カテゴリー「動物」の156件の記事

2009年6月10日 (水)

白雲木

ちょっと前まで見頃だったハクウンボクの花が、ここに来てだいぶ散っています。ハクウンボクはエゴノキの仲間で、両者の花自体よく似ていますが、エゴノキの花が一つ一つぶら下がるように付くのに対し、ハクウンボクは房状に重なるように花が付きます。その花の塊である房を白い雲に見立て、付いた名前が「白雲木」というわけですね。

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時を同じくしてミズキの花も散り始めていますが、ミズキは花びら一つ一つがはらはらと雪が舞うが如く散りますが、ハクウンボクは花そのものが根元からもげるように落ちて、林床にはその雲のかけらが散らばっています。写真は偶然にもヒトツバカエデ?の葉先に引っかかったものですが、知らない人が見たらこういう花だと思うかもしれませんね。

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反芻中に私とニアミスし、慌てて逃げていくカモシカの図。下藪をかき分けての遁走なので、頭にクモの巣が引っかかっています(笑)。しかし、突然のガサガサに驚いたのは私も同じ。何せ数日前に、同じ場所で同じように遁走するイノシシの後ろ姿を見ているので..

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2009年4月24日 (金)

今日は寒!

一昨日、あまりに暑くてTシャツ姿でブラインドに隠ったと思ったら、今日は寒くてフリース1枚着込む状態に。春だというのに昨日から冬型で風が強く、しのぎやすくなるどころではなかったです。安定しない気候は春の醍醐味とも言えますが、これで調子を狂わす人も多いのでしょうね。

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近づいて木々の枝先を見ると、芽吹きが始まりつつあり、遠目にもボヤッとした感じがしますね。重い機材にヒィヒィ言いながら今し方登ってきた沢筋を見下ろすと、木々の向こう側には対岸の山が見えています。この山が見えなくなるくらい新緑が増してくると、ハルゼミが鳴き出す初夏の陽気に落ち着くことでしょう。

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岩場から谷を見下ろすと、景色も心なしか淡く煙って見えますね。今日は終日オオルリの美声が響いていました。

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いつものように下山は薄暗くなってからですが、その途中でカモシカの成獣に遭遇。これまたいつものように不思議なものを見るような目でこちらをうかがい、斜面の岩場で身じろぎもしません。このあとすぐ真下まで近づいてもまだ逃げず、偶然上から落ちてきた小さな石を合図に、慌てて斜面を駆け上がっていきました。相変わらず今ひとつ何を考えているのかよく判らないヤツですね(苦笑)。

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2009年4月18日 (土)

たろっぺの季節

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春の恵みの季節です。山の神に感謝しつつ、天ぷらにして塩ふって、ビールでキュッといただきました。あ、写真くらいのはまた来週のお楽しみですよ(笑)。

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春の交通安全運動の季節です。しかしこの通りはホントにハクビシンの交通事故が多いです。まだお若いのにねぇ..

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今日は月例調査。先日の大霧の影響で朝は一面ガスの中でしたが、9時過ぎにはそのガスも晴れて視界良好、絶好の山菜採り日より..いや、調査日よりでした。マヒワが群れ飛び、ルリビタキがさえずる中、センダイムシクイやサンショウクイなど夏鳥も続々渡来中。そう言えば、我が赤城高原ではクロツグミを今シーズン初認、朝から美声を響かせています。

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2009年4月17日 (金)

サル隠れ

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里の空き家周辺でサルの一群に遭遇。車から降りると蜘蛛の子を散らすように一斉に逃げていきますが、中には遠くまでは行かずに近くに身を隠す輩もいます。写真の中に2頭ほど隠れているのが判りますかね。

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だるまさんが転んだ状態で少しずつ移動してまず1頭見っけ。このようにあまり遠くまで逃げない個体は、そこそこ人慣れしている証で、この季節は人が何も危害を加えないことを知っているようです。よく話題になる日光のサルのように、人手から餌をもらうまでには至りませんが、人を恐れないというのは、そのまま作物などの食害問題に直結するので好ましくありませんね。と言いつつ、もう少し近づこうと足を踏み出した途端、歯をむき出して威嚇しながら逃げていきましたが。

写真の空き家は山から下りてきてすぐ里に近い谷地の中にあり、その昔なら日常的に人の息吹が漂い、当然のごとく飼い犬なども放し飼いされ、里と奥山との緩衝帯のような役割を果たしていたはずです。言い換えるなら、人里と野生の狭間にある結界のようなものです。それが過疎化が進むにつれ結界としての効力も薄れ、野生の里への侵入を許す原因の一つになったと言われています。何も便利な生活を捨てて山に住めなどという話ではありませんが、里山に暮らしてきた昔ながらの日本人のライフスタイルも時代とともに移り変わり、それまで微妙に保たれていた野生との距離に明らかな変化が起きていることを伺わせます。ま、今に始まった話ではないですがね..

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2009年3月30日 (月)

カモシカを探せ

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のんびり写真など撮ってますが、立っているところは45度近い急斜面。長靴を残雪に蹴り込んで、50mほどトラバース中です。カモシカをスナップしたため、首からカメラが下がっていたのでパシャ。

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カモシカを探せ。さてどこにいるか判るかな?(答えはここ

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ブラインドから見下ろす眼下の森は早春の景色。これからしばらくの間、芽吹きのモスグリーンを経て、パステルカラーの新緑、そして深い緑の海へと変化する季節の移ろいを、ここから眺める日々が続きます。

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下山は西日が傾いてから。この時期は親がまだ巣内にとどまっているため、親が排泄行為で留守にするその刹那を狙って下山。そのタイミングを逃すと、暗くなってからの下山を余儀なくされます。

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2009年3月15日 (日)

サル逃げ

午後から高崎で調査委員会の予定が入っていたので、朝からお昼まで限定で、県北某所へKの営巣状況の偵察。いつものパーチ木に雄の姿はすぐに見つかって、雌のほうは未確認。今日は時間切れで巣を覗けるポイントまでは行けなかったので、明日以降また足を運ぶ予定。

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その帰路、林道から里山の谷地を見下ろすと、雪上に何者かの無数の足跡が。車から降りてしばらく周囲を注視していると、ほどなくキーキー、ギャオ、ギャ、と言った声を発し、足跡の主であるサルたちが姿を現しました。

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最初は藪の中に潜んでこちらの様子をうかがっていたのが、一匹の叫びをきっかけに一斉に逃げていきました。36匹数えたところで喧噪は静まり、車に乗り込もうとした途端、まだ若そうなサルが慌てて皆の後を追っていくのが見えました。

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2009年3月 9日 (月)

嗚呼ヒミズよどこへ行く

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最近、まるでバーダーのブログのごとき鳥ネタ続きに一石を投じるべく、朝からヒミズが農道を横断中。え、生きているのかって?ええ、すでに絶命しております。特に外傷もなく息絶えており、死因は不明。死んで異臭を放つヒミズには、キツネさえもなかなか手を出さず放置状態。

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2009年3月 4日 (水)

重い雪

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重く湿った春の雪が、木々の枝をしならせています。朝の時点では積雪は10cmほどありましたが、気温がさほど低くないので、午後にはほとんど解けてしまいました。降っては解け、また降っては解けを繰り返すうちに、頑固に日陰に残っていたわずかな積雪も、日増しに少なくなっていきます。

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雪がないと動物たちの動きもつかみづらいですが、久しぶりにシカの痕跡を確認。明け方近くに数頭が里に現れ、畑の畔を掘り返して雪の下の雑草を食べていたようです。

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自動撮影装置を設置させてもらっているHさんの森にも久々の積雪が。ハウジングの雪を払ったついでに、先週換えたばかりではありましたが、念のためバッテリーとCFカードを交換。雪の中のシカでも写ってないかと期待しましたが、数枚の闇が記録されているのみでした。

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2009年2月19日 (木)

寒さ戻る

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今週は寒い日が続きますね。今朝は久々に氷点下7℃まで下がって、緩んでぬかるんでいた庭先がガチガチに固まっていましたし、北部フィールドでも、一時腐っていた雪が再び凍り付いて、歩きやすくなっていました。その天狗様の様子を見に行った帰り、林道沿いでクマタカの雄を見つけてしばらく観察しましたが、ハラハラと小雪の舞う天候の中、みじんも動く気配のないKにこちらが時間切れ..年度末なのでデスクワークがたまりつつあるのだ..でギブアップ。天狗様同様、近年このKのペアにも目をつけているところなので、様子が気になるところです。

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私の胸高ほどの高さにカモシカの食痕を発見。雪面からおおよそ1m50cmほどの高さですが、この辺りは先月には1m以上積雪があったんですね。そう思って周辺を探ってみたところ、やはり1mほどの高さにもノウサギの食痕を見つけることができました。

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このモコモコは雪の下を移動するオコジョの仕業。彼らが餌として狙っているのはネズミの仲間で、その多くは雪の下にトンネルを掘って移動しており、おそらくその後を辿ってのことでしょう。

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不意に雪雲が切れると、それまで林道沿いの伐採地に集まっていたハギマシコの群れが、突然青空へと飛び出していきます。向かいの稜線上に双眼鏡を向けると、ハイタカの雄が旋回しているのが見えました。

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2009年2月15日 (日)

ノウサギの糞は重要

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これはノウサギの糞。山や森の中によく落ちているので、見たことがある人も多いかと思います。特に今の季節はコロコロと雪の上に転がっているので探しやすいですね。動物調査では、ある一定範囲内の糞の数を数えることで、そこに生息する動物の数を推定する糞粒法が用いられる..併せてDNA鑑定で精度を上げる場合もある..ことも多く、特にノウサギは天狗様やクマタカなど大型猛禽類の重要な餌動物を占めるため、彼らの生息環境の状態を知る上でその生息数は大切な指標となり、それ故に地道に糞を探して歩くことも重要となります。猛禽類の調査といっても、何も空ばかり見ているわけではないのです。当ブログで糞や足跡が頻繁に登場するのは、そういった理由であるのがご理解いただけたでしょうか(笑)。

ところで、ウサギを飼ったことがある人はご存じかもしれませんが、ウサギの仲間は2種類の糞をすることが知られています。いわゆる硬糞と軟糞ですね。写真の糞はまさにその硬糞、普段我々が目にするのもこのタイプの糞です。では軟糞とはどのようなものかというと、簡単に言えば未消化の糞だということになります。ウサギの仲間は主に草本類や堅い木の芽などを食べていますが、シカのような特殊な反芻胃を持たず、しかも体が小さく十分な長さの腸もないため、一度に消化が難しい繊維質の多い食物の場合は、盲腸..ウサギの仲間の盲腸は大きく且つ長い..に送られてそこで特殊な微生物による発酵が行われます。別名盲腸糞とも呼ばれる軟糞はその後に排泄される糞のことを指し、微生物自体がタンパク質やビタミン類を多く含んでいるため、ウサギは軟糞を再度食べることでその重要な栄養分を得ているのです。

再度糞を食べてしまう、つまりはそれ故に軟糞を見る機会がないわけで、われわれが目にするのはコロコロした硬糞だけ、と言うことなのです。最初に猛禽類調査で糞を数えるのは重要だと書きましたが、硬糞はもう出がらしも出がらしのカラカラの状態なので、ノウサギにとってはまったく重要ではありません。

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こちらは肉食獣であるテンの糞。雪のない季節は石の上など目立つ場所にする..いわゆるテンやイタチの高糞..こと多いですが、積雪の上では無造作です。棒でつついてバラしてみると、ネズミか何かの獣毛が含まれているのが判ります。草食獣のノウサギとは随分と違い、どちらかというと人様のものによく似ていますね。

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2009年2月 9日 (月)

冬の倒木

この季節、森の中では雪の重みに耐えかねて倒れてしまった木々をよく見かけます。理由はともあれ、倒木は鬱閉しがちな森の中にギャップを作る役割があるため、雪解け後の春には新たな植物の芽が成長するチャンスを作る..暗い林床に日光が差すようになる..ことになります。

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倒木の恩恵に与るのは植物だけではありません。動物たちもしたたかにそれらを利用しています。森の中ならば、ノウサギなど小動物が息を潜めて捕食者をやり過ごしたり、沢沿いでうまい具合に両岸を渡すような倒木ならば、岸辺を行き交うテンやイタチ、それにタヌキなどが橋の如く利用するようになります。写真はこの冬に倒れたばかりの若い杉の木ですが、足跡から早速テンが利用しているのが判ります。

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こちらは双方の橋詰にイヌ科の足跡が残っていたので、おそらくはタヌキだと思われます。倒木はキツネも利用するようですが、この手の一本橋は木にも登れるタヌキの方が得意とするところでしょう。

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人にとっては倒木はやっかいな存在。林業家にしてみれば手塩にかけた大事な商品がおシャカなわけですし、林道などに倒れかかれば往来の邪魔に。こんなふうに3本も一度に倒れられると、跨ぐにもしゃがむにも難儀です。結局ここはいつも荷物を下ろしてから、這って通り抜けています。

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今は偵察行動が主なので荷物はいたって軽装、なんどけど引っかかるんだなこの三脚が倒木に(笑)。

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天狗様のとある行動を確認したことで、偵察行動も今日で一段落。しばらく静観しつつ、その日を待つことになります。それにしても今日は寒かった。観察中は簡易ブラインドに入っているのですが、足下は雪でさらに床がないため、もろに底冷えの影響を受けます。テルモスの熱いコーヒーが手放せないですね。

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2009年2月 7日 (土)

北部の森はいと賑やか

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仲間のIさんに同行し、この冬初めて北部山域へ入山。このエリアの天狗様も今シーズン初目視。強風の昨日とは打って変わって、本日は快晴無風の穏やかな一日で、森の動物たちも朝から活発に活動中。

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2009年1月29日 (木)

リスの足跡

最近、たまに朝早く庭先にリスがやって来ているようで、それに気がついたのはつい最近のこと。餌台周りに何度か足跡がついていたのと、家人が細長くフサフサ茶色いものが駆けていくのを見たらしいのです。ホンドリスはフツーにその辺にいるにはいるのですが、いつも足早に通り過ぎていくのを見かけるだけで、なかなか写真には撮らせてくれません。去年、自動撮影装置に一度だけ写りましたが、それでもちょっと遠いところだったので、餌台に来ているとなると何とか撮影してみたいものです。

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これが餌台下に残されていたホンドリスの前足の跡。

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そしてこっちが後ろ足の跡。

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これは今日の撮影ではないですが、4本同時に着地の図です。急いで走っていると、ノウサギのように後足が前足を追い越すことになります。

偶蹄目や奇蹄目を除いて、四本脚で歩行する動物は大抵の場合、前脚の方が指の数が多く、例えばクマなど食肉目の仲間は前が5本、後ろが4本です。荷重が掛かるのは主に前脚であるというのがその理由ですが、上の写真でも判るとおり、後ろ脚で立つことができるネズミやリスでは、逆に後ろが5本、前が4本となっています。ま、ちゃんと理に適っていると言うことですね。

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2009年1月25日 (日)

足跡も凍る

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この週末は、新年会を兼ねた泊まりで北部山域の月例調査。日差しは強いが風も強く、日中の外気温が氷点下7℃、体感温度は優に氷点下10数℃以下。あまりの寒さに、テロリストばりのサングラスとフェイスマスクを着用。ノウサギの足跡も凍り付く寒さに、宿の温泉が全身に沁みた..

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先日の雨は北部山域にも及んだようで、溶けた表層がこの前付けたスノーシュー痕そのままに凍り付き、スノーシュー要らずでスイスイ登坂。1時間掛かった前回が嘘のよう。

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カモシカの足跡。これ以上はないというくらい、思いっきり蹄を開いている。四つ足動物は、自信の体重を4ヶ所に分散加重できるので、思いのほか沈まないものである。

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2009年1月21日 (水)

ヤマドリ受難

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足跡が3種類付いているのが判りますかね。左からカモシカ、ノウサギ、そしてテンです。何故か皆同じ向きに歩いており、さらに私も同じ方向に向かいます。先日は垂直方向に移動しましたが、今日は水平方向に約1時間半の雪中行軍。先日同様に深い雪に阻まれ、いやホント疲れました..

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林道上でヤマドリの羽を拾いました。一見地味な体色のヤマドリですが、個々の羽の一つ一つは実に美しい模様をしており、私が好きな羽の一つです。

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と、感傷に浸るような状況でなく、実はこのヤマドリは何者かに捕食された後でした。もちろんすでに本人はどこかに連れ去られ、恐らくはもう捕食者の胃袋の中でしょう。状況から見て襲われたのは早朝で、周辺の足跡からその捕食者はイヌ科の四つ足動物..十中八九キツネでしょう..であることが判ります。天狗様やクマタカなど大型の猛禽類であれば、争うときの羽ばたき痕が付くはずですし、ある程度は羽をむしるので周辺に羽毛が散乱するはずですから。

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今日の目的は天狗様の造巣状況確認。非常に神経質な時期なので、身を隠せる杉林の中にて観察。先週様子を見に来たときに比べ、今日は2時間余りの間に10数回の巣材運び入れがあり、この時期としては順調に事が進んでいることを確認できました。

EOS5D Mk2(EF28-300/3.5-5.6L IS)
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2009年1月20日 (火)

冬の餌事情

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今日の北部山沿いは、薄曇りという形容がぴったりの天気。風こそほとんど吹きませんでしたが、日射しがピリッとしないため、かなり肌寒く感じました。うっすらと日輪が出ているところを見ると、明日にはもう天候が崩れそうな気配。

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中途半端に締まった雪に足を取られつつ、無雪期なら20分程度で取り付ける尾根筋まで、小一時間を要しました。観察用具の他に撮影機材など20kgほどの荷物を背負っているので、スノーシューを履いていても思いのほか沈んでしまい、思うように歩を進めないのです。堅そうな雪面を選んで踏み出すと、ズボッと一気に踏み抜いてしまうという雪中行軍で最も疲れるパターンにやられ、現着する頃には全身汗まみれになってしまいました。

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朝登るときに付けたスノーシュー痕に何者かの足跡が。

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下山時、ちょっと寄り道して足跡をトレースしていくと、ほどなく足跡の主を発見。一応本人は隠れているつもりなので、こちらに気付いているのに微動だにせず。餌としている灌木の類は皆雪の下なので、このように一日掛けて縄張り内を巡回し、食べ物を探して歩いています。ほぼ一日中餌を探していると言っても、過言ではありません。シカに比べて積雪にはそれなりに適応している彼らですが、厳冬の森で餌を探すのはなかなか大変なようです。で結局、この後ビデオでも撮ろうとしばらく対峙してみましたが、時間の都合もあってこちらが根負けして敢え無く後退。

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そんな私の餌はと言えば、この季節はカップラーメンをおいて他にあらず。一番お世話になっているのが日清のやつで、特に最近はこのシリーズを頂いております。従来商品より2/3ほどに押さえたカロリーであることは、摂取カロリーが気になる年頃としては大変有り難いことです。何より人は野生のカモシカのように、余分な厚い脂肪層を身にまとう必要はないですからね(笑)。

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2009年1月18日 (日)

ノウサギとかるた

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昨晩、集会所からの帰り道、ヘッドライトの光芒を横切る白い物体を目撃。距離に余裕があったので急ブレーキを踏まずに済みましたが、凍結路面ではなかなか厳しい状況でした。地区の子供らを乗せていたのでそのまま通り過ぎましたが、白い物体というのはもちろんノウサギ。今朝になって駄犬の散歩で現場を通りがかりましたが、それらしき足跡はいくつも付いていたので、昨晩のがどれかまではさすがに判断できません。その中でも写真のものは比較的新しいようで、演習林からまっすぐ農道に向かって走ってきているのが判ります。彼らはこのようなオープンな場所では、あまり寄り道することなく移動する習性があるのです。

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昨晩の用事とはかるたの練習。かるたとはもちろん上毛かるたのことで、それは県内のこの季節の公式行事の一つ。今日はその村大会で、我が地区からも団体4チーム、個人2チームが参加。今年度は育成会の役員なので、今週は特に練習やら準備やらでバタバタしていました。我が地区はもともと小中学生が少なく、さらにこの数年は低学年に偏っているため、全チーム恒例の予選落ち。お昼食ってから早々に引き上げ、沼田でボウリング大会に興じてきました。

EOS5D Mk2(EF35/2)
Caplio R6

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2009年1月11日 (日)

ノウサギの訪問とどんど焼き

昨夜はなぜ夜中に起きたのかというと、別にわざわざ月明かりの写真を撮るためではなく、ララァが何者かの接近に大騒ぎをしたため。何者かというのはもちろんけものの類なわけで、夜中に犬が啼くなど珍しいことではないですが、昨夜は何やら激しい吠え方だったので、目が覚めてしまった次第です。朝、庭先の足跡から近所のノラがやって来たことは想像できましたが、それとはまた別の足跡も付いていました。

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その足跡の主はノウサギ。犬を飼うようになってから久しく庭先では見掛けませんでしたが、昨夜あれだけ月明かりのある状態で、ノコノコと犬小屋の鼻先を通って、庭の畑を横切っていったのには驚きです。一昨日なら雪が解けて、畑に残っている大根とブロッコリーが顔を出していましたが、今は再び雪の下に隠れているので、ノウサギも何も食べるものがなく、そのまま通り過ぎていったようです。

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玄関脇の花壇に残された足跡。足跡を辿ってみると、西側の畑から我が家の敷地に侵入、玄関先を通って裏庭から犬小屋のある東側へ抜けていったようです。真夜中とは言えなかなか豪胆なノウサギですね。

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ノウサギの侵入を許した我が家の駄犬。しかも寝ている鼻先を通り過ぎたのに、気が付かなかったようです(苦笑)。

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2日間続いた降雪と強風も止み、今日は育成会でどんど焼き。朝から地区内を巡って門松やしめ縄、それにダルマなどを集め、近所の竹藪から切り出した竹でやぐらを組みました。午後になってから着火、集まった子供らで持ち寄った食物を焼いて食べ、皆で無病息災をお願いしました。どんど焼きは村内でも地区によってやり方が異なり、地区を挙げての行事のところもありますが、私のところは育成会の有志を中心に行っています。

EOS-1D Mk3(EF24-105/4L IS)
Caplio R6

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2008年12月31日 (水)

静かな越年

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近所の畑脇でキツネの足跡を確認。うちの犬くらいあるとしっかりツボ足状態ですが、精一杯指先を開いて、雪に沈まないよう静かに歩いているのが見て取れます。

EOS40D(EF-S18-200/3.5-5.6IS)

毎年書いていることではありますが、大晦日だからと言って何か特別なことをするわけでもなく、また来年に向けての抱負を語るなどと言うこともありません。自然を相手に写真や映像を記録しているわけですから、人間の時間軸で物事を考えてみても詮なきことです。

若い頃は大晦日とか正月とかに何か特別な響きを感じたり、意味を持たせたりしようとしたものですが、近頃は特にそんなこともなく、のんびりと世事の暦通り新年を迎えようとしています。休みに入ったことで人の動きや流れがあわただしくなり、逆に私のような者は野外に出掛けるのは躊躇いがちになりますからね。

と言うことで、今年も当ブログをご覧頂きありがとうございました。皆様よいお年をお迎えください。

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2008年11月29日 (土)

牧草レストラン

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牧草地の農道に面した一部分が、バリカンで刈られたようになっていますが、これは夜な夜な現れるシカの仕業。農道の反対側も牧草地なのですが、先週すべて刈り取られてしまったため、仕方なく隣まで出張してきているのです。ヤツらも何かあればすぐに演習林に逃げ込みたいので、いつも農道際に集まっており、寄り合いの行き帰りに突然車の前に飛び出され、何度肝を冷やしたことか。牧草って言うくらいそれは牛や馬の食い物なわけで、そこらの雑草よりは相当に旨いとみえ、何度車にぶつかりそうになろうとも、毎晩のようにやって来ています。

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上から見ると足跡だらけなのがよく判ります。多いときは30頭くらい見掛けることもありますが、用心深い牡は滅多なことでは姿を現しませんその割に自動撮影装置にはよく写りますが。

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牧草が好きなのは何もシカだけではありません。我が家の駄犬も、胸焼けを押さえるためか散歩中に好んで食べています。以前は立ち止まらないと食べられなかったのが、最近は歩きながらでも起用には先だけつまんで食べるようになりました。

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2008年11月22日 (土)

続・初雪

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一昨日、一応降るには降ったのですが、どうも降雪といった感じではなかったので、気分は今一つだったのですが、昨日夜半の雨はそのまま雪へと変わり、今朝は一面の白い世界が広がりました。

