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2012年3月の22件の記事

2012年3月31日 (土)

股引戦線開放

昨年末より続いたモモヒキの常時着用からようやく解放されました。おっと、「された」というのは適切な表現では無いですね。単に自分の意思の弱さに過ぎない話でした(笑)。昨冬までは野外活動時のみの着用としていたはずが、某安売り衣料ブランドの甘言にノセられて、すっかりフルタイムとなってしまいました。寒さへの耐性は人一倍あった方ですが、やはり厳冬期の北の大地から遠ざかっているのが原因か、いや、やっぱり寄る年波には勝てぬといった方が適当でしょうか。

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今日は差し詰め春の嵐といった感じ。赤城高原では雨がみぞれ混じりの雪に変わって、ところどころまだら模様に白くなりました。牧草地で見かけたジシギ..おそらく旅の途上のオオジシギ..も驚いた様子で雪に埋もれてうずくまっており、地元で今シーズン初認のツバメも強風に流されながら所在なげに飛び回っていました。


2012年3月30日 (金)

誰の仕業

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きれいに割られたクルミの実。雪上に落ちていましたが、さてさて一体誰の仕業でしょうか。

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一週間雨に祟られたみちのくロード。結局晴れたのは昨日だけで、今日も朝から雨模様。写真では傘が刺さっていますが、風が強くてすぐにおちょこになってしまうので、結局役立たず..


2012年3月29日 (木)

白銀の天狗日和

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昨日までの荒天からようやく解放され、待ってましたの快晴無風の天狗日和。深い雪に閉ざされた林道を、えっちらおっちら歩いてやって来ました峠ポイント。道端に設営した定点から眺めるみちのくの奥山は遠くどこまでも澄み、ゴジュウカラの春の歌をBGMに、天狗様の華麗なる舞を堪能。

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まだまだ一面の銀世界なれど、ヤナギの芽は春を迎える準備も万端。そう言えば今日はサシバも今シーズン初認。

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自然の造形美とも言うべき、みちのくのなだらかな山襞を、定期的に一つ一つしらみ潰しに舐めて、何か飛行物体はいないかをチェック。

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遠いも遠い、はるか8km離れた、それはそれは天上人の銀世界。白銀の斜面にぽつんと浮かぶは天狗様。双眼スコープの光軸テストのような視界なれど、極上で上質な無声映画でも観るかのようなシチュエーションに、仕事も忘れて思わずうっとり。良いですねぇ、こういう眺めは何時間でも飽きることがありません。

2012年3月28日 (水)

塹壕設営

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なんでしょうね、この雪の壁は。どう降ったらこんなに積もるものなのか。軽く4mはイッていますね。さらに場所によっては5m超のところもあったりして、今年のみちのくの豪雪ぶりが忍ばれます。

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そんな状況なので、観察場所の確保にも一苦労。難儀して雪壁を登っても、ここ数日の雨で表層はズブズブのため、面倒なのでスコップで塹壕を掘って立ち位置を確保しました。こんな時は北海道での取材経験が活きてきますね。


2012年3月27日 (火)

六尺超え

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カーブミラーが見事に埋まっています。この手のミラーは大体どこ行っても私の上背より高いですが、私が公称182cmなので、積雪は軽く6尺を超えている算段になります。林道上は雪上車やスノモが行き来して圧雪しているので、年間を通しての積雪量は推して知るべしですね。

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サルたちとの距離感は良い感じです。大げさに騒ぎ立てることもなく、かと言って不用意に近づいてくることもない。いかにも野生動物然として立ち居振る舞いは、妙な言い回しですが、結構好感をもてますね。


2012年3月26日 (月)

つかの間の晴れ間

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予報よりは若干良い方へ転んだようで。日中は時折晴れ間が見えたりして、雪の壁も心なしか低く感じる場面もあり。でも全般的には荒天なんだけどね。


2012年3月25日 (日)

春雷

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雪質は多湿の春のそれでも、とてもそうとは思えない降りの強さに仕事にならず。突然夜のように暗くなったかと思えば、おまけにゴロゴロ鳴り出す始末。ところ変われば季節も戻る、といったところか..


