いずれ菖蒲か杜若
本格的な梅雨を前に、山間部でもアヤメが咲く季節になりました。よく「いずれ菖蒲か杜若(優れた点がよく似ていて区別しづらいこと)..」などと言いますが、アヤメ(菖蒲)は外花被片の基部に名前の由来となる目立つ文目があるのに対し、カキツバタ(杜若)には白い斑が少々見られるだけなので、実際の花は見れはすぐ判ります。それにカキツバタは湿地など水辺に咲く花ですが、アヤメは水辺に限らず山野にも見られます。
それにしても薄っぺらい妙な青ですねぇ、P6000。曇天で尚かつ順光でないので、色が出ないのは仕方ない状況ではありますが、アヤメ本来の紫が強い青が出ていません。シアンが強すぎるようです。リコーのCaplioシリーズが同じような傾向にありましたが、この場合は「いずれ菖蒲か杜若」ではなく、「どんぐりの背比べ」「五十歩百歩」「目くそ鼻くそを笑う」といった表現が正しいのでしょうね(笑)。
今日の北部山域は前日同様の空模様。稜線部に雨雲が垂れ込め、雨が降ったり止んだりを繰り返しました。午前を中心に天狗様のハンティング行動を確認しましたが、ちょっと高度が上がると雲の中に入ってしまうので、長時間追うのが難しい状況でした。
COOLPIX P6000には独立したMFボタンがあり、押している間だけ液晶モニターの中央部が拡大表示され、コマンドダイヤルを回すことでマニュアルフォーカスでピントを合わせられます。これはデジスコ撮影時によく利用する機能なのですが、これがまた何とも不可解な操作を強いられる代物で、フォーカスモードがMF以外に設定されていると、「MFにしろ」の旨が表示されて機能しないのです。
もともとMFでしか機能しないのだから、MFボタンを押している間だけ一時的にフォーカスモードをMFにしてくれればいいものを、何とも融通が利かないのですねぇ、これが。これを考えた某ナイコンの設計担当は、実際に使うことを微塵の検討もしてないことを露呈するようなインターフェイス仕様であり、頭悪いんじゃねぇの?と嫌みの一つも言いたくもなります。ずーっと我慢していたのですが、今日はいよいよ頭に来ました。
それとマクロ域でのAF精度も大いに不満ありです。何がどうとかの理屈以前に、GRDで合焦するものにまったく反応しない場合が多いのです。昔のE950辺りのマクロ性能はピカイチ..そういうふざけたネーミングのカメラを作っていましたね(笑)..だったような憶えがあるのですが、今のナイコンはこの程度の性能なんでしょうかねぇ。
COOLPIX P6000
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