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2009年6月の30件の記事

2009年6月30日 (火)

甘野老

20090630
甘野老と書いてアマドコロ。ユリの仲間なので地下茎があり、それが山芋の仲間の野老..これを「ところ」と読む不思議さよ..に似ているところから付いた名前です。野老の根茎が苦いのに対し、甘野老は当て字の通り甘さがあるようで、効果は定かではありませんが、生薬としても利用されるようです。

EOS40D(EF-S18-200/3.5-5.6IS)

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2009年6月29日 (月)

我が村の美瑛の丘的風景

初めて訪れた人が口にする「北海道みたい」の言葉通り、大規模農業が営まれる我が赤城高原の景色は、北関東に陣取る山岳県らしからぬものがあります。この季節はレタスにキャベツ、ほうれん草など葉物野菜が主となり、もちろん一つ一つの耕地の作付面積は北海道にはかないませんが、切り取り方によっては美瑛の丘的な眺め..ひいき目に見ての話です(笑)..にもなります。

20090629

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20090629c

20090629d

EOS5D Mk2(EF24-105/4L IS、EF70-200/4L IS)


今日はヒグラシの初鳴きがありました。夕方カナカナが鳴くようになると、いよいよ暑い夏の到来を感じさせますね。
MP3 128kbps/48KHz

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2009年6月28日 (日)

やまざくらんぼ

20090628
近所のヤマザクラが実をたわわに付けています。今年は例年に較べて実の付きが良いようですが、うっかりするとこれも数日で無くなっていたりするので、努々油断なりません。とは言え元は自生の果樹、果実酒用に小ザルに少々収穫して、残りは野生へと還流してもらいます。

20090628b
いわゆるサクランボは、桜の木なら全てなるのかというとこれがそういうものではなく、セイヨウミザクラ(西洋実桜)から品種改良された種類から収穫されるものを指します。もちろんソメイヨシノなどにも実はなりますが、小さくて苦みが強く食用には適しません。ヤマザクラも実そのものは小さく、自生しているものは酸味が強かったりして当たり外れがありますが、果実酒に漬け込むぶんには必要十分です。

20090628c
足元を見ると、早速さくらんぼを頂きにやって来ているヤツがいるようです。甘いものが好物で木登りが得意といえば、クマとハクビシンが真っ先に挙げられます。やや未消化状態だったので、一瞬クマかと思いましたが、おそらくはハクビシンの仕業でしょう。

そう言えば、このところ村内で立て続けに3件ほどクマの捕殺がありました。クマもヤマザクラやクワの実は大好物で、夜な夜な木に登っては貪っているようなので、役場の広報でも朝獲り農家に対して注意喚起しています。

EOS5D Mk2(EF28-300/3.5-5.6L IS、EF35/2+EF12)

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2009年6月27日 (土)

若燕

春の渡りの時期を除けば、標高700m程度の赤城高原ではさすがにハリオアマツバメの姿は見られませんが、農耕地が多いせいかツバメは多数が繁殖しています。ちょうど今は近所のレタス屋のハウスで巣立った若ツバメたちが、ハウスの屋根や近くの電線で終日たむろっていて、親ツバメが餌を運んでくると賑やかに騒いでいます。

20090627

20090627b

ツバメも飛んでいるところを撮るのはなかなか難しい鳥ですが、ハリオアマツバメに較べれば若ツバメの動きはかわいいものですね。マニュアルなら連写することなく十分いけます。

EOS Kiss DN(EF-S18-200/3.5-5.6IS)

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2009年6月26日 (金)

針尾雨燕

20090626
昨日は暑かったなどと懐かしむ間もなく、今日はさらに暑い一日でした。が、現場に着いてからいつもの悪い癖で予定を変更、ペットボトル1本余計にお茶を持ってきたのを良いことに、久しぶりに一番高い尾根まで上がろうと画策。炎天の尾根歩きでなく、谷筋なら森の中を行くので多少は涼しいだろうと考えたのが運の尽き..

20090626b
一見すると平坦な森のようですが、そこはいわゆる写真マジック、実際は斜度40度近い斜面。雨で湿気った林床は、気を抜くとあっという間に滑って行ってしまうので、慎重に慎重を重ねての直登です。背中の20kg超のバックパックが恨めしく、機材を減らせば良かったと思うのは後の祭り。やはり当初の予定を変えるのは良くないですなぁ(苦笑)。目的の尾根に到達する頃には、滝のような汗で全身ずぶ濡れ状態となり、さすがに森の冷気を楽しむ余裕はありませんでした。

20090626c
最高地点から望む周囲360度の眺めは都合により掲載できませんが、代わりにすぐ近くをブンブン飛んでいたハリオアマツバメをどうぞ。シューッという激しい風切り音が耳元に近づいたかと思うと、突然目の前で反転上昇していくその姿は、さながらブーメランのよう。昨日のトンボたちを捕食しようとしているのか、ヒラリヒラリときりもみしながら目線から頭上にかけてを乱舞しています。こちらは足場の悪い岩の上..尾根の両側がスパッと切れ落ちている(汗)..にフラフラ立っているだけなので、レンズで追いかけるのも命がけです。

ハリオアマツバメは夏鳥として日本に飛来し、主に亜高山帯付近の断崖や岩場で繁殖します。寝るときも飛んでいると言われるほど、ほぼ一日中空の上に浮いており、いわゆる地面に降りることはほとんどありません。それでも休憩の際は、名前の由来でもある尾羽の先に突き出した羽軸を使って、崖の縁等に垂直に留まるようです。と、かくいう私自身は、いまだに留まっているハリオアマツバメの姿を見たことはありませんが..

