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2012年5月の30件の記事

2012年5月30日 (水)

Macにもフォトショ

ようやくMacBook ProにPhotoshop CS5をインストール。うちのMBPはもともとビデオ編集用..それもFinal Cut Pro専用機として..に導入したものなので、率先しては画像編集用途で使ってなかったのですが、名実ともに現在ほぼ日常すべての作業を行うメインマシンとなっているため、近々の画像レタッチ作業の必要にかられて導入することに。

そもそもWinとMacの両方に同じアプリを用意するのは無駄の極みであり、しばらくはもらいもののPhotoshop Elementsを騙し騙し使ってしのいでいましたが、Elementsは独自アクションの作成ができない..裏技的な方法はあるがちと面倒..など色々問題があってどうにも使いづらく、バッチ処理も上手く動作しないのが仕事上問題アリアリでした。

一応、BOOTCAMPにWin版のPhotoshopをインストールしてはありますが、その度に一々リブートしていたのでは効率悪い..Parallels Desktopだとライセンス数の上限に引っ掛かる..こと請け合い。ただ前述したように同じアプリを買うのはバカバカしいので、今回はとある方法で強引?にMac版を入手、これでようやくWinと同じ仕事環境が整いました。いやぁ、とにかくAdobe税は高くて困りもんですなぁ、って次はやっぱりCloudですかね。

で、そのCreative Cloudですが、当初は今秋からというアナウンスだったかと思いますが、気がつけば今月からすでに開始されているようです。年間プランだと月々5000円也でCreative Suiteの全製品を使うことができるわけですが、これが高いか安いかは仕事での使い方で人によって随分印象は違うでしょうね。

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カッコー、カッコーと朝から高原に爽やかな歌声が響きます。今年のカッコウの初認日は21日。ま、とりあえず平年並みですね。

2012年5月29日 (火)

けものみちジャンクション

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先日のキツネに続いて、今日の訪問者はまだ若そうなタヌキ。何か探しながら一心不乱に道脇を歩いてきて、こちらのシャッター音に気付いて立ち止まったところ。ちょうど雷雨の直前で辺りが暗くなったタイミングだったため、被写体ブレしてしまったのはご愛敬。と言うか先日の教訓が全く活きてないのが辛いところだな(苦笑)。

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しかしここは真っ昼間からよくけものが通るところだ。先月は先日のキツネと同じ場所でイノシシの親子に遭遇している。どうやら林道を横切るけものみちジャンクションに、たまたま偶然立っていたようである。カーブミラーの左側がけものみちになっているのがお判りかな..

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最近の野外食でのマイブームはこれ。「丸より四角が大きいの」というフレーズで、テレビCMを席巻したペヤングソース焼きそばである。比較のための前提や条件も無しに、いきなり丸より四角が大きい..実際にCMでは図解までされていた..とか言われても納得などできるはずもなく、四角より大きい丸を書いたらどうすんねん!とか何とかテレビに向かって1人突っ込みをしていた人も多いかと思う。

決して焼くことなど無いのに焼きそばを名乗るのはいかがなものかと憤っても、商品名は「やきそば」とあるだけなのでそれもアリか。人によっては湯切りが面倒だという場合もあろうが、カップラーメンとてスープを全部飲み干すような体に悪そうなことをする人は少数派なので、最初に湯を捨てるか最後に残りスープを捨てるかの違いでしかなく、まあどっちもどっち。最近は超大盛タイプと称して丸々二人前入った商品もあって、一度そちらも試してみたが、さすがに最後はちょっと飽きてしまった(苦笑)。何より1食分..実際は2食分だけど..のカロリーが1000kcalオーバーとアナウンスされており、毎日そんなもん食った日にはそりゃもう..

