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2012年6月の26件の記事

2012年6月30日 (土)

巣材集め

この暑いさなか、北部フィールドにて久しぶりにブラインドに隠りました。ブユなどの不快昆虫もいくぶん少なくなって、そっちの方は虫除け塗りたくっておけば何とかなりましたが、蒸し暑さだけはどうにもならず、持参したペットボトルが空になった時点でゲームオーバー。まあ目的のものが一応見られて、撮れたような撮れなかったような、やや消化不良ではありますが、来週以降また時間を作って撮影に来ようと思います。え、何を狙っていたのかって?そりゃ内緒ざんす。

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ブラインドの周囲をヒガラが飛び回っていたのは気付いていましたが、やけに近いところで声がするなと隙間から様子をうかがえば、外に放置してあるバックパックに乗っかって、何やらゴソゴソやっているではないですか。まさか弁当でも狙いに来たか..そんなわけねぇじゃんか..と思いつつ、暇つぶしにその忙しない動作を眺めていると、バックパックの生地の縁を引っ張って、繊維を引っ張り出そうとしている様子。なんだまだ巣材を集めている輩がいるのかと、最初は呑気に構えていましたが、あまりに真剣に作業を進めていて、放っておくと本当に生地の縫い糸をほどかれそうな気がしてきたので(苦笑)、ブラインドを押し開いて顔を覗かせ、申し訳ないですがヒガラにはお引き取り願いました。ま、巣材は他を当たってくださいな..


2012年6月29日 (金)

熟すの待つ

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畑は基本的に家人の領分なので、私は植え付け時や耕作時、収穫時の人足要員としてのみ従事が基本。ただ例外もあって、ブルーベリーは私が近所から苗木をもらってきたこともあって、最近は私が面倒を見ることになっている。とは言っても手間は剪定ぐらいしか用事は無いが、実が熟せば毎朝ヒヨドリと競争で収穫しなければならない。このところ大して雨も降らず日射しが多いせいか、どの木も粒が揃って今年も豊作の様子。後は青くなるのを待つばかりだ。


2012年6月28日 (木)

赤い日本

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灯台躑躅と書いてドウダンツツジ。まあ難しい漢字を当ててますな。知らなければまず読めません。写真はベニドウダンツツジのようですが、庭木じゃありません、山中に自生していたやつです。

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季節の遅い北部フィールド界隈でも、さすがにヤマツツジはこれで終わりかな。

赤い花を並べてREDの話題。かの映画業界の異端児、RED Digital Cinemaがなんと赤坂に日本法人を設立。その間もずばりREDジャパン。ショールームだけでなく当然の如くWebサイトも開設済み。Scarlet-Xに興味津々なれど未だ実物を見たことが無いRED..そう言えばつい先日CINEMA EOS C300の実物を始めて見た..なので、お江戸に出張した際には是非とも立ち寄りたいスポットですな。ちなみに販売は今まで通り日本総代理店である西華デジタルイメージが担当とのこと。


2012年6月25日 (月)

やはり万年は無理か

昨日、ガラパゴス諸島のピンタ島に生息していたと言われる、ピンタゾウガメの最後の生き残りであるロンサム・ジョージが死んでしまったようですね。隣島から若い嫁さんを世話してもらっていましたが、結局ペアリングは上手くいかず、これでガラパゴスゾウガメの亜種がまた一種絶滅したことになります。ガラパゴス諸島はダーウィンの進化論..正確にはウォレスの考え方に触発されていて、ダーウィンだけとは言えない事情があるが..でお馴染みで、同じ種が点在する島々によって部位や生態に違いがあることに気付いたのが始まりと言われていますが、有名なフィンチの他、件のゾウガメもそのヒントを与えたと言われています。

ジョージは推定で100歳だったとのことですが、ゾウガメの寿命は200歳ぐらいはあるようなので、ジョージはまだまだ中年の域だったのかもしれません。鶴は千年亀は万年と日本では長寿の象徴的な種ではありますが、さすがに生物学的に万年は無理があるにしても、200歳も生きられるとすれば脊椎動物としては十分長寿ですね。ちなみに最長寿の生きものは海棲生物に多く見られ、貝の仲間には400年以上の記録もあるようです。

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Masai Mara N.R(ケニヤ)のパークロードをのんびり横断するホウシャガメ。日本でカメというとミドリガメ(アカミミガメの俗称)などヌマガメを想像しますが、写真のホウシャガメはゾウガメと同じリクガメの仲間になります。大きさはゾウガメより全然小さい..それでも50cm近くありましたが..ですが、全体的なフォルムはゾウガメによく似ていますね。


2012年6月24日 (日)

自分で決めたい

そう露出はできれば自分の明確な意志で決めたい。メーカーで勝手に想定した条件など糞食らえだ。ところでビデオコリメートで使用している某S社のコンシューマ機。そのシリーズは上から下まで見事なまでに、自分勝手に何でも決めてしまう困ったちゃんシリーズでもある。絞りもホワイトバランスも、そしてゲインも。何一つこちらの自由にならない因業さには辟易である。