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降ったばかりの雪を長靴で踏みしめ、いつもの近所の森へ。自動撮影装置には先日雪対策を施してあるので、取り敢えず大丈夫。ケースに積もっていた雪を払い、辺りを見回すと心なしか静かに感じられます。これはいつもシーズン最初の降雪に感じるもので、森に棲まうあらゆる生きものたちが、息を潜めて来たる冬に備えようとする気配にそのまま重なるのです。クマもシカもキツネもそして鳥たちも、今頃皆、冬をどうやってやり過ごそうかと頭がいっぱいでしょう。

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今シーズン最初のご近所アニマルスノートラック。大きさから見てハタネズミでしょうか。基本的に彼らは積雪が深くなるとトンネルを掘って移動しますが、まだこの程度の量だとそれも叶わず、仕方なく雪上を移動したのでしょう。こんなところをノコノコ歩いていると、キツネの格好の餌食になってしまいます。

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今日は前武尊にでも登ろうかと考えていたのですが、この降雪では利根より北の山はまず無理。そこで家人らと協議の結果、すぐ目の前の子持山(最初の写真の山)に決定、身支度してそそくさと山頂を目指してきました。北部の上越国境方面は雪雲の中でしたが、獅子岩から望む南側の関東平野は、冬特有の快晴に包まれていました。

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子持山の登山道のある南斜面でも、森の中には今朝降った雪が残っています。雪と落ち葉に足を取られながら、息を切らして斜面を登っていると、ルリビタキがすぐ側までやって来て、美しい青い羽根を見せてくれました。

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稜線沿いでは北側を中心に積雪があり、朝早くに登った登山者のトレースがジグザグに目立ちます。葉が落ちて見通しの効くようになった低山の稜線歩きは、私が最も好きな山歩きのスタイルです。

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子持山の標高は約1300mで、山としてはそんなに高くはないのですが、森歩きあり、稜線歩きあり、岩登りありとコースは変化に富んでいて、ちょっとした山歩きを楽しむのに適しています。中でも山頂から望む景色、とりわけ我が赤城高原を一望するパノラマは素晴らしいの一言です。赤城山の長い北西スロープと、利根川・片品川の河岸段丘に挟まれた標高700mの高原野菜の産地、それが赤城高原です。

EOS50D(EF-S18-200/3.5-5.6 IS)

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2008年11月18日 (火)

脱兎の如く

20081118
いつものように十二様の社を通り掛かったところ、文字通り脱兎の如く何者かが飛び出しました。まだ暗い早朝だったので何事かと思いましたが、目をこらして牧草地を逃げていく後ろ姿をよく見ると、その影はキツネの成獣そのもの。キツネは一度も振り向くことなく、大あわてでひとっ走りに演習林へと逃げ込んでいきましたが、しばらく森を凝視していたところ、ギャンと一声鳴き声が響きました。恐らく時折、自動撮影装置に写っている個体だと思われますが、いつもより早くに通り掛かった我々に、相当驚いたようです。

EOS50D(EF50/1.8II、ISO1600)
中央部50%程度トリミング

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2008年11月15日 (土)

想い出の岩雲雀

20081115
仲間のIさんと北部県境へ入山。今日の北部山沿いは、昨日とは打って変わって寒々とした一日でした。風もなく気温自体もさほど低くはなかったのですが、終日ツグミの鳴き声が響く森で、落葉した木々の枝先が針のように天を指し、来る冬を想わせることが寒さを増幅させるのでしょう。

20081115b
谷の上流部は冬景色でしたが、標高はそう大して変わらないはずの谷の入り口付近では、まだ少し紅葉の名残が見られます。上越国境を越えて直接冷たい風が吹き下ろす奥谷とでは、随分と気温差があるようです

20081115c
林道途中で休憩中、無警戒にイワヒバリが近付いてきました。イワヒバリは、夏の間は亜高山帯の森林限界付近で生活しており、秋風が高山の稜線を吹き抜けるようになると、山を下りて里近くで越冬する、いわゆる漂鳥になります。どういうわけか恐ろしく警戒心が薄く、人をほとんど恐れません。今日も我々のすぐ目の前..手の届く1mほど..までやって来たため、ビデオカメラを抱えてわざわざ後ろに下がったほどです(苦笑)。

イワヒバリで想い出すのは、高校生の頃に天狗様を求めて自転車で通っていた、某所で越冬していた個体群です。天狗様などそう毎度毎度姿を見せてくれることはないので、出会いがボーズであったときなど、帰り掛けによく撮影の相手をしてもらった記憶があります。当時は超望遠レンズなど持っていなかったので、300mmぐらいでもすぐ近くで撮らせてくれたイワヒバリは、写真を始めたばかりの高校生には有り難い存在でした。

20081115d
ガサガサと落ち葉を蹴散らし、冬毛をまとったカモシカが顔を覗かせました。相変わらず物珍しそうに我々を見下ろし、フンと鼻を鳴らしたかと思うと、そそくさと踵を返して晩秋の森へと姿を消しました。カモシカとの出会いは、大体いつもこんな感じです。

20081115e
まるで雪が舞うかのように、ふらふらと白いものが腕に落ちてきました。その小さな白いものとは雪虫。雪虫というのはアブラムシの仲間の俗称で、昨日記事にした飛行蜘蛛のように、晩秋の季節に見られる小さな虫のことです。東北以北ではそれこそ雪が降り出す直前に多く見られることから、その名が付いています。一応羽が生えていて、自力で飛んでいるようにも見えますが、無風状態にあってもこれだけ非力にふらふらしているようでは、糸を出して風任せに飛ぶクモたちとそう変わりはないですね。

EOS50D(EF100-400/4.5-5.6L IS)
GR DIGITAL

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2008年11月12日 (水)

連雀大漁

20081112
11月に入り、紅葉が一気に里に駆け下りてきています。ツグミの群れ飛ぶ稜線から山間の山村を遠望すれば、里は晩秋の色に包まれているのが判ります。

20081112b
フィールドとしている山塊の東側エリアを踏査。写真は目的の稜線に向かう途中、ミズナラの森で見付けたクマ棚。森の中も落葉が進んで見通しが良くなってきており、目をこらすとあちこちにクマの痕跡を見付けることができますが、どうにか今年もあまりクマ騒動を聞くことなく、冬を迎えることができそうです。

20081112c
フィールドスコープで対岸の尾根筋を眺めていたところ、優に百羽を超える鳥影を確認。ざっと200羽程度まで数えたところで尾根を越えてロスト、距離があったので種名までは不明ですが、その特徴あるシルエットからレンジャクであることが判りました。レンジャクの仲間は年によって渡来数に差があり、県内でも当たり年とそうでない年が明確に分かれています。今日入山したエリアは比較的昔からレンジャクを見る機会は多く、それはあちこちにヤドリギが多く目に付くことでも判ります。

20081112d
伐採地の倒木上で見付けたテンの高糞。テンは基本的に生き餌を狩る肉食獣ですが、この季節は木の実なども好んで食べる傾向があります。それにしてもこれだけ見晴らしが良いと、さぞかし気持ちのいい排便でしょうね(笑)。

EOS-1D Mk3(EF28-300/3.5-5.6L IS)
GR DIGITAL

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2008年9月24日 (水)

夜明けの絶命

20080924
タイトルそのものに事実は含まれていませんが、まあ単なるイメージです。で、死体の主はヒミズ。森から這いだしては見たものの、帰る方向が判らずそのまま死んでしまったようです。ヒミズに限らずモグラの仲間..ヒミズはトガリネズミの仲間ですけどね..は死ぬと臭いので、イヌやネコは手を出さないと言いますが、うちのララァもちょっと匂いを嗅いですぐに興味を失っていました。それでも夕方見回ったときには無くなっていたので、腹を空かせた何者かが持ち去ったようです。

EOS40D(EF-S18-55/3.5-5.6IS)

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2008年9月22日 (月)

ラッティングコール響く

今日はてっきり晴れるものだと思っていたので、昨日のうちに機材一式車に積み込んで、某所に遠征する予定だったのですが、予想を裏切り朝から雨が降る始末。天気予報をあまり当てにしても何なんですが、いつものフィールドならば観天望気で多少何とかなりますが、余所の地域だと天気予報頼みにならざるを得ませんからね。それにしても最近の天気予報は外れすぎです。

20080922
夕方には雨が上がったので、ララァを連れて近所の見回りへ。引っ張られるままに演習林から逸れて沢沿いに上がっていくと、森の奥からラッティングコールが響いてきました。牡ジカのもの悲しい恋の叫びが聞こえ始めると、森はいよいよ野生の秋へと突入です。

Caplio R6

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2008年8月22日 (金)

ソフトもなでしこも大金星

昨夜も祭りの第二夜で飲んだくれ。2台のワンセグで北京五輪の女子ソフトと女子サッカーの試合を観戦しつつ、もうしばらく焼きそばは勘弁というくらい焼きまくりました。それにしてもソフトボールの金メダルは感動もんでしたね。スポーツ観戦で鳥肌立ったのはWBC以来じゃないでしょうか。もちろんサッカーなでしこも大金星の結果。

ソフトボールと女子サッカーに比べ、口ほどにもなかったのが星野ジャパン。韓国に見事にやられましたね。セ選抜との壮行試合の大敗で何となくそんな予感はしてましたが、何とも呆気ない幕切れでした。まだ終わってないとの意見もあるようですが、まがりなりにもプロ選抜、金メダル以外は意味はないでしょう。予選リーグの戦いを見ている限り、どのみち銅メダルすら危うい状況だと思います。

20080822
こっちもやられました。私が野生動物ジャンクションと密かに呼んでいる山の端の農道の土が、見事に除去されてしまいました。今年はやたらと雷雨が多く、いつになく畑土が流出していたため、路上を行き交う動物たちの足跡をトラッキングし易かったのですが、こうなってしまうとまた土が溜まるまで待たねばなりません。森の中で彼らの足跡を追うのは至難の業ですが、足跡が明瞭に残る林道や土の溜まった農道は、この季節のトラッキングに最適なのです。それにしても私の朝の楽しみを奪うとは、これは恐らくY牧場の仕業ですな(笑)。

20080822b
庭のヤマボウシが実を付け始めました。昨年は果実酒にしようと思って結局ジャムになったので、今年こそは果実酒でいくつもりでいます。

Caplio R6

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2008年8月13日 (水)

親子グマ目撃

20080813
と言っても私ではなくて近所のKさんの話。朝採りへ向かう途中の3時頃、農道上を走るように逃げていく親子のクマを見たとのこと。やはり親と思われる個体は小さいようで、Kさんところの甲斐犬より小さく見えたと言ってました。写真はその目撃現場ですが、先日の足跡現場より500mほど下った演習林になります。森に向かって藪を漕ぎ分けた跡が残っており、ララァもしきりに匂いを嗅いでいました。

20080813b
今朝の例の足跡現場には、ハクビシンの足跡が残っていました。写真手前から奥に向かってのんびり歩いていくのが判ります。奥に見える黒い物体はうちの駄犬..いや、ワトソン君です。今月に入ってからはリードを解いてないので、やや不満そうな面持ちをしていますが、近所の森にはクマがうろついている可能性が高いので、ヘタないざこざを起こされても責任取れないので(笑)、しばらくは我慢してもらうつもりです。

GR DIGITAL

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2008年7月 4日 (金)

ご近所の子ギツネ

K牧場の若旦那から「子ギツネが巣穴から出ているぞ」と連絡をもらったので、デスクワークを放ってK牧場へと駆けつけました。

若旦那から許可をもらって、巣穴のある牧場の北の端へとジムニーを乗り入れると、キツネの子っこが巣穴の外でじゃれて遊んでいるのが見えました。若旦那の話よると、子ギツネは4匹いるそうですが、今日のところは3匹だけ確認できました。そろそろとジムニーを近づけると、普段からトラクターを見ているせいかあまり警戒することなく、子供特有の興味津々と言ったまなざしでこちらを見ています。が、それもすぐに飽きてまた兄弟同士でじゃれ始め、どこかで見ているであろう親ギツネの一声がすると、そそくさと茂みへ入っていきました。

北海道でキツネを見るのは別段珍しい話ではありませんが、ホンドキツネを日中に至近距離から観察するのは、偶然でもない限り相当至難の業です。と言うか経験的にまず不可能でしょう。何より運用している自動撮影装置にも、わずかに1回しか写っていませんから(苦笑)。そんなこともあって、ホンドキツネの撮影が叶うのは巣穴前の子っこの頃だけで、結局今日も親ギツネの姿を見ることはありませんでした。

ちなみに北海道のキツネをキタキツネと称しますが、ホンドキツネを含めどちらも大陸のアカギツネの亜種になります。英名でもRed Foxと言って、北半球の広範囲に普通に生息していますが、ホンドキツネは大陸のアカギツネやキタキツネに比べて、体型はやや小型になります。

20080704
iVIS HV30(TSN-774)

それにしても今日は暑かったですね。平野部では日中33℃近くあったとかで、赤城高原でも25℃以上の夏日、家中の窓を開け放ったのは今シーズン初です。K牧場から戻る途中、北部山沿いからやって来た夕立に追いつかれましたが、そのおかげで今はかなり涼しくなりました。天気予報ではここ数日は不安定な日が続くらしいので、明日も夕立がやって来そうです。

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2008年6月25日 (水)

蝦夷鳴兎

神々の遊ぶ庭で撮影していたウサギとは、このナキウサギのことです。

20080625
正式にはエゾナキウサギ(蝦夷鳴兎、Pika)と言って、日本での生息は北海道の亜高山帯に限られますが、近縁種はユーラシアや北米など北半球に広く分布しています。日本で最初に生息が確認された置戸町辺りでは、その昔はゴンボネズミと呼ばれ、植林地を荒らすネズミ..すなわち害獣..だと思われていたようです。ちなみにアイヌ語では何と呼ぶのかと調べたところ、不思議とアイヌ語では名前が付いてないそうです。

先日「氷河期の生き残り」と書いたら、そんなに長生きなのかと言っていた人がいましたが(笑)、氷河期に大陸と地続きになった北海道に、当時シベリアから渡って来てそのまま居着いたことから、そのように表現されているだけで、決して長生きなわけではありません。ただ、氷河期が終わって温暖な気候に推移するにつれ、暑さから逃れるように標高の高い地域へと避難してきたため、現在は道内でも大雪山系など、亜高山帯の岩場にのみ見られるという次第です。

20080625b
季節は初夏、折しもガレ場にヒメイソツツジが咲き乱れており、ナキウサギが何度か姿を見せていた岩の近くにビデオカメラを設置して待機。小一時間ほど待った後、ピチッという鳴き声と共に、狙い通りの位置に姿を見せてくれました。重い機材を背負って歩き回った苦労が、報われる瞬間です。

EOS-1D Mk3(EF28-300/3.5-5.6L IS)

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2008年6月22日 (日)

知床銀山猿子

つかの間の快適な生活から、再び路上生活者..いや放浪者へと戻る。舞台も根釧台地から知床へ。

20080622
ウトロ周辺は夜半まで雨だったので、標高の低い海岸近くは深い霧に包まれた。霧が晴れるまではと、標高の高い峠付近まで上がってみると、急速に霧が晴れ青空が広がり、羅臼岳がその姿を見せてくれた。

20080622b
春に一旦落角した牡ジカは、この時期は写真のような袋角になる。写真は早朝に岩尾別を巡回中した際に遭遇した牡ジカだが、見て判るとおり角の生え方がやや奇形なのだ。左側の角が頭頂部ではなく、額から伸びてしまっている。この後どのように成長するのか知る由もないが、伸び方によっては角突きなど繁殖行動にも支障が出そうだ。

20080622c
そして6月は牝ジカの出産ラッシュでもある。岩尾別では至る所で元気に跳ね回るバンビの姿を見ることができ、知床を訪れる観光客にも人気だ。

20080622d
大雪周辺で初めて繁殖が確認されたギンザンマシコ(銀山猿子)は、本州では冬鳥、道内なら漂鳥として知られる。繁殖期の今なら道内のハイマツ帯で見ることができるが、その数は少ない。少ないとなると人気が出るのは人の世の常、大雪でもギンザンマシコ狙いの多数のカメラマンを見掛けた。

20080622e
広大なハイマツ帯の一ヶ所から、頻繁に出入りする雄(赤色)を見付けたのはほぼ偶然。ハイマツの一部が枯れて赤くなっているのかと思い、双眼鏡で覗いたらギンザンマシコだった次第(笑)。ひとしきり観察の後、同じ場所から雌(緑色)も登場。どうやら巣がある様子。やや距離があったのでコリメートシステムで撮影していると、雄がすぐ近くまで飛んできてくれた。

EOS-1D Mk3(EF28-300/3.5-5.6L IS)
EOS40D(EF100-400/4.5-5.6L IS)
iVIS HV30(TSN-774)

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2008年6月19日 (木)

道東の原野に生きる

いつもの如くの韋駄天走りで、道央の山岳地帯より一気に移動。取材は後半戦の道東ラウンドに突入、根釧台地の原野に生きる野生の命へと撮影の軸足を移す。

根室海峡側ではいつも世話になっているF君の的確なガイドとアプローチにより、原野に河畔に原生林にと、着いて早々初日から超多忙。幾多の命育む道東の自然の中、その恵みを受けて生きものたちの夏は進行中。通信環境がモバイルから一時的にブロードバンドになったので、今日はやや枚数多く写真をアップ。

20080619

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20080619h 

XL H1(EF28-300/3.5-5.6L IS)
iVIS HV30(TSN-774)
GR DIGITAL

しかし、相変わらずこの季節の北の原野での野外活動は厳しい。前日の29℃から今朝は一気に下がって8℃と、20℃以上の気温の乱高下もさることながら、猛烈なヤブ蚊の襲撃と、藪漕ぎ中のダニ攻撃には頭が痛い。そもそも今回は急遽の渡道であったため、ダニ対策用の雨合羽..雨具では私はポンチョ派なもんで..を忘れてしまい、F君に借りることに。F君とは体格が同じ..敢えて体型とは言わない(汗)..なので助かった。

それにしても、しっかりと根釧台地に根を下ろした、若きフィールド研究者の見つめる目は頼もしい限り。研究者はその現場に居てこそ、持てる能力を最大限に生かせるということを、F君を見ていていつも感じる次第である。野生の生きものは研究室にいるのではない。あくまで自然の現場で生きているのである。

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2008年6月16日 (月)

草原に舞うハリアー

20080616
風薫る初夏の原生花園。昨日午後遅くに降り出した雨も夜半には上がり、渡道後初めて利尻富士を目にする。この名峰を拝まずして、道北に行ってきたなどど言ってはいけない。

20080616b
ヒラリヒラリとまるで重力を無視するかの如く、草原や湿地の上空を低空で舞うように飛ぶハリアー(Asian Marsh Harrier)ことチュウヒ。写真はその雄。普段はイ○ワシやクマタカなど、大型の森林性の猛禽類を相手にしていることもあって、草原で生活する..何と地面に営巣する唯一のタカの仲間なのだ..チュウヒは非常に興味深い猛禽類。我が地元にも越冬にやって来る個体が少数いるが、ここ道北と東北の一部では繁殖している個体がいるのだ。

今日は数年前に見付けたポイントで、2ペア4個体を観察することができたが、草原や湿地などと言う脆弱な環境でなければ生きられない彼らの未来はあまり明るいとは言えない。特に国土が狭く、昔から土地を有効利用することを目指している我が国においては、ラムサール条約登録湿地をバンバン増やす以外に、彼らが生き残る道はないだろう。そう、世界自然遺産登録よりも、実はラムサール条約登録湿地のほうが、生きものたちにとっては重要だったりするのだ。

20080616c
むぅ、よもやまだいるとは思わなかったぞ、ゴマフアザラシ。風呂の帰り道、近年冬にアザラシが数百頭単位で集まることで有名な最果ての港を覗いてビックリ。子育ての季節だけでなく、通年を通して居着いているようでは、冬の観光の目玉とはいえ地元の漁師に嫌われるわけだ。かわいいと観光客に評判の良い生きものなれど、数にものを言わせてブイブイ海を荒らし回っているようでは、早晩トドのように頭数管理の名の下に駆除される日も近いだろう。

XL H1(EF28-300/3.5-5.6L IS)
iVIS HV30(TSN-774)
GR DIGITAL

日中は昼寝をして過ごすと書いたが、風呂に入るのも時間の空いている昼間。この季節の北海道は日中でもほとんど汗をかくことがないため、お気に入りの湯でもない限り風呂は一日おきでOK。今日の午後はハリアー探索も兼ねて日本海側の海岸線を北上したため、そのついでに日本最北の温泉にて汗を流す。土地柄なのかロシア人の船員が入っていることがあり、異国情緒たっぷりの日帰り温泉施設なのだが、今日はやたら年寄りばかり目について、特養温泉施設ムードが漂っていた(苦笑)。

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2008年6月12日 (木)

シカ道を行く

20080612
近所の演習林を通りがかったところ、森の中からシカの鋭い警戒音が響きました。割と近そうだったので、リードを緩めてララァに先導させ、シカ道へと分け入りました。50mも進まないうちに雌ジカの駆けていく後ろ姿を認めましたが、いつものように遠くへ逃げる様子がないので、もしやと思い周囲を探したところ、間髪入れずに今度は今年生まれの子ジカが飛び出して駆けていくのが見えました。散歩から戻って、一眼レフとビデオを担いで再び演習林内に分け入りましたが、残念ながら先ほどの親子はすでに森の奥へと姿をくらました後のようです。

20080612b
標高800m地点に広がるF牧場の牧草地。春秋の渡りの時期にはノビタキやジシギが滞在したり、毎年ヒバリとセッカが子育てをしているのですが、何と今年はホオアカも営巣中。夜にはシカ牧場と化す牧草地ですが、朝夕はララァのドッグランとしても使わせてもらっています。

Caplio R6

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2008年6月11日 (水)

生ハクビシン

ララァが突然リードを引っ張って駆けたかと思うと、農道を横切る側溝の格子状の蓋に向かって唸り始めました。何事か、また例のノラでもいたのかと思ってのぞき込んでみると、ハクビシンが下から歯をむき出して威嚇してくるではないですか。朝とはいえ周囲はすっかり明るくなっているというのに、死体でもない生ハクビシンとは珍しいことです。

何とか写真を撮ろうとしたのですが、興奮したララァがリードを引っ張り回してなかなかおとなしくなりません。何よりリードを解いていたなら、どこまでもハクビシンを追い回し、お互い無傷では済まなかったでしょうね。結局ハクビシンが側溝伝いに猛烈な勢いでダッシュ、それこそ一目散に防風林へと逃げ込んでいきました。

20080611
農道脇にアヤメが咲くようになりました。これぞ和の青、ジャパンブルーとでも言うべき色合いです。されどデジカメにはなかなか再現の難しい青とも言えますね。

20080611b
マムシグサもだいぶ背が伸びて、周囲の雑草群より頭一つ目立つようになりました。このアングルから取るために今朝は40Dを持って散歩に出ましたが、ライブビューでAF撮影ができるのはやはり便利ですね。液晶モニターが消えることなくコントラストAFで撮影できるKISS X2や、液晶モニターの角度が変えられるソニーのやつならもっと良いでしょうね。

EOS40D(EF-S18-55/3.5-5.6IS)

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2008年6月 5日 (木)

迂回するシカ

20080605b
昨夜、所用で近所に出掛けた際、牧草地の脇にヘッドライトの光芒に浮かび上がる雌ジカの群れを認めました。昨年生まれの子供も含め、10頭以上いたようです。私の車に驚いて、一斉に踵を返して演習林方向へ逃げていきましたが、今朝同じ場所を通りがかったところ、1頭だけは畑側へ逃げていたようです。

20080605
シカ達は、今のところアニマルキラーを設置してある畑には寄り付いておらず、設置してない畑..写真の畑は蒟蒻畑なので直接には影響ない..を通り道にしているようです。昨夜通り抜けようとしていたこの畑は、電気柵を設置してある畑の反対側にあるので、シカ達はこちらへ迂回していることが判ります。電気柵を設置したからと言って、突然シカが辺りからいなくなるわけではないので、まあ必然の行動ではありますね。

Caplio R6

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2008年5月16日 (金)

猫パンチ炸裂!