20090626d
撮ったことがある人には判ると思いますが、アマツバメ類の飛翔シーンは鳥類の中でもとびきり難易度が高く、次の転進方向が全く読めないので、下手な鉄砲も数打ちゃ当たる式でバンバンコマ数を稼ぐしかありません。動きに合わせて流れるように手持ちでレンズを振り出し、マニュアルでピン送りしながら、時にAF45点自動選択..この際C.FnIII-4は0の「測距中心優先」、C.FnIII-8は2の「周囲1領域アシスト有効」がベター..に任せ、ドライブモード高速で連写していきます。まさにデジタル様様でありますね(苦笑)。

EOS-1D Mk3(EF500/4L IS)
EOS5D Mk2(AT-X 107 DX Fish Eye)
GR DIGITAL

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2009年6月25日 (木)

とんぼ飛来

梅雨の晴れ間のようですが、今日は夏らしい天気でしたね。日陰を探して避難していないと、日差しと照り返しが強く30分と持ちません。さりとて木陰では肝心の空が見えないため、それはそれで仕事になりません。ふと、アブラゼミの声を聞いたような聞かないような、暑さで幻聴が聞こえるようになったかと空を見上げると、早くもアキアカネの一群が姿を見せていました。

20090625

20090625b

EOS40D(EF100-400/4.5-5.6L IS)

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2009年6月24日 (水)

5DMk2のM撮影とNDの話

20090624
このところ、5DMk2でマニュアル露出での撮影が可能となる新ファーム(Ver.1.1.0)をテストしています。テストと言っても、そのまま実際の撮影にも使う実戦的なもので、結果的には今のところ満足しています。今まで出来て当然のようなことが出来なかったので、マニュアル露出撮影が出来るようになっただけで感慨もひとしおですが(笑)、取り敢えず撮影に際しての憂いのうち一つは無くなったように思います。

撮影の手順として、まずはモードダイヤルのC3を選択、ここに動画撮影用の基本設定を登録しています。ピクチャースタイルは忠実設定を基本とした動画用のカスタム、ライブビュー設定を静止画+動画、CFnII-3-2(高輝度側・階調優先を「しない」)、CFnII-4(オートライティングオプティマイザを「しない」)、撮影モードをマニュアル、シャッター速度を1/30、絞りをF16(取り敢えずの値)、ISO感度をAUTOと設定しています。

CFnIIの3と4が何れも「しない」に設定してあるのは、両機能が必ずしも期待した結果になるとは限らない点を考慮、それぞれ必要時に随時変更しています。特に両機能を併用..前バージョンまでは両立してなかったらしいが..すると、不自然なほど明るく写る傾向が強く、その使用には注意が必要です。例えば、森の中で陰影を強調して印象的に撮影したいのに、暗部が妙に明るく表現されても困りますからね。

余談。5DMk2に限った話ではないですが、動画は静止画で言うところのJPEG、つまり「撮って出し」に相当し、業界で評判のRED ONEのようなRAW記録..実現は可能だが膨大なデータ量となるので現時点では非現実的..はありません。なので撮影後にイメージと異なるからとレタッチで修正するわけにはいかないので、状況に応じて現場で考えられるパターンの組み合わせで、同じシーンを複数撮影しておく必要があります。

実際の撮影時は、C3の選択後にライブビュー撮影に切り換え、フレーミングとピントを決定。レリーズ半押しでまずは自動露出を表示、その後に希望する絞り値に設定し、最後にISO感度をAUTOから適切な値に変更します。ここでISOがAUTOのままだと、絞り優先AEやシャッター速度優先AEのように振る舞いますが、露出補正やAEロックに相当する機能はないので、露出は固定されません。シーンをフィックスとする場合、ISO感度はAUTO時の値を参考に、露出補正値を加味してセットするのが良いでしょう。もちろんパンやチルトの場合はこの限りではありませんが。

で問題は、希望する絞り値にセットできない場合です。動画はその理屈の上では基本的にシャッター速度は固定して撮影します。5DMk2の場合は1080/30Pなので、シャッター速度は1/30~1/100の範囲が望ましいのですが、例えば日中晴天下においてISO100で1/60となると、EV15で絞りはF22などとなってしまい、これでは絞りを開けて撮影したくても出来ないことになります。

20090624b
そこで一般的な業務用ビデオカメラでは、このような事態を回避するためにレンズにNDフィルターが組み込まれ、1/4(ND4)、1/16(ND8)、1/32(ND8+ND4)といったふうに露出倍数を掛けられる仕様になっています。写真はXL H1のHD20xズームのNDフィルター操作部。

20090624c
当然のことながら、本来スチル撮影用のEFレンズにはそのような細工はありません。スチル撮影の場合は、レンズ先端にフィルターを装着するのが一般的で、それは減光目的のNDフィルターでも例外ではありません。ただ、その装着方法は昔からネジ込み式と決まっているため、スチル(静止画)と動画を交互に撮影する場合は、極めて煩雑且つ面倒であることは間違いないです。

20090624d
そんなこともあって、動画撮影時のみ簡易的に装脱着できるフィルターシステムとして、LEEのラバースナップフィルターホルダーというのを使用しています。まあ簡易的も何も、ゴムでレンズ先端部に固定するだけなんですけど(笑)、装着も取り外しも簡単にできるので重宝しています。ただ、見て判るとおりフードは併用できません。もともとズームレンズの場合はフードの効果はしれたものなので、必要時に帽子や手でハレ切りして対応しています。

20090624e
レンズに掛かる円周部は83mmほどあり、手持ちのEF28-300ISでも十分いけますし、小さめのEF35/2辺りでも見た目はともかく何とかなります。

20090624f
これに同100mm角のポリエステル製NDフィルター(ND2、ND4、ND8)を挟んで、先のビデオレンズのNDフィルターと同じ役割を実現しています。ただ、フィルターフレームの厚さの関係で2枚以上は挟めないため、別途フィルターのみ重ねたND32を自作しています。それと素材がポリエステルということもあって、耐久性には期待できないので、取り扱いには注意が必要ですね。

20090624g
デジタルのこのご時世に、ゴムで装脱着という何ともアナログ的なアクセサリーですが、取り敢えず用は足りているので良しとしています。このまま一眼デジカメで動画撮影が当たり前のこととなると、何れネジ込み式でない..当然ゴムでもない(笑)..もっとスマートなフィルターシステムが考えられるかもしれませんが、本当はキヤノンがムービー用のEFレンズ..電動ズーム・電動フォーカス・NDフィルター装備..を作ってくれるのが一番理想的でしょう。

訂正一つ。以前書いた記事の中で「撮影時間がどこにも表示されない」と記しましたが、撮影時にINFO.ボタンを押すことで、液晶モニターに撮影時間が表示されることに気が付きました。以前からそうだったのか新ファームからそうなのかは今となっては判りませんが、これは実際の撮影では助かります。以上報告まで。