ファイルベースで連続して何時間も撮影できる..とうの昔に現役ではないがXR520/500は今時珍しいHDD装備..のが取り柄と言えば取り柄だが、色再現含めて撮影仕事ではほとんど使いものにならない。もちろんあくまでファミリーユースの域を出ていないので、それを承知で使うべきものではあるとは理解しているが、コンシューマ機であっても撮影者が意図した条件で撮ったっていいではないか、ねぇソニーさん。

では他のメーカーのコンシューマ機も皆同じか?いえいえちゃんと世の中には撮影者の気持ちを理解できるメーカーもある。絞りもホワイトバランスもゲインも思うがままで、NDだって内蔵してある程度は自由に設定できてしまう。センサーもフルHDに必要な200万画素に抑えて、1画素当たりの受光量をアップしてダイナミックレンジを確保、無駄なリサイズも行わないので解像感も損なわれていない。そう、やればできるのである。

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イベントものの収録を受けなくなって久しいが、成り行き上その進行を最初から最後まで抑える必要もまだ時々ある。今年に入って、それまで放置カメラとして使っていたCX520..山中にトラップカメラとして放置したら湿気にやられて昇天なさった(苦笑)..に代わる小型カムコーダーを物色、一時はGoPro HDなども候補に挙げたが、どうせなら「自分で決められる」ほうがつぶしも利いて面白いだろうと、本機を選定し導入に至る。すっかりGH2に慣れた身にはやや使い勝手が悪くもあるが、本来ビデオカメラはこうあるべきなのだろうと思わせる設計思想には好感が持てる。

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動画から切り出した静止画を見ても、これまでのコンシューマ機とは一線を画すダイナミックレンジの広さだ。とは言えビデオカメラで写真を撮るなど邪道以外の何ものでも無いが..

2012年6月23日 (土)

一万尺遠望

梅雨の晴れ間に裏山の最高峰(1828m)へ山歩き。取材対象が一般の勤め人の方だったため、必然的に週末が撮影日に。こちらはフリーランスなので、基本的に休日も何もなく..仕事と趣味の境目が曖昧なので(笑)..まったく問題なし。それより内容が山歩きだし、何よりロケ地が家の近くなんだからお前が行けという話になり、ライターと一緒に久々に裏山へ登ってきました。

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つい先日まで、ドロドロした南国の竹林を歩き回っていたのが嘘のような、この季節にしては珍しくさわやかで、ヘイズのない透明度高い視界が得られ、はるか遠くまで遠望が利きました。八ヶ岳や南アはもちろん、約140km離れた北アまで眺望でき、その主峰である槍ヶ岳も肉眼で目視。さすがに双眼鏡を持ってしても、小槍の上でアルペン踊りをしている人までは見えませんでしたが(笑)。


2012年6月22日 (金)

雨宿り

今週は台風4号から始まって、ひたすら雨にたたられた一週間。梅雨時なので雨は仕方ないですが、仕事に支障を来す豪雨は勘弁ですね。今日も午前中は横殴りの雨にやられて、車中待機を余儀なくされました。もっとも、せっかく雨を避けても、踏査で藪こぎすれば何の意味もないですが(苦笑)。

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アマガエルも一緒に車で雨宿り。とは言ってもこの方たちにとって雨は恵みでしょうから、正確には風除けでしょうね。


2012年6月21日 (木)

バンブー

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昨日まで滞在していた雪国の奥山ブナ林から一転、南国?の竹林へと踏査目的でやって来ております。下生えがあるのはブナ林でも似たようなもんですが、林縁部からの進入を密生した篠竹に阻まれて、わずか数十mの尾根に取り付くにも一苦労です。しかもアプローチ路を探して谷地を歩いていて、突然カルガモが飛び立ったのでアレ?と思ったら、見事に泥湿地にはまりました。ちょっと前にショウブを目にした時点で気付くべきでしたね(苦笑)。ちなみに厳密には竹とバンブーは別種ですが、竹を英語でBambooと呼ぶので、まあここではネタということで..

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踏査エリアはどこも谷地内の里山環境。尾根伝いに歩いて..正確には「藪を漕ぐ」だが..いて、何気にけものみちを降りてくるとそこは民家の裏庭というパターン。草むしりをしていた婆ちゃんと眼が合ったら、お出でお出でされて、縁側に案内されてお茶と饅頭をごちそうになってしまい、30分ほど休憩。ま、住民対応も仕事のうちなのでやむなしか(笑)。


2012年6月20日 (水)

台風一過

のはずが、今日は終日風雨にさらされる事態に。本体が襲来した先日より天気が悪いのは何故だ..

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写真だけ見ると文字通り台風一過ですが、これは帰宅時に家の玄関前から撮った赤城高原の夕景。どうも台風の置き土産は雪国だけだったようで..