ララァが散歩中に出くわした生きものとの諍いというのは結構ありますが、中でも最大のライバルはノラネコ。一体近所に何匹のノラがいるのか判りませんが、集落の周辺に縄張りを持つ常連組を除けば、演習林や農耕地では割と頻繁に顔ぶれが変わっているようです。

20080516
防風林の際であまり見掛けないノラと接近遭遇、目が合った瞬間に早々にバトル勃発。ララァの猛烈な突進をものともせず、強烈な猫パンチが左右から炸裂!それに怯むことなく応戦するララァに気圧されたのか、ノラは身軽に反転して木の上に避難して、難を逃れました。こんな瞬間を例のカシオの高速連写デジカメで撮れば、面白い映像が撮れるんでしょうね。

20080516b
なおもノラを追撃しようとするララァのリードを引っ張り、取り敢えず休戦させます。そんなララァをよく見れば、鼻面に手傷を負っていましたが、アドレナリン全開の彼女が気付いているのかは定かではありません(笑)。

20080516c
自分より3倍近くも大きいイヌ相手に立ち回りを演じたノラ。性別は不明ですが、それなりに厳しい顔付きをしています。人に飼われた経験があるのか知る由もないですが、野に生きるものの力強さを見たような気がしますね。餌を確保しやすい場所はより大きく古参のノラに占有されており、ノラの世界もなかなか厳しいものがあるようです。

20080516d
今日も早朝よりビデオを担いで北部の森へ。目星を付けておいたある生きものを狙って、XLH1抱えてブラインドに隠りましたが、今日のところは振られてしまいました。写真はブラインド近くのミツバツツジ。

GR DIGITAL、Caplio R6

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2008年5月14日 (水)

連作障害

再びストーブとコタツの世話になる日々が続く赤城高原です。昨日は放射冷却の影響で0℃まで冷え込み、車の窓ガラスが霜で真っ白に。今日も終日肌寒い一日でしたが、さすがに昼間からストーブを焚くわけにもいかず、半纏を羽織ってデスクワークに勤しんでいました(苦笑)。

20080513
3年ほどレタス畑だったところが、今年は蒟蒻畑に変わりました。同じ作物を作り続けると、土中の栄養分に偏りが出たり、病害虫による作物への生育に悪影響を及ぼす連作障害の原因になります。それを防ぐ意味で、赤城高原では数年おきにレタスと蒟蒻で耕作地を変えています。写真のようなマルチは、蒟蒻玉を作付ける前に土壌の消毒をするために張ったものです。

20080513b
Hさんがきれいに張ったマルチを、複数の何者かが踏み抜いています。蹄の跡からシカの群れが畑を横切っていったのが判ります。Hさんの眉間にしわが寄るのが目に浮かびますな。

20080513c
普段はなかなかお目にかかれない、副蹄の跡もしっかり残っていますね。

Caplio R6

PS.
この記事は13日の分です。

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2008年4月27日 (日)

たろっぺと春のタカ渡り

20080427
今日は月例調査。昨日の冷たい雨も上がって、北部山域は晴れやかな一日でした。

20080427b
調査地点に隣接する伐採地で見掛けたカモシカ。見た感じ牡の成獣のようです。本来は彼らの侵入を阻止するために張り巡らされた防獣ネットですが、どこから入ったのか思いっきりその中に佇んでいます。またこいつも前回みたいに、ここから出られなくて大騒ぎするのかと心配です。

20080427c
と思ったけど、自分の置かれている状況は理解していないようで、我々を気にすることなく呑気に食事を始めました。しかしこんなシーンを組合の連中が見たら、さぞ怒るだろうなぁ。

20080427d
森の中に麦チョコが..って言うのは冗談ですが(笑)、これはカモシカの溜糞です。場所を考えると十中八九さっきの奴のに違いないですね。

20080427f
今日も谷筋に沿ってサシバが続々北上しました。ノスリも地元ペア以外の数羽、それにハヤブサも調査地点上空を旋回しながら北上していきました。最後は渡りではないですが、周辺一帯をテリトリーとするクマタカのペア(写真はその雌)が、調査地点上空で派手なディスプレイフライトを見せてくれました。タカ達も春ですね。

20080427g
フキノトウに続く春の山菜と言えばたろっぺ(タラの芽)。調査地点への道中、皆で買い物袋片手に藪に分け入り、思い思いに寄り道しつつ収穫。今宵は天ぷらにして塩振って、冷たいビールで頂きました(嬉)。

EOS40D(EF100-400/4.5-5.6L IS)
iVIS HV30(TSN-774)
GR DIGITAL

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2008年4月25日 (金)

白鼻芯事故多し

この週末は一旦雨が降るようですが、来週はまあまあ天候が良いようなので、GWが始まって山が賑わう前にと、北部フィールドへ自動撮影装置を設置してきました。

20080425
現場からの帰路、道ばたに轢かれたばかりのハクビンシンの死体を発見。当ブログ内をハクビンシンで検索すると、やたら死体ネタばかりがヒットしますが、実際タヌキと並んで交通事故の多い動物と言えます。本来は夜行性なので、人里近くの山間部とは言え日中うろついているのは珍しいことですが、見た感じまだ若い個体のようなので、道路を横切るタイミングの取り方など経験が不足しているのでしょう。近くの電線にはもうカラスが陣取っていたので、死体が無くなるのも時間の問題です。

20080425b
林道脇では、今が盛りとばかりスミレが我が世の春を謳歌しています。写真は普通種のタチツボスミレだと思いますが、やや大きいようにも思えるので、オオタチツボスミレかもしれません。スミレに限った話ではないですが、花や植物はなるべくその場で識別しないと、後で種を同定するのは難しい場合が多々ありますね。

20080425c
設置場所の目印にしているミツバツツジ。なかなか立派な株で、遠くからもよく目立ちます。近くにはやや気の早いヤマツツジも咲いていましたが、今はまだミツバのほうに分があります。

20080425d
夕方ララァの散歩に出たところ、近所のF牧場の牧草地が絨毯爆撃..いや、イノシシの鼻面攻撃を受けて穴だらけになっていました。好物のミミズを探しての行状ではありますが、近年春の恒例となっています。

EOS40D(EF100-400/4.5-5.6L IS)
GR DIGITAL、Caplio R6

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2008年4月23日 (水)

玉原の雪解け

いつもの如く北部フィールドへ向かう途中、少々寄り道して玉原へ上がってみました。

20080423
玉原へ向かう途中にある、樹齢500年とも言われる発地のヒガンザクラが満開です。田んぼを鋤く頃に咲くことから、苗代桜とも呼ばれていますが、朝早くから老若男女のカメラマンに囲まれて、今年も見事な咲きっぷりを見せてくれています。

20080423b
玉原のセンターハウスまでのアプローチ道路が開通したのは18日。冬季を除けば、玉原のブナ林を自由に歩き回れるのもこの時期限定なので、雪が解けてしまう前にと機材一式背負って出掛けてきました。この春の陽気を象徴するかの如く、湿原の残雪は例年より少ないようです。

20080423c
湿原から一気にブナ平まで上がってみましたが、こちらも残雪は残り少ないですね。突然現れた私を気にすることもなく、木の根元を縫うようにテンがゆるゆると走っていくのが見えました。

20080423d
ブナの根元には、春の森の風物である雪輪が見られます。これは根開きと言いますが、何故木の根元の雪が先に解けるのかと言えば、春になって幹が太陽光線で暖められるため、そこに接している部分から熱が伝わって解けていくという理屈ですね。

20080423e
ブナの実の周囲も解けて沈んでいます。雪上に落ちている植物の葉や実の周囲が解けているのも、やはり木の雪輪と同じ理由になります。

20080423f
真新しいノウサギの糞。ほぼ同じ場所に集中的に見られたので、もしかしてまだ近くにいるのではと思い、しばらく周囲を探しましたが、見付けられませんでした。向こうはドキドキしながら潜んでいたかもしれませんが(笑)。

20080423g
いち早く雪解けが進んでいる湿地帯では、ミズバショウとバイケイソウが顔を出しています。ミズバショウは例年ならGW頃には見頃になるでしょう。

20080423h
森の中では雪解け水が本格的に沢となっているところもあり、徒渉を強いられる場合もあります。長靴を通して感じる水温は、さすがに切れるように冷たいですね。

20080423i
あれ何でしょう、大きな穴が開いてますね。深さは1mほどありますか。おやその向こうには、ビデオカメラが三脚ごと雪面に倒れてますね。おおっと、右足が濡れているではないですか。これってもしかして..ええ、そうですとも、うっかり雪面を踏み抜いて、沢の中へと落ちたことに相違ございませんって、ええまったくもう..

写真の場所は沢の上に出来たスノーブリッジで、朝早く通ったときには何も問題なかったのですが、わずか2時間ほどの間に雪が腐り、私の体重を支えきれなくなっていたようです。結局この後も2回ほど落ちたのですが、状況によっては足を痛める可能性もあるので、これから玉原の森の中を歩く方は要注意です。もっとも今日の様子だと、GWまでは残雪が保たないでしょうけど。

EOS40D(EF28-300/3.5-5.6L IS)
GR DIGITAL

ストリーミングビデオ「玉原の雪解け」はこちら↓からどうぞ。
http://bigdipper.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/movie_f20d.html

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2008年4月21日 (月)

夏日に背伸びするツクシ

沼田界隈の桜が一斉に咲き誇っています。例年20日頃に満開となる沼田公園(標高400m)は、さすがにもう葉桜状態ですが、今日現在では標高500m前後のソメイヨシノが見頃ですね。札幌の桜が観測史上最速で開花だそうですが、県内含め今年は全国的に開花が早いようです。これすら暖冬の影響などとする拙速なマスコミ論調はさておきつつも、高崎で25℃を超える夏日だった聞けば、今日の暑さはさもありなんですかね。

20080421
沼田の秋塚にあるしだれ桜も見頃です。発地のヒガンザクラなどに比べ、このしだれ桜はあまり知られてないようで、訪れる人もなくひっそりとしています。もっとも、少々アレな場所に立っているので、カメラ映えはしませんが(笑)。

20080421b
ちょっと視線を低くすれば、里の春もすぐ見つかります。夏のごとき日差しを受けて、心なしツクシが少し背伸びしているように見えますね。

20080421c
北部フィールドの山々では、新緑を前にカラマツが芽吹き始めています。今日は風が強く吹いたため、気温が高かった割にあまりヘイズの影響を受けずに観察できました。

20080421d
2kmほど離れた稜線上の岩場に、午睡でまどろむけものを発見。ゆらゆら揺れているのは、陽炎のせいばかりではないようです(笑)。

EOS40D(EF-S18-55/3.5-5.6IS、EF100-400/4.5-5.6L IS)
GR DIGITAL

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2008年4月19日 (土)

冬眠穴と屋根裏ムサ

20080419
昨日の荒天の余波が残る中、この時期恒例、春の北部山域調査敢行。

20080419b
相変わらずアイピースのない愛機スワロ。ビデオを装着してモニター中。

20080419c
クマの冬眠穴、いや冬眠木。

20080419d
こちらは裏?から覗いたところ。もちろん今は留守。

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寒々しい景色の広がる北部の谷に、少しずつ春が近づく気配あり。

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されど天候急変。季節は再び冬へ向かう。

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本日観察待機中に姿を見せたカワガラス。

20080419h
NA○SJのY山氏が来ていると聞きつけて、彼らのアジトを急襲。出迎えてくれたのは、屋根裏部屋に居候中のムササビ君。お腹の下にはかわいい子供の姿が。

EOS40D(EF100-400/4.5-5.6L IS)
GR DIGITAL
iVIS HV30(HD-3032PRO、STS65HD)

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2008年4月12日 (土)

春の水沢山

この春の山始めとして、家人を連れて榛名の水沢山に登ってきました。

20080412
水沢山の標高は1194mとさほど高くはありませんが、独立峰であるため山頂からは360度の展望が望めます。西側には榛名山系の本体が位置するため、さすがに浅間山は見えませんが、それ以外の上州の名だたる山々はほとんど眺めることができます。もちろん条件が揃えば富士山も見えます。

20080412b
山頂から榛名山系の中央部(西側)を望む。赤城山や妙義山もそうですが、いわゆる榛名山という名前の山はありません。榛名富士や相馬山(写真中央の鋭利なピーク)、それに最高峰の掃部ヶ岳など、複数の峰によって形成される山系を指して榛名山と呼ばれます。その中でも東の端に独立してそびえるのが、約1万年前に形成された溶岩ドームである水沢山で、寄生火山とか側火山とか呼ばれるものです。

そう言えば、子供の頃は榛名山は死火山だと教えられて育ちましたが、6世紀頃に噴火の形跡があるとかで、いつの間にか活火山に逆戻りしていますね。

20080412c
同じく山頂から我が赤城高原(北側)を望む。赤城山(左岸)と子持山(右岸)に挟まれた、利根川の河岸段丘の様子が判りますね。春らしくややヘイズが多い視界でしたが、何とか双眼鏡で我が家を見付けることが出来ました。

20080412d
こちらは関東平野側(南側)。前橋県庁とグリーンドームを急襲する謎のヘリ部隊..と言うのは冗談ですが、陸上自衛隊第12旅団相馬駐屯地から飛び立ったヘリコプターの一群が、明日の記念式典に備えての訓練なのか、頻繁に飛び回っているのが見えました。

20080412e
南側眼下に見える船尾滝。今週は雨が多かったせいか、いつもより水量が多く落ちています。

20080412f
登るときはなかった、登山道上に掘られたイノシシの食痕。彼らは結構ドングリが好きなので、この季節は前年に落ちたドングリを探していることが多いですが、地面を掘っていると言うことはミミズでも探していたのでしょう。

榛名山麓では近年クマの目撃例が増えているので、クマ注意の立て看板は多く見られますが、イノシシ注意の看板は滅多に見ないですね。実際に突然出くわして危ないのは、むしろイノシシのほうだと思いますが..

20080412g
我が家から見た榛名山。私は高崎の生まれなので、子供の頃とは左右まったく逆の景色になります。

EOS40D(EF28-300/3.5-5.6L IS)
GR DIGITAL

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2008年4月 6日 (日)

サシバの渡来と直立するカモシカ

20080406
今日は春の月例調査。調査地内の日当たりの良い南斜面には、雪解け水が集まって沢が出来ていました。終日風も弱く、まったりと暖かい一日でしたね。

20080406b
週初めに降った春のドカ雪はあらかた解け、未だに残っているのは冬に降って圧雪状態になった分です。さすがに我々が踏みしめると踏み抜いてしまいますが、カモシカの子供なら平気のようです。

20080406c
雪解け、そして日当たりの良い斜面とくればフキノトウ。これはやや開きすぎていますが、まあ何とかいけるでしょう(笑)。

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調査地の対岸の稜線には雪庇が出来ています。よく見れば崖下には氷柱まで下がっていますね。

20080406e
サシバは今シーズン初認です。西の空から姿を見せ、調査地の上空を数回旋回してから、東へと飛び去りました。これからまだ北上していくのでしょうか。ワシ屋というか猛禽好きの私にとって、サシバほど季節感を感じさせるタカはいないですね。黒色型の1羽だけでしたが、いよいよ春来たりなば..と言ったところです。

20080406f
何と二本足で直立するカモシカです。驚いたことに彼女はこのまま歩いて行きました..と言うのは冗談ですが(笑)、一体何をしているのかと言えば、調査地に隣接する柵に囲まれた伐採地から出ようと、柵に前足をかけているところです。入ったところから出れば良さそうなものですが、さすがにそこまでは頭が回らないようですね。結局出ることを諦めたようで、我々が引き上げるまで、終日斜面で寝そべって過ごしていました。ちなみに何故牝だと判るのかと言えば、それはお腹の張り具合で、明らかに子供がお腹にいる体型です。

EOS40D(EF100-400/4.5-5.6L IS)
iVIS HV30、GR DIGITAL

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2008年3月 5日 (水)

あわや滑落か

20080305
演習林に沿った農道脇の側溝に穴が開いています。側溝は様々な動物が利用していますが、この穴は少々様子が異なるようです。どうやら道路側(写真手前)から歩いて演習林に戻ろうとしたシカが、側溝手前の雪庇のようになっていた部分を踏み抜いて、そのまま前のめりに落ちてしまったようです。慌てふためく様子が目に浮かぶようですが、何だか間抜けなシカもいるもんですな。とにもかくにもこんな農地の端だから無事で済んでいますが、場所が場所なら今頃谷底に滑落して即死、イ○ワシやクマタカの餌にでもなっているところです。

20080305b
写真中央を側溝が横切っているはずですが、すっかり雪に埋まってしまっています。それでもキツネは側溝のあるところが判っているようで、そこだけしっかり飛び越えているあたりさすがと言えばさすがですね。ちなみに写真にはキツネ・タヌキ・ノウサギの3種の足跡が付いています。

取材で半月ほど留守にしていたため、その分の事務仕事やら何やらと丸三日間忙殺されました。そして今日は私のようなフリーランスの仕事人にとって、この時期の鬼門とも言うべき確定申告の書類作成を行いました。一応毎月締めているのでそんなに面倒な作業ではないですが、一年間の自分の稼ぎをマジマジ眺めることになるので、それが憂鬱と言えば憂鬱ですかね(苦笑)。

そのデスクワークの傍ら、取材結果のビデオテープのキャプチャにこれまた丸一日掛かり、100GB以上ある画像ファイルも後半の分は整理が手付かずなので、こちらはおいおい片付けていくことになります。フィルム撮影の頃は帰ってきてから悲喜こもごもでしたが、デジタル撮影に切り換えてからは現地で結果の如何を確認できるので便利な反面、勢い撮影量自体も多くなって整理が大変です。まあ楽しくもあり、また頭が痛い問題でもありますが。

Caplio R6

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2008年2月14日 (木)

背に腹は代えられぬ

20080214
ヒヨドリの目を盗んで遠慮がちに餌台の下をうろついていたツグミですが、連日の降雪に地面が閉ざされてしまい、いよいよ追い詰められたのか、勇気を振り絞って餌台に上がるようになりました。ヒヨドリがピーヨピーヨと賑やかにやって来ると、一旦は隣のヤマボウシに何食わぬ顔で避難しますが、ヒヨドリが去るとすぐに戻ってきます。ヒヨドリはヒヨドリでもう一つの餌台に陣取るシメ..このシメも結構気が強く負けてない..とバトルをするようになり、デッキ脇のこの餌台はすっかりツグミが占有するようになっています。家人はとりぱんの影響ですっかりつぐみんに肩入れしているので、この状況に思わずニコニコ顔です(笑)。

20080214b
昨日の猛烈な地吹雪の影響で、散歩コースの農道が雪に埋没しています。これでは一体どこが道なのか判りませんね。風がやや治まった夜半過ぎ、風紋の付いた雪原を野ウサギが横切っていったようです。

EOS-1D Mk3(EF500/4L IS + EF1.4x)
EOS KISS DN(EF-S18-55/3.5-5.6II)

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2008年2月11日 (月)

武尊に向かって

20080211
昨日の朝は一面の銀世界で静かなものでしたが、その反動なのか昨夜はノウサギの動きが活発だったようです。良い機会なので散歩コース上をラインセンサスしたところ、標高700~830mの農耕地・雑木林・人工林が続く片道2.5kmの間に、約7~8羽程度は生息しているようです。今年はその姿を映像に捉えようと計画中で、すでに昨秋より準備に入っています。

20080211b
ノウサギとキツネ、双方の思惑が交錯していますね。

20080211c
昨夜も轍道を往くものがいたようです。

20080211d
オナガ軍団見参。自慢の長い尾羽も生えそろい、我が物顔で沼を占拠しています。今日は佐野までラーメンを食べに出掛け、帰路に東毛の沼へ立ち寄りました。写真はその時の一枚。

EOS-1D Mk3(EF28-300/3.5-5.6L IS)
Caplio R6

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2008年2月 7日 (木)

轍道

20080207
雪の上では労せず歩きたいので、なるべく何者かの踏み跡をたどるようにしています。朝の散歩コースやいつも歩く林道ならば、大抵は自分の足跡が付いているのでその上を歩くことが多いですね。で、なるべく楽したいと思うのは野生動物も同じとみえ、農道上に付いた軽トラックの轍の跡を、キツネが正確にトレースしていました。

20080207b
1頭のキツネが3回歩いたのか、それとも3頭のキツネが歩いたのか、さすがに足跡からは判りませんが、しかし何もここまで徹底しなくてもねぇ(苦笑)。何だか高速道の料金所のようです。

EOS-1D Mk3(EF50/1.8II)

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2008年2月 6日 (水)

逃げ足は軽やかに

20080206
前を歩くララァが先に気付きました。散歩コースの折り返し点から農道を下る途中、100mほど正面からキツネが登って来るではないですか。続けて私とキツネが気付くのがほぼ同時で、キツネは立ち止まることなく一気に脇へと飛び、牧草地を横切って演習林へと消えていきました。あいにく持っていたのがコンパクトデジカメだったので、写真のようなざまですが、まあ何となくキツネと判りますかね(笑)。

20080206b
キツネが登ってきたところまで下がってみると、先ほどのキツネの足跡が付いていました。うっすらと跡が残っているほうがキツネで、深く穴の空いているほうがララァの足跡です。20kg近い我が駄犬はツボ足状態になっていますが、キツネの体重はその半分以下なので、堅めの雪に助けられたこともあって、沈むことなく雪上を歩くことが出来たようです。

20080206c
本日も状況確認のためフィールドへ。アプローチ林道の途中に岩盤が露出しているところがあり、そこから地下水がしみ出しているのですが、昨年は凍ることなかったその岩が、今年は全面凍結しています。もっとも凍結とは言っても、実際は氷と岩の間を水が流れていますが。

Caplio R6、GR DIGITAL

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2008年1月28日 (月)

癒し系でイメージアップ?