とまあ戯れ言はさておき、とにかくマイブームなのである。基本的に寒い季節は暖を取る意味でもカップラーメンが必携だが、この時期はさすがに無駄に暑い食い物は要らない。必然的にパンを食べることが多くなる..パンは手を汚さず食べながらスコープが覗けるので楽..のである。で、そのパンもちょっと前までメロンパンをマイブームとしていたが、実は今は焼きそばパンだったりする(笑)。先々週手違いで焼きそばパンと件のカップ焼きそばという組み合わせになって、コンビニで買った本人も昼飯時に呆れて食ったばかりだが、今日意図的にまた同じ組み合わせをチャレンジしてみた。ま、アホでんな(笑)。

それよりペヤングをブランドとする製造元のまるか食品は、サッポロ一番で知られたサンヨー食品同様、実は地元群馬の企業である。インスタントラーメンの草分け的存在であった「味の大関」と言えば、私の世代ならばガキの頃に随分とお世話になったはずだ。小腹が空いた三時のおやつに人気のカップワンタンも、ペヤングブランドだったりする。地元密着で仕事させて頂いている身としては、地産地消に少しでも貢献したいと思っており、それ故のマイブームなのである、というのはもちろん単なるこじつけで、野外で食うと旨いから食べてるだけだけどね(笑)。

さらに余談。昨今巷を賑わす「ザクとうふ」なる大ヒット豆腐を生み出した相模屋食料も群馬の企業。そこのモニターの前の君、知っていたかな?


2012年5月28日 (月)

朴香る

本日の芳香はホオノキの花。高木ゆえ思ったほど山中でその香りに触れる機会は少ないですが、写真の花は目線の高さに咲いていました。たまたま斜面の低いところから伸びた幹のすぐ脇に立っていたため、というのがそのカラクリですが、それでも根元は急斜面を10m近く下りたところにありました。

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アレロパシーの影響で根本付近に下生えが見られませんが、たまたま上から覗いていたら、キツネの成獣が通りがかってすぐにこちらに気付き、慌ててきびすを返して逃げていきました。一応写真は撮りましたが、感度が低すぎてブレブレに。こういう時こそISOオートにしておくべきなんでしょうね。特に新型は高感度性能が良いですからねぇ..


2012年5月27日 (日)

栃香る

渓谷の上流より吹き抜ける風に、トチノキの花が良い香りを漂わせています。トチノキの花は上から順に開花して、しかも花期がそこそこ長いため、山間地で養蜂を営む農家には無くてはならない存在です。かくいう我が家も奥信濃の某所で採取されたトチ蜜にハマっており、パンケーキやホットケーキにかけて食べるのが恒例となっています。

トチノキは成長すると軽く20mを超える高木となりますが、尾根筋など乾いた場所よりも、サワグルミなどと同様に沢筋や谷地など湿潤な環境を好みます。本州でも中部以北の山間地を中心に分布し、特に東日本ではその実を渋抜きして保存食としてきました。ちなみに我が県の隣県である栃木県の栃は、栃の木の栃と同じであり、よく栃の木が多いからとか言われてるようですが、実際は口語の当て字である説が有力のようです。

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ウマグリという呼び方もあるようですが、horse chestnutという英名をそのまま直訳したものらしく、本種ではなくセイヨウトチノキのことを指すようです。そう言えば英国辺りでは、日本人がサクラを愛でるように、トチノキの花で花見を行う習慣があるそうですね。


2012年5月26日 (土)

攻めるなら上から

古今東西、空中戦を制するには敵機より優位に立つこと。それはつまり死角を突くことに他ならず、特に上方後方より攻めること、これ当に真なり。

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あ、ボカシ入ってますが別に怪しいもんじゃないです、ハイ。


2012年5月25日 (金)

南向きで睨みを利かす

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我が名はゲッターエース。こうして敷地の隅で睨みを利かし、不埒な蹄族の進入を阻止している。あ、決して早乙女研究所の変形ロボットではないので念のため。

ここは当ブログのWebマスター氏が散歩で立ち寄るご近所の牧草地。先ごろ某自然保護団体の広報誌の表紙に掲載された、赤いイヌ科の生きものを撮った場所でもある。撮影当時はもう少し狭くて見張りも要らなんだが、敷地拡張で手が回らなくなり、いよいよ私らエレキの力を必要とするようになった。冬場は積雪があって蹄族も低標高地へ避難しているが、芽吹きとともに再びノコノコやって来るようになったため、電撃食らわして追い払う所存である。