2012年6月19日 (火)

ヒラヒラフラフラ

スコープを覗いて数キロ先を眺めていると、不意に視野の手前を横切るものがあります。それはアマツバメだったりトンボだったりする場合が多いのですが、今日捕捉したのは、ヒラヒラ小刻みな上下動と、スゥーっと滑るような滑空を交互に繰り返す特徴な飛び方をするアサギマダラ。台風の影響で風の吹き方にムラっけがあって、おそらく飛ぶのに難儀していたと思いますが、谷の中の割と高めをどこ行くでもなくフラフラとしていました。

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数十m先を不規則に飛ぶ小さな蝶を、コリメートシステムで追いかけるのは至難の業。しかもこれは望遠端に近いので35mm換算で約7000mmぐらい。

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雪国の奥山にも台風の影響あり。雨は思いの外少なかったですが、不規則に吹く風と、何より暖かい空気の流入による陽炎には参りました。肉眼ではそこそこ視認できる遠目の山稜も、双眼スコープを覗いた途端にどろどろした世界へと変わっていました。なので撮影ともなればもうそりゃ酷いもんで..

2012年6月18日 (月)

続・大瑠璃は背景を選べ

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前回のエントリーと順番が逆になってしまいましたが、背景を選ばないとこうなるというイマイチな例です。反逆光気味の上に曇天空抜け背景なので、首回りが黒くつぶれてしまっています。一応、逆光気味とはいえ光の回り方はややフラットでもあるので、コリメートでも何とか羽の質感は出ており、目にキャッチライトも入っています。あと首をかしげているのは、えー、よく判りません(笑)。

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南の方から湿った空気が流れ込んできて、今日は終日蒸し蒸し状態。そんな中急登をひと登りしたので、汗がなかなか引かない一日でした。しかも湿気が多いということは視界も今ひとつなわけで、二人体制で遠望しましたが結構厳しい状況に。湿気がたまりやすい地形というか環境というか、とにかく冬季に尋常ではない量の雪が降る谷であることの理由は、まあ何となく判りますね。


2012年6月17日 (日)

今は昔の話

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誰が呼んだか人呼んで里山の猛禽ことサシバ。オオタカ共々里山環境の上位に位置し、主に昆虫や両生類など小動物を狩って生活していますが、私の感覚だと近年は里山のような平場よりも、多雪地帯の山間地に多く見られるイメージに傾きつつあります。戦後この方、里山環境が急速に減って、そこで営む生きものが順次姿を消しつつありますが、その食物連鎖の頂点に立つ彼らもまた、次第に姿を消していく運命にあります。

あらゆる生きものは、他の生きものの命を取り込んで自らの命の灯を点していくわけですが、サバンナのライオンなどと同様、猛禽類はそれが実に判りやすい生態をしています。サシバという種または個体だけを見るのではなく、彼らの生態を映す生活環境そのものを俯瞰してみない限り、彼らの命の灯火を守っていくことは難しいでしょう。もちろんそれは、サシバだけに限った話ではありませんが..

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これは出張中の移動オフィス宿住まいバージョン。個室だとそれなりにスムーズに作業を進めることができますが、日中野外で働いてきてその上、さらに宿に戻ってまで仕事はしたくないのが本音だったりしますが(苦笑)、あらゆる業務が平行で進んでいく..予定がダブル、いやトリプルブッキングだっていうのは私の詰めの甘さというのは内緒(汗)..ため致し方なしです。

その昔、かれこれ20年位前でしょうか、サラリーマン時代にいわゆるバブル景気を経験していますが、その末期、PowerBook Duoとデジタルムーバ..月額8万!だったって信じられる?..を小脇に抱え、全国区を出張続きで転戦するという、今の私からはおそらく誰も想像だにし得ない状況下にいました(苦笑)。それこそ当時はインターネットの普及前..ネットと言えば一部のパソコン通信のことを指した..であったため、連絡は当然電話で口頭伝達、書類はFaxでやりとりが普通のビジネスシーンでした。出張で会社に戻らない日などざらで、ホテルから深夜にPowerBookから音響カプラとFaxモデム..電信時にピーガーって音がするやつね(笑)..で、見積書やら提案書の類いを延々とクライアントにFaxで送りつけるなどしてました。

インターネットとブロードバンドの普及、高性能なラップトップにスマホ、それにクラウドサービスといった当時ならまさに夢の世界のまっただ中にいるわけですが、こうしていい歳して夜中まで仕事に縛られている辺り、本来ならやらなくてもいいことまでさせられているようで、昔より便利になったのかどうか時々疑問に思うことがありますなぁ..

2012年6月16日 (土)

飯の種は

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今日は猛烈に強風が吹き荒れました。台風が接近しているとはいってもまさかこんなに早くに吹き始めるわけもなく、地域的にフェーン現象でも起きたとしか考えられません。実際吹き抜ける風は乾いた暖かい風であって、シャツ1枚でもOKでしたしね。明日はさらに気温も上がるらしいので、当初予定していた雨対策ではなく、暑さ対策にシフトする必要がありそうです。

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ようこそ我が移動オフィスへ。これはとある業務の日帰り出張バージョンで、他に車中泊対応バージョンもあります。いつもはもっと書類等がとっちらかっていますが、今日は風が強いせいで整頓を余儀なくされ、その結果何となく美しくまとまっていますな(笑)。

これは昨日のエントリーの一つの例となりますが、ラップトップ開いてAndroidでテザリング始めれば、気分は流行のワールドワイドなノマドワーカー。実際はそんな格好いいもんじゃありませんが、時と場所を選ばず仕事を進める..時と場所を選ばず電話に追われるという表現が適当かな(苦笑)..という意味では、まあ当たらずとも遠からじでしょうか。

