今は昔の話
誰が呼んだか人呼んで里山の猛禽ことサシバ。オオタカ共々里山環境の上位に位置し、主に昆虫や両生類など小動物を狩って生活していますが、私の感覚だと近年は里山のような平場よりも、多雪地帯の山間地に多く見られるイメージに傾きつつあります。戦後この方、里山環境が急速に減って、そこで営む生きものが順次姿を消しつつありますが、その食物連鎖の頂点に立つ彼らもまた、次第に姿を消していく運命にあります。
あらゆる生きものは、他の生きものの命を取り込んで自らの命の灯を点していくわけですが、サバンナのライオンなどと同様、猛禽類はそれが実に判りやすい生態をしています。サシバという種または個体だけを見るのではなく、彼らの生態を映す生活環境そのものを俯瞰してみない限り、彼らの命の灯火を守っていくことは難しいでしょう。もちろんそれは、サシバだけに限った話ではありませんが..
これは出張中の移動オフィス宿住まいバージョン。個室だとそれなりにスムーズに作業を進めることができますが、日中野外で働いてきてその上、さらに宿に戻ってまで仕事はしたくないのが本音だったりしますが(苦笑)、あらゆる業務が平行で進んでいく..予定がダブル、いやトリプルブッキングだっていうのは私の詰めの甘さというのは内緒(汗)..ため致し方なしです。
その昔、かれこれ20年位前でしょうか、サラリーマン時代にいわゆるバブル景気を経験していますが、その末期、PowerBook Duoとデジタルムーバ..月額8万!だったって信じられる?..を小脇に抱え、全国区を出張続きで転戦するという、今の私からはおそらく誰も想像だにし得ない状況下にいました(苦笑)。それこそ当時はインターネットの普及前..ネットと言えば一部のパソコン通信のことを指した..であったため、連絡は当然電話で口頭伝達、書類はFaxでやりとりが普通のビジネスシーンでした。出張で会社に戻らない日などざらで、ホテルから深夜にPowerBookから音響カプラとFaxモデム..電信時にピーガーって音がするやつね(笑)..で、見積書やら提案書の類いを延々とクライアントにFaxで送りつけるなどしてました。
インターネットとブロードバンドの普及、高性能なラップトップにスマホ、それにクラウドサービスといった当時ならまさに夢の世界のまっただ中にいるわけですが、こうしていい歳して夜中まで仕事に縛られている辺り、本来ならやらなくてもいいことまでさせられているようで、昔より便利になったのかどうか時々疑問に思うことがありますなぁ..