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2009年9月28日 (月)

曼珠沙華

今頃になって秋雨前線がウロウロし出しましたが、お彼岸前後はヒガンバナ(彼岸花)の咲く季節。農地、特に田んぼの畦には、その独特な形状の赤い花を付けているのが見られます。観光用に群生しているのを見かけることもありますが、本来は有毒植物..全体的に有毒だが、特に球根にアルカイド系の毒が多く含まれる..であることを利用して、田んぼの畦に植えられます。大切な畦に穴を開けられては困るので、モグラやネズミなどを追い払うのがその目的なのです。

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小豆島池田町の棚田(千枚田)。そのほとんどが自家消費用であり、主に観光向けに残された棚田ではありますが、その畦にはしっかりとヒガンバナが花を付けていました。ヒガンバナは球根による多年草なので、夏草の刈られたよく手入れの行き届いた畦に、9月の初秋の日が射すことで花を付けます。

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初めて見ましたが、写真は小豆島の友人宅に咲いていた黄色いヒガンバナ。この他、赤以外に白い花もあるようですね。曼珠沙華という別名が、仏教で言うところの白い花を指すらしいので、そういう意味もあるのかも知れません。

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