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2011年4月 6日 (水)

春山の楽しみ

暖かい、いや暑いと言うべきか。つい数日前までの状況と比べれば、とても4月上旬とは思えない陽気です。三分咲きだった高崎界隈の桜も、昨日辺りから一気に開花したと仕事仲間から聞きました。奥山の天狗谷II(仮称)でも、春を陽気に謳うシジュウカラの横で、いつもは落ち着きのないハギマシコたちが、どうしたもんかと思案顔でした。とりあえずこの分だと、評判の悪い例の計画停電もしばらく無さそうですね。

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昨日同様に抜けるような青空を、雌天狗が高速で駆け抜けていきます。すぐ後に続く雄天狗共々、向かった先は某所。

天狗谷I(仮称)のペア..今日はIとIIの2ヶ所をハシゴ..を追い始めて十年以上が経ちますが、今日は以前から気になっていた某所の狩り場利用を、初めて観察することができました。某所とはいわゆる人為的且つ恒常的な裸地環境であり、全国的に狩り場喪失が進む天狗様の生息環境にあって、それなりに重要な場所だと早くから認識していました。が、如何せん、そこに関わるデータがまったく取れていなかったのです。遠望できる尾根筋から定点観察したり、林縁部近くにブラインドを張って張り込んでみたりと、過去色々試してきたのですが、いざ結果が出る時は案外あっさりといってしまうものです。特定のペアの観察例数として、その分母では誰にも負けない自負がありますが、見えない行動、見えてない場所、まだまだ沢山ありますね。

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春山の楽しみの一つはクマ探し。もちろん視線は常に天狗様の姿を探しているのですが、尾根や斜面を右から左から、谷筋を上から下からとスコープで隈無く探していると、時々冬眠明けと見られるクマの姿を見つけることがあります。残雪の上をよたよた歩くクマの姿ほど、ほ乳類で春を感じるものはありませんね。写真の谷は昨年クマを見つけた場所ですが、今日もそれらしい足跡を遠目に見ることができました。

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奥山と言えど低標高部にはさすがにもう雪はありません。林道を伝って谷沿いから見上げた際には大丈夫だと思い、登り口にスノーシューをデポしていったのですが、北向きの斜面や尾根部には思いの外まだ残雪が見られ、ちょっとアプローチに苦労しました。

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