まあ、電撃といってもラムちゃんやピカチュウのような攻撃力はなく、せいぜい静電気程度の威力しか無いのだが、ウール100%を纏う連中でもパチパチするのはお嫌いらしく、そこそこはイケてるようだ。え、電源?節電しろだの何だのと世間が騒ぐので、当然太陽光電池である。え?何でこっち向かないかって?だってあっちが南だから..


2012年5月24日 (木)

遠く離れようとも

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その存在感は特別。8kmくらい離れてんだけどね。

2012年5月23日 (水)

雪崩多数

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朝方は上着があったほうが快適な気温だったけど、お昼ごろには陽炎が立つほどに。そんなこんなで、天狗様を探して遠望していると、自ずからそこそこな数の雪崩を目撃することに。

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ヤマザクラ見っけ。谷筋は林床付近に雪が残って相対的に気温が低いので、その辺りの影響大かな。


2012年5月22日 (火)

春遅いみちのく

奥山の山間をとうとうと流れ下る大量の雪解け水。林道は依然として残雪に埋もれたまま。カタクリやイチゲが花ひらくも、マンサクやキブシが未だに花を残すほどの春の遅さを、皐月とは思えない冷たい雨で寒さを実感。


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2012年5月21日 (月)

三日月?いえ金環一歩手前です

どこもかしこも朝から金環日食の話題で持ちきりですね。今晩あたりのブログネタは何処も金環日食ではないでしょうか(笑)。こちらはマヌケなことに、金星が太陽の前を横切るので日食となって、金環..金星の環?になるので金環日食だとばかり思っていましたが(汗)、「どんなデケぇ金星だよ、それって」と見事に突っ込まれ、近々の後日に起こる他の天体ショーと情報がごっちゃになっていることに今朝気が付きました(苦笑)。

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こちらはフルバージョンで見られないエリアに滞在中であり、そもそも本チャンは地元でスタッフ君に静止画も動画も撮影を頼んでおいたこともあって、あまり興味はなかったのですが、快晴の空が急に暗くなったのを見て、さすがにこれはネタに使おうかと急遽撮影。専用の器具など当然持ち合わせはないですが、NDフィルターを3枚重ねて絞りF32でマニュアル撮影。

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午後になって空が不意に暗くなり、また日食か?などと独り言を言いつつ西の空を見上げると、モクモクと厚い雲が湧き始めていました。残雪の冷気をはらんだ涼しい風が谷筋を吹き抜けると、どこからかヒキョロロローと水恋鳥のもの悲しそうな恋の歌が聞こえてきました。


2012年5月20日 (日)

エゾハル鳴く

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あるところにはまだある雪。あまりにも暑いのでちょっと涼を取りに..

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新緑の向こうに残雪を抱く山塊。昨日は早春、エゾハルゼミにアカショウビン鳴く今日はまさに暦どおりの初夏。


2012年5月19日 (土)

雪代白波

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大量の雪代が白波立てて流れ下る奥山の渓流。早春を思わせる冷涼な風が谷を吹き抜け、あたかも季節が反時計回りに動いたようだ。肌で感じる時のうつろいは、暦のようなわけにはいかない。

2012年5月18日 (金)

バタバタ庭仕事

日中は雷雨との予報につき、つかの間の晴れ間を縫って早朝より刈払機のエンジン全開、ようやく庭の草ボーボー状態を解放。駄犬を散歩に連れ出して後、畑にマルチも張って一段落。

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そして日本海に沈む夕日を眺め..