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2009年6月23日 (火)

涼を感ずる

20090623
マイナスイオンを浴びに、ではなくブナ林の撮影で北部山域へ。折しも下界は夏日の一日だったので、結果として避暑的な森歩き沢歩きでした。森の中ではコルリが、沢沿いではオオルリがそれぞれ歌を競い合い、心象的にも涼を感じることができました。

20090623b
沢水の溜まりにヤマアカガエルのオタマ多数。それこそ数えきれませんが、一つの溜まりに1000匹やそこらは軽くいそうですね。

20090623c
いまだにヤマツツジが咲いている辺りはさすがに北部山域。この後、赤い鳥を探して前回繁殖した巣穴を見に行きましたが、残念ながら今年は使っていませんでした。先々週に友人がヒキョロロロを聞いているので、近くに渡来してはいるようです。

EOS5D Mk2(AT-X 107 DX Fish Eye、EF28-300/3.5-5.6L IS)

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2009年6月22日 (月)

神の山、神の鳥

20090622
ライチョウの雌(撮影:乗鞍岳)

タイムリーな話題ではないですが、月初に石川県の白山にて、70年ぶりにライチョウが確認されました。確認は雌だけだったので、この春に移動してきたのではないかと言われていますが、一番近い生息地から直線距離で100km近く離れているので、飛ぶことをあまり得意としていないライチョウの生態からすると、なかなか判断が難しいところです。とは言え、佐渡の放鳥トキのような例もあるので、絶対無いとは言い切れませんが。

20090622b
北米のPtarmigan(撮影:アラスカ州)

ライチョウはユーラシア大陸や北米大陸に広く分布しますが、国内では北アルプスや南アルプスの一部、乗鞍岳や火打山などの高山帯にごく少数が生息確認される貴重種で、特別天然記念物であると同時に、レッドデータの絶滅危惧II類にも指定されています。同じような環境に生息するホシガラスやイワヒバリなどが、冬季には標高の低い麓に降りてくるのに対し、もともと北方系の鳥で氷河期の生き残りと言われるライチョウは、厳しく過酷な冬もそのまま高山帯にとどまって、一年を過ごすことで知られています。

20090622c
ライチョウの雄(撮影:立山)

古来より、麓から遠く離れた頂は山岳信仰の対象でした。天空を指すが如くそびえる頂には、神が降りてくると信じられており、何よりそこに到達すること自体が苦行・修行の対象だったわけで、そのような頂を擁する山塊は霊峰と呼ばれ、修験者たちの目指す場所として祀られてきました。そんな神々の息吹漂う3000m級の高山帯に生息するライチョウも、自ずと神の鳥として大切に護られてきた歴史を持っています。

20090622d
神の鳥ライチョウの自然界の天敵は、地上ならオコジョ、そして天空には天狗様など猛禽類の仲間が挙げられます。が、近年になって絶滅へと加速度的に追いやっているのは、他ならぬ我々人間。いかな保護を唱えたところで、3000mの神の庭先さえも観光地としてしまうその傍若無人ぶりに、さすがの神の鳥も息絶え絶え、風前の灯火状態です。

20090622e
新田次郎原作「劔岳・点の記」を観てきました。これは日本を代表する名カメラマン木村大作氏の最初で最後の監督作品で、全編一切CG無しのフィルム撮影..撮影も氏自身による..というのが評判の山岳映画です。CGを使っていない..一部多重露出的な演出はあるが..のもさることながら、山岳景観シーンでありがちな空撮がほとんど無く、カメラアングルが徹底した役者目線なのが印象的。演出の効かない屋外ロケを原作の舞台である現地で敢行、背景となる雄大な眺めは、劔岳をはじめとした立山連峰で撮影されているそうです。先週T4、今週末にはトランスフォーマーと、ハリウッドCGバリバリ映画を観ることを予定されている身としては(苦笑)、実に良いタイミングでの鑑賞となりました。チャラチャラしたテレビ番組の延長のような邦画など観る気もしませんが、こういう骨のある映画は良いですね。

公開されたばかりで内容に関しての評価は控えますが、気になった点が1つ。秋の事前調査から戻った浅野忠信演じる主人公が、自らスケッチした絵を見ながら、宮崎あおい演じる妻にムシカリの花と説明するシーン。ムシカリの花は初夏に白く咲くので、秋に赤いのは実のほうですね。

20090622f
初冬の霊峰劔岳

ちなみに、劔岳は霊峰として山岳信仰の対象であったこと、劇中でライチョウが割と重要な役目で登場すること、その2点が今日の記事の元ネタであることは確かです。

EOS-1(EF300/2.8L、EF80-200/2.8L、RDPII)
EOS-1V(EF70-200/2.8L IS、RVP)
EOS5D Mk2(EF28-300/3.5-5.6L IS、動画切り出し)
GR DIGITAL

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2009年6月21日 (日)

今日は夏至

20090621
雨のち午後晴れ畑仕事少々。ラムの香草焼き用に庭のタイムを少々。今日は父の日だ。

EOS5D Mk2(APO-MACRO-ELMARIT R100/2.8)

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2009年6月20日 (土)

ミクロの世界へ

月例調査で北部山域へ。取り敢えずお昼頃から調査にはなったのですが、朝の内は濃霧で視界ゼロ。皆で空を眺めていてもヒマでしょうがないので、勢い地面や周辺の藪に目が向いてしまい、望遠鏡そっちのけで次から次へとミクロの世界へと誘われていきます(笑)。現場でIさん持参のポケット図鑑を広げて、皆でああでもないこうでもないと種を同定していくものの、家に帰ってきたら写真と名前が一致せず、再度図鑑と首っ引きに。結局最後に東京のSさんが見つけたヤツだけ判らずじまいです。

蝶の仲間など現場にはもっといたのですが、取り敢えず写真が撮れたのは以下のものだけ。

20090620
エゾハルゼミ

20090620b
ミスジチョウ

20090620c
ドロハマキチョッキリ

20090620d
イタドリハムシ

20090620e
マダラアシゾウムシ

20090620f
???