こんな事をしていると、よく聞かれるのは「一体何の仕事をしているのか?」ですが、まあ得体が知れないというのが本音なんでしょうか。サラリーマン時代から続く縁故と、どうせなら好きなことをして飯を食おうと一念発起で独立し、フリーランスになってからの新規開拓とで澱のように様々な業務が縺れた糸のように絡み合って、今や自分でも本業は何なのかよく判らなくなっています(笑)。一応業務をカテゴライズすると、頼まれて撮る、撮ったものを貸す、撮ったものをいじってつないでまとめる、まとめたものを公開する、野外で調べる、調べたらまとめる、頼まれて創る、創ったら公開する、公開したら面倒を見る、ということで、えー文字にしたらかえってなんだか判りませんが(笑)、各業務が独立したものであったり、時にはすべてが関係したり派生したりと、いわば積み木のような業務構造であるといえます。

まあ、仕事は一つと心得たりという世間一般の人に、それらのバックボーンの成り立ちを一々説明するのも面倒なので、「PC関係の仕事をしているIT技術者くずれのカメラマン」という肩書きで公式?には通しています。どの業務においてもPCが重要な役割を担っている点で、PC関係というのはあながち的外れでもなく、世間への体裁的にもまあ無難なところかと。様々な仕事をこなしている点で一見能力の高そうな人材に聞こえますが、実際は色々なことに手を出し首を突っ込んできた関係上、一つのことで飯が食えないということの裏返しでもありますな..

それだけ多様な業務を飯の種にしていると、クライアントも業界から一般エンドユーザーまでそれこそ千差万別で、常に問題になるのはマンパワーとスケジュール管理。長年の経験から、各業務ごとにその道のプロたるフリーランスを集めて協力関係を築くことで、どうにかこうにか仕事を回しているのが現状です。以前は私自身もとある業務の歯車的な役割だったのが、いつの頃からかその歯車を円滑に回す立場になっています。まあどいつもこいつもひと癖もふた癖もある輩ばかりで(苦笑)、よくもまあ大したトラブルもなく来ているものだと関心しますが、そういった状況を円滑にまとめるためにも、関係各位には対外的にディレクターを肩書として通しています。

以上、こんな辺鄙なブログを書いている輩の飯の種を、ほんの少々明かしてみました。


2012年6月15日 (金)

情報は雲の上へ

今日は久しぶりに業務データを一通り裸族HDDにバックアップ。容量の大きい画像や動画ファイルは常にRAID1で二重化されていますが、それ以外の業務データを念のために手動ミラーリングした次第です。業務データについてはDropboxとGoogleドライブを使ってクラウド上に保管しており、日常的に使う4台のPCを立ち上げると勝手に同期をとってくれるため、クラウドも含めると常に5カ所に複製が作られることになります。これはつまりわざわざバックアップをとる必要がないことを意味し、以前なら毎晩定期的にスケジューラを使ってミラーリングしていた作業がほとんど必要ないということです。

そもそもクラウドサービスを利用し始めた当初の目的はファイル交換です。我々はデスクを異にするフリーランサーが業務ごとにチームを組んで作業をするスタイルをとっているため、写真、ビデオ、原稿、ソースコードなど、それぞれの工程での成果物を定期的にやりとりする必要があります。従来ならメールに添付したりファイル転送サービスを使ったりして、その一手間二手間が結構煩雑で面倒でしたが、Dropboxを利用しだしてから..Googleドライブはつい先月の話..は、更新したファイルを各個の共有フォルダに保存するだけで済んでしまうので、すっかりその煩わしさから解放されています。各自が必要なときに必要な情報を自由に取り出すという、まさにクラウド様々といったところです。

で、前述のバックアップに関しては、関係者が自由にアクセスできる共有フォルダとは別に、個人的な同期フォルダを持っているため、業務データはすべてそこに保管するようにしています。つまり数カ所に複製が作られるというのは、当初想定外の副次的な作用の産物ということです。そう言えば、Googleドライブなどは利用規約になにやら怪しい文言もあって、ネット界隈では早くものろしが上がっているようですが、業務で特段重要な秘密を扱っているわけでもなく、何より秘匿したい情報はクラウドにアップしないか、情報自体に鍵を掛ければいい話であって、私はそこまで神経質には考えていません。そもそも守秘義務が働くような情報は、ローカルのRAIDにしか保管していませんしね。

そしてそんなクラウド利用をさらに促進しているのがスマホ。そこら辺の電話とネット情報のブラウジングにしか使っていないような輩と違って、我々にとってスマートフォンはクラウドサービスを使うための道具であって、今やスマホなしには各業務のワークフローをスムーズに進めることは考えられません。私は業務によっては活動形態がサテライトオフィス..今風だとノマドワーカーとか言うのかな(笑)..となるので、今でもラップトップPCは常に携行していますが、以前に比べると出先でラップトップを開く頻度は格段に低くなりましたね。ちなみに仲間内では私が一番遅くスマホ利用者となりましたが、それ以前は私がボトルネックだとさんざん馬鹿にされてきたので(笑)、今は何とか面目躍如といったところです。