2012年5月17日 (木)

大瑠璃は背景を選べ

オオルリは大抵木の梢、つまりてっぺんで囀っていることが多い。そしてその場合は仰角での撮影となるため、その自慢の濃紺ボディは背景となる空の明るさに影響を受け、黒く沈んでしまう。デジタルカメラ以上にダイナミックレンジが狭いビデオカメラともなれば尚更だ。そこで考えるべきは背景処理。でも相手は高い所云々、ではどうするか。撮影者が同じ高さに上がるのもひとつの手だが、意外にイケるのが山中の橋の上。切れ込む渓谷を渡るような林道なら尚ベター。背景を徹底して整理し、できる限りモノトーンに抑えよう。あ、そうそう、目にキャッチライトを入れることも忘れずに..

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やはりデジタル一眼の出力する画像は、ビデオコリメートのお粗末で品のない静止画など比べ物にならないほどキレが良い。それしか無かった時代ならいざしらず、今やビデオコリメートで撮影する事情など調査の時ぐらいしか存在しない。もちろんこの場合のビデオコリメートは、1/3インチなど極小センサーの民生機のことであり、昨今のトレンドである大判センサー機はこの限りではない。


2012年5月16日 (水)

空き地の中心で愛?を叫ぶ

日射しが妙に強いと思っていたら、関東は夏日だったそうで。ただ、先日の前線が湿気を東の海へ持って行ってしまったため、日陰にさえいれば汗もかかずに快適でしたね。

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ケーン、ケンと畑の放棄地でディスプレイに余念のないキジ♂。1羽鳴けばあっちこっちでケーン、ケンの応酬が始まる。性格的には地味..なりはかなり派手だけど..な生活を好む彼らも、この季節は目立つ場所で男の甲斐性の見せ所といったところか。


2012年5月15日 (火)

燕が低く飛ぶと..

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雨が降るということわざがあります。空気中の湿度が上がると、小さな虫の羽が重くなる為に高く飛べず、それにともなって虫を餌とするツバメも低く飛ぶのでムニャムニャ、というストーリーだったかと思います。昔の人は観察機器もないのに物事の顛末をよく観察していたものだという感心事でもありますが、実際のところは事象と結果が逆の話になっており、雨が降ると..虫が低く飛ぶので..ツバメが低く飛ぶ、というのが正しいストーリーでしょうね。

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新型のAF性能は旧モデルに比べて格段にアップしています。動体への食い付きは圧倒的で、一頃のフラッグシップをも凌駕しているように思います。さすがにトリッキーな動きを見せる至近距離の低空ツバメ相手にAFは厳しかったですが、ファインダーのキレが随分と良くなっており、MFで撮っても歩留まりが上がりました。飛んでいる鳥を撮るなど久しぶりのことでしたが、昔とった杵柄で、相手がツバメであってもまだまだ十分いけることを再認識しました、というのは自画自賛ですが(笑)。


2012年5月14日 (月)

勝手に入る方たち

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木陰に隠れるように親の帰りを待つ子雀たち。たちと言っても子供はこの2羽だけで、スズメの巣立ち雛としてはやや少ないでしょうか。それでも数々ある繁殖阻害要因を乗り越えて、とりえあえずは生き残った兄弟ですから、もう少し頑張ってもらって親雀になってほしいですね。私は野生の世界に憐憫の情を持ち込む方ではないですが、スズメは自宅でねぐらを提供..テラスの隙間に勝手に入り込んでいるだけだけど..している店子さんであり、家人の影響もあってか、最近ちょっと感情移入してしまうところがありますね。

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この辺りは野良猫をよく見かけますが、この方は小奇麗でどこか気品のある佇まいで、首の鈴を見るまでもなくどなたかの飼い猫のようです。人懐っこくて三脚周りでひとしきりスリスリしたり、人の顔を見上げてニャーと鳴いてみたり。実はこの方、最初は私の車の後部座席に寝そべっていたんです。リアハッチ側から荷物をだそうとガタガタしたところ、リアシートからヒョイと顔を出してちょっとビックリしました(汗)。今日は暑かったので後部座席のスライドドアを両側とも開け放っておいたので、知らない間に勝手に上がりこんでいたようです。