2012年3月23日 (金)

雨百舌

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野に生きるものにとって、多少の雨はさしたる障害にならず。ことに他の生きものを直接捕食する種にとって、こういった荒天を逆手にとってこそ、明日へ命を継ぐことができるというもの。しっかり食って、今日を生き延びるべし。

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屋に生きるものにとって、多少の雨はさしたる障害にならず、と言いたいところですが、濡れずに済むならそれに越したことはないというもの。雨の日の今日、運の良い?ことに立ち位置は屋根の下を確保。しかもテーブルに椅子付きのデッキ仕様で、道具を広げればちょっとしたミニオフィス状態に。こういった荒天を逆手にとって(ねぇけど)、今日もしっかり稼ぎましょう(さらに意味不明)。


2012年3月22日 (木)

白さ際立つ

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いかにも野武士的で地味な天狗様と違って、鷹..あえて漢字表記..の仲間は美しく気品のある体色をしている種が多く見られます。クマタカやオオタカなどに見られる鷹斑と称される縞模様など、どこか高貴な気品さを感じさせます。

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ただ、野外ではその白さは異質に目立つことが多く、こうして林縁部に留まっていると一目瞭然、遠くからもすぐに気付きます。写真のケースはディスプレイの一環での留まりですが、待ち伏せや探餌でも割りと目立つ場所に長時間留まっていることがあるので、目立たせることで逆にわざと対象にプレッシャーを掛けるという作戦なのかもしれません。ただ、キジがあのトリコロール配色でベッタリと周囲に溶けこむのと同様、オオタカが枝の込み入った藪中に潜んでいると、陽の当たり方によっては結構探すのは大変..縞模様というのは状況によってステルス性を発揮する..だったりしますから、適選使い分けているのだと思われます。

余談ですが、鷹匠が実戦から転じて趣味性の高いものへと変化した後、狩人としての本能もさることながら、術としての美しさにこだわった流れにあるのは、鷹狩に使われたのがオオタカやハヤブサであったことで、それなりに合点がいきます。種として扱い易かったというのがあったにしても、文化として永らく発展していくには、生きものとして無駄のない美しさを伴わさせることが、術としての体系に欠かせないものだということなのでしょう。まさに獲って良し、見て良しですね。


2012年3月21日 (水)

目下検討中

D800のサンプル画像を、あちこちネットを徘徊して舐めるように眺めていますが、これがまた驚くほど良い感じ琴線に触れつつあり、3600万画素にちょっと心が揺れています。これが手が出ないほどバカ高ければ気にもしませんが、5の3とほとんど実売価格が同じであり、なまじっかニッコールを所有している点でも悩ましい限りです。

動画に関してはC社に一日の長があるのは明白で、そこだけ見れば5の3が順当ですが、仕事上の序列で言えば動画よりはスチルが優先なので、動画は現行5の2とGH2で対応..と言うか何ら不都合無いので..し、スチルはD800で、という線もありかなとちょっと思っています。正直、紙媒体で3600万画素は必要無いですが、トリミング自由自在というのは、編集面で色々重宝しそうです。

あ、1DX導入を検討するなら、どちらもイケてしまうというのも考え方としてはアリか(笑)。

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オオイヌノフグリ。名前の由来は少々同情の余地ありですが、スミレなどに先駆けて咲く、早春の里山を代表する小さくて可憐な花ですね。


2012年3月20日 (火)

蕗の薹

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あたりに梅の香り漂い、気温も高く、杉の花粉も漂う、ある春のひととき。まだ紅梅すら開かない赤城高原と違って、温暖な地方はやはりそれなりに早いようで。