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北部フィールドにて久々踏査。近づかないと判らないことが多々あるため、タイミングを見計らっていましたが、明日から再び雨模様とのことで急遽山行。コノハズクが鳴き交わす沢筋を詰めて目的地まで小一時間ほどですが、上流域で雨でも降ったのか、普段はほとんど流れのない沢に結構な流水が見られました。この春は雪代が多く県北のどのダムもほぼ満水状態で、今のところ水は十分のように思いますが、これから本格的な梅雨に突入するわけで、果たして長雨となるのかどうか気になるところです。節電を考えると冷夏もありかとか考えてしまいますが、農作物など農業の面ではマイナス要因に他ならないので、一概に涼しければ良いとはならないのが難しいところです。


2012年6月14日 (木)

鋸の残骸

水恋鳥の声が聞こえた森へ様子を見に行ってきました。うるさいほどカッコウとホトトギスが鳴く中、ヤブ蚊の猛襲を受けつつ2時間近く林内を歩き回って痕跡を探りましたが、結局は鳴かず飛ばず。やはり単なる通りすがりの方だった可能性が高そうです。まあ、水恋鳥には遭えなかったものの、ハクビシンを間近に見られたのでよしとしますか。あー、痒い..

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件の森に隣接する農道上で、赤城高原でこの時期には珍しいノコギリクワガタの残骸を発見。低地では冬越しの個体が出てくる季節ですが、この界隈では梅雨開け前後が活動期の始まりです。とりあえずこれは何者かによる残渣と思われ、まあおそらくはカラス辺りの線が強いですが、水恋鳥の仕業だと考えるのはちと都合良すぎますかね(笑)。

2012年6月13日 (水)

我が耳疑う

Appleより先日発表された新型MacBook Pro。フルHDを超える解像度がウリのRetinaディスプレイの搭載が話題ですが、まことしやかに漏れ聞こえてきたのは、アプリ側がRetinaに対応したもの..iPhotoやAperture、Final Cut Pro Xなどは早くも対応..でないとその恩恵は受けられず、さらに非対応のWeb..世の中圧倒的に非対応だよね(苦笑)..の画像はかえってぼやけて見辛いのではないか、という耳を疑う話。

何だそれではせっかくのRetinaが宝の持ち腐れではないかと嘆く前に、そもそもWeb制作を生業の一部としている立場で考えると、もしかしてこれは今後非常に面倒な話になっていくのではないか、いや仮定ではなく絶対そうなるに決まっているというちょっと困ったちゃん的な話になることこれ必定。うー、現行改変を最低限にPHPとCSSで逃げ道を考えねば..

そして出る出る詐欺などと揶揄され続けた某C社のEOS-1D Xの発売日(6月20日)がようやく決定。発表してから8ヶ月も経って発売される製品も珍しいですが、今度こそ本当か?などと疑うことももはや面倒になっている昨今、思わず耳を疑う、いや目を疑ったのはCPSからの案内にあった「現在、非常に多くのご注文を頂いており、しばらくの間、商品のお届けまでにお時間を頂戴することが予想されます。」の一文。もー思わず「まだ待たすんかい!」と突っ込み入れてしまいますわ..

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入梅時の赤城高原はまさに霧の都。そんな流れ漂う霧に紛れて聞こえてきたのは、かの水恋鳥のヒキョロロロー。思わずハッと我が耳を疑いましたが、さらにそこにトドメのもう一声。結局鳴き声はその2回だけでしたが、もの悲しいよく通るその声は、紛れもない深紅の夏鳥その人の声に相違ありません。基本的に赤城高原は彼らの好むような環境ではないはずですが、赤城山全体で見ればいくつかの生息地はあるので、可能性がないとは言い切れません。取りも直さず声の主を探しに行きたいところでしたが、すぐに出かける用事があったため、今日のところは探索お預け。さてさてタダの通りすがりかはたまた単なるはぐれ♂か、興味は尽きませんが、明日は事の真偽を確認してくるつもりです。

2012年6月12日 (火)

古きを捨て

WWDC(Apple主催の世界開発者会議)で発表された新型MacBook Proですが、噂通りとうとう光学ドライブとFireWireが廃止されました。しかもHDDの代わりにSSD搭載も選択できるようになり、MacBook Air同様に名実ともにゼロスピンドルになりました。動画編集を考えるとSSDはまだアレですが、一般的な用途ではもはやSSDしか選択する意味がないですね。

Appleのレガシーインターフェイス切り捨ては気持ちがいいくらい潔いですが、現在進行形で事が進んでいる業務ユーザーにしてみれば、現時点でのFireWireの廃止は自殺行為に等しいので、こりゃ困ったもんだ的な空気が漂っていたのも事実ですが、ちゃんとそこはそれ、予想通りThunderboltからFireWire 800への逃げ道は用意されるようです。

