« 冬にクマの気配 | トップページ | シシがタカに »

2010年1月28日 (木)

たかがリモコンされどリモコン

必ずしも必要というわけではないですが、ビデオ撮影であると便利なのがリモコン。カメラ本体に装備された所定のボタンを操作しても録画は可能ですが、どうしても撮り始めと終わりで画面が揺れてしまいます。録画のスタート・ストップをスムーズに行うためには、パン棒を握る手元で操作できるのが望ましいのです。

業務で使用しているXLH1にはLANC端子が装備されている..さらにお高い業務機には必ず8Pinか12Pinのリモートコネクターが装備されている..ため、通常は同リモコンを使っていますが、5DMk2や7Dにはリモコン端子が装備されてないのが実情です。最初はリモートスイッチや延長レリーズがそのまま使えるのではないかと高をくくっていましたが、動画撮影中にも写真が撮れる以上、考えてみればそれは無理な話です。映画やPVの世界ではあまり緊急性が要求されない..用意、カチン!で撮影開始なので..ため、撮り始めなどで画面が揺れても編集でカットしてしまえば済む話ですが、ドキュメンタリーではできれば即使える映像であって欲しいものです。シーンの終わりは長めに撮ることで編集カットできますが、撮り始めは大抵「今だ!」ってな感じでスタートするので、なるべく像が乱れてほしくないのです。特に今はEOS MOVIEで超望遠の世界にどっぷり浸かっているので、揺れや振動には必要以上に気を遣わざるを得ませんから。

20100128
そこで登場するのが、ワイヤレスのリモートコントローラーRC-1です。5mまで離れてシャッター操作が可能で、レリーズタイミングもリアルとディレイ(2秒後レリーズ)が選択できます。おおこれでビデオと同じ感覚でいけるではないか!と考えるにはちと早計。そこはそれやはり元々動画記録を前提にした造りになっていないため、いくつか問題点もあり一筋縄では使えないのです。ちなみにRC-1が載っているのはLANC用のリモコンで、待機中はマジックテープで固定、というより一時的に置いてある状態です。

まず、RC-1は本来セルフタイマーに代わる自分撮り用のアクセサリーで、使わない時はストラップに装着しておけるような代物なので、もの自体はかなり小さなものです。掴んで常時使うことを想定していないので、私のように手が大きい人にはやや持ちづらく且つ操作しづらいのです。最近は慣れましたが、以前は操作中によく落としました(苦笑)。

次に、前述の通りRC-1は離れてシャッターを切ることを目的としています。なのでそのままではボタンを操作してもカメラ側では普通にシャッターが落ちるだけです。EOSデジタルでは動画の録画開始はシャッターとは別の操作を要求されるため、リモコン側にも録画用のボタンがあって然るべきですが、EOSデジタルの発売前から存在するRC-1にそんなボタンは存在しません。で、ここでRC-1より後発のEOSデジタル側に奇跡のような仕様があることに気づくわけで、何かと言えばそれはセルフタイマー機能なのです。カメラ側をセルフタイマーモードにしておくことで、RC-1のボタン操作..このときRC-1はディレイモードにしておくのが肝..が動画の録画開始として認識され機能するのです。いずれ専用のリモコンが発売されるでしょうから、この仕様自体それまでの暫定的な意味合いが強いように思いますが、とりあえずはよく考えられているなぁと感心しています。

そして最後に語るのが実は一番問題。これまた前述の通りRC-1は自分撮り用のアクセサリーなので、本来はカメラ正面に相対して使うのが正常です。それが証拠にカメラ側のリモコン受光部は、すべてカメラボディ正面に用意されているのです。で、RC-1のリモコン送信は赤外線を利用しているため、受光部に対し直線上で操作しないと機能しないというオチがあるのです。実際確かにカメラ背面からはRC-1の操作には一切反応しない、つまり撮る側に立った使い方では目的を達せないわけです。動画を撮る時だけカメラの前にRC-1をかざすという手もありますが、それではパン棒との同時操作を実現できないので片手落ちですし、実際かなり面倒です。

ではどうするかというと、とりあえずこの話はここまでで終わり。私の場合、現在使用中のEOS MOVIEシステムを組んだ時に、自然とその問題は解決していたので特に不都合はありません。ま、RC-1の仕組みを考えれば識者にはすぐ判る話ですけど。あ、一つ追記しておく点として、狭い屋内では実は背面からでもリモコン操作に反応する場合があります、と書けばすぐ判りますね(笑)。

20100128b
優に3000mmを越える焦点域で尚かつ1/30などという低速シャッターですが、ピントを合わせる際の揺れの減衰を見計らってリモコン操作で撮影。ライブビューなのでミラーショックが無いのも功を奏していますね。ただ、シャッターチャージがあるので連続しての撮影は要注意です。

« 冬にクマの気配 | トップページ | シシがタカに »

コメント

一昔前の星や鉄の人達がやっていた=付箋紙でOK、、、ってワザですよね?

そういう誰でも判るような部分を突っ込まれてもねぇ..
物事の本質を見極めてからコメントするように。

この記事へのコメントは終了しました。

« 冬にクマの気配 | トップページ | シシがタカに »