車から出てしばらくは日陰でゴロゴロ涼んでいましたが、この後は件の子雀に興味津々で、畑に降りて草薮から虎視眈々と狙っていました。


2012年5月13日 (日)

寝てる?いや起きてます

常に食うか食われるか駆け引きに満々た野生の世界では、緊張の糸は張りっぱなし、と我々はついぞ考えがちですが、アフリカのサバンナで、ライオンの群れが昼寝するすぐ脇でインパラが草を食んでいる姿を見ていると、必ずしもそうではないなぁと思ったりしています。手に汗握る緊張感の渦の中で常に周囲に気を配っているのではなく、緊張と平穏の境目がスパっとはっきり分かれていて、危険を認識しない場合は限りなく状況を受け入れて落ち着くことができるのだと思います。我々人は極度に緊張状態が続くと精神に異常をきたすと言われていますが、命のやり取りが常態化している野生の世界では、そこは上手く折り合いつけているのでしょうね。

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とは言うものの、寝てるのかと思いきや..

2012年5月12日 (土)

♂の目的

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見るからにご立派な体格のカワセミ。ぽっちゃり系のややお若い感じの雌ですが、もう十分繁殖適齢期。

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チーチーと頻繁に甘えて鳴いて、雄(左)に沢山の餌を要求。雄は雄で目的のためならと、せっせと愛しい雌のために餌を運んで口移し(求愛給餌)。

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雄の目的とは当然?これ。物陰でこっそりと、男はどの世界でも皆同じか(汗)。いやいやこちらは己の子孫を残すという、生きものとして立派な大義..と書くと人間っぽいから本能が正しいか..に基づく行動です、ハイ。


2012年5月11日 (金)

蛙を狙うもの

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昨日の雷雨などどこ吹く風で、谷戸の田んぼはすっきりくっきり良い天気。

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先日のハシブトガラスが拾い食いしていたのは、やはりカエルの幼生だったようです。シュレーゲルアオガエルなども鳴いていましたが、写真はニホンアカガエルの変体中の幼生。まだまだ尾が長いですね。

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カエルを狙っているのはカラスだけでなく、水田の常連と言えばサギ類(写真はダイサギ)でしょうか。当然夏羽であり、飾り羽も風にヒラヒラなびいていました。

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こちらは近年奥山にも進出著しいアオサギ。サギはやはり水辺にいてこそのサギ..の筈が、なぜか杉のてっぺんでのんびり。そう、こいつらはこうして結構樹上にも留まったりするんです。

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猛禽類といっても狙う餌動物は種によって様々。例えば写真のサシバは、春に日本に渡ってくる小型のタカの仲間ですが、里山や森の中でカエルや昆虫など小動物を狙います。


2012年5月10日 (木)

そよそよ一転ゴロゴロ

日本海側の雪国から一転、太平洋側の平野部では田植えも進み、苗がそよそよと南風に揺れていました。しかし今日はその南風が曲者で、上空の寒気と地上の暖気で話題の竜巻を生むという積乱雲が発達し、午後には急速に空が暗くなって雷雨となりました。先日の竜巻被害もあってか、ニュースで盛んに注意喚起の報を流していたので、それなりに意識せざるを得ませんでしたが、まあ必ず渦を巻くというものでもないようですね。

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ハシブトガラスが畦の水際を歩いて、何かを水の中からついばんで食べていました。この季節だとホウネンエビとか、シュレーゲルアオガエルのおたまとか、とにかくそんな小さいもののようでした


2012年5月 9日 (水)

雪国には色白が多い

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同種であっても、多雪地帯の生きものはそうでない地域の個体に比べて、より白いとまことしやかに言われますが、ホントに白いですねぇ、このカモシカ。最初見たときはマウンテンゴート(シロイワヤギ)かと思いましたよ。

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そしてこちらのテン(ホンドテン)。写真の冬毛のように、顔が白く体毛が黄色いのをキテンと言いますが、やはり普段地元で見ている個体に比べ、気持ち白っぽい感じがしますね。

ちなみに愛しの天狗様も、japonicaに比べてcanadensisあたりはかなり白っぽい体色です。ま、その内そんな比較写真もお見せできる機会がある?かもしれません..