20090620g
調査対象種を除けば、鳥類で記録されたのはトビとこのオオルリだけ。まだ少し若い個体ですが、すぐ近くで美声を披露してくれました。

COOLPIX P6000
EOS40D(EF100-400/4.5-5.6L IS)

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2009年6月19日 (金)

ユウレイタケ

20090619
薄暗いブナの林床から、腐葉土を避けるように鎌首をもたげる怪しげな出で立ち。蝋細工と見まがいそうなその白く透明感のある容姿は、ユウレイタケの別名を持つギンリョウソウ(銀竜草)のまさにそれです。

20090619b
白いことからも判るとおり、多年草でありながらもギンリョウソウは葉緑体を持ちません。生育に必要な有機物を腐葉土内の菌類から得る、いわゆる腐生植物..ショウキランなども同様の植物..の仲間で、先端のキセルのような部位はれっきとした花になります。なので受粉にハチなどの手を借りる虫媒花でもあり、花から果実そして種子となって、次の世代へと続いていきます。

20090619c
晴れたとは言え、そこはやはり梅雨の晴れ間。朝の内はまだしも、お昼頃からはヘイズに視界を遮られてややお手上げ状態。ま、目周りブンブンがだいぶ少なくなったのだけが救いですが..

EOS5D Mk2(AT-X 107 DX Fish Eye)
GR DIGITAL

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2009年6月18日 (木)

BG-E2N、お前もか

20090618
相変わらず朝は濃霧漂う赤城高原です。視界不良で、突然朝穫りレタス屋のトラックが現れたりするので、おちおち散歩もしていられません。演習林から折り返してきて、東の空が明るくなり始めた頃、一瞬だけ霧が薄くなりました。

20090618b
40Dに使用している二桁EOS用のバッテリーグリップBG-E2Nですが、脱着行為を繰り返すうちに、ボディとの結合用のダイアル..写真左上の黒いダイアル..が効かなくなってしまいました。固定されずにいつまでもクルクルと回転してしまう状態です。実は20D時代に使っていたBG-E2でもまったく同じ症状にあっており、あの時同様にバラして内部を確認してみました。

20090618c
予想通り、ダイヤル中心部のギアとのかみ合わせ用の歯の山が、半周分ほど折れて無くなっていました。分解の際に落ちてきたプラスティックのカスはこれのようです。相対するギアは真鍮か何かの金属製で、それを駆動する側のダイヤルはABS樹脂か何かのプラスティック製なので、力の加減によっては十分考えられる症状ですね。BG-E2の時にC社にはそれなりに苦言を呈して..修理代を結構ぼられたので..おきましたが、その後もまったく改良されてないとは情けない限りです。駆動側のギアも金属にすべきでしょうね、これは。

この手のアクセサリーは、その昔フィルムカメラの時代ならモータードライブとかワインダーとか言って、フィルム給送を自動化するためのオプションで、付けると付けないとでは操作性に雲泥の差があったものです。何よりファインダーを覗いたまま撮影を行うためには必須でしたしね。が、デジタル時代の昨今では、その名の通りバッテリー性能を向上させるためのオプションなので、撮影枚数が減る..と言うか付けると増えるわけだが..という点以外では性能差がないため、付けないからと言って著しく不便になるわけではありません。

20090618d
もともと山行ではバッテリーグリップは外しています。軽量化の意味合いが強いですが、無いほうがバックパックへの収まりが良いというのもありますね。手持ちで使う場合、ホールド面では500~600mmだとさすがにきついですが、EF100-400ISまでなら問題ありません。てなわけで、同じ症状に2度も修理代を払うのもバカバカしいので、今回は修理には出さずにジャンク箱送りです。

EOS5D Mk2(EF35/2)
GR DIGITAL

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2009年6月17日 (水)

日がさ

20090617
大気が不安定なのか、時折通り雨がやって来る。積乱雲のなれの果てが徐々に崩れ、刻々と変化するダイナミックな雲の造形にしばし見とれる。ちぎれた雲のその先は、梅雨晴れの青空が広がり、ハリオアマツバメの風切り音とカッコウの陽気な歌声が交錯する。

20090617b
日がさは、成層圏に近い高度一万メートル前後に広がる巻層雲..小さな氷の粒で構成される雲..に、太陽の光が反射して見える気象現象。一般的には高気圧が通り過ぎて、低気圧がやってくるときに多く見られる現象なので、昔から天候が崩れる予兆とされている。で、確かに明日はまた雨模様となるようだ..

EOS40D(AT-X 107 DX Fish Eye)

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2009年6月16日 (火)

早朝檜扇

日中少々息抜きに山へ出掛けるも、原稿書きの締め切りが近いのと、急遽プレゼン資料作成を依頼され机上仕事に没頭。早朝濃霧、日中曇天時々小雨、夕方雨、夜半雷雨という、このところの日課のようなぐずぐず天気模様に少し救われるか。

20090616

20090616b

薄暗い早朝の林縁部にたたずむ菖蒲。

EOS5D Mk2(EF35/2、2枚目はEF12を使用)

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2009年6月15日 (月)

雨蛙

早朝より濃霧に包まれた利根沼田地方ですが、それも日の出とともに霧散し、雲間に青空が広がりました。先週の棚田撮影で追加リクエストがあったので、貴重な青空を無駄にせぬよう、山行前にまずはひとっ撮り。

20090615
撮影を終えてビデオ機材を片付け、今度はAMEを装着した5D片手に畦を見回すと、すぐ足下にアマガエルを発見。周辺を探すもまだカエルはこの一匹だけの様子。これは正式にはニホンアマガエルと言って、国内では最もポピュラーなカエルの一つ。ふつうカエルは春の繁殖期に鳴きますが、アマガエルは天気予報よろしく、湿度が高くなっても鳴くことでその名前があります。我々の世代では「けろっこデメタン」で通りますな(笑)。

子供の頃はよく捕まえて遊んだ..ここでは書けないような仕打ちの数々、あぁ子供って残酷(苦笑)..ものですが、触った後はよく手を洗うようにと、理科の先生に言われた憶えがあります。大人になってから知ったことですが、体表を覆う粘膜に微量の毒が分泌..カエルの仲間はカビや細菌の繁殖に弱いのでその対策用らしい..されていて、それが目に入ると危ないからだったようです。あの頃は全然そんなことは気にせず、皆でいじくり回していましたが。