20080128
いつもこのユンボの前を通りながら、このアームに描かれた妙なマークは何だろうと思っていたのですが、

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何気にキャビン後部を見て納得、クマの足跡でした。どうやらこの青いクマは、別名ブルーベアとも呼ばれる幻のグレイシャーベア..を知っている人はかなりコアなクマ好き..のようですね(嘘)。

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工事現場で見掛ける案内看板の類にも、執拗に癒し系動物の写真が使われていたりします。その必要の是非を問わず、海を埋め立てたり山を切り崩したりと、工事自体があまり良いイメージを持たれないので、もう工事関係者も必死なんでしょうね。まあ気持ちはわからないでもないですが、山中の現場にラッコの写真が貼られていたりするのをみると、もう少し気を遣っても良いのではないかと思ったりもします。

GR DIGITAL

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2008年1月26日 (土)

アース

50万年前、巨大な隕石が偶然衝突したことで地軸が傾き、その結果地球に季節が巡るようになりました。そんな生命に満ちあふれた奇跡の惑星地球の四季を、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏が流れる中、北極から南極まで順にたどりつつストーリーは進行します。

20080126

主役は地球。そしてホッキョクグマ・アフリカゾウ・ザトウクジラ・アネハヅルなど、各分野の環境保護系フラッグシップ種らが脇を固める重厚なキャスト。制作は英国BBC、スタッフは映画「ディープ・ブルー」のメンバーを中心に、5年の歳月をかけて撮影した映像をもとに作られた映画、それが「アース(earth)」です。小人料金が500円と言うことで、下の倅を連れて見に行ってきました。

実は映像的にはどこかで見たようなシーンが多く、まあそれもそのはずで、ちょっと前にNHKが放送していた「プラネットアース」の超ダイジェスト版といった感じの内容です。では新鮮味がないのかと言えばそんなことはなく、海のクマとも言われるホッキョクグマの遊泳シーンや、航空機から撮ったとは思えない微塵の揺れも感じさせない空撮映像、数mの距離まで接近を許したザトウクジラの親子、闇夜に紛れゾウの親子を狙うライオンの狩り等々、その筋の専門スタッフによる長期取材ならではの珠玉の映像が続きます。

ワイルドライフ撮影を志す者にとっても、姿勢制御装置(通称ヘリジンバル)を装備した航空機による空撮、超ハイスピードカメラを使った動態撮影や時間軸の推移、赤外線撮影装置による夜間撮影など、最新の撮影技術の粋を集めた映像を目の当たりにすることになります。これはもう表現者として羨ましい限りですね。

映画としての全体のストーリー構成については少し?な部分もありましたが、前述の通り何れの映像も素晴らしく、地球の四季の移ろいの美しさや、生きものの営みの逞しさには心打たれるものがあります。しかし、最近この手の映像を見ていても、何かこう今ひとつスッキリ感動できないというか、心の中に葛藤を感じてしまうのもまた事実です。

子供の頃よく見ていたテレビ番組に、野生の王国という番組がありました。毎週紹介される世界各地の野生動物の生態を、子供ながらにワクワクしながら楽しみに見ており、私をワイルドライフの世界に誘ったのも同番組でした。世の中の事情を知らない子供であったことを割り引いたとしても、当時は純粋に楽しめた動物ものの映像も、今や地球の未来を憂い無ければならないほどテーマが深刻になっており、そんな事実が、地球や生きものたちの素晴らしさを純粋に喜べない理由の一つになっているように思います。

自然や生きものに興味のある方だけでなく、一人でも多くの方にアースをご覧になっていただきたいと思います。そして現在の地球の直面する危うさを、不本意ながらもその美しい映像のバックグランドから感じて欲しいと思います。昨年公開され、各方面から物議を呼んだ地球温暖化をテーマにした映画「不都合な真実」よりも、ある意味その深刻さを感じることが出来るはずです。

20080126b
旭山動物園にて

映画のオープニングとエンディングに登場する地球温暖化の象徴とも言うべき極地の崩壊、そしてその砕けた氷海を彷徨うように泳ぐホッキョクグマの姿を見ていると、自然と胸に熱い思いがこみ上げてきます。

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2008年1月16日 (水)

近所のタヌキ

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演習林に伐採後そのまま放置してあるアカマツの上に、タヌキの足跡が付いていました。タヌキはイヌ科の仲間では唯一木登りが得意で、柿の木などに登っているところをよく目撃されています。森の中では他の動物同様にけもの道もよく利用しますが、テンのように写真のような倒木の上をわざわざ歩くことも多いようです。

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こちらは側溝のタヌキ穴。以前はよくウサギが利用していましたが、この冬はタヌキの通り道?になっているようです。最初見つけたときはねぐらかと思いましたが、朝昼晩と時間を変えて確認に来てみても、今のところ入っているフシはありません。

EOS-1D Mk3(EF50/1.8II)

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2008年1月14日 (月)

近所のノウサギ

20080114
一昨日の夜から昨日にかけて降った雪は10cmほどで、久しぶりに赤城高原も白く覆われました。ただ、風も強かったので開けた場所では雪が飛ばされており、さらに気温が低いこともあって路面が凍っています。写真の農道は坂道になっているので、人はスパイク付きの長靴でないと歩くのに苦労しますが、キツネ..写真左奥に続く足跡..やララァは四駆なので苦もなく登っていけます。

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犬を飼う前は我が家の庭にもノウサギが来ていましたが、ララァが侵入者に睨みを効かせるようになってからは、まったく姿を見せなくなりました。しかし、すぐ隣の畑には時折足跡が付いていたりするので、付近からいなくなったわけではないようです。写真は昨夜のうちに付いた足跡ですが、畑に隣接する道路脇の側溝をどうしたものかと、やや迷っているフシがありますね。

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それでも帰りは迷うことなく、一気に側溝を飛び越えています。

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足跡から動物の生息数にある程度当たりを付けるためには、雪が積もった直後が望ましいです。あまり時間が経ってしまうと、単独なのか複数なのかの判別がし辛くなりますから。写真は近所の演習林で見つけたノウサギの足跡で、近くにはまだ他の足跡が付いてないので、この林縁部を利用して行き来しているのは1羽のようです。

EOS-1D Mk3(EF50/1.8II)

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2008年1月11日 (金)

命の灯のリレー

ほんのりとまだ暖かさを感じる体温から、恐らくほんの少し前まで動き回っていたであろうシメが、あたかもロウソクの焔がすきま風で立ち消えするかのように、小さな命の灯りが消えてしまったことを思わせます。

20080111
EOS-1D Mk3(EF50/1.8II)

鳥類、とりわけ小鳥の仲間は代謝が激しいため、エネルギーの消費率に対して体内への脂肪の貯蔵率が低く、冬季においては常に採餌活動を行う必要があります。ギリギリの状態で活動しているため、命の灯が消えるほんの直前まで死を感じさせない動きを見せる場合があるのです。実際、餌台に群れるスズメの一群から、突然ポロッと1羽だけ転げ落ちるところを見たことがあります。

シメの死体を見つけたのは昨日のことですが、今朝には何者かが食べるために持ち去っていました。シメの死体のあった場所にはイヌ科の動物の足跡が付いていたので、その何者かというのは足跡の大きさから言って恐らくタヌキだと思われます。餌の乏しくなった冬の森で、何か食べるものはないかと腹を空かして彷徨いていたところ、偶然シメの死体にありついたタヌキが、嬉嬉としてくわえて持ち去るシーンが目に浮かびます。

人にしろタヌキにしろ、自分の命を保つためには他の生きものを殺して..直接的にしろ間接的にしろ..食べることになります。自分が生きるために他の生きものを殺すという当たり前の理屈が、妙なきれい事のオブラートに包まれて隠されるため、今の時代は食べることに対しての思いが希薄になっているように感じますね。

ファーストフードチェーンでハンバーガーを頬張ろうとも、ラーメン屋でみそラーメンをすすろうとも、コンビニでおにぎりを買って食べようとも、居酒屋でブリしゃぶ..たまたまニュースで見たもんで(笑)..を食べようとも、菜食主義を主張する人であっても植物が有機物である以上、他の生きものの命を自分の糧にしていることに何ら変わりはないのです。自分は生きものを殺してはいないなどと声高に叫んだとて、詭弁でしかないと言うことです。

食物連鎖の話を聖火リレーに例えた話になっていますが、聖火リレーはその灯が消えることなく次の走者にバトンタッチされます。今回の話はシメの死をタヌキの生が受け継ぐことになるので、言うならば聖火の灯が消えた後にバトンを渡していることになります。しかし、弱肉強食の例えに倣うならば、生あるうちにその命を奪われ食われることのほうが多いはずです。もし目の前で、クマが子ジカを襲っていたら?ワシがウサギを襲っていたら?カマキリが蝶を捕まえていたら?イヌイットがクジラを獲っていたら?と殺場の人が豚を殺していたら?食肉加工場の人が牛を解体していたら?さてあなたならどうしますか、どう思いますか?

私は周囲が思うほどの自然保護論者でも動物愛護家でもないですし、牛肉も食べればクジラの肉も食べます。ましてや生きものの死体を見たからといって、身近な死は別にして、それほど感傷的な気持ちになることはありません。むしろこの死体一つで生き存える他の生きものがいることを興味深く思います。ある生きものの命もしくは死が、また別の生きものへと受け継がれていくその様こそ、食物連鎖(Food Chain)、そして生態系(Ecosystem)そのものだと考えています。

余談ですが、石油は太古の時代に生きた生きものたちの死骸が、長い年月をかけて変化したものと言われています。現代における人間の経済活動の象徴とも言うべき石油すら、実は有機物のなれの果てであるということに、一体どれだけの人が気付いているのでしょうか。直接は口にしないまでも、太古の生き物たちの死骸の上に現代の人間社会が成り立っているというのも、ある意味命のリレーと言っても良いかもしれません。

最後に、写真のシメの死因についてはあくまで憶測に過ぎず、病原性ウィルスの可能性も考えられます。写真の状況では1羽だけだったのでその可能性は低いですが、もし周囲に同様な鳥の死体を複数見つけた場合は、速やかに保健所等の関連施設や所管官庁へ連絡しましょう。

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2008年1月 8日 (火)

滑り落ちたカモシカ

20080108
先週まで吹雪いていた北部山域フィールドも、今日は上着要らずの快晴です。日向にいる限り手袋をすることもなく、積雪がなければ防寒長靴さえ必要ありません。それにしても雪が少ないですね。この冬は雪が多いと予想したのですが、見事に外れております(苦笑)。それでも水源地帯の山々にはそれなりに降っているようなので、昨年のような夏前の水不足の心配はしなくて済みそうですが。まあ、スノーシューの世話にならずに済んでいるので、助かると言えば助かるのですが..

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テンの足跡です。いつも忙しそうに動き回っているテンが、珍しくのんびりと歩いているのが判りますね。イヌ科の仲間やネコだと指の跡は4つですが、5つあるのはテンなどイタチの仲間です。ハクビシンも5つですが、あまり雪が多い山間部には見られません。

20080108c
林道を歩いて戻る途中、カーブの先で何かが落ちるような音がしたかと思うと、ガサガサと藪をかき分け沢を渡っていくカモシカが視界に入りました。カモシカが落ちた?現場付近には、斜面から飛び降りてバタバタと慌てたような足跡が残っていました。普段は身軽な身のこなしで斜面をトラバースしているカモシカも、雪に足を滑らせて林道まで出てしまったようです。猿も木から落ちる..ってやつですね(笑)。

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2008年1月 7日 (月)

ムササビの叫び

近所の演習林に隣接するヒノキ林の脇を通りがかったところ、「ギャー、ギャー」という怪しげな叫び声が聞こえてきました。ララァも聞き慣れない声に聞き耳を立てて、鼻をピクつかせています。声の主を捜して、よく手入れされた林に踏み込んでみると、散発的ではありますが、声は樹冠のほうから聞こえてきます。

朝まだ陽も昇らない上に林の中なので、樹冠を見上げても声の主はなかなか見つけられません。しばらくして目が慣れてきた頃、二つの影が交錯しているのが見えました。一つは翼を広げたシルエットからフクロウと判り、もう一つの影はどうやらムササビのようです。

ムササビは今が繁殖期の真っ最中なので、雌を追いかけ回す際に「キュルルル..」とか、「クゥクゥ」といった感じの声で鳴くことがあります。「ギャー、ギャー」という悲鳴にも似た鳴き声は、明らかに威嚇もしくは危険察知による警戒音のようです。フクロウが狩るにはムササビはやや大きすぎるので、想像するに恐らくは樹上でうっかりはち合わせてしてしまい、お互いに引くに引けず威嚇しあっていたのでしょう。

ララァが二声ほど吠えたのを機に、フクロウが羽音も立てずに演習林方向へ飛び去っていき、ムササビもこちらを睥睨してから枝を伝って去っていきました。

20080107
現場付近のヒノキ林。写真は明るく写っていますが、実際はまだ陽が昇る前なのでかなり薄暗いです。ISO6400のF2で撮影、DPP3.2で現像時に輝度ノイズ・色ノイズ共にノイズリダクションを適用しています。高感度性能の凄さもさることながら、この低照度でもAFで合焦するのには驚きますね。

EOS-1D Mk3(EF50/1.8II)

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2008年1月 2日 (水)

ネズミの足跡

ネズミの痕跡、特に足跡はこの季節にならないとなかなかお目にかかれません。その際に積雪の量も重要で、あまり雪が深くなると、地面との間にトンネルを掘って移動するので、雪上に姿を見せることは滅多にありません。この冬は山間部にはそこそこ雪が降っていますが、赤城高原は昨年ほどではないにせよ、今のところ例年より少なめです。そのせいかネズミの足跡をよく見掛けますね。

20080102

20080102b

一枚目は今朝、二枚目は昨年大晦日の撮影です。さすがに足跡からネズミの種類を特定できませんが、恐らくはアカネズミだと思います。ちなみに二枚目の大きい足跡はノウサギですね。

EOS-1D Mk3(EF?)

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2007年12月27日 (木)

この冬一番

今朝6時の気温は氷点下10℃。もちろんこの冬一番の冷え込みです。夜明けの空の色が、真冬のような深みを帯びていますね。さすがにここまで気温が下がると、上着なしでは長時間外に立っていられません。現場で車を降りると、周囲には霧氷の花が咲いていました。

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一連の写真からはサルを撮りに行ったように見えますが、サルは道すがらたまたま出遭ったものです。もちろん本命はいつものアレ。が、出掛けた場所はいつものフィールドではなく、近県に遠征しています。

サルの3枚目のカットが妙に抜けが良くないのは、車のフロントウィンドウ越しに撮影したから。民家の屋根で何やらイタズラしてしているところですが、この軒下に犬がつながれているのに、飼い犬の事情を理解しているとみえて平然と振る舞っています。しかも犬はまた犬で、サルには無関心なのに、近づいた私には猛然と吠え掛かって来ました。取りあえず半分は仕事しているってことですかね(苦笑)。

20071227g

日中は雲一つ無く晴れ上がり、抜けるような青空を背景に、期待通り稜線上をペアで旋回してくれました。

EOS40D(EF28-300/3.5-5.6L IS)、GR DIGITAL

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2007年12月26日 (水)

サルで悪いか

20071226
アプローチ林道から逸れ、20cmほど積雪のある山道を三脚とバックパックを背負いながら歩いていると、ワシの留まり場である岩場付近で何かが動くのが見えました。観察地点はまだ先でしたが、取りあえず記録だけでもと、慌ててバックパックから機材を取り出しセッティング。距離にして1km以上離れていたので、禁断のエクステンダー二段重ねを用意、しかし足場が悪い上に気持ちが焦っているのでなかなか位置決めができません。ようやく留まり場の岩をビューファインダーに捉え、陽炎に苦労しながらもゆっくり焦点を合わせると..

20071226b
..サルでした(ガク)。仕方がないのでしばらくそのまま観察をしましたが、日向ぼっこをしながら、「サルで悪いか」と言わんばかりに腹と尻を掻き始めるものだから、余計にムッときたりします(苦笑)。ここにワシがやって来て、天狗の神隠しでもしてくれると絵になるのに..など考えているうちに、ようやく岩から降りてくれました。

サルもワシに餌として狙われる立場なので、目立つ岩場..しかもワシの留まり場..で無防備にしているということは、近くにワシはいないことを意味します。それが証拠に、結局ワシが姿を見せたのは撤収間近。一応先日同様に、ペアで巣材を運び込んでから交尾に至ったので、まあ結果オーライではありましたが。

20071226c

20071226d

昨夜は、赤城山から昇る満月をハイビジョンカメラで撮影しようと目論んでいましたが、夜半まで雲が広がっていたため断念。まあどのみち月齢の計算間違いで、1日半ばかり満月を過ぎていたようですが。写真は夜明け前の西の空に浮かぶ月。

GR DIGITAL
XL H1(EF500/4L IS + EF2x + EF1.4x)
EOS-1D Mk3(EF?)

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2007年12月20日 (木)

とりぱん

20071220
今日の北部山沿いは快晴無風..

20071220b
などと油断していたら、通り雨ならぬ通り雪に降られました。

20071220c
朝来たときにはなかったノウサギの足跡。陽の高いうちから大胆なヤツがいるもんだと思いつつ、そういう呑気なヤツがいることで、食物連鎖のより上位にいる捕食者に餌が供給されるというわけです。

20071220d
女房が読んでゲラゲラ笑っていたので、私も借りて読みましたが、確かに大笑いしました(笑)。我が家にも餌台があるので、ほぼ100%以心伝心、そうそう、そうなんだよねぇ..てな感じで、久しぶりに漫画で心底笑わせてもらいました。週刊の青年漫画雑誌..って言うのかな?..に連載されているらしいのですが、今時よくぞこういうネタを採用したものだと、編集部には感心することしきり。現在4巻まで出ているようなので、早々に追加注文し、また大笑いしなくては(笑)。

しかしこの作者、恐ろしいほど我が女房とセンスというか自然観が似ています。最初は女房..彼女は学生時代は漫研所属..が書いたのかと思ったほどですから(笑)。

EOS40D(EF28-300/3.5-5.6L IS)、GR DIGITAL

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2007年12月16日 (日)

子持山見えず

昨日はサラリーマン時代の元同僚たちと忘年会であったため、そのまま高崎泊まり。朝起きて北の方を見る..ほぼ習慣になっている..と、子持山が雪雲で見えません。こりゃ赤城高原も雪の中だなと思いつつ帰ってみると、関越道の下り線が赤城高原SAからチェーン規制で、やはり我が家の周辺も雪が積もっていました。高崎方面から子持山が見えない場合、ほぼ間違いなく赤城高原も雪が降っています。逆に子持山が見えている場合は、どんなに冬型が強くなっても、余程のことがない限り雪は降っていません。

20071216
やや風も強かったようで、カラマツの幹の北西側に着雪しています。おっと、ネギとチンゲンサイを掘り出さないと凍ってしまう(笑)。

20071216b
忘年会では芋焼酎のお湯割りでウィ~。やや飲み過ぎて二日酔い気味です。歳のせいかめっきり酒に弱くなりましたね。

20071216c
朝帰りだったのと、二日酔いを醒ます意味もあって、ララァの散歩を夕方に。左右を演習林に囲われた路上に、ノウサギの足跡が付いていました。まだ陽は沈んでいませんが、雪雲に隠れているので周囲は暗くなっており、そのせいで活動が早まったようです。雪が降ると動物たちの痕跡を見つけやすくなるので、ちょっとした散歩でも野外を歩くのが楽しくなりますね。

Caplio R6

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2007年12月12日 (水)

半日だけ野外活動

デスクワークで2日ほどPCの前に張り付いていましたが、当初3日で終わると踏んでいた作業も今朝方完了し、無事クライアントに納品できました。このところ天気が大崩してなかったので、自ずから外仕事を優先させてきましたが、クライアントに予定通り支払ってもらうためには、こちらも納期を守らなければなりません。日程に余裕がある内は見て見ぬふりをしていましたが、さすがに予定表に記した期日が近づいてくると、現実逃避もままならず..と言ったところです(笑)。

もうお昼になろうかという時間だったので、勢い他のデスクワークにも手を出そうかと思いきや、天気予報によれば明日の空模様はあまり芳しくない様子。仕事場からいつものフィールドを眺めれば、朝方は雲に覆われていた山々が顔を出して、お出でお出でをしているように見えたので、機材を引っ担いで半日だけ出撃してきました。

20071212
フィールドに着いてからどこに入ろうかと考えましたが、これから雪が積もってしまうと入るのが厄介な一番奥の林道へ進入、狩り場となっている伐採地を見渡せる尾根に取り付きました。今日は予定外の行動だったので、機材をスチルだけに絞ってます。

20071212b
現場の少し手前の森で、ガサガサと音を立てて逃げていくカモシカを発見。その様子を手にしていたHV10で撮影後、寄り道をしてカモシカのいた辺りを調べてみれば、どうやら用足しの最中だったようです。新鮮な糞..いわゆるカモシカのため糞..だけにみずみずしく黒光りしていますね。

20071212c
この辺りの森も、例年だともう少し積雪があるのですが、今のところ先月末にドカッと降って以来、少し降ってはすぐ解けて..を繰り返しており、何とも動物たちの動きが掴みづらいです。今日の行程では唯一、林道の終点にわずかに残っていた雪に、テンが走った跡が付いていました。

20071212d
妙なアングルの写真とお思いかも知れませんが、それはまったくその通りで、歩行中にGRDで誤って撮ったまさに妙な写真です(笑)。基本的に平日は単独行動なので、自分の歩く姿など撮る機会もありませんが、どんな格好でほっつき歩いているのかが判るカットですな。

ベスト..釣り用のものを流用..にカラビナでぶら下がっているのは、昨日記事に書いたクマ除けグッズである鉈..本当は違う用途だけど..とカウンターアソルトで、何れもいつでも使用できる状態になっています。現場までに何回かノイバラの藪漕ぎがあるので、手はグリップスワニー製の革手袋で防御、足許はほぼ一年中長靴です。

ちなみにクマ除け鈴は付けていません。何故なら、森の中でバッタリ動物たちに出遭うことを、無類の楽しみとしているので(笑)。

GR DIGITAL

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2007年11月28日 (水)

若オジロ

20071128
今日の日中は、昨日とは打って変わって快晴。風は東よりにやや強く吹いて、湖面には終始さざ波が立っていました。

20071128b
今日の狙いはオジロの若鳥。先週偶然見つけて以来探していたのですが、今日ようやく某所で再会、終日観察・撮影することがきました。しかしこの若鳥、他のオジロの成鳥やオオワシ..私は未確認だが成鳥が2羽いるらしい..が怖いのか、湖には近づかず終日川の中流域で餌を探しています。

オオワシやオジロワシ(以後海ワシ)は、その大半が北海道にて冬を越します。生きものが集団で越冬するのは、餌が不足しがちな冬季に、目が沢山ある方が餌を探すのに有利だからです。孤高のワシなどと言われる海ワシであっても事情は同じで、自ずから北海道の越冬地では沢山の海ワシを見掛けることになります。

ところが北海道に留まらず、本州まで南下して越冬する個体には単独..複数が一緒にいたとしてもそのほとんどはペア(つがい)..が多く、そういうワシは得てして自力で餌を探すのに長けています。それ故、本州以南で越冬するワシには経験豊富な成鳥が多く、若鳥は少ない傾向にあるのです。若い個体にしてみれば、単独で餌を独占できる可能性があるにしても、危険を冒す..餌が獲れずに命を落とす..よりは、仲間と一緒に過ごす方が経験も積めて効率が良いでしょう。

と言うことで、総じてカメラマンには人気がなく見向きもされない若鳥ですが、ワシ屋の私としては、本州でけなげに越冬する彼らの様子には興味が尽きません。

20071128c
ビデオから画像を切り出し、胸部や腹部、それに翼の下面が判るよう明るく補正してみました。全体的な印象から、第2回冬若鳥といった感じですね。

20071128d
積雪と同様、砂地や泥地は生きものの痕跡を探すのが容易です。水の退いた河原に沢山の足跡が付いていましたが、ザッと見ただけでも、数頭のシカ(手前)とキツネ(奥)、それにタヌキやテンが往来しているのが判ります。

20071128e
今日の「バスの中からこんにちわ(笑)」はキツネ。山中とはいえすでに日が昇っているというのに、ミヤコザサの下生えをかき分け、警戒の表情を浮かべつつも割と呑気に姿を見せました。なかなか美しい冬毛をまとい、来る冬への備えは怠ってないようです。

EOS40D(EF28-300/3.5-5.6L IS)
XL H1(EF400/5.6L)、GR DIGITAL

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2007年11月27日 (火)

オオワシ現る

20071127
今日は雲がたれ込めやや風が強く吹きましたが、気温は思ったほど下がらず、湖岸に待機していてもそれほど寒さを感じずに済みました。

20071127b
前回遠目に飛んだのを見送っただけでしたが、今日はしっかりと頭上近くを何度か旋回してくれました。しかし風が強く気流が安定しないのか、オオワシの飛行はやたらとゆらゆら不安定で、近くを飛ばれるとフレーミングし辛いことこの上なかったです。それに曇天のどんより空バックでは、白黒ツートンと巨大な黄色い嘴が映えませんね。ちなみにオジロワシは朝一で一回飛んだきりで、その後はオオワシに気圧されたのか姿を見せず。

20071127c
ここのカワガラスは異常なほど人慣れしています。餌を探しながら自分から近づいてくるカワガラスなど初めてですね。いつも渓流で見掛ける奴は、ビビッと警戒音を発しながら一直線に川面を飛び去るのが常ですから。

20071127d
バスが小田代原を通過中、奇妙な角の牡ジカを見つけました。普通シカの角は頭頂部から上に伸びていくわけですが、彼の右の角は後頭部より右横に生えているのです。もともとこういう生え方なのか、それとも夏の間にどこかにぶつけてしまったのか定かではないですが、牡にとって大切な角がこれでは、この秋の繁殖活動に支障が..と思いきや、一応2頭の牝を連れていたので、そう大事ではなかったのかもしれません。

それにしてもこのシカ、写真でも判るとおり湿原に張り巡らせた電気柵の内側にいるのです。恐らく戦場ヶ原側から入ったのだと思いますが、これでは何のための電気柵なのか判りませんね(苦笑)。

20071127e
先日発売されたばかりの、ナイコンのD300の実物を初めて目にしました。持ち主に聞いた話では、予想通り鳥屋にはFXフォーマット(いわゆるフルサイズ)のD3よりDXフォーマットのD300のほうが人気があるようです。少し触らせてもらいましたが、手にした感触やシャッターの動作などはさすがにナイコン製で、某C社の40Dが値段なりにちゃちく感じました(笑)。画質などは未知数ですが、持ち主曰く「D200よりはマシ」とのことです。

EOS40D(EF28-300/3.5-5.6L IS)
XL H1(EF400/5.6L)、GR DIGITAL

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2007年11月21日 (水)

初オオワシ

先日の初オジロはやや消化不良だったので、再度チャレンジしてきました。

20071121
天気予報によれば、今日明日は冬型が強まる傾向にあって、関東北部の山沿いは雪になるとのこと。あまり冬型が強いと奥日光も風雪模様になることが多いのですが、今日よりも明日の方がよりその傾向が強いと判断しての出撃です。が、そんな賭けも杞憂で終わり、6時間後に引き上げるまで天候には恵まれました(寒かったけど..)。

さらに先週のオジロワシに続いてオオワシもやって来ており、話に聞けば一昨日辺りに姿を見せたとのこと。今日はご挨拶程度に二度ばかり湖岸の稜線上に姿を見せましたが、何れも距離があったのと、気が付いた時点ではすでに撮影レンジを超えていたので、映像は次回に持ち越しです。ちなみにオジロワシ同様、やはり北海道に出掛けていないので、これが初オオワシと言うことになります。