2012年5月 8日 (火)

奥山の芽吹き

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奥山からの雪代が水しぶきを伴い滝となって流れ落ちる。この膨大な水量こそ米どころを支える源だ。

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雪国の奥山は芽吹きの季節。わずか10日余りでこの変貌。この時期の季節の動きは視覚的に早く感じるものだ。

2012年5月 7日 (月)

代かき始まる

スマホはNECカシオのMEDIAS N-01Dを使っていますが、まあこんなもんかという感じで使えています。少々かさばるのが難点ですが、バッテリーが大容量であることとのバーターなのでそれは致し方なし。ただ、アプリ終了後にホーム画面に戻る際、時々、というかほぼ毎回「きせかえ設定中」とか何とかダイアログ表示されて、長い時は5秒近く待たされることがあって、それが最近どうにも我慢ならず、現象の元凶であるdocomo Palette UIというアプリを解除しました。

docomo Palette UIは、まあ何というかスマホの待ち受け画面をお洒落?に見せかけるための仕掛けで、それを外すといわゆる見慣れたAndroidのホーム画面..EclipseのAVD(仮想デバイス)画面と同一..に戻ります。メーカーまたはキャリア側で愛想のないAndroidに被り物を着せているわけですが、色々調べてみると、ウィジェットなどをホームに登録していると、件のアプリが無駄な通信をおっぱじめて、しばらくの間..3G接続の際など特に顕著に..ダンマリになるという顛末のようです。

最近はAndoroidアプリの開発も手掛けているので、docomo Palette UIが何をやってやがるのかはおおよそ想像つきますが、電話だけでなく情報端末としての側面を併せ持つスマホが、処理のたびにフリーズしていたのでは、いざという時に困ります。スマホのCPUも現在はデュアルコアが主流のようなので、この手の問題は時が解決する的なスタンスが蔓延してるのは想像に難くないですが、処理が遅いので新しいハードに買い替えというビジネスモデルは、Windowsだけでいい加減十分です。

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先々週はまだ田起しもされていませんでしたが、この一週間で水が引かれて、あちこち代かきが始まっていました。いよいよ米どころの季節が始まったようです。


2012年5月 6日 (日)

ピカっときてザー

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天狗谷より戻る際、遠目に某所の鯉のぼりがチラッと目に入ったので、ちょっと寄り道して映像スナップ。先日のこどもの日にお祭りがあったようですが、最近は自前で鯉のぼりを上げる人も少なくなったので、この手の観光イベントは受けが良いようですね。とりあえずこういったシーンは結構引き合いがあるので、間を見てバリエーションを抑えておくようにしています。映像ライブラリはサンプル数が命ですからね。

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下から見上げると中腹付近にはヤマツツジもチラホラ。空模様が気になったものの、構わずホイホイ登って撮影準備をしていると、頭上でピカっときてすぐにゴロゴロ雷鳴が。3カット回したところでポツポツ降りだしたので慌てて撤収、下山中にポンチョ着る前にザーっとやられてハイお終い。ま、機材が濡れなくて良かったとしますか..


2012年5月 5日 (土)

春の奥山の主役は山桜

現在、花見と最も馴染み深いソメイヨシノは、江戸末期から明治初期にかけて広く普及したものであり、いわゆる園芸品種であるためか、自然愛好家にはソメイヨシノのような里桜よりも、山中にひっそり咲く一本桜のヤマザクラが好きだという人が多いようです。ヤマザクラの淡いピンクは、モスグリーンを基調とした芽吹き前後の森では一際目立ち、そこにあるだけで山の春が華やぐのは間違いなく、たった一本であっても主役の座を決して明け渡すことはありません。

