撮影や制作、それに開発など業務を依頼している仕事仲間が何人かいるが、何れもその道で飯を食っているプロであり、付き合いが古いメンバーになると20年近いこともあって、絶対的な信頼を置いている。私はその彼らの業務を差配をする立場にあるのだが、私自身は公私の区別無く山中に隠ったり、県外に出張してしまうため、各人のスケジュール調整がなかなか面倒..と言いつつほとんどが私の都合だけど..なのである。
そこで各人の予定をクラウドサービス上の共有情報とし、24時間365日、始終確認または更新できるようにしてる。担当各人が自分の仕事の最新スケジュールを把握できることもさることながら、旗振り役の私自身が時を選ばずに調整作業に当たれるのは便利この上ないのだ。
そのクラウドサービスを使い出したのは近年のことであるが、今年になってメール環境もクラウドに移行..と言ってもアドレスは変わらず従来通り..したのである。ローカル環境の場合、複数のPCを使い分けるとどこかで必ず同期をとる必要が出てくる。それがクラウド上だと同期の手間もなく、且つバックアップを取る必要もないのだ。そして今までは、そのクラウドサービスにはPCからWeb経由でアクセスしていたのだが、それがスマホである程度は代替できてしまうことが判り、それが今回のスマホ導入のもう一つの理由ということになる。
つまり、PCを担いでいけないような山中であっても、スマホさえ持って行けば、電波が通じる限りデスクワークの一部をこなすことが出来るというわけだ。これはグループのワークフローがかなりドラスティックに変化することを意味するのである。
余談だが、画像ファイル、動画データ、ドキュメントや成果物など諸々のファイルを、以前は我が家のサーバーに直接アップまたはダウンロードしてもらっていたのが、私が時期によっては出張過多となるため、今はこれまたクラウド上のネットストレージサービスを利用している。現在間借りしているサービスだと、PC起動時に同期が自動的に行われるように設定しているため、手間かけずに常に最新の状態を保つことが出来るのは便利だ。
あまり露骨な個人情報等をクラウドにアップするのは未だに抵抗はあるものの、そこはそれやはり便利さには敵わない。何よりそれを上手く運用することで、仕事仲間とのやり取りが円滑に効率よく行えるのだから、利用しない手はないのだろう。ただ、これらは明らかに「グルグルの思うつぼ」であることは言うまでもないのだが..

予報通り今日の利根沼田地方は雪雲の中。朝のうちは我が家の上空辺りが雪雲との境目。当たり前だが雲の上は晴れている..
インターネットのネットワークを雲に喩えての話だが、クラウドとはよく言ったものだ。Webはご存じ World Wide Web 、つまり世界に張り巡らされたクモの巣の喩えだが、世界の空はすべてつながっていると理解すれば、漂う雲もまた言い得て妙か。