに生息..と、地上採餌性であるという点から、おそらく積雪が多い地方ではまだ定着は難しいのでしょう。全国的に見ても、今のところ分布は東北以南に止まっているようです。

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コメント

 前橋市の嶺公園周辺では、カオジロガビチョウが生息していて、声も騒がしく不快に思います。それに比べればガビチョウは美声です。私も榛名山麓の町や埼玉県北部で確認しており、さえずっている様子も昨年ビデオ撮影できました。個人的には外来生物の侵入は好ましくありませんが、ある程度は仕方ないことなのでしょうか。人の力で何とかしようとしても、相当の労力をかけないと対処できませんし、一般の人からしたら、直接的な被害も感じられないので、たとえば駆除に税金を使うとすれば反対が多いでしょうね。
 コジュケイも外来種ですが、幼少のころから声を聴いているので、春を告げる音のひとつに思ったりしています。 鳥ではありませんが鳴く虫の「アオマツムシ」は好きになれません。都心から進出し、今では群馬県内のどこでも9月以降になるとリー!リー!リー!という声が聞こえるのではないでしょうか。風情のかけらもない声です。

 やっと一人暮らしも慣れてきました。土曜に群馬に帰り、高速が¥1000なのをいいことに、日曜日に家族と新潟までチューリップを見に行き、その日に神奈川に戻りました。計算したら1日で10時間以上運転したことになり結構疲れました。帰りの関越道では事故で沼田-渋川伊香保 通行止め・・・。高速が安くなっても渋滞や事故が増え、二酸化炭素排出量も増えるので考えものです(人のことを批判できませんが・・・)。

おー、ガビチョウの鳴き声を「美声」という人は初めてだ。
だいぶ音に対する許容範囲が異なるようで(笑)。

外来種の問題は我々専門家の間でも意見は様々に分かれるので、
一概に良い悪いとは判断できません。
ただ、「仕方がない」という一言で済ませられる問題でないことは確かなので、
そこは一言申し添えておきます。

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