20090615b
さらにそろそろとレンズを繰り出し顔の前に差し出すと、プイっと横を向いてしまったので、今度は対角魚眼で魚眼接写。アマガエルは水辺のカエルですが、古来より稲作文化の発展とともに、田んぼという止水域をその主たる生息場所としてきました。生きた昆虫を好み、田んぼに発生するいわゆる害虫の類を食べることから、里山的には大切な役割の一翼を担う生きものと言えます。その雨蛙色とも言うべきモスグリーンが、棚田の畦によく似合いますね。

20090615c
雨と言えば、棚田から足を延ばした北部フィールドにも、お昼前には青空が広がっていたのが、午後にはあっという間に雨模様。これが通り雨なのか本格的な夕立なのか、山ではいつも迷うところですが、朝の天気予報では午後は夕立があるような話だったので、やむなく撤収撤退。急ぎ足で沢伝いに降りたところで、頭上で雷鳴が轟き、取り敢えず今日の判断は正解。何しろ背中にカーボン三脚背負ってるので、尾根筋など遮蔽物のないところでの雷雨は命取りとなります(怖)。

EOS5D Mk2(AME、AT-X 107 DX Fish Eye)
COOLPIX P6000

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2009年6月14日 (日)

カッコゥでなくカッコー

20090614
朝からカッコー、カッコーと賑やかに家の周囲でカッコウが鳴いています。その度に隣家の庭で営巣中のヒヨドリが、ペアでスクランブルして追い払うのですが、しばらくすると再びやってきて、カッコー、カッコー。最後はすぐ家の前の電線で鳴いていました。この辺りのカッコウの聴きなしは、「カッコゥ、カッコゥ」と語尾が少し下がり気味になるはずですが、この個体に限っては、「カッコー、カッコー」と実にストレートに鳴いていました。鳥類のさえずりには地方によって方言があると言われますが、それはカッコウでも同様のようで、この個体は余所から来た新顔のようです。

EOS40D(FD500/4.5L改)

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2009年6月13日 (土)

文明の小道具

ちょっと前に画像の背景に使った機器について、問い合わせがあったのでその回答を兼ねた小ネタを。

20090613

これはいわゆる携帯音楽プレーヤーというジャンルの製品で、私のは「CREATIVE ZEN X-Fi」の16GBメモリモデルらしい。らしいとのいうのは、買ったのではなく貰ったものだからさほどは詳しくないのだ。入手経緯としては、友人が新型のソニーウォークマンを買ったので、必要ないというのを口八丁手八丁、いや棚からぼた餅的に貰ってきたわけで(笑)、一応は倅にあげればとも言ったのだが、さすがにその世代は皆iPodを持っているらしい。

ただ、私には音楽を鑑賞するという高尚な趣味はない。なので単なる音楽プレーヤーならば興味ないのだが、このZENには2.5インチ(320x240)1670万色のTFT液晶モニターが付いており、小さいながらも動画が表示できるのだ。本来動画は付属のアプリでフォーマット変換するような仕様らしいが、TMPGEnc XPressでバッチ変換したWMVフォーマット(320x180、VBR320kbps)の動画も再生することができる。さらに写真の閲覧とそのスライドショーも可能..当然BGMも流せる..なので、写真とビデオの作品群をこれに入れて、営業用に便利に使わせてもらっている。私のような田舎者の山人間にしてみれば、これはいわば文明の小道具なのである。

動画視聴と言えば、録画したテレビ番組..我が家はPCで録画している..を、これまたバッチ変換して入れておけば、ちょっとした空き時間に観ることができ、昼夜のダブルワークで多忙なこの時期はさらに便利。

この手のジャンルの製品の良し悪しを語れるほど思い入れは深くないが、便利だと感じたのは、容量は16GBの内蔵だが、SDカードスロットがあるので、ある意味いくらでも容量を増やすことができるのは、動画メインで使う私には有り難い。それに割とこの手の製品で盲点なのがスピーカーの標準装備。簡単なプレゼンで動画を見せる際、まさか相手にイヤホンをしろとも言えないので、それなりの音だとしてもあるのとないのとでは大違いである。友人の話では5万もする新型のウォークマンでも、スピーカーは別売り外付けの大がかりなものしかないらしいので、これだけでもZENのコストパフォーマンスは良いと言えるのではないだろうか、って私のはタダだけど(笑)。

逆に気になったのは、電源スイッチが恐ろしく操作しづらいことかな。おそらく簡単に電源が入ったり切れたりしないような配慮なのだと思うが、まず片手では操作できない形状なのにはいささか閉口。

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2009年6月12日 (金)

利根里山巡り

貴重な青空が広がる中、四季折々にお邪魔している利根沼田の里山をぐるり。一つは仕事絡みでのビデオ撮影で、田植えと青空の両方が揃うのを待っていた次第。

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棚田も一部を除いてはすでにその役目を終えており、ある程度開けた場所では、土地改良を含む圃場整備で姿を消しつつある。それでも山間の谷地では細々と残っているところもあるが、それさえ観光資源としての復刻版となりつつあるのが現状だ。棚田は日本の田舎の原風景であるわけだが、利便性を追求した合理化によって姿を消し、反面懐かしい郷愁に請われつつ復刻するという、何とも数奇な運命に踊らされているなぁなどと、ついぞ穿った見方の一つもしたくなる。

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里山巡りは光線状態の良い朝から午前中のうちに済ませ、雲が広がりだしたお昼からは北部フィールドへ。梅雨入りで勢いを増すエゾハルゼミに混じって、沢伝いにカジカガエルの鳴き声が聞こえるようになった。

EOS5D Mk2(EF17-40/4L、EF28-300/3.5-5.6L IS)
COOLPIX P6000

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2009年6月11日 (木)

ラバーブーツ?いえゴム長です

ちょっと前に村の草刈りが入ったので、農道脇が見通し良くなっています。草刈りをする理由はクマなどの鳥獣対策ですが、おかげでマムシグサ(写真)やドクダミ、アマドコロなどの野草が目に付くようになりました。

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EOS5D Mk2(EF24-105/4L IS)
GR DIGITAL

