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2009年5月11日 (月)

虫媒花と風媒花

そろそろ初夏の花木が山を賑わせる季節です。例えばヤマツツジなどは受粉に昆虫や鳥の力を借りる必要があるため、見た目に目立つ派手な花を咲かせます。中には見た目だけでなく、匂いなどで惹きつける花もあります。そのような花を虫媒花と言いますが、コナラやミズナラなどのようにどちらかと言えば小さく地味な花をつけるものは、受粉に自然の風の力を利用するため、風媒花と呼ばれます。

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標高の低いところではボチボチ咲き始めたヤマツツジ。ハチが忙しそうに花の周辺を飛び回っています。

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こちらはコナラ。写真のように紐状に垂れ下がったものは雄花の集まりで、雌花は今年伸びた新しい枝につく葉の付け根..専門的には葉腋という..にあり、それがいわゆるドングリになるわけです。サワグルミやオニグルミも同じような感じですね。もちろん風媒花であっても、必ずしも風頼みだけでなく、昆虫による受粉媒介もあります。

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沢沿いの斜面からアカハラが飛び出して枝に留まりました。踏査行動中にコリメートシステムのビデオカメラを持つことはまずありませんが、たまたま直前にアナグマを撮っていたため、そのまま近くの二又の木に押し当てて静止画で撮影。

EOS-1D Mk3(EF28-300/3.5-5.6L IS)
COOLPIX P6000
iVIS HV10(TSN-604)

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