そういった個人的な嗜好はさておき、日本人は昔から桜を愛でる習慣がありますが、歴史的には平安の世まで遡る..それ以前はもっぱら梅を鑑賞していた..ことになるようです。当時は野生種を庭園などに移植して鑑賞していたようですから、主にはヤマザクラだったと考えられます。食わうや食わずで苦労していた庶民に花見をする余裕などはなく、もっぱら貴族たちの遊びの一つでしたが、中でも戦国後期の桃山時代に、時の天下人であった豊臣秀吉によって奈良の吉野山で催された花見は史実として有名ですね。

桜は咲いた後に一気に散る花だったためか、徳川の治世になって魔もない頃は武士階級に忌み嫌われたようですが、江戸中期以降は政策的なものもあって花見が庶民文化として広く根付いたため、この頃に現在の日本人の桜に対する特別な感情が芽生えたと考えられます。花見に代表されるように、桜は概ねプラスの面が強調される傾向にありますが、歴史的には帝国主義に端を発して先の大戦まで、軍事思想教育で桜の如く潔く散ることを美徳とされた史実も、負の面として忘れることは出来ません。

生きものが営みを始める季節、その春に沢山の花を付ける桜。日本人は弥生の頃より稲作文化を育んできた農耕民族であるため、雪解け水あふれる春に花を咲かせる桜は、苗代桜としての役目もあったようです。そして日本の慣例では春は時節の変わり目。その時期に盛大に花を咲かせ、同期の桜..語源は軍歌だけど..などと表現し、終わりと次の始まりを象徴する記念の花でもあります。つまり日本人にとって桜は愛でるだけでなく、人それぞれに特別な意味を持つ、または持たされる国民的な花木であると言えます。

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残雪と新緑のコントラストが美しいのはこの季節ならでは。ただ、朝はあまりの寒さにダウンを羽織り、午後には今度は暑さにめげてTシャツ一枚にと、気候もやたらとメリハリのある一日でした。


2012年5月 4日 (金)

まだまだサクラ

急遽、奥信濃に滞在中。桜前線は東北を通り越して北海道へ上陸していますが、本州でも標高の高いところや気温が低いところでは、まだまだこれからって感じですね。この冬は降雪量の多さに焦点が当たっていましたが、気温が低かったことも特筆すべきことだったと思います。

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連休ということもあってか、荒天なのにこんな山奥でも結構な人出でしたが、皆のお目当ては山菜。下界に比べて一足遅れの春なので、フキノトウを始めほとんどがこれからがシーズンといった感じでした。ただ、地元の人は割と素知らぬ顔で、フキノトウなど庭先のものは大半がとうが立っていました。


2012年5月 3日 (木)

ビデオ編集雑事

現在はクライアント様ご指名のFinal Cut Pro Xで編集作業中ですが、通常特に指定がなければ、編集環境はPremiereかEDIUSが標準となります。ただ、うちのPremiereはCS5(現在の最新はCS6)なので、例の評判芳しくないAdobeのアップグレードポリシーの変更にどうしたもんかと、頭が痛いところです。メインのデスクトップが未だにCore 2 Quadなので(汗)、EOS MOVIEやAVCHD編集ではCPUパワーが足りず、そちらはEDIUSでの対応となっています。

EDIUSにすべて乗り換えるのも一つの手ですが、PremiereはPro以前の6の時代から使ってきており、プロジェクトの資産が多いのと何より慣れているのが大きいですね。それにEDIUSは現在の6以降、べらぼうにぼったくりとしか思えない高価なBroadcast版でないとMXFファイルに非対応..つまりXDCAMデータが扱えない..という弱小貧困編集プロとしては業界的に致命的な問題があり、メーカー(現在はGrass Valley)に対しての不信感を否めません。とりあえずこの秋を目処に、デスクトップのCPUは最新のIvy Bridge対応のCore i7に換装予定で、同時にAdobe Creative Cloudに悪名高きAdobe税(苦笑)を払えば、その時点でEDIUSは見限ることになると思います。

とまあ、何だかんだ言っても、Grass ValleyもAdobeも人の足元を見ている点ではどんぐりの背比べであり、XになってからFinal Cut Proの値を破格に下げたAppleの爪の垢を煎じて飲めと言いたいですね。え?Final Cut Pro Xは未完成品だから安いって?まあそれを言っちゃあ、お終めぇよぅ..