20071121b
早朝の金精峠は路面凍結注意。でも冬タイヤに換装済みなので、先週よりはスイスイです。

20071121c
バスに乗車中、対向車とのすれ違いで停車した際、何気に窓の外を見たら、すぐ脇の路肩に牡ジカがいるではないですか。ゆっくり窓を開けて..この時のポイントは絶対に目を合わせないこと..取りあえず1枚だけ撮影しましたが、手前の立木が邪魔なので席を少し前に移動したら、さすがにあっという間に走って逃げていきました(苦笑)。

20071121d
この時期の戦場ヶ原には、渡ってきたばかりの沢山のツグミが溜まっています。これから徐々に山を下って、年が明ける頃には大半が里に姿を見せるでしょう。ツグミは警戒心が強く近づくことは難しいですが、こいつは珍しく300mmで撮影できる距離まで接近を許してくれました。

20071121e
先日はあまり湖岸に近づいてくれなかったオジロワシですが、今日はサービスよく近くを飛んでくれました(こっち見てるし)。ビデオ映像からの切り出しなので鮮明ではありませんが、そこそこ歳いった成鳥であることが判ります。羽に欠損もなくキレイな個体ですね。

20071121f
これは近すぎ。湖岸近くに漂うハジロカイツブリの群れを撮影するため、ビデオのレンズをEF28-300ISに交換してあったので、目一杯広角側にズームを引きましたが、それでもほぼ頭上を低空で飛んだため、フレームに入りきらずはみ出してしまいました(苦笑)。

EOS40D(EF28-300/3.5-5.6L IS)
XL H1(EF28-300/3.5-5.6L IS)
GR DIGITAL

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2007年10月21日 (日)

カモシカの頭骨

月例調査で北部山域へ。今日は調査地内の谷筋を詰め、調査対象がよく利用する尾根筋付近を踏査しました。

20071021
朝方は雲に覆われていた森林限界付近ですが、徐々に雲が上がりはじめると、木々に霧氷が付着しているのが見えました。やがて初冠雪を迎え、木々が葉を落とすようになると、根雪になって白く覆われるのもすぐです。
EOS40D EF28-300/3.5-5.6L IS 235mm
ISO200~640 高輝度側・階調優先
DPP3.1 Picture Style「風景」

20071021b
1300m付近の尾根を歩く。ホオノキはだいぶ黄色くなってますが、ミズナラやブナの色付きはまだこれからといったところ。

20071021c
ここがベアカントリーであることを物語るブナの幹。ほぼ等間隔に爪痕が付いており、リズミカルに登っていった様子がうかがえます。

20071021d
同行のIさんがやたらと遅れるのでおかしいと思っていたら、やはり山栗なんぞ拾ってました(笑)。昨日も書きましたが、今年もこの辺りの栗は豊作です。一粒もらって剥いて食べてみましたが、山栗は小粒ながら甘くて旨いですね。

20071021e
飽くなきIさんの食欲は不滅で、山栗の他にトチの実も拾ってました。後で灰汁を抜いて、トチ餅を作るんだとか。いやはや何とも物好きなことで(笑)。

20071021f
かく言う私の本日の獲物はこれ。沢を詰めているときに見つけたカモシカの頭骨です。大きさからしてまだ成獣ではない感じですね。残念ながら下顎は見つかりませんでしたが、カモシカの頭骨はコレクションになかったので、これはこれで満足です(嬉)。

GR DIGITAL(以上データ共通)

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2007年10月16日 (火)

北極のナヌー

20071016
見に行ってきました。原題は「Arctic Tale」。北方志向者として、究極の北をテーマにした映画を見逃すわけにはいきません。監督・撮影は海洋研究家のアダム・ラヴェッチと、北極のドキュメンタリー作品を数多く手掛けるサラ・ロバートソン、制作はナショナル・ジオグラフィック・フィルムです。
Caplio R6

ストーリーはホッキョクグマの親子と、セイウチの親子の子育てを中心としたもので、彼らがいかに北極の氷の大地..正確には海だが..に依存して暮らしているかという点を、15年近い歳月をかけて撮影したものです。他にもイッカクやセミクジラなど、北極で見られる様々な生きものが登場します。

カメラマン的な視点で見ると、まず寄り、つまりクローズアップ撮影が多いことに気が付きます。北極というかなり特異な環境下で、あれだけワイルドライフに近づけるというのは驚きです。特にホッキョクグマが泳ぎながら近づいてくるところを水面直下のアングルで引きながら撮るシーンなど、考えただけでも恐ろしい(苦笑)。ま、この点についてはエンドロールでタネが明かされていましたが、その他、水中撮影を多用しているところなど、映像の見せ方にも相当こだわっているように思います。

日本ではNHKに代表されるように、自然景観や野生動物の記録にはハイビジョンカメラを多用する傾向があります。もちろん自然科学的にはそのほうがリアルな映像になるわけですが、本作品は長い年月をかけて撮影していることもあって、フィルム..恐らくスーパー16でしょう..による記録です。映画館での上映でしかもネイチャードキュメンタリーとあって、フィルムの深みと味わいのあるノスタルジック..古いという意味ではない..な映像を楽しめました。これは昨年公開の「ホワイト・プラネット」や「WATARIDORI」なども同様ですね。

話は変わって、北極ネタとなると昨今は環境問題とは切っても切れない関係になります。つい先日、米国のアル・ゴア元米副大統領..「不都合な真実」の著者..が、人為的な地球規模の温暖化傾向の事実普及に貢献したとして、ノーベル平和賞を受賞しました。本作品はその地球温暖化の影響を真っ先に受ける北極を舞台にしており、サブタイトルも「30年後に北極がなくなる」というかなり重いテーマを冠しています。

何故、北極の氷が解けるとホッキョクグマに影響があるかという点については、以前に書いた以下の記事をご覧ください。

【ホッキョクグマの危機】
http://bigdipper.cocolog-nifty.com/blog/2005/10/post_85ef.html

【ホッキョクグマ、レッドリストに】
http://bigdipper.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_7ca1.html

北極は約170万年前の氷河期に氷に覆われて現在のような姿になったわけですが、それがこの100年間に平均気温が2℃も上昇..地球全域の平均では0.74℃上昇..したことで、加速度的に永久氷床..氷河など夏でも解けずに残る氷のこと..が減少しています。米国立大気研究センター(NCAR)によれば、04年から05年のわずか一年でも永久氷床の14%が減少、このまま温暖化傾向の気候状態が続くようだと、2040年までに北極の永久氷床のすべて無くなってしまうと予測されるそうです。

ちなみに、「北極の氷が解けると海面が数m上昇する」と言った類の話をよく耳にしますが、実際はそこまで大げさには変化はありません。コップに氷を入れて水で満たした後、氷が解けて水が溢れるかと言えば答えはノー。これはいわゆるアルキメデスの原理という法則で、「地上にある氷床が解けて海に流れ込んだ場合」というのが正しい理解になります。

20071016b
そろそろ蒟蒻の収穫が近いというのに、近所ではクロフネツツジ..一般的な花期は5月..が咲いています。このように季節外れに花が咲くことなどを気象用語で「不時現象」と言いますが、これは直接は温暖化とは関係がないそうです。とは言え、近年の異常とも言える9月の気温の高さは実感できるわけで、温暖化と無関係と言われてもそう簡単に割り切れるものではないですね。
Caplio R6

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2007年10月 5日 (金)

少しずつ秋らしく

今週末、私の所属する研究グループの全国合同調査が行われます。今日は先月の下見で決まった調査地点のうち、林道を使ってアプローチするところを、念のため再度チェックに出掛けました。万が一林道が使えない場合は、他の地点へ再配置する必要ができてきますが、取りあえず全線クリアでした。

20071005

20071005b

写真は林道の標高1300m付近のブナ林の様子。今年は9月の気温が高かったせいで全般的に紅葉が遅れているそうですが、確かに例年よりは色付き加減が鈍い感じがします。それでも北部山沿いは少しずつ秋らしくなってきているようですが。

EOS40D EF28-300/3.5-5.6L IS
ISO200 DPP3.0 Picture Style「風景」
(以上データ共通)

上の写真を撮った後、谷間からクマ○カがゆっくり旋回しながら上昇してきました。ちょうど北風が冷たいと感じて、車に戻ってシャツを羽織った時だったので、写真は逃しましたが、目の前50mほどを悠然と滑空してブナ林に消えていきました。

それとクマネタをもう一つ。調査地点からエリア内を双眼鏡で眺めているとき、突然背後からキノコ採りのおっさんが話しかけてきました。つい10分ほど前に、現在地より200mほどの笹藪で、出会い頭にクマに出くわしたと息咳き込んで話し始め、いかに驚いたかを身振り手振りで教えてくれました(俺はあんたにビックリしたんだけど..)。

そのおっさんは、危ないから早く下ったほうがいいと言い残すと、スタスタと林道を歩いて行ってしまいました。私は慌てて機材を車に放り込んで、おっさんの話の場所と思われる笹藪に急行、しばらく様子を見ましたが、30分経ってもガザガサ言うのは風の音だけで、クマは姿を見せませんでした。この秋最初の出会いになるかと期待したいのですが、少々残念でしたね。

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2007年9月28日 (金)

サルの顔が赤いのは

20070928
ようやくデスクワークも沈静化して、フィールドに出撃できる余裕が出てきました。今日は近場の林道をいくつか選んで、台風と大雨被害のその後の様子を確認してまわりましたが、利根沼田エリアの山は森林組合がしっかりと管理しているので、大掛かりな崖崩れ等でなければすぐに復旧します。この林道も2ヶ所ほど法面が崩れていましたが、すっかり回復して終点まで通行できるようになりました。

20070928b
2本目の林道の奥でサルの群れに出会いました。ちょうど森に入っていくところに通りがかったので、見知った顔を見つけられませんでしたが、恐らくいつもの群れだと思います。ところでこの親子。子連れではありますが、雌ザルの顔が赤くなっています。これは今がちょうどサルの繁殖期に当たるからですね。サルの顔が赤い。実に当たり前のような話ではありますが、繁殖期の秋にはさらに赤くなるのです。

20070928c
一旦は森に入った子ザルでしたが、再び法面の上にやってきて興味津々といった目で私を見下ろしています。もう少し小さいと親から離れることはありませんが、このくらいになるともう親の言うことは聞かないやんちゃ盛りですね。この後すぐに先ほどの母ザルが呼び戻しにやってきて、何やら怒られながら森に戻っていきました(笑)。

20070928d
それにしてもこの暑さはいつまで続くのでしょうか。この期に及んで夏が抵抗しているようで、10月の声を聞こうというのに気温が30℃近くまで上がり、ちょっと歩いただけで汗が噴き出てきました。湖面に映る空の青さは秋のそれなんですけどね..

Caplio R6
(1・4枚目)

EOS30D EF28-300/3.5-5.6L IS
ISO400 DPP3.0 Picture Style「忠実設定」
(2・3枚目)

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2007年9月25日 (火)

ミズキの実

20070925
先日の雨はそんなに強くなかったはずですが、防風林沿いの農道上に、黒く熟したミズキの実が沢山落ちていました。パッと見は小粒のブルーベリーのようで、鳥やクマの大切な秋の味覚です。もちろん我が家のララァも食べます(笑)。アラスカのクマはブルーベリーを食べますが、ツキノワグマはミズキの実を好んで食べます。実際、私のフィールドでもクマがミズキの木に登った痕跡を見ることができます。

20070925b
電気牧柵のおかげでシカの進入を許さなかったHさんのレタス畑ですが、つい数日前にそのアニマルキラーを撤去した途端、もうシカが畑の中を横切っています。演習林から出てきて、まだレタスの残っている近くの畑に出掛けるのに、Hさんの畑はちょうど良い通り道になっているようです。

Caplio R6

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2007年8月21日 (火)

3頭のクマと消えた子ジカ

20070821
昨晩はかなり強い夕立に見舞われた赤城高原です。乾いていた農道上の畑土も泥状になっていて、先日とほぼ同じ場所で新手のクマの足跡を見つけました。後ろ足の足跡が約16cmと大きく、今度のは雄の成獣に間違いありません。雨が上がったのが夜半なので、その直後に歩いていったようです。

20070821b
飛び飛びに付いた足跡を助手のワトソン君に追わせると、クマは畑から山へ続く防風林へと入っていったようです。このけもの道は以前からあるものでなく、割と最近に付けられたもので、まるで鳥獣保護区であることを知っているかのような行動ですね(笑)。

20070821c
雄グマの足跡より200mほど離れた林道には、親子連れのクマの足跡もありました。この足跡も先日の個体とは大きさが異なるので、少なくてもこの辺りに3頭..プラス子グマ1..が彷徨いていることが判ります。

20070821d
うっかりしてましたが、例のトウモロコシ畑はすでにやられていました。普通に外から見たのではまったく判りませんが、内側の目に付きにくい列が被害にあっています。食い荒らされた実の様子やその規模からして、クマの仕業であることは間違いないでしょう。この様子だと遅かれ早かれ昨年同様の対策が施されることになりそうです。

20070821e
さて昨日の子ジカの死体ですが、今朝様子を見に行ってみると、跡形もなくすっかり消えて無くなっていました。助手のワトソン君も唖然としております。先ほど見たクマの仕業かと思い、用心しつつ演習林の中を30分ほど探してまわりましたが、ワトソン君の鼻を持ってしても見つけることができませんでした。子ジカとは言えいくら何でも骨まできれいに無くなるとは考えにくく、死因と言いこつ然と消えたことと言い、どうにもこうにも謎が謎を呼ぶ事件であります。

死体のあった位置が白っぽくなっています。ワトソン君が鼻を近づけてすぐ引っ込めたので、近寄ってのぞき込んでみると、確かにここに死体があったことをうかがわせるかの如く、シカの毛と大量の蛆がうごめいていました(苦笑)。

Caplio R6(データ共通)

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2007年8月20日 (月)

子ジカの死体

20070820
F牧場の牧草地を通りがかった際、遠目にカラスが数羽見えたので、もしやと思い近寄ってみるとシカの死体がありました。まだ鹿の子模様の残る、この夏に生まれたばかりの子ジカです。死因は不明ですが、すでに内蔵は食われており、腐敗が進んで辺りに強烈な腐臭が漂っています。ハエも凄い数でたかっていて、写真を撮ろうと近づく度にもの凄い羽音を立てて飛び回ります。

眼球や肛門はカラスの仕業ですが、内臓を食ったのはけものの類でしょう。近所には野生動物は沢山棲んでいますし、野良犬や野良猫もいるので、犯人を特定するのは難しいですが、今のところクマは来ていないようです。恐らくクマならば目に付かない場所まで引きずって、隠す行動を取るはずですから。

20070820b
この牧草地は季節を問わずシカが姿を見せます。イノシシもミミズを探しにやって来ます。隣接する演習林ではオオタカやノスリ、それにフクロウが繁殖しています。野生の息吹を沢山感じられる場所なので、シカの死体が転がっていても何ら不思議はありません。が、私にはどうにも合点がいかないことがいくつかあるのですが、う~ん、まあそれは何れ判ることでしょう。

Caplio R6(データ共通)

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2007年8月16日 (木)

アニマルキラー

20070816
最近シカがよく出没している近所のHさんのレタス畑に、とうとう電気柵が仕掛けられました。うちの地区の野生動物対策としては初の快挙?になり、私を含め農家の皆が効果のほどに興味津々です。

20070816b
アニマルキラーは熊本のメーカーが販売している電気柵です。写真の製品はソーラータイプで、12Vのバッテリーに太陽電池で充電します。流れる電流は約1秒間隔で百万分の10~30秒と言いますから、柵線に触ると冬場に静電気を感じるようなショックがあります。動物達はその電気ショックを感じることで、柵は危険であると学習するという仕組みですね。恐らくイノシシやシカ、それにクマなどにはそれなりに効果があると思われます。一応サルにも有効とのことですが、サルはなかなかに悪知恵を働かせるので、その状況次第といったところでしょう。

20070816c
Hさんの畑の隣はKさんの蒟蒻畑。双方とも演習林まで続いているので、シカとイノシシの被害が後を絶ちません。KさんはHさんの設置した電気柵の恩恵にあずかる柵線..いや作戦ですが、Hさんの畑に近づけなくなった動物達が逃げ込む場になるような気がします(笑)。

Caplio R6(データ共通)

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2007年8月 3日 (金)

ネズミが咲かせたヒマワリ

畑の真ん中でヒマワリが咲きました。我が家の農婦が言うには今年はヒマワリは植えてないとのことなので、自然発生かと思いましたが、過去に畑の真ん中にヒマワリを植えたことはありません。そうなると家人を除く何者かが畑に種を蒔いたことになりますね。

実は昨冬、秋に採れたヒマワリの種を物置に仕舞っておいたところ、一つ残らず何者かに持ち去られるという事件がありました。一度にすべて無くなるのではなく、日に日に少しずつ無くなっていったので、犯人は畑のネズミだろうと勘ぐっていました。我が家の庭を含め周辺は耕作地なのでハタネズミが沢山生息しており、近所の防風林内ならばアカネズミやヒメネズミも多く見られます。実際、家の前の電柱にノスリが留まっている..ノスリはネズミを主に狩るタカの仲間です..ことも珍しくないですし。

そんな状況なので、恐らくハタネズミが越冬のために貯食しておいた種が、そのまま忘れられて芽を出したのでしょう。それが証拠に一ヶ所にまとまってヒマワリが咲いている場所もあります。実はこういったことは森の中でも普通に起こっていることで、秋にカケスやリスがドングリを隠したまま食べ忘れ、そこからドングリの木が芽を出すといったようなことが知られています。一見間抜けそうにも見える動物たちの貯食行動ですが、植物の立場からしてみると、いくつかの種を食べてもらう代わりに自身の分布の手助けをしてもらうという、彼らなりの戦略が透けて見えてきますね。

20070803
写真のヒマワリはその中の元気の良い1本を畑の端に移植したもの。7月の天候不順が響いてか畑に花が少ないので、ひっきりなしにミツバチがやって来ています。
EOS-1D MarkIII EF28-300/3.5-5.6L IS 300mm
ISO100 DPP3.0 Picture Style「忠実設定」


夕方、デッキでビールを飲みながら収録した、庭先のブナで鳴いていたヒグラシの声です。隣のヤマボウシに集結したスズメの子供たちの声も混じってます。
MP3 128kbps/48KHz(Windows Media Player

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2007年7月31日 (火)

雨上がりのシカ

昨日の雷雨は激しかったですね。我が家は標高が高いせいか雷が近く、頭上で鳴ると家全体が共鳴して振動するのです。折しもPCでレンダリング中だったので、PCの電源が落ちはしないかと冷や冷やものでした。また降雨量も相当なもので、豪雨の中、家人が子供を映画に連れて行ったのですが、赤城村(現渋川市)の深山の谷で危うく車ごと水没するかと思ったそうです(笑)。

20070731
今朝も近所のレタス畑にシカが出没していました。

20070731b
しかも今日のは子連れ。

20070731c
収穫が済んだ畑に何用かと思いきや、昨夜の集中豪雨でできた水たまりに水を飲みに来ていたようです。

EOS30D EF-S18-55/3.5-5.6II
ISO100 DPP3.0 Picture Style「忠実設定」
(以上データ共通)

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2007年7月29日 (日)

話題のシカ

20070729
道路愛護で草刈りの後、近所の連中と「最近シカが増えてるなぁ」などと話をしていたのですが、夕立が雷雲とともに通り過ぎてからララァの散歩に出掛けたら、つい今し方通ったと思しきシカの足跡がありました。まだ明るいというのに、のんびりとした歩調で悠然と道に沿って歩いていったようです。皆「最近のシカはふてぶてしい」とも言っていましたが、まさにそんな感じですね。
GR DIGITAL F2.4 ISO64


写真撮影やビデオ映像記録の合間に音声収録も行ってます。片手間なのでまだまだサンプリング数は少ないですが、時々生録の音声も紹介したいと思います。まずは先日録ったエゾゼミの鳴き声をどうぞ。
MP3 128kbps/44KHz
Windows Media Player

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2007年7月27日 (金)

真夏の5秒

今日は早朝より北部県境の谷へ単独調査に入りました。朝早く出掛けたのは、調査の前に「ある動物」を撮影するためですが、そっちは残念ながら目的を達することはできませんでした。また次の機会を狙うことにしましょう。

20070727
日が昇ってからは、ビデオカメラをスチル用の望遠レンズに変えてひたすら空を眺める時間の始まりです。それでも朝のうちはまあまあ日射しに耐えていたのですが、10時頃からは日向に立っているのが厳しくなってきたため、川の中に裸足で三脚ごと浸かって待機する..飲み物や果物を冷やすことはよくやりますが..ことを思いつきました。そしてこれが実に快適で(笑)、1時間置きに川の上流と下流を行ったり来たりしているカワガラスを撮りつつ過ごしました。
EOS-1D MarkIII EF28-300/3.5-5.6L IS 28mm
ISO100 DPP3.0 Picture Style「風景」

で、肝心の調査対象はどうなったかというと、6時間粘って出現確認はわずかに5秒。その昔、「真夏の一秒」とかいう流行歌がありましたが、それならぬまさに「真夏の5秒」が今日の盛夏..いや成果です。ま、今日に始まったことではないですがね(苦笑)。

20070727b
私が現着する少し前に、アナグマが一頭のんびりと通り過ぎていったようです。彼らの足跡の特徴である長い爪が、ハッキリと5本付いていますね。また、同じ側の前足と後ろ足が重なるのも特徴の一つです。
GR DIGITAL F2.4 ISO200

20070727c
先月来たときは長靴を忘れてしまいうっかりヒルに献血してしまいましたが、本日は対策に抜かりありません。写真に写っているヤツを含め、道中都合4匹を撃破しましたが、油断して1匹は太股までの進入を許してしまいました。一応ビデオにも収めておきましたが、果たしてヤマビルの写っている尺が日の芽を見ることがあるかどうか(苦笑)。
GR DIGITAL F2.4 ISO154

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2007年7月18日 (水)

シカ出没中

先日の夜、部落の寄り合いからの帰り道、突然ライトの光芒にシカの親子の姿が浮かび上がってビックリ。慌てて急ブレーキを踏んで難を逃れましたが、当の親子も驚いたようで、白い尻を見せつつピョンピョン跳ねながら夜霧の中に消えていきました。

家人も朝採りレタスの行き帰りに親子連れをよく見掛けると言ってますが、先月辺りに生まれた子ジカ..シカの出産期は概ね6月..が自由に動き回れるようになり、親子での行動圏が広がっているようです。

20070718
昨夜の急ブレーキ地点より50mほど離れた蒟蒻畑に、シカの親子の足跡が付いていました。さすがにシカは蒟蒻は食べないので、牧草地とねぐらにしている演習林の間を行き来する際に進入しているのでしょう。
GR DIGITAL F2.8 ISO64

20070718b
こちらは夜になるとシカ牧場と化す牧草地。ちょっと判りづらいかもしれませんが、写真手前から奥へと草を踏みつけて歩いている痕が付いています。ララァも敏感に野生の匂いをかぎ取っているようです。
GR DIGITAL F3.5 ISO64

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2007年6月20日 (水)

タヌキ受難

20070620
家から100m歩いたところにタヌキの死体がありました。例の如く眼球と肛門をつついた痕があり、周囲を見回すと近くの電柱の上でハシボソガラスのペアがこちらを見下ろしていました。パッと見目立った外傷はないようなので、恐らく朝採りレタスのトラックにでも引っかけられたのでしょう。
GR DIGITAL F3.5 ISO64

写真奥が近所のTさんちの野菜くず置き場になっていて、以前からタヌキがやって来ているのは知っていました。この季節は夜明け前から頻繁に農家の軽トラックや朝採りパートさんの車が通ります。そんな人間社会の事情を知っているタヌキたちは、以前から用心深く行動していたはずで、それが証拠にここ..Tさんちの野生くず置き場..で野生動物が事故に遭うのは初めてのことなのです。恐らくこのタヌキは若い個体か、もしくは他から移動してきた余所者だと思われ、そんな不慣れからきた不幸だと言えるでしょうね。

20070620b
同じイヌ科の仲間として、ララァも同情気味に見えます。我が家の庭にも野菜くずを目当てにタヌキの兄弟が来ていたことがあったので、知った顔かもしれないと思ったのでしょうか。
GR DIGITAL F2.8 ISO64

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2007年6月 6日 (水)

赤の競演

北部山域で赤の競演が始まりました。沢沿いではタニウツギが、日当たりの良い斜面ではトウゴクミツバツツジが咲き始めています。MarkIIIで撮影したものをDPP3で現像(忠実設定)していますが、それぞれ実物に近い色合いが出ていますね。

