カテゴリー「動物」の171件の記事

2009年12月15日 (火)

武尊のアルペングロー

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今の時期は、午後4時ともなると子持山に陽が隠れてしまうため、周辺より早くに沼田盆地は日が陰ってしまいます。しかし、河岸段丘を渡って赤城高原まで高度を上げると、周辺の山々に今まさに沈まんとする陽の影を見ることができます。現場からの帰路、北に位置する上州武尊山に目をやると、山頂付近がアルペングローに染まるのが見えました。

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昨日は結局、午後遅くには赤城高原まで雪雲が広がり、夜半過ぎまでチラチラとみぞれ交じりの雪が降りました。朝にはそれらが凍り付き、近所の畑に今シーズン最初のノウサギフットプリントを確認。

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ワシ仲間のO氏より技術的なアドバイスを受け、ビデオのコリメートシステムを光学的にパワーアップ。画質的に全く実用性のないデジタルズームを使うことなく、1km先の天狗様の姿をここまで捉えることができるようになった。超が列をなすほどの光学パワーを得たのと引き換えに、大気と風の影響をもろに受けるので、さすがに撮影時に常用するには勇気が要るものの、高倍率な観察機材としても有効なのは非常に助かる。さらにデジタルズームでは機能しない静止画が撮れるのも、現場でキャプチャーの手間が省けて有り難い。やや面倒ではあるもののパーツとして付け外しも可能なので、今後は場面に応じて活用していきたい。

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2009年12月13日 (日)

獲物の季節

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県南から眺めた雪化粧の浅間山。中腹から山頂に掛けて、一応一通りは冠雪していますが、山頂南側の一部はまだ地肌が露出しているのが判ります。こんな所にもこの冬の少雪がうかがえますね。

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午後になって日が陰った北向きの斜面。ガサガサと落ち葉を蹴散らし、イノシシ4頭..同じ大きさでしたがおそらくは親子..が目の前の急斜面をトラバースしていきます。よく見ると斜面には縦横にけもの道が走っており、この森を頻繁に行き来しているのが判ります。その親子が隊列をなして尾根を越えてから約20分、ズドーンと一発の銃声が響きました..

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それからさらに30分ほどすると、鉄砲撃ちのご一行様が通りがかったので、先ほどの銃声の猟果を見せてもらうと、獲物はイノシシではなく雄ジカの成獣でした。80kgはあろうかというなかなか立派な雄で、当然ながら腸は取り出され血抜きも済んでいます。先日、自身が鉄砲撃ちでもあるワシ仲間のS夫妻が、シカを見ると肉にしか見えないと宣っていましたが、それはまさに言い得て妙。私も思わず美味そうだとつぶやいてしまいました(笑)。このシカを見て、知り合いの猟師が肉を用意してあるからいつでも来いと言っていたのを思い出したので、近々白菜でも持って行ってこようかと思います。

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先月から始まった森林系モニタリング調査の応援で、県南の某所へ。調査メンバーには素人ながら地元の人が含まれていますが、何事も地域の意志が働くのは良いことです。郷土愛が薄れゆく今の世の中で、郷里を田舎をふるさとを、自分たちの手で調べそして守ること。その土地に暮らしその土地を守る、その至極当たり前のことが、簡単のようでいてなかなか出来ないものです。とりあえず伸び始めた芽は大切にしたいですね。

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2009年12月 2日 (水)

今年最後の満月

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機材をバックパックに収納中、気が付くと向かいの稜線から満月が昇ってきました。今日が満月だとすると、計算では次の満月は来年の元旦ということになるので、暦の上ではこれが今年の見納めと言うことになります。ま、そんなことに大した意味はないなと思いつつも、残照を浴びて色付く月面にしばし見入ってしまいました。

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林道をヘッドライトで照らしながら注意深く走っていると、伐採地で採餌中のサルの一群に遭遇。ライトを消してそっと停車させるも、皆一斉に森に逃げ込んでしまいましたが、1頭だけのんびりと歩を進めていたので、感度をISO6400まで上げてとりあえず1枚パシャ。するとシャッター音に驚いたのか、ダッシュで仲間の後を追いかけるように逃げていきました。連中に私自身の面が割れているのもありますが、野性味の強いサルたちにまずは一安心です。

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下山して麓の里山から西の空を眺めると、遠く子持山のスカイラインが残照に浮かび上がっています。帰路、フロントウィンドウには少しずつ色を失っていく夕暮れが映し出され、さながら映画のスクリーンで極上のワンシーンを見ているように美しかったです。