世の中に長靴の類は数あれど、私の愛用品はアキレスの業務用耐油長靴であるワークマスター。これは知る人ぞ知る長靴の逸品。つま先からくるぶしにかけてが一体成形であるため、ホームセンター辺りで売っている長靴のように、しゃがむ動作を繰り返すうちに、合わせ目から割れたり裂けたりすることがありません。以前なら長靴は消耗品と割り切り毎年買い換えていたのが、現在履いているのものでも3年目に突入、複数年使えるのはコストパフォーマンスにも優れています。価格はバーバリアン辺りのラバーブーツに較べ1/5以下と、普通の長靴とそう大差ないですから。

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で、うちの家人も同じものを履いていますが、彼女は短く切って使っています。上部にラインが2本見えると思いますが、これがその指標となるラインで、各人の好みでサイズを変更できるようになっています。脱いだり履いたりを頻繁にする場合は、丈が短い方が使いやすいですからね。

梅雨入りで長靴の季節到来ですが、私は山で縦走でもしない限り、山行時、踏査時、それに家で農作業に従事するときも、常に長靴です。落ち葉の堆積した森の中でも、残雪の雪渓でも、徒渉のある谷筋でも、ヒルのいる林道でも(苦笑)、斜度35度の直登でも、野外で歩くという動作が必要な場合は常に長靴です。何しろ厳冬期すら防寒型の長靴ですから。

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2009年6月10日 (水)

白雲木

ちょっと前まで見頃だったハクウンボクの花が、ここに来てだいぶ散っています。ハクウンボクはエゴノキの仲間で、両者の花自体よく似ていますが、エゴノキの花が一つ一つぶら下がるように付くのに対し、ハクウンボクは房状に重なるように花が付きます。その花の塊である房を白い雲に見立て、付いた名前が「白雲木」というわけですね。

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時を同じくしてミズキの花も散り始めていますが、ミズキは花びら一つ一つがはらはらと雪が舞うが如く散りますが、ハクウンボクは花そのものが根元からもげるように落ちて、林床にはその雲のかけらが散らばっています。写真は偶然にもヒトツバカエデ?の葉先に引っかかったものですが、知らない人が見たらこういう花だと思うかもしれませんね。

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反芻中に私とニアミスし、慌てて逃げていくカモシカの図。下藪をかき分けての遁走なので、頭にクモの巣が引っかかっています(笑)。しかし、突然のガサガサに驚いたのは私も同じ。何せ数日前に、同じ場所で同じように遁走するイノシシの後ろ姿を見ているので..

EOS-1D Mk3(EF100-400/4.5-5.6L IS)
COOLPIX P6000

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2009年6月 9日 (火)

迷惑飛行

今日は仕事仲間の友人と北部フィールドの3ヶ所を、林道を伝い走りしつつはしご調査。この時期、複数のペアを掛け持ちするのはなかなか大変で、繁殖中のペアは取り敢えず朝と夕に状況確認とし、それ以外の場所に集中的に調査時間を割く..もし事を為していれば確率が高くなるので..ようにしている。

で、以下の3枚は今日の成果(嘘)。北部フィールドと言っても、3ヶ所ともそれなりに場所は離れているのだが、それぞれで別々の機影を確認。3機とも日の丸を付けているので、お上の所有物のようだが、素人には所属の判断は付かず。

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2枚目の迷彩色の機体は空自のようだが、稜線すれすれに轟音を残して飛び去るのは勘弁して欲しい。そのすぐ下で繁殖行動中だったらどうしてくれるのだ(怒)。他のプロペラ機も、単に通り過ぎるだけならまだしも、割と低空をのんびりと旋回してくれちゃって、これまたいい迷惑。山岳救助や緊急搬送の場合..ふつうはヘリだわな..は仕方ないとしても、そうでないのなら他の季節に飛んでくれと言いたいものだ。

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「あっ、クマ!」と友人と私が声を上げるのがほぼ同時で、それぞれが「空を飛ぶクマ」と「地面を歩くクマ」を見つけるという事態に。前者は深い谷の中から旋回しつつ上昇中、後者は対岸の伐採地を親子でトラバース中で、お互いに確認地点を交換して交互に観察。ちなみにクマのいる伐採地は、つい一昨日私が踏査したばかり..

EOS-1D Mk3(EF100-400/4.5-5.6L IS)
GR DIGITAL

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2009年6月 8日 (月)

ヤマアカガエルを探せ

先月の利根沼田地域は、ぐずぐずした天候が続いた..故に気温も上がらず..割に絶対的な降水量が少なかったので、どうにもヘビの発生状況が良くありません。踏査中に出会う機会も少なく、何より天狗様の餌事情に大きく影響しており、少々気がかりです。森が緑の海に沈み、ハンティングの機会が大幅に奪われるこの季節、特に育雛中は沢筋や岩場で狩りやすいヘビに頼らざるを得ず、自ずからその発生状況が重要となります。

で、そのヘビ..主にはアオダイショウやシマヘビ、それにヤマカガシ..たちの餌はというと小動物、とりわけ森の中ではヤマアカガエルなんかを食べており、今日のように湿度が高い日に森の中を歩くと、落ち葉をかき分けるたびにピョコピョコと飛び跳ねるヤマアカガエルの姿を見かけます。ただ、体色が保護色であることを知っているので、あまり大きくは飛び跳ねず、すぐにジッとして身を潜めてしまいます。

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ヤマアカガエルを探せ。さてどこにいるか判るかな?(答えはここ

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そして今日も再びスッキリしない天気に逆戻り。入梅前のありがちな天気といえばそうなんですが、雨が降るなら降るでハッキリしてもらいたいですね。家人も豆がまけないとぼやいております。

EOS-1D Mk3(EF50/2.5マクロ)
COOLPIX P6000

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2009年6月 7日 (日)

梅雨前の晴天

もうそろそろ本州も梅雨入りの話がちらほら。今日は日曜なれど、しばらく晴れ間は貴重になるので、仕事で頼まれていた「山間の耕作地」の俯瞰撮影をば。ついでに北部フィールドを2ヶ所はしごしつつ巡回。どちらも順調に事が進んでおり、あとはXデーを待つのみ。途中立ち寄った伐採地上空で、ぽっかり空に浮かぶ雲を横切る鳥影一つ。すわ天狗様かと色めき立つも、双眼鏡の視野にはハチクマの姿が。夏場の眼視は誤認対象が増えてなかなか大変..