20070606
これがタニウツギ。
EOS-1D MarkIII EF28-300/3.5-5.6L IS 190mm
ISO400 DPP3.0 Picture Style「忠実設定」

20070606b
で、こちらがトウゴクミツバツツジ。
EOS-1D MarkIII EF28-300/3.5-5.6L IS 210mm
ISO100 DPP3.0 Picture Style「忠実設定」

20070606c
これは赤に負けじと白いコブシ。春の花のイメージが強いですが、この辺りではまだまだ頑張っています。
EOS-1D MarkIII EF28-300/3.5-5.6L IS 300mm
ISO400 DPP3.0 Picture Style「忠実設定」

20070606d
直登中に前回とほぼ同じ場所で遭遇。今回は一瞥するなりそそくさと足早に逃げていきました。
Canon HV10

20070606e
タニウツギの撮影中にオオルリの美声が聞こえていたので、適当な梢を捜したけど見つからず。で、何気に電線を見たら、いましたいました。空抜けにもならずバッチリではありますが、でも電線なんです。なぜ電線なんでしょうね。オオルリに聞かないと判りませんが、できればその下のトチノキの梢で囀ってもらえると、こちらとしては大変ありがたいのですが。で、待ちました。20分ほど待ちましたが、結局他の♂を追いかけて沢の奥に行ってしまったとさ。トホホホ..
Canon XL H1 + EF400/5.6L(ND8)

【本日のMarkIII】

MarkIIIを眺めていて気が付いたのが、アクセサリーシューの黒塗装が無くなったことです。キヤノンのカメラはF-1の時代から伝統的に黒塗装が施されてきましたが、それがカメラバッグや衣類と擦れるうちに塗装がはげてきてしまい、見た目によくありませんでした。写真の質には何ら関係ないものではありますが、何でわざわざ黒く塗装するのか不思議でしたね。「塗装がはげて汚くなるから嫌だ」といったユーザーの声を聞き届けての対策かどうかは判りませんが、今後は下位モデルも統一していってもらいたいものです。ちなみにニコンの場合はF3以来塗装はされていません。

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2007年6月 5日 (火)

ブナの雄花

この季節にブナの森を歩くと、下の写真のような奇妙な光景..空中に何やら浮いている..を目にすることがあります。

20070605
ブナは雌雄同株で且つ雌雄異花なので、雄花と雌花が同じ木に咲くことになりますが、これはそのうちの雄花になります。ブナは芽吹きと同時に花を咲かせるため、新緑が始まったばかりの頃にすでに役目を終えた..花粉を飛ばして雌花に受粉させること..雄花が風で落下してくるのです。大半はそのまま地面に落ちますが、時折それらがクモの巣や芋虫らの糸に引っかかって、宙に浮いているように見えるというわけです。

実はブナの花を見る機会というのは、そう多いものではありません。花と言っても写真のような地味な色合い..雌花も似たようなもの..で、咲くのも芽吹きと一緒になってしまうため目立たないうえ、ブナそのものが高木で目に付くところに花が見えないというのがあります。

それに実のなり具合に一定の周期..大体4~5年間隔..があるため、年によっては花そのものが少ない場合があるのです。そしてその周期が問題でして、秋のブナの実を心待ちにしているクマにとって、不作の年は試練の年でもあるのです。例えば昨年はほとんどブナの実を見ることはなく、その結果すでに周知の通りです。

20070605b

20070605c

20070605d

20070605e

20070605f

EOS-1D MarkIII EF28-300/3.5-5.6L IS
ISO400 DPP3.0 Picture Style「忠実設定」
(6枚目はGR DIGITAL、それ以外はデータ共通)

風が吹く度にパラパラとブナの雄花が落ちてきます。チシマザサの原ではその度にカサコソと音がし、森に面した湿原では水たまりに波紋が広がります。今日のこの様子だけで今秋の実のなり具合を予想するのは難しいですが、昨年に比べればかなり良いように思えます。今年はなんとかクマにとって心穏やかに過ごせる年であって欲しいものですね。

20070605g
実は今日は尾瀬に行く予定だったのですが、肝心の目覚ましをセットするのを忘れてしまい、目が覚めたらいつものララァの散歩の時間でした(苦笑)。取りあえず戸倉まで車を走らせてみましたが、駐車場の混み具合を見て気分が萎え(笑)、そのまま坤六峠を越えて奥利根水源の森にやって来た次第です。サルなど撮影しつつひとしきり森の中をうろついた後、ミズバショウを求めて花咲湿原まで足を延ばしてみましたが、まだ少し早かったようでどれも小振りで見応えのないものでした。あ、そう言えばえらく久しぶりにマミジロの♂を確認。
GR DIGITAL F3.5 ISO64

【本日のMarkIII】

MarkIIIはMarkIIに比べて220gも軽量化されましたが、これは電源がリチウムイオンバッテリーに変更されたことが大きいようです。が、最初こそ箱から取り出した際に「お、これは結構軽くなったな」と実感しましたが、それとてMarkIIと両手に持ち比べて実感できる話であって、MarkIII..バッテリー込みで1335g..だけ持っているとやっぱり重いものは重いですね(笑)。ちなみに30Dはバッテリー込みで782gです。

重いので山には持っていかない..つもりではありましたが、そうは言っても早くに新しい操作体系..この辺りはまた後日触れます..に慣れる必要もあるので、我慢してあちこち連れ歩くようにしています。

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2007年6月 1日 (金)

カモシカの蹄が欲しい

雨の降った翌日の直登は相当に辛いものがあります。いつもなら雪山よろしくキックステップで長靴のつま先を斜面に蹴り込んで足場を作りつつ登るわけですが、それがぬかるんでいるためつま先が刺さらず、おまけに堆積した落ち葉ごと滑るので、なかなか体を上方に運ぶことができないのです。先日紹介したようなバックパック三脚ケースを背負っているので尚更で、まさに三歩進んで二歩下がるというどこかの歌の歌詞のようですね。

こんな時カモシカやシカのような蹄があれば..あ、カモシカ発見。

20070601
こいつは新顔です。たまにここら辺で見かける個体とは明らかに顔つきが違います。成獣ではなく、かといって幼獣でもない。成獣の一歩手前の若者と言った風情ですね。(WBが太陽光だったので思いっきり緑被りしてますな)
Canon HV10

私が直登に四苦八苦しているのを横目に、下からスタスタと登ってきてこちらをジーっと眺めています。足場が不安定なのを何とか踏ん張りつつ、ベストからHV10を取り出して取り合えず写真を数枚撮ります。それでもまだジーっと眺めているので、近くに落ちていた手頃な枝を一脚代わり..息が上がっているので手振れ補正が効かない(苦笑)..にビデオでも撮影しました。その後もしばらくにらみ合いが続きましたが、やがてこちらに興味がなくなったのか、軽やかに背後の岩場を超えて姿を消しました。

では私も軽やかに直登の続きを..げ、まだ半分も登ってないぞ。うーん、やっぱりカモシカのような蹄が欲しい..

20070601b
今日は梅雨入り前で日差しが強かった割に、風が冷たくて肌寒く感じました。ブラインドに入ってなければ震えていたでしょうね。ふと撮影の合間にブラインドの隙間から北西の空を眺めると、入道雲のような雲がわき上がっていくのが見えました。エゾハルゼミの合唱に紛れて、足下の谷間からコノハズクの鳴き声が聞こえてきます。
Canon HV10

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2007年5月29日 (火)

レタス作付け

20070529
カッコウの鳴く赤城高原でもレタスの作付けが始まりました。女房曰く、現在朝採りの収穫は富士見村方面とのことで、これから季節が夏に向かうにつれて、徐々に昭和村へ戻ってくることになります。今植えているレタスが収穫されるのは、大体6月下旬から7月上旬にかけてですね。
EOS30D EF-S18-55/3.5-5.6II 18mm
ISO100 DPP3.0 Picture Style「忠実設定」

20070529b
家のすぐ近くでも始まってます。この畑では林沿いをシカに食べられてしまうと持ち主が嘆いていますが、一応その分はロスの計算に入ってるそうです。防獣ネットでも張ればそれなりに効果はありそうですが、今のところは被害額の方が少ないので様子見とのこと。ちなみに奥に見える林を降りたところで、目下オオタカが営巣中です。
GR DIGITAL F5.6 ISO64

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2007年5月18日 (金)

テンの高グソ

20070518
撮影ポイントへのアプローチで杉林を通り抜けていくのですが、いつもまたいでいる倒木の上に動物の糞を発見..危うく手をつくところだった(苦笑)。こんな目立つところにこれ見よがしに糞をするのはテンですね。これは自分の縄張りを誇示するための行為で、登山道や林道上の石の上とかでもよく見かける、「テンの高グソ」と呼ばれるものです。
GR DIGITAL F2.4 ISO92

20070518b
倒木はこんな感じ。テンは木登りが得意なので倒木も移動に利用しますが、確かにこれなら地面を走るよりも迅速且つ楽に斜面を行き来できますね。
GR DIGITAL F2.4 ISO100

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2007年5月 7日 (月)

新緑に桜映える

20070507
赤城高原も新緑が美しい季節になりました。様々な緑色に彩られた近所の演習林も、今朝方まで雨に洗われていたせいでみずみずしさを感じます。さらに新緑に混ざって咲くヤマザクラを始めとした桜の白さが一際目立ちますね。
EOS30D EF70-300/4.5-5.6DO IS 70mm
ISO400 DPP3.0 Picture Style「風景」

20070507b
ピッコロ、ピッコロとキビタキがさえずる防風林では、ヤエザクラが見頃を迎えています。
EOS30D EF70-300/4.5-5.6DO IS 160mm
ISO400 DPP3.0 Picture Style「風景」

20070507c
前述のヤエザクラの木の下にカモシカの足跡が付いていました。ここは農道脇に畑土が堆積しており、雨が降ると泥状になるため、キツネや野良犬、それにクマの足跡が付くことがあります。様々な野生動物たちが防風林や演習林を利用して身を隠しつつ、移動している姿が目に浮かびますね。
GR DIGITAL F2.4 ISO64

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2007年5月 6日 (日)

春の奥利根

GW連休後半を利用して、奥利根エリアの春の調査を行ってきました。今回は対象ペアの繁殖確認と、可能な限り別ペアの存在を確認することです。今回の調査も関係機関の協力の下、無事に全日程を終了することができましたが、調査期間中は好天に恵まれ、連日対象ペアの行動を観察することができました。例の如く夜は美味い飯と酒にもありつき、都会の喧噪から遠く離れた山奥で、深い自然談義に盛り上がりました。

20070506
この時期にしては異常に水位が低い奥利根湖。写真でも判るとおり、すでに今夏の水不足が懸念されているわけですが、満水だった昨秋と比べても水位が低いことが判りますね。矢○沢ダム自体は雪解け水で十分に満水にすることができるそうですが、それを上回る量の放流を行っているので、水位が低いのは仕方ないようです。もっともそのお陰で調査ステーションの確保が容易だったわけですが。

続きを読む "春の奥利根"

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2007年4月29日 (日)

イノシシの食痕

20070429
F牧場の牧草地にてイノシシの食痕を見つけました。単独なのか複数なのかは判りませんが、50m四方が手当たり次第に掘り起こされています。牧草と地表の境を鼻面で器用にめくって、どうやらミミズを探していたようです。
GR DIGITAL F4 ISO64

20070429b
少々判りづらいかもしれませんが、これがイノシシの足跡です。やや蹄を開いている感じが判りますかね。
GR DIGITAL F2.4 ISO64

20070429c
どうやら日参しているようで、演習林との境に彼らのけもの道がありました。
GR DIGITAL F4.5 ISO64

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2007年4月25日 (水)

トウキョウトガリネズミとノーム

先頃新聞でトウキョウトガリネズミの保護に向けて、東京の多摩動物公園と北海道の浜中町とが提携したという記事を目にしました。トウキョウトガリネズミは体長5cm、体重はわずか2グラム..しっぽを除く体のサイズは十円玉ほどしかない!..の世界最小の哺乳類として知られ、国内での生息地は北海道の道北と道東の一部に限られています。環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧2類にも指定されている、モグラ目/トガリネズミ科の貴重なほ乳類です。

話の主題はその生態にあらず、名前の由来です。生息地が北海道なのになぜ名前に「東京(トウキョウ)」が付くのでしょうか。トウキョウトガリネズミは明治時代に英国人の学者によって北海道で発見されたのですが、その際に標本ラベルに「蝦夷(エゾ)」と書くべきところを、間違って「江戸(エド)」と記されたことに起因するのだそうです。つまり、トウキョウを意味するエドではなくエゾの誤記だったわけですね。

その後は東京近郊で発見されることなく(当たり前ですね)、長らく謎の生きものだったようですが、50年代に北海道でその存在が認められて、初めて名前の間違いに気付いたというわけです。もちろん一度付いた名前の訂正が行われることはないので、トウキョウトガリネズミのまま現在に至っています。

20070425

このトウキョウトガリネズミの記事でふと思い出したのが、ベーリング海に面したアラスカ州西部の町「ノーム(NOME)」です。ノームは、1850年代に英国海軍の士官が地図を作成した際、ベーリング海に突き出した岬の名前が判らず、とりあえず「Name?(名前は?)」と書いておいたのを、後に別に人が製図化する際に「Nome C.」、つまり「Cape Nome(ノーム岬)」と勘違いしたのが由来なのだそうです。

方や生きものの名前、方や地名とそれぞれで状況は異なりますが、当初の命名の間違いがその後も訂正されずに現在に至るものとして、少々つながりめいたものを感じた次第であります。

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2007年4月19日 (木)

サルのなる木

割と早くに天候が回復しそうな気配だったので、デスクワークもそこそこに山へ出撃。今日の目的はサルです。

20070419b
タイトルを付けてからサルが木に登るのは当たり前ではないかと思いつつも(笑)、12頭も一緒に木に登っているところを1フレームに収めるのは珍しいので、まあ良いかなと。このサルたちは今日相手してもらったのとは別の群れで、帰りがけに偶然山の斜面にいるところを撮影できたものです。斜面の下の方にも何頭かいたのですが、かなり警戒心が強くて、ある程度の距離までしか近づけさせてくれませんでした。人家に近いところだったので、もしかしたら人に追われたことがあるのかもしれません。
EOS-1D MarkII N
APO-TELYT-R280/4 + APO-EXTENDER-R 2x
ISO400 DPP3.0 Picture Style「忠実設定」

20070419c
小雨混じりのどんよりした空模様も手伝ってか、北部山沿いはモノトーンの景色。そんな山水画の世界で一人気を吐くのがバッコヤナギです。多くの木々の芽や花芽はサルたちの好物で、特に今の季節は沢沿いに出てきてヤナギの花芽を食べているところよく見かけますね。
EOS-1D MarkII N APO-TELYT-R280/4
ISO400 DPP3.0 Picture Style「風景」

20070419d
沢沿いで採餌する一つの群れを3時間ほど追跡しました。最初の1時間ほどは警戒していたようですが、やがて気にしなくなり自然に振る舞ってくれるようになって、色々面白いシーンを撮らせてもらえました。小雨がパラつく度にビデオカメラを仕舞ったり出したりと、結構バタバタ忙しかったですが。
EOS-1D MarkII N ELMARIT-R28/2.8
ISO100 Picture Style「スタンダード」

20070419e
ちょっと足を延ばして湯ノ小屋まで上がってみました。坤六峠の開通は6/1とのことで、例年とあまり変わりませんね。県内の他の地域と同様に積雪は少なかったので、除雪作業はさほどでもないはずですが、崩落の補修や落石の片付けがあるのでまあそんなものでしょう。何れにせよ坤六峠が開くとかなり無駄なく移動でき、行動時間にも余裕ができるので、早く開通してほしいところです。
EOS-1D MarkII N ELMARIT-R28/2.8
ISO100 Picture Style「スタンダード」

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2007年4月12日 (木)

クマタカの風切り音

今日は午前中に至急のデスクワークが入っていたので、お昼からの出撃となりました。向かった先は、昨日の森とは尾根を二つ隔てた調査地内の中核をなす谷の右岸側です。

20070412
湧き水の出ている日当たりの良い林床に、気の早いミズバショウが顔を出していました。ミズバショウもクマの好物なので、早めに起き出してきた若いクマたちにとってはありがたい話ですね。それにしても、この辺りだと例年より半月近くも早いわけですが、この分だと尾瀬もかなり早い時期にミズバショウのオンシーズンとなるかもしれません。
GR DIGITAL + GW-1 F4 ISO64

20070412b
遠く上越国境の山々を望む稜線上にて、沢山のクマ棚を載せたミズナラを見つけました。先日の月例調査時にフィールドスコープで覗いていて偶然見つけたもので、近いうちに見に行ってみようと考えていたのです。何回もクマが足を運んでいたところ見ると、どんぐりのなり具合が相当良かったか、上越国境の山々を眺めながら食べるどんぐりの味が格別だったのかもしれませんね(笑)。
EOS30D EF28-300/3.5-5.6L IS 300mm
ISO100 DPP3.0 Picture Style「スタンダード」

20070412c
こちらはクリの木に作られたクマ棚。この稜線一帯にはミズナラ・コナラの他にクリも多く、クマ棚もミズナラよりもクリのほうが目に付きます。
GR DIGITAL + GW-1 F5.6 ISO64

20070412d
それもそのはずで、林床に目をやればそこら中にクリのイガが落ちています。もちろん中身はすべて空で、ほとんどクマやサルの胃袋に収められたのでしょう。器用に割ってあるのがサルで、かみ砕いたように割れているのがクマの仕業でしょうか。あ、イノシシの可能性もありますね。何れにせよ彼らにとってご馳走であることには違いありません。
GR DIGITAL + GW-1 F4 ISO64

20070412e
この山域もすっかり春かと思いきや、稜線上の北向きの斜面で冬のなごりを見つけました。時折残雪の上を吹き抜ける風が、汗をかいた体に心地よく感じられます。
GR DIGITAL + GW-1 F5.6 ISO64

ビデオで林床の映像を撮っているとき、眼下の谷間から「ピィーヨ、ピィーヨ」という猛禽類特有の声が聞こえてきました。旋回しながら上昇してくるその声の主は、樹間越しではありますがクマタカであることが判りました。そのまま空高く上がるのだろうと思って眺めていると、寝そべっていた私の存在に気が付かないのか、いきなり上下方向に翼を開き変えた..つまり背面をこちら側に向けた状態..かと思うと、そのまま一気に木立を横切って反対側の谷へと飛び去っていきました。大型の猛禽類にしては翼開長が短く、イ○ワシとは異なり森の中を自由自在に飛ぶことができるクマタカならではの芸当と言えるでしょう。

それにしても、林床に寝そべっていた私との距離は、控え目に言ったとしても10mそこそこで、風切り音まで耳に響く近さでした。横切る際にチラッと私を見たような気がしましたが、野生のクマタカ..それも飛翔中の個体..をこのような至近距離で見たのは初めてで、しばし興奮冷めやらぬ心持ちでした。

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2007年4月11日 (水)

クマの棲む森へ

今日は朝のうちはまあまあ天気が良かったのですが、昼前から雨が降り出し、標高が1200mを越えた辺りでは雪になっていました。本当は谷内の森を歩くだけで引き上げるつもりだったのですが、気が付けば谷の分水嶺まで登ってしまい、これでは踏査というよりは登山の範疇ですね。それに久々に直登で沢詰めをしたので大汗をかき、それが急速に冷えていくので寒くて仕方なかったです(苦笑)。

20070411d
以前、この倒木を越えた辺りでクマの親子に遭遇しています。あの時は向こうが先に気づいたので、逃げていく後ろ姿を冷や汗をかきながら見送った記憶があります。余談ですが、この写真を撮る際にカメラをセットした倒木の下から、突然コノハズクが飛び出してきてビックリ。すぐ近くの横枝に一旦留まったのですが、雨が降っていたため肝心のカメラはバックパックの中という間抜けな事態。そうこうしているうちにコノハズクは飛び去ってしまいました。う~ん、ちょっと惜しかったなぁ(苦笑)。
GR DIGITAL F2.4 ISO64

20070411e
ブナの幹に付けられた爪痕。これはかなり以前のものですが、幹の上の方まで点々と痕が付いており、ところどころ滑り降りた際に付いたと思われる引っ掻き傷もありました。
EOS30D EF28-300/3.5-5.6L IS 135mm
ISO400 DPP3.0 Picture Style「忠実設定」

20070411f
これはかなり豪快にいってますね。好物のシロアリでも探していたのでしょう、辺り一面に木片が散らばっていました。断面を見る限り割と最近の仕業のようです。
GR DIGITAL + GW-1 F2.4 ISO64

20070411g
谷の途中で対岸を見通せる尾根に直登して取り付いたところ、北側の斜面にかなりの数のクマ棚を確認。ミズナラやクリに多く見られ、それ以外にもサワグルミや、サルナシと思われるつるが巻き付いた木にもありました。昨秋は山の実りが少ないと各地で言われていましたが、この山域一帯ではそれは当てはまらなかったようですね。
EOS30D EF28-300/3.5-5.6L IS 280mm
ISO400 DPP3.0 Picture Style「忠実設定」

20070411h
今日はクマそのものには出会いませんでしたが、その代わりにカモシカの成獣とは2度ばかり遭遇しています。
EOS30D EF28-300/3.5-5.6L IS 300mm
ISO400 DPP3.0 Picture Style「忠実設定」

20070411i
クマの食痕(先のシロアリ)があった地点をGPSに記録中。様々な動物たちの痕跡や彼らとの出会いをその都度GPSに記録しておき、帰ってからカシミール3Dのデータベースに編集・保管するようにしています。目撃情報や痕跡などを種別に分類しておくことで、後で簡単に検索することができて非常に役立っています。歩いて見て記録してと、普段やっていることはアナログ的ですが、データ管理はデジタルが便利ですね。
GR DIGITAL + GW-1 F2.4 ISO64

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2007年4月10日 (火)

サルの糞、カモシカの糞

前々回の繁殖記録時に使用した撮影ポイントへ、近辺の踏査を兼ねて、久しぶりに様子を見に出掛けました。

20070410
撮影ポイントからみた景色。ここはヒノキ林と雑木の境で、まるで意図したように一方に向けて空間が開けています。対象が営巣地(向かいの尾根の裏側)から出入りする際、ちょうど目の前を通過していくのが見られ、特に餌を運び込む際は低空を飛ぶので、撮影適地であると同時に餌動物の同定が容易なのです。以前よりヒノキが伸びてやや視界が狭くなりましたが、今シーズンはまだ十分使えますね。とは言え他の撮影ポイント同様に、アプローチに直登を強いられるのが難点ですが(苦笑)。
GR DIGITAL + GW-1 F5 ISO64

20070410b
最近は使われてない山道上に、サルの糞が落ちていました。少々形が崩れているのは、内容物を確認するために私がいじったからです。糞自体はここ数日のもののようで、中身は当然のことながら植物質でした。8日の記事にも書いたように、今の時期はヤナギの花芽やササの葉を食べているところをよく見かけますが、サルは人やクマと同様に雑食なので、食べたもので糞の色や形が変化します。
GR DIGITAL + GW-1 F4.5 ISO64

20070410c
こちらはカモシカのため糞。この辺では雑木・人工林を問わず、そこら中でお目にかかれます。カモシカは一年を通して植物質だけを食べるので、時期によって色に違いはありますが、糞の形はほとんど一定ですね。
GR DIGITAL + GW-1 F2.4 ISO64

20070410d
踏査時の平均的装備。記録用のフィールドノート、一眼レフ(Canon EOS30D+EF28-300IS)とコンパクトデジカメ(GR DIGITAL+GW-1)、小型ハイビジョンカメラ(Canon HV10)、携帯三脚、小型双眼鏡(ツァイス8倍)、2万図とGPS(地図確認ではなく位置情報の記録用)、カウンターアソルト(クマ避けスプレー)、鉈、ファーストエイドキット、それに写真には写ってませんが、食料と水に雨具(ポンチョ)を、フィッシングベストと小型のバックパックに分けて携行しています。
GR DIGITAL + GW-1 F4.5 ISO64

余談ですが、山から下りてきてまず最初に行うのは、衣類とバックパックのチェックです。何をチェックするかと言えば、それはダニの付着。この山域はカモシカにシカ、イノシシが普通に生息するので、踏査で藪漕ぎをするのが日常茶飯事の身として、これを怠ると後で大変な目に遭うのです。これはもう儀式と言っても良いもので、ま、判る人には判る話ですが(笑)。

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2007年4月 8日 (日)

春の月例調査

今日は月例調査で北部山域へ。天気は下り坂ということでしたが、夕方の調査終了まで良い天気に恵まれました。

20070408
今日の担当調査ステーションは久々の尾根ポイント。林野庁の協力の下、我々が県と共同で行っている狩場創生事業のモニタリングエリアを見渡せる調査ステーションです。コガラやゴジュウカラが盛んに囀り、ハ○タカがディスプレイ飛行をするなど春の息吹がそこここに感じられますが、景色はまだまだ冬枯れです。
GR DIGITAL F4 ISO64

20070408b
尾根伝いに歩いていると、栗の木の下にイガが散乱しているのを発見。もちろん中身は空です。何れも器用に割ってあるところを見ると、サルの仕業のようですね。
GR DIGITAL F3.5 ISO64

20070408c
近くの渓流沿いにて、サルが無心でヤナギの花芽を食べていました。写真をよく見ると判りますが、この個体は発信器を首に巻いています。この辺りのサルに発信器を装着したという話は聞いてないので、どこで付けられたのか後で調べてみる必要がありますね。
EOS30D EF28-300/3.5-5.6L IS 300mm
ISO100 DPP3.0 Picture Style「忠実設定」

20070408d
以前にも仲間の調査用機材など紹介していますが、これが私の普段の調査用機材。双眼鏡(スワロフスキーEL10x42WB)の他、スチルカメラ用の超望遠レンズを装着したハイビジョンビデオカメラ(Canon XL H1 + EF400/5.6L)に、フィールドスコープ(スワロフスキーSTS65HD)を同時運用しています。当然ビデオもフィールドスコープも、対象が同一視野に導入されるように調節してあります。
GR DIGITAL F3.5 ISO64

サルの他に今日は尾根の裏側でカモシカの成獣を、そして対岸の谷筋をのんびり移動するクマを観察しました。クマはかなり距離があったので最初はまったく気が付かなかったのですが、谷筋の残雪上を歩いているのを偶然見つけた次第です。サルがヤナギの花芽を食べ、クマが残雪の上を歩く。しみじみ山も春ですね。

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2007年3月31日 (土)

キツネ?それともイヌ?