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今日も昨日とほぼ同じ理由で山行。ねぐら入りの翌日には、必ずねぐら立ちもセットで確認する必要があるので、今朝一番で昨日の谷に入りました。が、午前中はデスクワークで一旦戻ったので、午後に再度出撃し、データの精度を上げるべく昨日同様ねぐら入りを確認。

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2009年11月19日 (木)

疑似デナリ

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うら若き女性の悲鳴の如き叫び..ラッティングコールという誇示行動..とともに、体躯の大きな牡ジカが道端に姿を見せました。反対側の法面には牝ジカが3頭ほどたむろしています。バスの運転手も心得たもので、少し手前で停車して待つこと3分。牡ジカはその緊張した面持ちとは裏腹に、バタバタとしたコミカルな足取りでバスの前を横切ると、上唇をめくり上げながら..牝の発情を確認するフレーメンという仕草..逃げていく牝ジカの後を追いかけて行きました。そろそろシカたちの恋の季節も終盤です。

そう言えばここは、景観もそこに棲まう生きもののスケールもとても比較になりませんが、バスに乗ってアプローチするその道すがら、キツネやシカ、それにワシなど生きものの営みが見られるのは、さながら日本のデナリNPの様相です。入り口にビジターセンター的な案内所があり、且つ終点に湖がある辺りもデナリNPのそれとよく似ていますね。ちなみにデナリNP(Denali National Park and Preserve)とは北米アラスカ州にある国立公園のことで、デナリとは先住民の言葉で「偉大なるもの」を意味し、北米最高峰のマッキンリー山のことを指します。

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パークロードを横切る世界最大のシカの仲間、ヘラジカの牡(Denali NP)

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パークロード上で昼寝するグリズリー(Denali NP)

ね、ちょっとスケールが違うでしょ(笑)。

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今日は友人からの知らせに急遽越境。今シーズン初オオと初オジロのワシ2種を確認、と言っても前者は河床から飛び立つ後ろ姿を、後者に至ってはバスの中からチラッと見ただけですが(苦笑)。北海道のように沢山飛来するわけではないので、あっちに行ってればこっちでは見られず、こっちに来ていればあっちでは見られずで、まあある意味時の運と言ったところでしょうか。

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昨日は雪雲に阻まれ眺望できなかった上越国境の山々。やはり少し雪を積み増したようですね。週末に備えて冬季用の装備群を準備した方が良さそうです。

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股引の着用は意外に早くやって来ました(笑)。今朝は越境の為、早朝に某峠を通過しましたが、朝6時半の時点で氷点下5度。道端には除雪された雪が残っており、当然路面は凍結中。昨日スタッドレスに換装しておいたのが功を奏しました。

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2009年10月25日 (日)

シカの痕跡

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昨日の艶やかさとは打って変わって、今日の写真はすべて土気色で統一。昨日は久しぶりに西ノ湖まで足を延ばしてみましたが、水位がかなり下がっていて、広範囲に泥地が露出していました。夜な夜なシカたちも水を飲みにやって来ているとみえ、森から点々と泥地に足跡が続いていました。水位が下がってからそれなりに日が経っているらしく、シカもツボ足にならずに済んでいます。

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これもシカの足跡。一見すると沢山のシカがいたように見えますが、実はこれは牡同士の闘争の痕跡。水場でばったり出くわした牡が、雌を巡って争ったものでしょう。お互いの力が拮抗していると、角を突き合わせて押し合いへし合いしながら、円を描くようにその場でくるくると回るのです。付近の様子からみて、2ラウンドやり合ったようですね。

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これは糞。至る所に真新しいのがコロコロと落ちています。シカは歩きながらも適当に脱糞するので、1ヶ所にまとまることなく、そこここに散らばっています。見た目同じような糞をするカモシカは、1ヶ所に溜め糞をするので、そこがシカとの違いですね。

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水辺にやって来るのはシカだけではありません。これはキツネの足跡ですが、やや迷い脚になっていますね。先のシカの争った痕跡近くなので、もしかしたらその場に居合わせていて、水辺に出ようかどうしようか迷ったのかも知れません。

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これは鳥の足跡。近くにハシボソガラスがいたので、家人はカラスではないかと言っていましたが、カラスよりは一回り小さいものです。おそらくカケスではないかと推察。

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2009年10月14日 (水)

どんぐり落果

20091014
先週の台風でだいぶ森のどんぐりが落ちました。勢いのなくなった下生えをかき分けて森の中を歩くと、林床に沢山のどんぐりが転がっているのが判ります。1本のコナラの根元に立ち、試しに両足の下のどんぐりを拾い集めてみると、1回で片手に余る量が集まりました。ブナほどは年による結実の差はありませんが、それでもどんぐりの豊凶は、森に暮らす生きものにとっては快適な冬越しを占う切実な問題。クマやイノシシ、リスにアカネズミ、そしてカケスたちにとっても待ちに待った大切な秋のご馳走です。