光学ドライブに関しては、もはやAppleの世界観では旧石器時代的な遺物にしか見てなかった..Blu-rayすら見て見ぬふりを押し通したし..のはかなり前から知れていましたが、田舎のプロダクションではまだまだDVDでのデータ受け取りは日常的なことなので、そこを外付けドライブでとなってしまうと色々問題になります。もっとも、Late 2011の現行モデルのスペックアップ版もそのまま継続されるとのことなので、Appleもそこはちゃんと判っているようですね。

今回の新型発表でひっそりとカタログ落ちしたのは、実は業務ユーザー御用達の17インチモデルだったりします。iPhoneやiPadと並んで、Macの売れ筋はMacBook Airなどパーソナルユース製品で、MacBook Proの17インチモデルやMac Proなど業務向けラインナップは、以前よりディスコンの噂が絶えませんでした。今回17インチモデルが出ないのは、おそらくはRetinaディスプレイのパネルが用意できなかったからだとは想像できるので、未来永劫出ないわけではないと期待したいですが、前述の通りAppleには過去を振り返らない的な考え方も見え隠れするので、果たしてどうなることか..

20120612
いや今日は寒かったのなんのって。一時は車に積みっぱなしになっていたインナーダウンを着込むほど。県北は気温的には15℃前後だったようですが、終日曇天のガス模様で陽が射さなかったせいか、体感的には一桁台といった感じでした。北海道の中標津など道東で季節外れの氷点下だったとも聞いてますから、東日本全域が冷え込んでいたようですね。


2012年6月11日 (月)

青大将

セミナーの案内が届いて知りましたが、先のNABで話題をさらったNEX-FS700Jは、何となくまだ先のような気がしていましたが、どうやら今週中に発売になるみたいですね。フルHDで最大10倍のハイスピード撮影というのを、この目で直に見てみたい..サンプル動画はネット上で確認済み..ところですが、多忙につきそれもままならずです。

先行して発売されているCINEMA EOS C300は、もうすでに実際の放送でも使われ始め、チラホラ映像を目にするようになっていますが、追撃するFS700も市場に出回り始めることで、じきにその映像も見ることになるでしょうね。すぐに実戦投入して成果を出すならC300に分がありますが、コスト面や4K収録などではFS700がホットでしょうか。ま、倅に車を買ってやって懐がスッカラカンなので、どのみち今すぐ云々の話ではないですが..

20120611
日向ぼっこで暖機運転中かと思いきや、駄犬がソロソロと近づいた途端、鎌首を持ち上げて威嚇されてしまいました。さらに怒っていたのは当のアオダイショウだけではなかったようで、ピィーヨと鋭く鳴きながら道脇の林縁からノスリが飛び去っていきました。すぐ近くの森で今年もノスリが繁殖中なのは確認済みで、腹を空かせて巣内で待っているであろう雛たちに、少々悪いことしてしまったようです(苦笑)。


2012年6月10日 (日)

たかが日本語、されど日本語

2バイト文字文化であるが故に免れ得ぬPCの作法、それは日本語入力なり。たかが日本語入力、されど日本語入力。変換できて当たり前の存在であって、逆に変換精度が低ければ叩かれる存在、それが日本語入力アプリ。その昔ならFEP(Front End Processer)、現在ならIME( Input Method Editor)などと呼ばれる、いわゆるアプリケーションの一つだ。Windowsユーザーならその多くが標準装備のMS-IMEを、Macユーザーなら同ことえり..我々は「ばか」えりと呼んでいる..を使っていると思われるが、いずれもメリケン語の国の手によるものであるがため、今ひとつ、いや3つ、ばかえりに至っては今十ぐらい具合がよくない。

多くの人はそれでもそんなものと割り切って使える..なんつってもタダだからね(笑)..とは思うが、文筆業とは言わぬまでも、ビジネスでメールはもとより、仕様書やら原稿やら報告書などと何かとドキュメント作成が多い身であるがため、やはりキチンとしたアプリケーションでストレスなく日本語を入力したい。と言いつつ最近まで、所有する現役稼働PCの台数が多い..合わせて6、いや7台かな..こともあって、割と前評判の良かったGoogleの日本語入力..未だ評価版だが一応無償..を一時的に使っていたのだが、これもまたメリケン国の作り物であることをヒシヒシと感じさせる品質であって、結局今はJ社のATOKに落ち着いている。Googleのはネット上で拾い集めた時事ネタ的な単語の変換率は高くて面白い機能であったが、物覚えが悪いのはいかにもペケであった。

現在は巡り巡って再びMacがメイン機。そのためプラットフォームとしてMac版が存在する意味は大きい。ATOK2012ではWinでもMacでも辞書を共有でき、しかもそれはAndroid(スマホ)でも可能である。契約は常に最新が有効となるATOK Passport(300円/月)。該当バージョンだとWinでもMacでもはたまたAndroidでも、都合10台まで自由にインストールできるのがベリーグー。Win版もMac版も使い慣れているため目新しさは微塵もないが、Android版では英文字と数字を切り替えなく入力できるのがうれしい。Googleのは一々パレットを行ったり来たりしなければならず、実に面倒であった。