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日当たりの良い土手の斜面では春を告げるフキノトウも。

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コリメートでも春の絵を一枚。

2012年3月18日 (日)

雲雀鳴く

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雨で雪解けが進んで、雪も日陰に残るだけとなった赤城高原ですが、それを見計らったように下界からヒバリたちが上がって来ました。今朝がた出掛けに、車窓でピーチクパーチク鳴きながら空高く上がっていく姿を目指。今シーズンの初鳴きです。


2012年3月14日 (水)

冬鳥で春を感じる

夏鳥の渡来と同時に、入れ替わるように渡去する冬鳥の動きも、しっかり季節感を感じさせる事象です。ただ、家族単位で連れ立って飛び去っていく水鳥と違って、小鳥の仲間はなかなかそんな状況を目にすることはありません。その点、ツグミは渡去前に河原などに集まる習性があるので、空き地などに沢山たむろしている姿を見かけると、それもまた春近しを思わせる風情ということです。

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結局、利根では例年以下の越冬数でしたが、いるところにはいる、まさにそんな局所集中状態。周辺の農耕地含めざっと数えても、50羽は下らないようでした。冬の間はあまり目にしなかった冬鳥に、春を感じさせてもらうというのもまた、オツなものと言っておきましょうか。


2012年3月13日 (火)

先取り春の兆し

3月と言えば暦の上では春ですが、雪国である利根でその兆候を探すには、まだまだ時間が掛かりそうです。その点、関東の南の方だと季節の歩みはそれなりに暦通りであり、期待している兆しを感じられたりすれば、それはうれしいものです。

そんな本日の春の兆しは2点。一つはウグイスの初鳴き..正確には初聴きだどけどね..で、もう1つはイワツバメの初認です。特にイワツバメは午前中はチラホラ見かける程度でしたが、午後になって少し風が出始めた頃に、集団で西の方から飛来してくるようになりました。そんな夏鳥の渡来というのは、春を感じさせる代表的なキーワードの一つですね。

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ツバキの蜜を吸いに来たメジロ。基本的に彼らは地付きの方たちなので、季節感にはあまり寄与しませんが、花と組み合わせることでその辺りは演出できます。ま、メジロでベーシックなのは梅か桜ですけどね。

2012年3月11日 (日)

あれから一年

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天候回復、とりあえず山。早いもんであれから一年、何はなくともまずは黙祷。


2012年3月10日 (土)

出るかヨンケー

すでに弾を撃ち尽くしてしまった感のある某社と違い、今年のC社は怒涛の新製品ラッシュとなる様子。その目玉とも言うべき5の3は、つい先日アナウンスで今月末発売というらしくない異例の速さ。逆に昨年のうちに発表しておきながら、出る出る詐欺と陰口叩かれながらもようやく4月末に日の目を見ることになるバツイチ、いやイチ☓。スチルでは接吻の新型も近いと噂、というかこれはもうコンデジと同じで年中行事と言っていい。

そして海の向こうから..また海外発表が先かい!..は、4月に例のCINEMA EOSのセカンドモデル的な発表が、米の国の賭場街にてあるとかないと、ちらほら。ちょっとだけよのチラ見せテザーで詳細は不明ではあるものの、これはもう例の4Kモデル以外にあり得ない話。これから業界はジョジョ、いや徐々に4Kに移行することになるので、そのスジの方々は皆々固唾を飲んで見守っていることこれ必定。さてさてエイプリルフールでないと良いですが。

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再び朝から雪。でもかなり水分の多いボタ雪なので、これはもう春の雪。まだまだ寒いといえば寒けど、もうしばれるような強烈な寒さは来ない、かな。

2012年3月 9日 (金)

続・真っ白け

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もう絶望的に多忙中。天気が悪いというのが輪をかけてよろしくないです。今日も朝から雪網様。だからといってまた写真が真っ白けではアレなので、今日は緑のワンポイントで..