野生動物の痕跡で一番判りやすいのが足跡と糞ですが、似たような種類の動物だとそれもまた似通ったものになるので、経験を積まないと識別は難しい場合があります。特に調査において誤った識別をしてしまうと、その後それが事実として通ってしまう恐れがあるので、その判断には十分注意が必要です。

実際にあった話として、野生動物の生息調査をしていた人がテンの足跡を見つけ、以後その行動範囲をトラッキングしたそうです。ある程度調査結果がまとまって、併せて糞を資料サンプルとして提出したところ、何とDNA鑑定の結果はチョウセンイタチのものだったとか。テンとイタチだとテンの方が大きいので一般的には区別しやすいですが、チョウセンイタチはイタチよりも大柄なので、その辺の思いこみから誤った識別をしてしまったことになります。

20070331
それではこれは何の足跡でしょうか。見るからにイヌ科の動物だということまでは判りますね。足跡のあった場所はララァの散歩コース付近なので、イヌ科の仲間で連想すれば、キツネ、タヌキ、野良イヌ、それにララァ自身(笑)という可能性があります。大きさはあえて伏せますが、ある特徴に留意すれば答えはすぐ出ますね。さてさて何の足跡でしょうか。
GR DIGITAL F2.4 ISO64

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2007年3月27日 (火)

サルに見下される?

20070327
山から下山して林道を歩いていると、何やら獣の気配が漂います。ぐるり周囲を見渡しても目線の高さには何もいません。続いて斜面の杉林に目をやってみて、そこで初めて気配の主がサルの群れだと判りました。彼らは本流を挟んだ対岸の谷筋を縄張りとする群れで、いつもなら40頭前後で移動しているのですが、今日は妙に数が少ないですね。しばらく様子を観察していると、間伐された切り株上に大きな雄が座っているのに気が付きました。ここでカメラを顔の前まで持ち上げると、普段ならば大抵すぐ逃げていくのですが、この雄はふてぶてしくもこちらを上から見下ろしてくるではないですか。普段と立ち位置が違うとこうも態度が変わってくるものでしょうかね。う~ん、何やら挑戦的なものを感じますな(笑)。
EOS30D EF28-300/3.5-5.6L IS 300mm
ISO640 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」

20070327b
当初予想より1日遅れで、ようやく北部山域にサクラサクです。これでしばらく山通い日勤から解放されます(安堵)。
GR DIGITAL F2.8 ISO64

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2007年3月24日 (土)

鍾乳洞と恐竜

下の倅が、一昨日ニュースで流れた鍾乳洞の映像を見て「洞窟探検がしたい」と言い、昨晩はテレビで映画「ジュラシック・パーク3」を見て「恐竜の化石が見たい」と言い出し、それならば一緒に見に行ってしまおうと、上野村の不二洞と神流町の恐竜センターへ出掛けてきました。

20070324
上野村にある不二洞。今から約1200年前に発見された鍾乳洞で、石灰岩鍾乳洞としては関東最大の規模だそうです。洞窟内は約2.2kmほどあって、夏場ならかなり涼しいようですが、今の季節はかえって外より暖かいほどです。不二洞が世に広く知られるようになったのは、400年ほど前に地元の僧が最奥部まで足を踏み入れ、修行の場として利用したことに端を発するそうで、内部の奇岩には仏にちなんだ名称が付けられています。
EOS30D EF-S10-22/3.5-4.5 10mm
ISO1600 Picture Style「スタンダード」

20070324b
不二洞で興味深いのは、平成4年の新洞発見の際、そこの堆積物の中からヒグマの骨が見つかった点で、これによって本州にも以前はヒグマが生息していたことが証明されました。また、近くには山犬(恐らくオオカミ)の骨が多数見つかったという、生犬穴(おいぬあな)と呼ばれる鍾乳洞もあり、何かとワイルドライフ好きの心をくすぐってくれる場所であります。
EOS30D EF-S10-22/3.5-4.5 10mm
ISO1600 Picture Style「スタンダード」

20070324c
里ではとっくに盛りが過ぎたロウバイも、山間部では今が見頃。接写をしようと顔を近づけると、ほのかに良い香りが漂います。
EOS30D EF-S10-22/3.5-4.5 12mm
ISO100 Picture Style「スタンダード」

20070324d
鍾乳洞の後は神流町の恐竜センターへ。早速入り口でタルボサウルスが出迎えてくれます(嘘)。タルボサウルスは写真だけ見ると北米のティラノサウルスにそっくりですが、ティー・レックスに較べて大きさはやや小振りで、こちらは主にアジアで骨が発見されているそうです。性質はティー・レックス同様に凶暴で、まさに白亜紀後期を代表するアジア最強の獣脚類と言えますね。
Canon iVIS HV10

20070324e
こちらはモンゴルで発掘されたタルボサウルスの標本骨格。本館の展示とは別に、別棟に以前開催した「モンゴル恐竜化石特別展」のレプリカを展示してあります。
Canon iVIS HV10

20070324f
これは凄いですね。プロトケラトプス(左)とヴェロキラプトル(右)が、格闘中に息絶えてそのまま化石になったという骨格展示。プロトケラトプスがヴェロキラプトルの前脚をくわえ、ヴェロキラプトルがプロトケラトプスの襟をつかんだ状態..同時に鉤爪を腹部に刺している..で、恐らくは猛烈な砂嵐に巻き込まれたのではないかと言われています。死に至った生きものが化石になるのは、相当な偶然が重なる必要がありますが、まさに格闘中そのままの状態で化石になるというのは、何かこう壮絶なものを感じますね。
Canon iVIS HV10

20070324g
さらにもっと驚いたのが、ヴェロキラプトルが託卵をしていたのではないかという仮説です。託卵とは、カッコウの仲間が異なる種の鳥に自分の卵を預けて育てさせるという、鳥類特有の生態のことです。確かにヴェロキラプトルは羽毛を有していたことが判っており、鳥類に近い恐竜と言われていて、鳥類が恐竜から進化したのではないかという説の裏付けを体現している恐竜なのです。そう言う意味で、ヴェロキラプトルに託卵の習性があったという説は、非常に興味深いものがありますね。
Canon iVIS HV10

余談ですが、映画「ジュラシック・パーク」のシリーズに、件のヴェロキラプトルがレギュラーで登場します。なかなかの知恵者で且つ集団で狡猾な狩りをするように描かれていますが、実際のモデルはデイノニクスという白亜紀前期の獣脚類で、前述のヴェロキラプトルとは別の種になります。映画の脚本が書かれた時点では、ヴェロキラプトルとデイノニクスは同一種であると認識されていたので、映画内ではそのように演出されたのだそうです。

20070324h
上野村といえば、十石味噌と猪豚肉が特産。そしてその2品を同時に味わうのならば、猪豚鍋を頂くのが手っ取り早いです。十石味噌の独特な風味と、思いの外くせのない猪豚肉の取り合わせはなかかな味わい深いものがあります。琴平自然活用管理センターにてどうぞ。
GR DIGITAL F2.4 ISO154

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2007年3月20日 (火)

追うものと追われるもの

赤城高原から南は晴れですが、北部山域は相変わらずの雪模様。それでも積雪が増すほどの量ではないですが、何しろ視界が悪くて困ります。まあ、晴れれば晴れたで陽炎に悩まされるので、何れにせよ撮影には辛いのですが。

20070320b
観察地点からほど近い林内に、ノウサギとキツネの足跡が重なって付いていました。足跡自体は数日前のもののようで、パッと見どちらが先かは判りづらいですが、キツネの足跡をノウサギが追うことはあり得ないので、実際はノウサギの後をキツネが追ったか、同時に付いたかでしょうね。同時に付いたという線が捨てきれないのは、その足跡のもつれ具合で、後から追いかけた割にはキツネの足跡が妙にバタバタしている点です。もしかしたら追いつ追われつのドッグファイトだったのかもしれません。ちなみにノウサギの足跡は新旧複数の痕跡があり、ここが彼らの通り道になっていることが窺えます。
GR DIGITAL F5 ISO64

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2007年3月17日 (土)

ハクビシン受難

我が村から高崎や前橋の都市部に出掛ける際、朝一の用事や急ぎの場合は高速道路を使いますが、そうでなければのんびりと山道を下って行くようにしています。特に季節の変わり目では、北部から南部へと移動していくのにしたがって、微妙に変化する車窓の風景を眺めつつ、車を走らせるのはなかなか楽しいものです。

20070317_1
今日は午後から高崎で調査関係の会議だったので、ハ○ブサの営巣状況を確認しがてら、子持山から榛名山を経由して南下しました。榛名の南面を下る際、下りの緩やかなカーブの途中にハクビシンの死骸を発見。すでに眼球はなく、肛門を何者かがつついた痕がある..近くの電線にハシボソガラスが留まっていたので彼らの仕業でしょう..程度なので、死亡時刻は早朝と予想できます。周囲の状況からして、道路を横断中に下ってきた車..見通しが良いので結構スピードが出るはず..にはねられてしまったのでしょう。特に目立った外傷がないことから、ほんの一瞬の差だったと思われます。ハクビシンは基本的に夜行性なので、その姿を生で見ること自体まれで、彼らに出会うときは大体こんな交通事故死のケースが多いですね。実際私自信も、夜中に車のヘッドライトの光芒に浮かび上がった姿を何回か目撃したことがある程度ですし。
GR DIGITAL + GW-1 F8 ISO64

20070317b
写真の現場はバス停の真ん前でして、私が車を止めてローアングルで撮影していると、バス待ちしていたおばあちゃんが「珍しいネコだねぇ」「この辺じゃ見かけないからノラかねぇ」と声をかけてきました。これはハクビシンという帰化動物で..かくかくしかじかと説明すると、「あれあれ、わざわざ外国からやって来て、それで日本で交通事故に遭ったんじゃ何とも哀れだねぇ」と。いや別に昨日今日やって来たわけじゃないんだけど..
GR DIGITAL + GW-1 F8 ISO64

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2007年3月16日 (金)

カモシカ接近遭遇

20070316c
バックパックと三脚の重みにゼーゼーしながら斜面を登っていると、目の前にひょっこりカモシカが現れました。正確には現れたと言うより、寝そべって反芻していたところに私が通りがかったので、どうしようか考えている内に目の前まで来てしまった..といった感じですね。カモシカは考えてから実際に行動に移るまでに数秒の時間差があるので、こういうことは結構あるのです。しかもこれが成獣だったりすると、フーフーと威嚇されたりするのですが、件のカモシカはまだ幼獣のようで、この姿勢のまま5分ほど身じろぎもしませんでした(私も動けませんでしたが..)。
EOS30D EF28-300/3.5-5.6L IS 150mm
ISO400 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」

20070316d
遠く山並みを見渡せる尾根に取り付き、汗をぬぐいつつ重しのようなバックパックを下ろし、ぐるりと視線を周囲にめぐらせると、結構な数のクマ棚が目に付きます。いずれのクマ棚もミズナラに集中しており、この山域での昨秋の実りがさほどは悪くなかったことを窺わせます。
EOS30D EF28-300/3.5-5.6L IS 180mm
ISO400 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」

20070316e
今日の踏査で直登した斜面。林道から尾根筋に取り付くまでは杉林の中なので雪が残っており、写真の高さまで上がるのに小一時間掛かってしまいました。中腹まで上がると落葉広葉樹の雑木になるので、南向きの斜面では昨日までに降った雪はすっかり解けて無くなっています。
GR DIGITAL F4 ISO64

東京は今朝初雪が降ったそうですね。ニュースを聞く限りちょっと強引に初雪としたような雰囲気が無くもないですが、どうしても「観測史上最も遅い初雪」を記録したかった人たちでもいるのでしょうかね(笑)。どうせなら「観測史上初めて雪が降らなかった」ということにして、地球温暖化がここまで進んでいるんだぞ..といった危機感でも煽ってもらった方が良かったのではないかと思ったりします。

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久々上越国境と牡ジカ

20070316
一週間ぶりに上越国境の山々が姿を見せました。寒波が来る前は、ところどころ山肌が出ているのを散見できましたが、谷川連峰は再び白銀の世界になったようです。しかし、見た目では美しいその山々も、突然表層に降り積もった新雪によって、これからさらに雪崩の危険性が高くなったとも言えます。
EOS-1D MarkII N EF28-300/3.5-5.6L IS 80mm
ISO100 DPP2.2 Picture Style「風景」

20070316b
部落の耕地と県有林..赤城山の山頂へと続いている..との境を、大きな牡ジカが彷徨いているのをララァが発見。牡ジカもララァのうなり声に驚いたらしく、防鹿柵に沿って突然走り出しました。が、彼が向かった方向に柵の出入り口は無いので、やがてすぐに引き返してきます。このままだとしばらく耕地から出られそうにないので、ララァを連れて先回りし、反対方向..沢になるので柵が一旦途切れる..へ追い出ししてきました。牡ジカが藪をこいで沢に降りていくのを聞き届けてから引き上げてきましたが、やれやれ朝から一仕事させられてしまいました(疲)。
EOS-1D MarkII N EF28-300/3.5-5.6L IS 300mm
ISO1000 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」

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2007年3月 7日 (水)

西のサル

20070307
今日は昨秋以来の県西部の谷へ出撃。県の西部はもともと積雪は少ないので、景色としてはいつもと変わらずですが、例年ならば見事な氷瀑ができる滝も、いつになく規模が小さく寂しい限りです。
EOS-1D MarkII N EF17-40/4L 17mm
ISO100 Picture Style「スタンダード」

谷筋でひとしきり撮影の後、沢に沿って走る林道を伝って谷を見下ろす尾根に取り付きました。冬の間は誰も入らなかったようで、林道は荒れ放題、ジムニークラスの軽四駆でないとまず進入は不可。それもパンクを覚悟しないと厳しいですね。そう言えば1日に県内一斉に渓流釣りが解禁になったので、平日だというのに数人の釣り師を見かけました。

20070307b
昼飯を食いつつ定点調査開始。やがて対岸の稜線上をク○タカが旋回、高度を下げつつ谷間の森へロスト。隔年で繁殖活動を行うク○タカは、今年がその年に当たります。対象をロストした辺りに巣があると見当を付けていますが、あまり真面目に探してないこともあって、未だ営巣木は不明です。
EOS30D EF17-40/4L 17mm
ISO100 Picture Style「スタンダード」

20070307c
調査中、気が付くと周囲にサルの姿がちらほら。姿が見える範囲で20頭ほど、藪の中を移動している個体も含めれば30頭以上はいそうです。この辺りは県内でもサルが多いところで、ほぼ毎回その姿を見ることができます。写真は若い雄ですね。
EOS-1D MarkII N EF500/4L IS
ISO200 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」

20070307d
定点の足下からも気配を感じ、望遠レンズを抱えて谷をのぞき込むと、子連れの雌が日向ぼっこをしていました。
EOS-1D MarkII N EF500/4L IS + EF1.4xII
ISO200 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」

定点調査で気が付いたのがクマ棚の少なさ。目を皿のようにして双眼鏡で眺めて、やっといくつか数えられる程度なのです。しかもいずれも規模が小さいものばかり。この谷に足を運ぶようになって10年以上経ちますが、こんなにクマ棚が少ない年は初めてです。昨秋の山の実りは、北部山域とはかなり様子が違ったようですね。

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2007年2月23日 (金)

2月の雨

今日は東京農○大学のU氏主催による根室海峡の鯨類調査の予定でしたが、生憎の荒天のためチャーター船が欠航、予定が空いてしまったので、急遽標津のF君のオジロワシ調査に同行しました。

20070223
普段は入ることの出来ない野付の竜神崎灯台から先は、荒天の影響もあってまさに荒涼とした世界。海にはコオリガモやビロードキンクロが浮き、雪原にワタリガラスの声が響き渡る辺り、どこか極北の村を彷彿とさせる風景ですね。
GR DIGITAL F5.6 ISO64

20070223b
林○庁の委託で野付周辺のオジロワシの定期調査を行うF君。
GR DIGITAL F5.6 ISO64

20070223c
荒涼とした無機質な雪原にただ1羽のワシがいるだけで、そこはもう確かなワイルドライフの世界。オオワシは存在感ありますね。
Canon XL H1
EF28-300/3.5-5.6L IS + EFアダプターXL


20070223d
海岸を吹き抜ける強い風に耐えるため、風上に向かって中腰姿勢で棒杭に留まるオオワシ。この後飛び立つのですが、思いっきり風下に流されていきました。
Canon XL H1
EF28-300/3.5-5.6L IS + EFアダプターXL


20070223e
F君が顔見知りのキツネ。この季節ならではの見事な冬毛をまとっています。我々が側で観察していても、まったく警戒することなく何かを探して歩いていました。
EOS-1D MarkII N EF500/4L IS
ISO200 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」


20070223f
F君と別れた後、どうにも天候が悪く視界不良のため、根北峠を越えてオホーツク海側に戻ってきましたが、驚いたことに昨日は一面真っ白だったオホーツク海..陸から見える範囲..に、流氷の姿がまったくありません。それは見事に離岸しています。いやホントに今年の流氷の動きは速い..
GR DIGITAL F7.1 ISO64

今日は2月の北海道だというのに雨がパラつく始末。気温6℃では仕方ないですが、暖冬の影響極まれりといった感じです。19日に風蓮湖の海側でオオヒシクイを見掛けましたが、先日のニュースではウトナイ湖にマガンの第一陣が到着したと伝えていました。例年より2週間ほど早い北帰行の始まりですね。

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2007年2月21日 (水)

ようやく流氷安定

20070221
寄っては離れ、離れては寄ってを繰り返していた流氷が、昨日辺りからようやく安定し始めました。朝のいつもの日課でプユニ岬に上がってみると、沖合までびっしりと流氷が埋め尽くしています。やはり冬の知床の景色はこうでないとね。とか何とか書いておきながら、うっかりすると明日の朝にはまた離れていたりするのですけどね(苦笑)。
EOS30D EF-S10-22/3.5-4.5 10mm
ISO100 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」


20070221b
こうして流氷をアップで見ると、まだまだ隙間が多く見られますね。氷の隙間は氷泥と呼ばれる粘性の高い海水で埋められおり、これらが波に揺られつつ互いに押し合いへし合いしているうちに、気温が下がって氷泥が接着剤の役割を果たして、やがて固まっていくのです。
EOS30D EF70-300/4.5-5.6 DO IS 195mm
ISO100 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」

20070221c
波の荒い岩尾別の断崖下はまだ流氷が接岸できず、代わりにシャーベット状の氷泥が漂っていました。ふと双眼鏡を覗いてみると、断崖に阻まれてまだ陽が回らない岩場に、オオワシがパーチしています。距離はかなり離れているのですが、オオワシの特長である黄色い大きな嘴と、肩の白いパッチがよく目立ちますね。
Canon XL H1
EF28-300/3.5-5.6L IS + EFアダプターXL


20070221d
雲一つない紺碧の青空に、白銀の知床連山が浮かびます。流氷原と並んで、冬の知床を代表する風景ですね。
GR DIGITAL F9 ISO64

20070221e
不意に雪面に大きな影が映ったので、瞬間的にワシが近くを飛んでいると判断、500mmレンズを振り上げると同時にワシの姿を探すと、頭上近くを低空でオオワシが滑空していくところでした。慌ててファインダーにその姿を捉えましたが、あまりに近すぎて両翼が入り切りません。オオワシは焦る私にレンズ越しに一瞥くれると、真っ直ぐに流氷原の彼方へと飛び去りました。
EOS-1D MarkII N EF500/4L IS
ISO100 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」


20070221f
オシンコシン崎で流氷原を見下ろすオオワシを発見。しばらく観察の後、撮っては止まり、止まっては撮ってを繰り返しながら少しずつ距離を詰めていきます。オオワシと私の間に一切の遮蔽物がない以上、だるまさんが転んだ作戦で近寄るしかありません。以前、電柱の上に止まるオオワシに対し同じ作戦をとったところ、最終的には電柱の真下に行っても全然逃げなかったという経験が何回かあります。もちろんオオワシに警戒心が無いということではなく、個体差がかなりあると考えるべきですね。実際多くのオオワシの逃げ足は速いですから。野生動物が人に対しどれだけ接近を許すかというのは、個体差がある以上一概には言えませんが、もちろん経験的にこれくらいが限度かな..という見切りはこちら側でする必要があります。
Canon XL H1
EF400/5.6L + EFアダプターXL


20070221g
オオワシとのだるまさんが転んだを、反芻しながら側でのんきに眺めていた雌ジカ。そう言えば、私が空ばかり眺めているからかもしれませんが、今年はシカの姿が少ないような印象を受けますね。
EOS-1D MarkII N EF500/4L IS
ISO100 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」


20070221h
以前のウトロの町中は、季節を問わずシカ達の無法地帯でした。さすがに日光のサルのように土産物屋を襲撃するような暴挙にまでは出ませんが、我が物顔で民家の庭先に侵入、庭木を食い荒らす等の被害が続出したのです。しかし世界自然遺産を標榜する知床の町で、まさか走古丹のような直接的な手(19日の記事参照)は打てません。そこで町の周囲に防鹿柵を張り巡らし、シカの侵入を防ぐ対策が施されたのです。つまり人間が檻に中に入ったようなものですね(笑)。それでも柵自体に隙間があったり、そもそも町への進入路である海岸線は開いているので、完全にシカの侵入を防ぐことは困難なようです。こうして今日もシカ達は、町中をのんびり闊歩しているのです(笑)。
GR DIGITAL F2.8 ISO64

20070221i
今日のお薦め。プルプルと並ぶ一休屋(ウトロの知床料理屋)最強メニューの一つ、天かつラーメンとライスのセット。

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2007年2月18日 (日)

羅臼のワシ

※以下、17日の記事になります。

20070217
今日は環○省羅臼事務所のIレンジャーとF君に同行し、羅臼海域のトド調査に参加。海を見渡せる幾つかのポイントから、双眼鏡とフィールドスコープを使った目視によるカウントを行います。今日のカウントでは圧倒的にトッカリ(アザラシのこと)が多く、肝心のトドは海岸から離れた位置を遊泳していました。カウント数等の詳細な情報は、羅臼ビジターセンターの情報掲示板をご覧ください。
GR DIGITAL F8 ISO64

今日の根室海峡は、昨日通り過ぎていった低気圧の余波でやや風があり、うねりがある状態でした。流氷は未だ入ってきていませんが、相泊沖に流氷帯が見られたような話を観光船のスタッフから聞きました。