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出張中でもチマチマと夜にデスクワークを進めていますが、やはりラップトップPCでは画面が狭い。そこで家では、クラムシェルモードのMacBook Proを24インチモニター..左のモニターは並行して作業している別業務のEDIUS..につないで、擬似デスクトップマシンとして利用しています。一般的なノートPCは、SXGA(1280×1024)やせいぜいWXGA+(1440×900)などそれなりの解像度しか対応しませんが、MacBook Proは標準でも惜しみなくWUXGA(1920×1200)まで外部出力できるので、この点では助かっています。

ちなみに私の協力者ではWinとMacは丁度半々。ビジネスアプリやWebなど開発系はWinで、撮影やデザインなどビジュアル系はMacという、いわゆる業界標準を地で行っています。Win使いとMac使いで直接のやり取りはなく、現在はデータ交換をクラウドサービスを介して行なっているので、特に問題はないですね。まあ、Mac使いが嫌々ながらもBootcampで対応してきた、というのもありますが(汗)。それもHUBの役割を担う私が昨年からMacに回帰している..不思議とFinal Cut Pro指名が多くなった..ので、Mac使い屈辱?のBootcampとも皆オサラバしていることでしょう(笑)。

あ、そうそう、Kさんへ業務連絡。FileMakerはMacでもWinでもどちらでもOKよん。iPhoneと連携させるなら選択肢としては良いかもね。


2012年5月 2日 (水)

春告椋鳥

ゴロゴロとこまめで畑を耕すと、どこで見ていたのか必ず集まってくるのがムクドリ。全国的には留鳥ですが、ここ赤城高原では冬の間は見かけないいわゆる漂鳥となります。積雪の少ない年は冬でも少数が留まるようですが、それでもその大半は下界に降りて過ごしています。概ね3月後半頃には下から上がってきて、日当たり良く雪解けの早い畑の周辺に集まっていますが、畑起こしが行われ、地面の天地がひっくり返らないとには、お目当ての虫たちにありつけないため、今頃まで小群で三々五々うろついています。なので我が家のようなケチな家庭菜園規模であっても、幾ばくかは心待ちにしている連中がいるということですね。

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庭先にやって来たムクドリを、調度良いとばかりに新しい機材のモデルに。静止画も動画も期待通り良い感じです。


2012年5月 1日 (火)

サクラサク

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しばらく留守している間に、ようやく我が家の桜も咲きました。数年前、近所からもらったソメイヨシノの苗木を植えて、その後まったく花を付ける気配がなかったのですが、どういう風の吹き回しか今年はじめて咲きました。ま、葉桜という通常ではない形ですけどね..

今日は山のような庭仕事に従事。まずはこまめフル稼働による畑起しに雑草取り。続いて昨年の大震災で外れて以来機能してなかった雨樋の修繕、冬季の凍結で地面が起伏し、これまた機能してなかった雨水枡の埋戻し作業。そして止めは巣箱の設置。

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巣箱自体は下の倅が昨年林業関係か何かのイベントで貰ってきた代物で、単端材を使って作ってあります。大きさはそれなりに適当で、先日のようにしこたま巣材を詰め込むこともなく(笑)、出入口もマニュアル通り約2.5cmなので、カラ類など小鳥が使用するには良い出来だと思います。ただ難点は、どこも開けられないので、後で掃除ができないこと。シーズンが終わって留守宅になった際、次のシーズンに備えて掃除などの手入れは必要なので、屋根蓋の片側を蝶番で開閉できるように改造しておきました。

家人は冬季にヒマワリの種で誘致しているシジュウカラに、是非とも使って欲しいようなことを宣っていますが、まあ十中八九はスズメの新居になるのがオチでしょうな(笑)。


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