ちなみにそのATOKとの付き合いは長い。その前には管理工学研究所の松、なんていうFEPも使っていたが、ATOKはおそらく私が常用するアプリでは最も古く、DOS時代の一太郎 Ver.4から数えてかれこれ23年になる。昔から某MS社が嫌いであったことと、何よりATOKは純国産品だったというのが主たる理由だ。PC黎明期以来、OSもハードもメリケン国に牛耳られて久しいが、日本語はやはり日本人の手によって変換されて然るべきなのだ。

20120610
梅雨に入った途端に梅雨の晴れ間。ま、おかげで庭仕事が充実したけどね。

2012年6月 9日 (土)

梅雨入り

新接吻のハイブリッドCMOS AFというのは、どうやらナイコンのミラーレス機に積んであるのと同じような機能のようで。ライブビュー時のC社のコントラストAFの激遅には業界内でも定評あるが、今度のギミックは一眼レフではお馴染みの位相差式でググっと一気に寄って、最後の詰めをコントラストAFで仕上げるという仕掛けらしい。さらに同時発表のSTM(ステッピングモーター)搭載の新型レンズであれば、公開済みのサンプル動画を見た限りでは、コンシューマのビデオ専用機並みに動画撮影時のAIサーボAFがそこそこ使い物になる様子。接吻クラスのカメラを買う購買層は例外なくAFで撮るわけで、ようやく動画撮影機能をコンシューマ機に載せた意味があるというものだ。

先日発売された5の3で見送られた..ファームアップするだろうな多分..のは、間に合わなかったかのか大人の事情なのか定かではないが、恐らく今秋とも噂される7の2(仮称)以降には搭載してくるだろう。ただそれ以前にC社でもミラーレス機を用意しているとの噂はあって、まさに今回の新接吻からミラーとプリズムを取っ払った姿を想像出来れば、それがアウトラインと見てそう当たらずとも遠からじ、といったところのように思う。

しかし、手前の勝手な予想では、今回の接吻でミラーレスになるかと思っていたが、C社としてはそれはあくまで別路線で行く気のようだ。割りと最近までコンデジのIXYに光学ファインダーを搭載していたメーカーなので、やはりレフレックスにはこだわりがあるのだろう。そのC社の気概が老舗カメラメーカーとしての良心なのか、はたまた時代の波に乗り遅れた最後のあがきなのか。でもやはりミラーレス市場に後出しじゃんけんで参入する気満々なので、今回の新接吻がこのクラス最後のレフレックス機とみて間違いないかもしれない。

20120609
関東も梅雨入りだそうで。仕事が溜まってブログなど更新している暇など無いのだが、まあ忘備録ということでとりあえずアップ。


2012年6月 7日 (木)

いつかまた

20120607
焼きが回ったもんだ。最初見た時ヒタキ科の♀かと思ってしまって、しばらくコサメビタキとは気付かず。その昔、初めてカメラを手にした頃は野鳥カメラマンにでもなろうかと思っていたのに、最近は目の前に姿を見せればストックフォト&ビデオ用..さらに言えばブログネタだな(笑)..に撮りはするものの、わざわざどこかに鳥を撮影に行く機会などなく、自ずから種の識別能力も衰えていく一方である。

ハイビジョン普及前夜、依頼仕事で集中的に鳥を撮っていたことがあって、その時は一時的に撮影意欲も盛り返していたものの、デジスコだのビデスコだのと世の中にアホカメが出回り始めたのを機に、現在はそっちの世界からは距離を置いている。ま、本来鳥は好きなので、いつかまた戻ることもあるかもしれないが、今のところ静観といったところだ。え?天狗様は鳥じゃないのかって?いえいえ、あの方々に限ってはト・ク・ベ・ツ。

何より興味が尽きないのは、天狗様御身そのものだけでなく、彼らを頂点とする環境、つまりEcosystemに他ならず。なので仮に再び鳥を撮るにしても、その種をいかに美しく撮るかなどという在り来りのものでなく、やはりEcosystem内での種としての地位や関係性に視点をおいて撮影に挑みたい。コンテストに出すような1枚のスーパーショットよりも、写真で言えば組み写真であり、ビデオで言えば映画のようにストーリー性のある作品を創りたいものだ。

とは言うものの、日常に追われて口で言うほどはなかなか気持ちも行動も追いつかない現実があって、作品創り復活にはしばし時間がかかりそうだ..


2012年6月 5日 (火)

蜜吸烏

20120605
とぼとぼと餌を探して空き地を歩いていたハシボソガラス。何を思ったのか急にハルジオンの花をパク。一瞬、花を食べたのかと思ったら、どうやら花の付け根をくちばしで挟んでいる様子。この後、2・3回首をグルグル回して離しましたが、カラスも花の蜜を吸うんですね。今まで気にしたことはなかったですが、初めて見ました。

2012年6月 4日 (月)

二番茶

赤城高原では奥ゆかしくなくホトトギスも、関東の南まで来ると真昼間から鳴きっぱなしです。まあ渡来したてというのもあるんでしょうが、それにしても今日は結構派手に騒いでいました。賑やかさでは負けないさすがのガビチョウも、ホトトギスの血を吐くような連呼にはやや押され気味でした。

20120604
新茶の季節はとうに過ぎた茶畑。そろそろ二番茶の時期ですね。


2012年6月 3日 (日)