2012年3月 6日 (火)

真っ白け

一気に春を通り越して初夏になったような陽気のおかげで、朝からシャツの袖をめくって過ごすハメに。さらに今年になって初めてモモヒキも脱ぎ捨てることになりました。ただ、暑いとは言っても実際は10℃前後だったので、これが逆に秋だとそんなことも言ってられないのですけどね。

北極圏で生活するイヌイットたちが、マイナス40℃の日々が続く中で、突然マイナス30℃になったりすると、暑い暑いと上着を脱ぎ捨ててしまうとか何とか、以前聞いたことがあります。急激な気候変化には体が適応できないというのは、やはり我々は環境に生かされているんだなと、ふと思ったみたりします。

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これは別にふざけているわけではなく、急激な気温上昇が招く立派な自然現象を撮ったものでして、いわゆるホワイトアウトってやつです。ま、手抜きだと言われればその通りですけども..


2012年3月 5日 (月)

弥生の大雪

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気温が高いと聞いていたので、てっきり雨かと思っていたら、夜半からドカドカ雪ゴンゴン。最近降った中では一番積もったかも。久々にちょっとだけ雪かきしたけど、昼頃には雨へと変わってビシャビシャ春雪へ..


2012年3月 4日 (日)

新参山雀

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この冬はほとんど餌台に姿を見せなかったヤマガラですが、先週あたりから突然やって来るようになりました。狙いはそろそろ在庫が尽きかけているヒマワリの種。ライバルはもちろんシジュウカラで、スズメが餌台を占領していない隙を狙って食事に来ています。シジュウカラはヒマワリを一粒くわえるとちょっと離れた庭木に退避して食べますが、ヤマガラはすぐ隣りの木に避けるだけなので、スズメやヒヨドリに見つかるとあっという間に蹴散らされてしまいます。ま、この冬は遅い新参者ということなんでしょうね。


2012年3月 3日 (土)

どうなんだ3番目の5

来ましたね。3番目の5が。先日、うちのサーバーマシンが突如ダウンして、その復旧に朝までかかって徹夜明け状態で意識が朦朧としているので、正常な判断はできていませんが、パッと見のスペック評価。

まず、EOS-1D X要らないやん、っていうのが第一印象。視野率100%ファインダーに61点のAFシステム、コマ速も6コマ毎秒で、出し惜しみ番長のC社にしては何とも大盤振る舞いの仕様盛り込み。さらに動画記録もALL-Iモード搭載で、どうみてもEOS-1D Xと同じ。さらに当然の如くのヘッドフォン端子に音声レベル調整の搭載で、いよいよ大々的に本格的なEOS MOVIEを全面にバーンと、一気に行くのかと思いきや、あれあれWebには全くといっていいほど動画に関する情報はなし。

これは一体どうしたことか。よほどナイコン様のD800に打ちのめされたのか?どう考えても3年前にセンセーショナルなデビューを果たした5D後継機とは思えず。あ、これはやはり噂の動画に特化したモデルが用意されてるのか?おっと例の4K動画カメラへの布石?よもや動画はCINEMA EOSで撮れってことか。

いやいやこれには何か裏があるのではないか、などと勘ぐりつつ、新型5へのブツブツは後日に続く。ああ、とにかく眠い..

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突如大雪が降ったり雨になったり、今日は気温も上がって再び雪解けが進む。3月に入って暦の上で春を感じつつ、季節的にもそれを裏付けるような動きかな、と。

2012年3月 1日 (木)

雲海

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予報通り気温が上がって朝霧に包まれた利根地方。標高500m付近から下は見事に雲海となっています。

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3月に入って梅を撮る仕事を急遽ねじ込まれ、天気と睨めっこしつつ、来週どこかで下界の梅林に足を運ぶことになりそうです。何せ赤城高原の梅が咲くのはまだ一月も先の話ですから..


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