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2009年10月 4日 (日)

中秋の名月

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輝面比99.95%の満月です。暦の上では昨日が十五夜でしたが、月齢では今日の午後遅くに満月となりました。東の空なので庭先に出ての撮影ですが、季節柄、オオカミの遠吠えならぬ、シカのラッティングコールが間断なく聞こえてきます。

500mmにエクステンダーかませて、スタンディングポジションからスタビライザー効かせて手持ち撮影。これでISO3200というのだから、近年のデジタルカメラの高感度性能には恐れ入りますね。

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2009年9月12日 (土)

旭岳初冠雪

9日に黒岳が冠雪したと記事にしましたが、どうもみぞれだったようで、道内の初冠雪は公式的には今日の旭岳のようです。大雪周辺は今まさに紅葉の真っ盛りなので、その対比は見応えがあることでしょう。私は9月に渡道したことはまだ無いので、何れは秋の大雪を縦走してみたいですね。尚、この時期の冠雪は平年より10日少々早いとのことです。

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レタスやキャベツの収穫も終わりつつあり、近所の畑もだいぶ空いてきました。朝採りももう我が家より標高の低い畑へと移り始め、朝はずいぶんと静けさを取り戻しつつあります。そんな整地された畑に、何者かの足跡が付いていました。野良猫は足元が不安定な場所はあまり好んで歩きませんし、シカやイノシシは基本的に足跡がやや離れて交互に付きます。足跡が直線的に付くのはイヌ科、それもキツネかタヌキが考えられますが、例え夜間でもタヌキがオープンな場所を堂々と歩くのは希なので、恐らく足跡の主はキツネでしょう。

ちなみにこの足跡、行って帰っての往復で付いているわけではなく、実は2頭の足跡なのです。最近この畑の近くで、この夏生まれの兄弟と思われるキツネをよく見かけるので、写真奥の林に先月トラップカメラを仕掛けています。今のところよく見かける野良犬しか写っていませんが(苦笑)、何とか兄弟一緒に行動しているところを写し止めたいと考えています。得意の望遠レンズで撮ってもいいのですが、その場合キツネは猜疑心が見え隠れする表情しか見せないので、ここはやはり無警戒で自然の表情が狙える自動撮影装置を活かしたいですね。

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2009年8月18日 (火)

ヨーゼフの食性

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ララァの鼻先をのんびりとヒダリマキマイマイが通り過ぎていきます。彼女も鼻先を近づけて匂いを嗅いだりしてみますが、それほど興味はない様子。すぐに他の匂いを探し始めました。

で、犬とカタツムリと言えば、子供の頃に見た「アルプスの少女ハイジ」というアニメに、ハイジのおじいさんの飼っているヨーゼフというセントバーナード..だったかピレネー犬だったか..が登場し、そのヨーゼフがカタツムリを食べるシーンがあるのです。キャラクター設定上、ヨーゼフはカタツムリが好物だったようですが、子供心にイタズラ心に火が付き(笑)、実験と称して当時実家で飼っていた秋田犬に、カタツムリを無理矢理食べさせようとしましたが、迷惑そうな顔をして興味を示さなかったのを記憶しています。犬なんだから雑食で何でも食べそうなものですが、あれはアニメの世界のシチュエーションだけだったのか、いまだに謎のままです。

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2009年8月 1日 (土)

かかったのはアナグマ

最近我が家の駄犬が昼に夜によく吠えるとは家人の弁。その時にすぐ外を見ても、何も(誰も)いない場合がたまにあるという。昼はともかく、夜に庭先を見ても明かりがあるわけはないので見えなくて当たり前だが、以前はタヌキがよく堆肥用の生ゴミをあさりに来ていて、懐中電灯の光芒に浮かんでいたことがあった。

だからまたタヌキではないかと勘ぐっていたのだが、ちょうど予備調査用に作ったばかりの、コンパクトデジカメ仕様の自動撮影装置のテストを兼ねて、3台ばかり家の周辺に仕掛けたところ、近くの空側溝..大雨の時だけ水が流れる..に仕掛けたカメラに、駄犬の威嚇対象が写っていた。

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最初はこんな感じ。奥の方で目が光っている。写真が傾いているのは、たぶん写真の主が手前から通り抜けようとしてぶつかったからだろう。その後は写ってなかったので、その時は別ルートを行った模様。で、写真はその翌日のもので、しかもこの後にはやはり写ってなかったので、前日同様警戒して迂回していったと思われる。迂回、つまり地上の道路脇を歩くことになり、必然的に我が家の駄犬の威嚇にあったはずだ。

そしてこの光る目の主は..

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