夏鳥出揃い

20120603
今朝はカッコウとホトトギスの揃い踏みで、いつになく爽やかにお目覚め。ホトトギスは夜半から、カッコウは朝もやが立ち込める日の出チョイ前くらいが鳴き始め。もっともトケン鳴かずとも最近は3時半起きがデフォルトだけどね。そう言えば、近年ホトトギスの赤城高原への渡来は遅れ気味で、今年も6月に入って今日が初認。まあとりあえずこれで赤城高原の夏鳥は勢揃いを確認です。


2012年6月 2日 (土)

心変わりしたか

ベラボウにお高い業務用の上位版でないとMXFを読み込めないというフザけた仕様が、世の中のEDIUS業務ユーザーから総スカンを食らったグラスバレー。業界ではXDCAM納品がスタンダードになりつつあるというのに、足元を見たような先行きを見通せない営業なんぞするもんで、少々ケチが付いてしまいましたが、先ごろEDIUS6.5のバージョンアップがアナウンスされ、その仕様を確認したところ、おやおや心変わりをしたのか音を上げたのか、MXFの入出力が出来るようになっているじゃないですか。でも新機能には謳ってないのがせめてもの抵抗か(笑)。

そもそも、パナGH2やEOS MOVIEに代表されるような低価格DSLRムービーに、価格破壊とも言うべき10倍速ハイスピード記録のSONY FS700、100万以下で4KのRAW出力を可能とするREDのScarlet-Xなど、業界底辺にうごめくフリーの映像クリエイターたちにも、高画質カムコーダーに手が届くようになった昨今、価格の違いで扱えるフォーマットに差をつけるという前時代的な発想は、もはや通用しないでしょうね。

では素直にバージョンアップ(¥29,800)するのか?と言えば、WinXPに非対応になった等の理由もあり、同時にAdobe Creative Cloudへのお布施を考えると、そうすんなりいきそうにないのが、今の流れ。とりあえずPremiere CS5でMXFには対応できるのも躊躇する理由の一つかな。ま、もう少し周辺から情報を集めてから、ボチボチ検討しましょうか。

20120602
林床で鎌首もたげるマムシグサ。もう本物のヘビもうろついているので、山歩きは長靴が良いですね。

20120602b
今日は部活がないので映画に連れて行けということで、下の倅と「メン・イン・ブラック3」を鑑賞。相変わらずSFなのに妙にレトロな雰囲気が漂う作りは健在で、なかなか楽しめました。本編とは関係ないですが、ボーンシリーズの四作目を予告していました。マット・デイモンは前三部作で降りたというのは本当のようで、初めて見る俳優が主演するとのこと。ボーンシリーズのファンとしてはちょっと気になる話です。


2012年6月 1日 (金)

見た目は同じでも

倅がPCの調子が悪いから見て欲しいと急遽宅配で送って来ました。用件はセキュリティソフトを新たに買ってインストールしようとしたが、事前に弾かれてしまって先に進めないといったもの。それまで入っていた古いセキュリティソフトは手順通りアンインストールしたのに、それが残っているのが原因のようなダイアログが出ているようです。先の住人が立ち退き前にゴミを散らかして片付けていないために、次の新たな住人が荷物を運び込めないといった感じのもので、まあよくある話です。

HDD内の残存ファイル群の消去..持ち込んだゴミはちゃんと片付けろよなES◯T..と、同時にレジストリも端から掃除して、とりあえず無事に新たな住人を迎え入れることに成功しました。ま、上手くいかなかった場合は件のソフトを私が買い取って、別のをインストールしなければならかったので、ちょっと汗流しましたが(苦笑)。

で、その過程で久々にWinノート機のトラックパッド..マウスの代わりにポインターを操作するデバイスのこと..を触ることになりましたが、いや実に酷いもんですね。昨年からすっかりMacBook Proのトラックパッドに慣れていたため、イライラムラムラが頂点に達して最後は叩き壊したくなりました。PCなど少なからず同じような部品を使っていて、そんなに違いはないものと勝手に思い込んでいましたが、いやはや、同じ事を目的としていてこうもその使い勝手に隔たりがあるのはある意味驚異ですね。

Appleの実現するマルチタッチ機能は、iPadやiPhoneで知られるようになりましたが、それと同じことがラップトップPCのトラックパッドでも出来るわけです。しかも、Magic Trackpadなるデスクトップ向けの同デバイスも用意されており、もはやAppleにとってマウスはレガシーな存在となっているようです。折しもFinal Cut Pro Xで編集作業中ですが、同系列のソフトでは考えられないほど、マウスよりもトラックパッド(Magic Trackpad)のほうが使いやすいように感じています。並行してWin機でEDIUSも操作していますが、もしこちらでトラックパッドを使わなければならない状況になったら、間違いなく狂い死にしていることでしょう(笑)。

20120601
家の周辺でもレタス畑がぼちぼち始動。冬の間は荒野と化して人っ子ひとりいない..は言い過ぎですが..赤城高原ですが、今は朝に夕に人と物の出入りが頻繁になっています。早朝から騒々しい時もありますが、お陰で新鮮なレタスを頂けるので、それはそれで役得と言えますね。


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