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EOS40D(EF-S18-200/3.5-5.6IS)

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2009年6月 6日 (土)

隣の養蜂箱

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下界より一月遅れで、赤城高原でもハリエンジュの花が盛況です。

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耕作地の広がる赤城高原でも、ハリエンジュは多感作用..他の植物の生育を阻害して独占的に自身が生育範囲を広げていくこと..を武器にその勢力を徐々に広げつつあり、近くのアカマツ林にも進出しています。そのアカマツも多感作用を行うことで知られていますが、この場合は最終的にどちらに軍配が上がるのでしょうか。と言っても、勝負の結果を見られるほど、人の方が長生きできそうにないですが(笑)。

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隣の長老宅の庭先に、先週辺りから養蜂箱が置かれるようになりました。話を聞いたところ、知人の養蜂家にしばらく貸すとのことで、この時期はやはりハリエンジュの花が目当てのようです。ハリエンジュは蜂蜜の世界ではニセアカシア、もといアカシアの蜜のほうが通りが良いようですね。

ところで、養蜂箱で気になるのはクマ。つい先日も、村の緊急放送で村内某所でクマの親子が出没中との知らせが入ったばかりで、写真のように何の防御もしていない養蜂箱なんて、真っ先にクマに狙われること請け合いです。背景にハリエンジュの林が写り込んでいますが、さらにその背後はクマの通り道として使われている沢なので、ちょっと他人事では済まないかもしれません。

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養蜂箱は隣の家の話なので、当然のごとく我が家の畑にもミツバチが沢山出入りしていると家人が言ってます。草刈りの後、ビール片手にしばらく菜の花の近くで様子をうかがいましたが、見た感じ半分くらいはハナアブですね。両種はよく似ているので間違われやすいですが、ハチが足を延ばしたままゆっくり飛ぶのに対し、アブの仲間は足をたたんで割と直線的な動きをするので、すこし観察していればすぐ判ります。ハナアブは別にしても、何よりアブは吸血を目的としているヤツが多いので、自分から人の方に近づいてきますが、ハチは刺激しない限り自分から人に近づいてくることはありません。

EOS40D(EF-S18-200/3.5-5.6IS)

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2009年6月 5日 (金)

ウスバシロチョウ

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昆虫系は分野外なのでまことに疎いのですが、先だって仲間のS御大から指南されたばかりだったので、これがウスバシロチョウだということはすぐ判りました。ちょっと調べたところ、氷河期時代の生き残りとかで、大陸の標高の高い地域に生息する北方系の蝶の仲間のようです。何でも大陸の本家のほうはパルナシウスとか呼ばれており、その筋の蝶々な人たちには人気があるようです。

卵の状態で越冬し、幼虫は春先にヤマエンゴサクなどを食べ、ちょうど今頃に羽化するとのこと。陽の光に反応して飛ぶのが特徴で、英名には「Glacial Apollo」なんて付いています。Glacialは氷河を意味し、Apolloとはアポロ、つまりギリシャ神話の世界でいう太陽神アポロのことで、パルナシウスという名前自体、ギリシャ神の住むパルナッソス山にちなんでいるようですね。

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雨が降ったり止んだりの空模様でしたが、雨が落ちてくると途端に留まって休んでいます。

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で、薄日が少しでも射すと、今度はヒラヒラと落ちつきなく飛び回ります。それにしても、鳥と違って蝶やトンボの飛翔は難しいですね。特に600mm相当の望遠レンズで追いかけるのは難易度高いです。最近の昆虫系カメラマンは超広角や魚眼レンズを使うそうなので、5DMk2に魚眼とスタビライザー付けて、手持ちでビデオ撮るのも面白そうです。

EOS40D(EF100-400/4.5-5.6L IS)

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2009年6月 4日 (木)

とんぼ返り

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今日は午後から県南で打ち合わせが入っていたので、朝からお昼までの予定で北部フィールドへ。今日もすっきりしない空模様で、さすがに山行するわけにもいかないので、林道を辿って谷部の観察ポイントへ進入。ここ北部山域でも、朝からホトトギスが鳴き交わしています。

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いかにも沢の写真のようですが、ここはれっきとした林道。昨年、鉄砲水にやられて地面がえぐられてしまい、その後も修繕の手が入らないままなので、すっかり沢の流れに占拠されています。ま、我々としては現状維持が好都合..不特定の人の行動を制限できるので..なので、しばらくこのままが望ましいです。ザブザブと三脚担いで流れを行くと、目の前をトンボが一つ横切り、視線で追いかけた先には、オニヤンマがホバリングしている姿が目に入りました。

沼田まで出て高速に乗る手前でメールが入り、クライアントの都合で打ち合わせは来週に延期だとか。それなら電話くらいよこせよなぁ、と担当君に電話入れたら、朝イチで連絡入れたのに電話がつながらなかったと逆に文句を言われてしまいました。ハイハイ、そりゃおっしゃるとおりで(苦笑)。

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取り敢えず高速に乗らずに済んだので、再び北部フィールドへとんぼ返り。もう山へ上がる時間でもないので、麓の観察ポイントでアサギマダラ他に遊んでもらいました。天狗様のほうは、母親が都合3回ヘビを運ぶのを確認。

COOLPIX P6000

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2009年6月 3日 (水)

ようやく特許許可局

今朝は「特許許可局」の叫び声でお目覚め。このところの心配の甲斐あってか、ようやくホトトギスが定着しました。先日ホトトギスが来ないと書いた日から鳴き始めているので、今年の赤城高原への渡来日は6月1日..それ以前にも鳴き声を聞いていますが、通過中の個体だったようです..ということになり、これは記録を始めてから最も遅いことになります。年によって差はあれど、例年なら5月中旬には姿を見せていたので、越冬地で何かやんごとなき事情でもあったのでしょうか。ま、何はともあれ取り敢えずは一安心です。

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気が付けば家の周辺でもヒオウギアヤメが咲き始めました。新ファーム(Ver 1.1.0)にアップした5DMk2で早々にテストがてら撮影。さすがにフルサイズデジタル一眼、アヤメの青がしっかり出ていますね。先日のふざけたコンデジカラーとは大違いです(苦笑)。あ、動画のマニュアル撮影の件は、また日を改めて検証するつもりです。

