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2011年12月 9日 (金)

天狗狗鷲起源説

狗鷲の狗は天狗の狗。物の怪や修験者など天狗の起源には諸説あるものの、大空を翔る大きな翼(天狗の羽団扇)、鉤状の尖った嘴(天狗の鼻は高い)、生活圏は奥山(天狗は深山幽谷に潜む)など、狗鷲の特徴が天狗にそのまま当てはまることから、古来人々が狗鷲を天狗に見立てていた可能性が高い。江戸時代の画図百鬼夜行(鳥山石燕)には、保元の乱で死んだ崇徳天皇の怨霊が、天狗の王として金色の鷲に描かれている。狗鷲の英名はGolden Eagle、中国名では金鷲、そして学名の Aquila chrysaetos は、狗鷲属の金色の鷲を意味する。そう、天狗の王つまり大天狗こそが狗鷲なのである。

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その大天狗に仕える子天狗は、いわゆる烏天狗の別名。今日も狗鷲がカラスたちを引き連れ、奥山の空を悠然と飛んでいた。

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インド神話に登場する聖鳥ガルーダも、言わばインド版の天狗伝説。特にインドネシアのガルーダのモデルは、同島固有種のジャワクマタカと言われている。なので当然の如く、角鷹飛ぶところに烏天狗の姿あり。ちなみにガルーダが烏天狗という説もある。

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天狗寺として知られる沼田の迦葉山弥勒寺。その入口には門番として大天狗(左)と烏天狗(右)の像が待ち構える。

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