たかが日本語、されど日本語
2バイト文字文化であるが故に免れ得ぬPCの作法、それは日本語入力なり。たかが日本語入力、されど日本語入力。変換できて当たり前の存在であって、逆に変換精度が低ければ叩かれる存在、それが日本語入力アプリ。その昔ならFEP(Front End Processer)、現在ならIME( Input Method Editor)などと呼ばれる、いわゆるアプリケーションの一つだ。Windowsユーザーならその多くが標準装備のMS-IMEを、Macユーザーなら同ことえり..我々は「ばか」えりと呼んでいる..を使っていると思われるが、いずれもメリケン語の国の手によるものであるがため、今ひとつ、いや3つ、ばかえりに至っては今十ぐらい具合がよくない。
多くの人はそれでもそんなものと割り切って使える..なんつってもタダだからね(笑)..とは思うが、文筆業とは言わぬまでも、ビジネスでメールはもとより、仕様書やら原稿やら報告書などと何かとドキュメント作成が多い身であるがため、やはりキチンとしたアプリケーションでストレスなく日本語を入力したい。と言いつつ最近まで、所有する現役稼働PCの台数が多い..合わせて6、いや7台かな..こともあって、割と前評判の良かったGoogleの日本語入力..未だ評価版だが一応無償..を一時的に使っていたのだが、これもまたメリケン国の作り物であることをヒシヒシと感じさせる品質であって、結局今はJ社のATOKに落ち着いている。Googleのはネット上で拾い集めた時事ネタ的な単語の変換率は高くて面白い機能であったが、物覚えが悪いのはいかにもペケであった。
現在は巡り巡って再びMacがメイン機。そのためプラットフォームとしてMac版が存在する意味は大きい。ATOK2012ではWinでもMacでも辞書を共有でき、しかもそれはAndroid(スマホ)でも可能である。契約は常に最新が有効となるATOK Passport(300円/月)。該当バージョンだとWinでもMacでもはたまたAndroidでも、都合10台まで自由にインストールできるのがベリーグー。Win版もMac版も使い慣れているため目新しさは微塵もないが、Android版では英文字と数字を切り替えなく入力できるのがうれしい。Googleのは一々パレットを行ったり来たりしなければならず、実に面倒であった。
ちなみにそのATOKとの付き合いは長い。その前には管理工学研究所の松、なんていうFEPも使っていたが、ATOKはおそらく私が常用するアプリでは最も古く、DOS時代の一太郎 Ver.4から数えてかれこれ23年になる。昔から某MS社が嫌いであったことと、何よりATOKは純国産品だったというのが主たる理由だ。PC黎明期以来、OSもハードもメリケン国に牛耳られて久しいが、日本語はやはり日本人の手によって変換されて然るべきなのだ。
梅雨に入った途端に梅雨の晴れ間。ま、おかげで庭仕事が充実したけどね。
この記事へのコメントは終了しました。
コメント