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やたら周辺をクマバチがブンブン飛び回っていると思ったら、ちかくでアブラツツジが花を付けていました。花は5mm位しかない小さなものですが、クマバチはその大きな体を器用に回して、一つ一つ覗いて蜜を集めていました。

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雨が降るのか降らないのかどうにもハッキリしない天候でしたが、来るXデーまで梅雨前の貴重な時間なので、取り敢えず山行。どうにかこうにかお昼過ぎまで天気は持ちましたが、午後2時頃には南側の尾根筋まで怪しい雲が垂れ込め始め、慌てて機材その他撤収して下山してきました。

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先日の「招かれざる客」にもう一種追加。この季節限定ですが、山でやたらと顔の周りを飛び回る小さな虫が目障りでなりません。小さくともずんぐりとしたフォルムは一見甲虫のようですが、こいつらはヒゲブトコバエ..釣り師の間ではクロメマトイと呼ばれる..というハエの仲間。子供の頃は何だかよく判らなかったので、皆で「目周りブンブン」と呼んでいました。

とにかくこの目周りブンブン、手で払っても払っても目をめがけてダイブしてくるので、うっとうしくてしかたありません。風が強いと姿を見せませんが、今日のように微風程度ならば、撮影中でも観察中でも雉撃ち中(笑)でも、時と場所を選ぶことなくひっきりなしにやって来ます。目に卵を産もうとしてるとか、眼病を媒介するとか、あまり有り難くない話も耳にするので、問答無用で片っ端から叩き落として..今日も十数匹撃墜..はアリの餌にしていますが、ハエごときに気をとられてチャンスを逃すこともあったりするので、最後はホントにイライラしてきます。目の周りだけに虫除けを塗るわけにもいかず、今のところ対策はオーバーグラスを掛けることくらいですが、それでも撮影中は無防備なので、ひたすら撃墜するしかありません。

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それにしてもこのハエ、基本的には動物の目を狙ってやって来ます。以前、岩場で反芻中のカモシカを観察中、しきりに顔を振るのでフィールドスコープで覗いたところ、やはりこの目周りブンブンに手を焼いていました。さらに目以外にもたかろうとする習性があり、カメラのファインダー(写真)、コンデジの小さなレンズ、サイドキックのノブのネジ(一つ前の写真)、おもしろいところでは1DのAF-ONボタン..他のボタンには興味を示さず..もお気に入りの様子でした(苦笑)。

EOS5D Mk2(EF35/2)
COOLPIX P6000

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2009年6月 2日 (火)

蒸散作用

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朝早くに森を歩くと、雨が降ったわけでもないのに木々の葉や下生えが湿っていることがあります。これは植物自身が排出する水分で、蒸散作用と呼ばれる働きによるものです。

植物の生長に水は欠かせないものなので、一般的に葉の表面は水分の蒸発を防ぐような構造..専門的にはクチクラ層という..になっています。しかし、すべての葉の隅々、木の幹の先々まで水を送るためにはそれなりの圧力が必要であり、そのために浸透圧の力を利用しているのです。植物内の水分移動のメカニズムはかなり複雑なものなのですが、簡単に言ってしまえば、葉の表面にある気孔を開いて水分を蒸発させることで、一時的に細胞内の溶液濃度が上がり、その際に発生する浸透圧..濃度の低い方から高い方へ移動する力..を利用して、地面から根を通して水を吸い上げているわけです。

一般的に水は高きから低きに流れるものですが、浸透圧と同時に毛細管現象が起きる場合は、圧力の高いところから低いところへ、広いところからより狭いところへと移動するので、下から上へ、それこそ何十メートル..重力との兼ね合いから120m程度が限界らしい..にも達するような樹高の先端へも水を送ることができます。

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木陰が日なたより涼しく感じられるのは、直射日光が遮られることがその主たる理由ですが、蒸散作用によって水分が気化する際に熱が奪われる..いわゆる気化熱です..ので、その影響で日なたよりも気温が低くなるというのもあります。地球温暖化の流れの中で問題視される、都市部のヒートアイランド現象への対策として、ビル群や街路の緑化が期待されるのもそんな理由からですね。

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ブラインドに隠らない距離であっても、そこはそれ、念のためある程度のカモフラージュは施します。特にキヤノンの白レンズは光を反射して目立つので、迷彩柄のLensCoatを着せてあり、さらにこの上から迷彩ネットを被せれば気持ち的にはほぼ万全。そして朝から夕方まで終日の観察・撮影も珍しくはないので、待機場所はなるべく涼しい木陰を選定しています。

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が、時間帯によっては直射日光が差し込む場合もあり、私自身の脳みその蒸散作用(笑)を防ぐ意味でも帽子は必携。普段はキャップがトレードマークの私ですが、今の季節のフィールドワークでは、より庇の多いハットがメインとなります。

COOLPIX P6000

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2009年6月 1日 (月)

ホトトギスは何処?

赤城高原にホトトギスがやって来ません。一週間ほど前の夜半過ぎに一回鳴いたのを聞いただけで、その後はぱったり。で、ホトトギスだけでなく、実はカッコウもいまだに定着していません。いったいトケン2種はどこに行ってしまったのか。我が県の北部にだけ渡来してないのであれば、それはそれでこちらの事情と割り切れもしますが、どうも全国的に少ないのではないかという声が聞こえてきています。日本は夏鳥である彼らの繁殖地なので、冬鳥のように年によって渡来数にバラツキがあるということはありません。もし実際に渡来数が減っているのであれば、それは越冬地である東南アジアで何かがあったと考えるのが自然です。

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この季節の朝の風景にカッコウとホトトギスは当たり前だったのですが、彼らの声が響かない朝はなんとも味気ないです。

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季節外れの雪でも降ったかのごとく、農道が白くなっています。隣接する防風林を見上げると、時折吹く風に揺れるミズキから、ハラハラと小さな白い花びらが舞い落ちてきました。一瞬カッコウの声が聞こえたような気がして耳を澄ましましたが、聞こえてくるのはキビタキの陽気な歌声だけでした。

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カッコウとホトトギスが来ないのは北部フィールドでも同じ。眼下の森や谷から聞こえてくるのは、同じトケン類であるジュウイチとツツドリだけ。うーん、やっぱり何となく物足りないですねぇ。

EOS40D(EF-S18-200/3.5-5.6IS)
COOLPIX P6000

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