20070217b
これがトドです。トドはいても波間に見え隠れしていたので、証拠写真程度しか撮れず。その代わりにビジターセンターの剥製で失礼します。
GR DIGITAL F2.4 ISO141

トドの牡の成獣は、大きいものになると体長3m、体重1tと言いますから、ゴマフアザラシなどから比べるとかなり大きい鰭脚類ですね。彼らの仲間を専門分野としているIレンジャーの話によれば、羅臼海域で見られるのはほとんどが牝とのことで、大きい牡は滅多に見られないそうです。さらに、刺し網を破ってスケソウダラを食い荒らすその行状からして、ここ羅臼でのトドの評判はかなり悪いものがあり、一応捕獲制限枠が設けられてはいるものの、昔から有害駆除の対象になっています。その辺りは知床の世界自然遺産登録の際にも問題になりましたが、IUCNのレッドデータリストでは絶滅危惧種に指定されているほど、トドは世界的には貴重な鰭脚類なのです。

トドの調査と言っても、当然私はワシの取材がメインですので、自ずから海よりも陸側に目が行ってしまいます(笑)。F君に断りを入れつつ、ビデオを向けて回すのはやっぱり海岸段丘上のワシのなる木ですね。それではまずはビデオ映像から切り出した静止画をどうぞ。
Canon XL H1
EF28-300/3.5-5.6L IS + EFアダプターXL


20070217c

20070217d

20070217e

20070217f

続けて飛翔シーンはデジタル一眼レフの画像からどうぞ。
EOS-1D MarkII N EF500/4L IS
ISO100 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」


20070217g

20070217h

20070217i

20070217j

やっぱりワシは飛んでいる姿が美しいですね。

20070217k
これは何かの冗談かと思うような光景。
Canon XL H1
EF28-300/3.5-5.6L IS + EFアダプターXL

前述の通り根室海峡側にはまだ本格的な流氷が入っていませんが、そうなると沖合の流氷上に魚のアラなどをまいてワシをおびき寄せ、お客であるカメラマンに撮影させることを生業としている観光船..我々は餌付け船と呼んでいる..は商売あがったり状態です。沖合に流氷がない場合、一昨年辺りまでは出港そのものを見合わせて自粛していたのが、あろう事か郊外の港..さすがに本港ではひんしゅくものなのでしょう..の堰堤上に予め餌を置いておき、そこにワシを集めて周りから撮影させるという、何とも困った行為を始めたようです。もうこうなると何でも有りの無法状態の様相を呈していますね(苦笑)。

これには一緒にいたIレンジャーも苦笑いしていましたが、法律で禁止されているわけではないので、今のところ注意喚起ぐらいしか打つ手はないとのこと。それでも環○省がワシの餌付けの実態調査に乗り出すらしいので、近い将来餌付け行為そのものに規制が掛かることになるやもしれませんね。

私自身、野生動物への餌付け行為を否定するつもりはありません。直接的であれ間接的であれ、その餌で命をつなぐ生き物がいることは紛れもない事実ですから。ただし直接的にそれに関与する場合、やはり程度の問題はあるでしょう。分別わきまえ常識の通用する範囲で商売すればいいものを、結局自分たちで自分たちの首を絞める行為を助長していることに、早く気付いて欲しいものです。このままだと、冬季にタンチョウやハクチョウに行っている給餌行為と同じだという言い訳も、何やら虚しく聞こえます。取り敢えずは同業他社が追随しないことを祈るばかりですね。

しかしお客であるカメラマンもカメラマンですな。堰堤の上の撒き餌に群がったワシを撮って、果たして目指す絵になるものなのでしょうかねぇ(苦笑)。

20070217l
原生自然環境保全地域に指定されている、標高1330mの遠音別岳を羅臼側から望む。斜里側から見るとなだらかな山容をしていますが、羅臼側はスッパリと切れ落ちている様子が判りますね。遠音別岳は山頂への登山道などまったく整備されておらず、夏季に調査のため斜里側からアプローチを試みた友人は、そのあまりの険しさに途中で断念したそうです。
EOS30D EF70-300/4.5-5.6 DO IS 260mm
ISO100 DPP2.2 Picture Style「風景」


20070217m
夜はウトロへ戻り、知人の知床料理屋にて懇親会でウィ~。参加者は、料理屋ご夫婦、東京から来たエリート商社マン、地元の小学校の美人教師、それに怪しい三流カメラマンと、メンツは何とも多種多彩。こちらに来ると、とかく似たような思考の人と関わる機会が多いわけですが、たまにはこんな「住む世界が違う」人たちと話をするのも、旅の空の下の醍醐味と言えますね。ちなみに写真は「時知らず」の刺身。もう絶品です(笑)。
GR DIGITAL F2.4 ISO154

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2007年2月15日 (木)

大荒れのウトロ

全国的に猛威をふるった今回の低気圧ですが、ここ地の果てシリエトクでも例外ではなく、もの凄い強風にアパートが一晩中激しく揺れました。オホーツク海に面したウトロでは、低気圧の影響で天候が崩れ出すと、手が付けられないほど大荒れになるのです。

20070215
暴風雪は昨夜から今日のお昼まで続きました。写真は居候している友人のアパートからの眺めですが、北側の窓は着雪して開けることが出来ません。窓の向こうでは、ミズナラの大木が折れんばかりに激しく揺れています。実際、午後に周辺を巡回した際、路上に折れた枝等が散乱していました。
GR DIGITAL F4.5 ISO64

台風の直撃でも受けない限り、我が赤城高原ではこのクラスの暴風は体験できません。ましてやそれに雪が伴っての暴風雪ともなると、季節からしてまずあり得ません。毎年、北海道滞在中に何回かこの手の荒天を経験してはいますが、なかなか慣れるものではないですね。実際、幼なじみの友人も海無し県からの移住組ですが、海が荒れるのを見ると恐怖感を覚えることがあると言っていますし。

20070215b
お昼少し前に取り敢えず第一波が止んで小康状態になったので、周辺の様子を見に巡回に出掛けました。最も気掛かりだったのは流氷ですね。あれだけ南から強風が吹き付けると、まず間違いなく流氷は離岸してしまうのですが、案の定、昨日まで接岸していた流氷は、一晩ですっかり無くなっていました。写真はプユニ岬からの眺め。
GR DIGITAL F4.5 ISO64

20070215c
氷泥と呼ばれるシャーベット状の海水に、昨日までの残氷が浮かんでいます。また北風でも強く吹かない限り、しばらく流氷を見ることは難しいかもしれませんね。
EOS30D EF70-300/4.5-5.6 DO IS 70mm
ISO400 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」


20070215d
暴風雪が止んだ直後、本日最初に出会った生き物。カモメさえ姿が見えないのに、このハシブトガラスはやけに騒々しく鳴いていました。
EOS30D EF70-300/4.5-5.6 DO IS 300mm
ISO400 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」


20070215e
真鯉で見つけたオオワシの成鳥。昨秋は諸般の事情で渡道出来なかったので、これが今シーズンのファーストコンタクトになります。よく見ると頭や肩に雪が降り積もっていますが、先ほどまでの暴風雪をどこでやり過ごしていたのでしょうか。
EOS-1D MarkII N EF500/4L IS
ISO400 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」

しかし、もう十年以上も繰り返していることではありますが、彼らとのシーズン最初の出会いはなかなか感じ入るものがあります。オオワシもオジロワシも、近年は本州以南に南下して越冬する個体が増えており、我が上州周辺でも数個体が越冬してます。ただ、正直彼らに似合っているのは杉林の山やダム湖でなく、やはりこのオホーツクや根室海峡の流氷の海ですね。

20070215f
これまた本日最初に出会ったエゾシカ。なかなか体躯の立派な牡ですが、角が三尖であることから、まだ2~3歳の若い個体のようです。
EOS30D EF70-300/4.5-5.6 DO IS 95mm
ISO400 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」


20070215g
再び降雪が強まってきたので、今日の巡回は終了。引き上げる途中、二つ岩の上で降雪に耐えるオジロワシのペア..♂は撮影前に飛び立った..を見付けました。このペアは越冬個体ではなく、地元知床で繁殖しているペアなので、季節を問わずこの周辺で見ることができます。
EOS30D EF70-300/4.5-5.6 DO IS 70mm
ISO400 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」

第一波と前述しましたが、そうです今晩から明日に掛けてまだ第二波がやって来るのです。こればかりは自然が為すことなので、抗うことなど出来ません。こういう時はセ○コーマートで酒と食料をたっぷり買い込んで、未読の本を読みふけりつつ、嵐が去るのを籠城して待つのが一番ですね。

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2007年2月14日 (水)

苫小牧のエゾリス

ほぼ一年ぶりの北の大地上陸です。昨年は公私共に様々な用事や出来事に日常を埋め尽くされ、とても遠征取材が出来る状況ではなかったのですが、ここにきてようやくその機会を得られました。地元フィールドでの状況が一段落したことも大きい要因ではありますが。

今回の取材では、基本的に昨冬撮れなかった幾つかのシーンを押さえたいと考えていますが、そこはそれ、相手が自然や野生動物のことですから、まあなるようにしかならいといういつもの流れですね(笑)。

今日は用事を足しつつ寄り道しながらの移動日で、午前中にまずは苫小牧北大研究林(演習林とも言う)でエゾリスの撮影です。現場に着いてみると先客が既に撮影中で、よく見るとなんとその人の手の上に乗って餌(ヒマワリの種)を食べているではないですか。よく人に慣れていると聞いてはいましたが、そこまで餌付けられているとはいやはやですね(苦笑)。

やがてその人が立ち去ると、エゾリスたちは今度は私に興味を示してきましたが、私が餌を持っていないことを見極めると、一斉に離れていってしまいました。まあ何とも現金な連中だこと(苦笑)。それでも森の中を数匹で追いつ追われつしている..そう言えば恋の季節ですね..姿を望遠レンズで追いかけていると、再び餌台の近くまで戻ってきてくれました。

20070214
まずはデジタル一眼レフで撮影。最初は500mmで追いかけていたのですが、段々近づいてきて目の前でも平然と餌を食べるようになったので、ズームレンズの手持ち撮影に切り替えました。よく見ると目の中に私が写り込んでいますね。
EOS30D EF70-300/4.5-5.6 DO IS 185mm
ISO640 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」


20070214b
しばらくスチルで撮影して、私に大分慣れてもらったので、次は本命のビデオカメラにスイッチ。多いときで全部で5匹が飛び回っていましたが、その中でわりと動きが緩慢な彼(彼女か?)にモデルになってもらいました。と言っても、皆かなり撮影されることになれているようですが。
Canon XL H1 HD20x

20070214c
最後にダメ元でコンパクトカメラを目の前に差し出すと、興味津々と言った風情でレンズをのぞき込んできました。でも食べられるものでないと判ると、さっさと餌台の中に戻ってしまいましたが(笑)。
GR DIGITAL F2.4 ISO64

500mmで撮影中にフードにヒガラがとまったり、帽子越しに頭の上にコガラがとまったり、さらにはビデオ撮影中に別のエゾリスが足元から三脚を駆け上がってビデオカメラの上に飛び乗り、そこからさらに木の枝にジャンプしていくというハプニングもあり、なかなか楽しませてもらいました。

もう少し彼らと遊んでいたかったのですが、天気予報によると日本海に猛烈に発達した低気圧が来ているらしく、午後遅くから全道的に大荒れになるとのこと。吹雪や地吹雪の中を走行したことは、一応過去何回か経験ありますが、もうあの恐怖は懲り懲りなので、一気走りで知床の友人宅に直行することにしました。

と言うことで、明日からしばらくは知床を中心とした道東滞在記となります。

以下、個人的な備忘録的な記事ですが、先日13日に我が村の大河原地区にてツキノワグマが目撃されたようです。個体は若い雄のようで、近くに小学校があることから、しばらく集団登下校になったと家人から連絡がありました。先日テレビでそんなニュースを聞いたばかりですが、自分の所の足下でも暖冬の影響が出ているとは。

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2007年2月13日 (火)

モグラ対策

我が家の庭にもモグラが住んでいます。モグラがいるということは、それだけ餌となるミミズが多いわけで、作物を育てるのに適した土壌であることの証と言えますが、そんな自然界の食物連鎖の縮図を喜んでばかりはいられません。

20070213
上の写真は庭に新たに出現したモグラ塚。この季節、例年だと地面からある程度の深さまでは凍結する..赤城高原の凍結深度は嬬恋村と同じ..ので、モグラの活動も鈍くなるものですが、今冬は地表面だけが凍り、それも日中には溶けてしまうので、彼らの活動も自ずから活発になっているようです。

庭の空いているスペースに一つや二つ顔を出す程度なら黙認もしますが、我が家の庭で唯一庭らしい造作を施した芝..その程度で庭かとお笑いの向きもありましょうが(笑)..に穴を掘られるのは、家長として許し難いものがあります。さらにこれが手塩にかけた?自家菜園だったりするならば、我が農夫の怒りを鎮めるのに生け贄が必要になるのは必定です(笑)。

20070213b
当初は忌避剤をまいたり、捕獲器を設置することも考えましたが、生け贄として捕獲するのは何気に大人げないので、とりあえず近所のホームセンターで防鳥兼防モグラ?用の風車を購入し増設しました。すでに1基は設置済みで、2年間それなりに効果を上げているので、今回もその働きに期待です。

この風車、構造は実に単純なもので、風で風車が回ることでその振動が支柱を介して地面に伝わり、キコキコと発する音との合わせ技でモグラを脅し追い払うというものです。風車が常に回っているようだと、モグラが慣れてしまい効果が半減しますが、我が赤城高原の風は強弱にムラっ気があるので、その点は問題ないようです。実際モグラは地上から伝わる震動には結構敏感なようで、家人が畑へ行き来する機会が多い夏場や、ララァの行動スペースにはモグラ塚が出来たことはありません。

EOS30D EF70-300/4.5-5.6 DO IS
ISO400 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」

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2007年1月25日 (木)

テンの足跡

20070125
今年は本当に雪が少ないですね。相変わらずスノーシューの世話にならずとも、スイスイと森の中へ侵入していくことができます。時々、バックパックの重さで吹きだまりにはまってしまうこともありますが、雪質自体が乾いて水分が飛んでいるので、さほど雪まみれにならずに済んでいます。

沢伝いに歩を進めていくと、あちこちに動物たちの痕跡が見られますが、中でも目に付くのはテンの足跡ですね。新雪が深い時はあまり表立って目立つ行動は見られませんが、雪が堅く締まっていて歩きやすいようで、森の中を縦横に徘徊しているのが判ります。昨年11月に同じ場所でチラッと冬毛のテンを目撃しているので、おそらくこの足跡も同じテンのものではないでしょうか。

EOS30D EF28-300/3.5-5.6L IS 65mm
ISO100 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」

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2007年1月15日 (月)

ガンカモ調査

20070115
今日はこの時期恒例の県委託のガンカモ調査。担当している湖沼は、これまた例年通り薗原ダムと平出ダムです。薗原湖といえど暖冬の影響で凍結してないかと思いきや、それでも半分ほどは凍結していました(平出ダムは凍結無し)。凍結していない水面が多いとカモ達の姿が多いのが常ですが、カルガモ・マガモ・コガモがそれぞれ10羽で、昨年同様オシドリはゼロでした。先週はバタバタとしていて事前に下見に来てないので、これだけで今年はこれが多いのか少ないのかは判断できませんね。

一通り薗原湖の湖畔を見て回ってから、引き上げようと調査票を書いていると、対岸からギャーという怪しげな叫び声が。声の方向にフィールドスコープを向け覗くと、湖岸の木々にサルの姿が見えます。数えてみると、大人子供合わせて約40頭前後の群れのようで、グルーミングをしているのもいましたが、半分くらいは木々の芽?を食べているようでした。対岸には船舶で渡るしか近づく手段がないので、彼らも実にのんびりとしたものです。

GR DIGITAL F4.5 ISO64

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2007年1月 9日 (火)

キツネ、ウサギ穴に潜る

昨年、農道脇のウサギ穴の記事を書きましたが、今朝はキツネがその穴に潜った痕跡を見付けました。

20070109
キツネはウサギの足跡を追うように写真手前からやって来て、ウサギ穴(側溝)を潜って抜けた後、写真奥の穴から出て立ち去ったようです。周辺に争ったような痕跡がないところを見ると、どうやらウサギは留守だったようですね。しかし、わざわざ穴に潜って確かめてみる辺り、猜疑心が強いとは言えキツネもご苦労なことです。ちなみに写真左上の足跡はイノシシのもので、キツネと同じ方向へ歩いていってます。

EOS30D EF28-300/3.5-5.6L IS 28mm
ISO400 DPP2.2 Picture Style「忠実設定」

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2006年11月29日 (水)

三峰山三態

沼田市と旧月夜野町(現みなかみ町)の境に位置する三峰山。ご覧の通り頂上付近は平で且つ南北に長く、直線でも4km近くあります。標高は最も高いところでも1122mと決して高い山ではありませんが、南から沼田を望めば必ずその特徴的な山容が目に付きます。もちろん我が赤城高原からもよく見ることができ、夏季ならば双眼鏡を使えば山頂付近を飛ぶパラグライダーを見ることもできます。

20061129
快晴の朝には背後に谷川連峰がモルゲンロートに輝きます。

20061129b
一昨日の朝は沼田盆地が雲海に沈みました。

20061129c
そして今朝は冬型の気圧配置で北部山沿いは雲の中。三峰の麓に虹が架かって見えました。

EOS30D EF28-300/3.5-5.6L IS
ISO100 DPP2.2 Picture Style「風景」
(以上データ共通)

三峰山の南麓には河内神社があり、先日知人が神社近くの林で親子グマと接近遭遇したと言ってました。私も数年前に望郷ラインの工事現場でクマを目撃したことがありますが、三峰山は意外に懐が深く自然がそこそこ残されているので、近所の低山の中ではなかなか面白いフィールドだと思います。

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2006年11月15日 (水)

狩猟解禁

20061115
三脚担ぎながらいつもの尾根を下っていると、迷彩服にオレンジ色のベストという、隠れたいのか目立ちたいのか相変わらずよく判らない(笑)出で立ちのハンターご一行様とすれ違いました。そう言えばちょっと前に谷の方で銃声が響いてましたね。11月15日は狩猟解禁日なので、この日を指折り数えて待っていたハンターも多いことでしょう。かく言う私も、雪が降るまではしばらく藪漕ぎは控えねばならず、待機観察時は目立つ服装で見通しの良い場所に陣取る必要があります。不本意ではありますが、自衛のためなので仕方ないところですね。

ちなみにライフルを抱えた御仁がいたので、クマ撃ちか?と尋ねたところシカだとの返答。もう一人の御仁曰く「クマ撃ちは自粛の要請が出ているので様子見」とも言ってました。この辺りのクマが冬ごもりに入るまであと半月少々。その言質の通りシーズンを終えてくれると有難いのですが。

GR DIGITAL F5 ISO100

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2006年10月18日 (水)

誰の仕業?シカの仕業

高原レタスもそろそろ終盤を迎え、代わって蒟蒻の収穫時期がやって来ました。我が村の蒟蒻..製品としてのコンニャクではなくいわゆる蒟蒻芋のこと..生産量は日本一で、群馬県だけで国内の90%近い生産量を誇ります。

20061018
EOS30D EF-S10-22/3.5-4.5 16mm
F5.6 1/60 ISO100 Picture Style「スタンダード」


写真は近所の蒟蒻畑ですが、よく見ると畑の際の何本かが倒れていました。蒟蒻は収穫を迎える頃になると萎れて自然に倒れるのですが、地面をよく見るとシカの足跡が残っているのが判ります。蒟蒻の葉には病気予防に硫酸銅と石灰、それに亜鉛を混ぜたボルドー液を定期的に散布するので、野生動物や虫による食害はほとんどありません。もちろんこの場合シカも例外ではないので、恐らく畑を横切ろうとして彷徨いた際に踏み倒してしまったのだと思います。このような光景は近所の蒟蒻畑では普通に見られますが、最終的に農産物として利用されるのは地面の下の芋なので、被害と言ってもほとんど気にもされていません。

ちなみにコンニャクの消費量日本一は山形県。言わずとしれた有名な芋煮会の影響ですね。

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2006年10月17日 (火)

玉原の紅葉とブナ不作

尾瀬から下山後、これまた遠路はるばる来県した♂KUMAさんと合流して川場の宿に投宿し、翌日は皆で玉原の森を歩いてきました。

20061017

20061017b

20061017c

20061017d

EOS30D EF-S10-22/3.5-4.5
ISO100 Picture Style「風景」
(データ共通)

玉原の色付きはほぼ例年通りでしたが、クマ騒動のニュースと併せて報じられているとおり、ブナの実はほとんど見付けられませんでした。昨年は林床一面がブナの実で埋め尽くされていたのですが、こうも極端に様子が違うとなるとクマの食糧事情もさぞかし大変でしょうね。この秋クマを観察したければ、玉原を歩くよりも池田や佐山の果樹園辺りで待っている方が、案外簡単に見られるかもしれません。

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2006年10月 9日 (月)

誰の仕業?

20061009
道の真ん中にクリのイガが一つ。登っていく時は確かに無かった筈ですが、降りてきたらポツンと置いてありました。今朝は風もなく穏やかでしたから、木が揺れて落ちたのではなさそうです。そうなると何者かが運ぶ途中で落としたか、中身だけ持ち去ったのか。クリの実は一つだけ残っていたので、犯人は慌てていたのかもしれません。さてさて一体誰の仕業なんでしょうかね。
GR DIGITAL F2.4 ISO64

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2006年10月 1日 (日)

コアラ大陸

20061001
県立自然史博物館にオーストラリアの動物をテーマにした企画展を見に行ってきました。
EOS30D EF17-40/4L 19mm
F5.6 1/250 ISO100 Picture Style「スタンダード」

オーストラリア大陸の成り立ちを中心に、様々な動物について剥製を展示しながらその特徴を説明してありました。彼の地の動物の特徴と言えば、何と言っても有袋類..に対して胎盤で子育てするものを真獣類・正獣類と言う..であるという点でしょう。よく知られたところではカンガルーが挙げられますが、人気のコアラも当然のことながら袋を持っています。

有袋類はオーストラリア原産というわけではなく、その起源は現在の北米大陸との説が有力なのだそうです。遡ること約1~2億年前と言いますから、時はまさに恐竜時代の白亜紀。名だたる大陸が皆まだ一つであった時代(パンゲア大陸)、現在の有袋類の先祖がオーストラリアに侵入、真獣類が進出する前の約4500万年前に他の大陸から隔離されたため、彼の地の有袋類は真獣類と競合することなく現在まで生き延びたとのことです。ちなみに他の地域にも有袋類は進出しましたが、南北アメリカ大陸に現存するオポッサム類を除いて、約1500万年前までに真獣類との生存競争に敗れて絶滅してしまったようです。

20061001b
子供に人気はやっぱりコアラ。写真の剥製は触れることは出来ませんが、ちゃんと別に自由に触れる剥製も用意してありました。でも展示してから時間が経過しているせいか、かなり黒々テカテカになってましたけど(笑)。
EOS30D EF17-40/4L 19mm
F4 1/90 ISO1600 Picture Style「スタンダード」


20061001c
オーストラリア産の鳥類と言えばエミューやワライカワセミが有名ですが、ワシ好きの私の興味の的はシロハラウミワシ White Bellied Sea Eagleと、何と言ってもこのオナガイ○ワシ Wedge-tailed Eagleですね。
EOS30D EF17-40/4L 19mm
F4 1/125 ISO1600 Picture Style「スタンダード」

学名がAquila audaxと言うことで、北半球に分布するAquila chrysaetosの近縁種になります。ただ、Aquila chrysaetos(いわゆるGolden Eagle)はjaponicaを含め世界に6亜種が分布しますが、本種とアフリカ大陸に分布するコシジロイヌ○シ Verreaux's Eagle(学名はAquila verreauxii)については、同じAquila属でも別種と言うことになっています。

20061001d
こちらが同博物館の常設展に展示されているAquila chrysaetosの剥製(japonicaかどうかまでは不明)。一見しただけでは判りませんが、恐らく2体を元にして剥製を作ったと思われます。所々ではありますが、羽毛のパターンに不自然な点が見受けられますので。
EOS30D EF17-40/4L 17mm
F4 1/45 ISO1600 Picture Style「スタンダード」

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2006年9月29日 (金)

シカの蹄の数は?

蹄(ひづめ)のある動物のことを有蹄類と言いますが、さらに蹄の数を奇数と偶数に分け、それぞれ奇蹄目、偶蹄目と分類します。

20060929
畑に残されたシカの足跡。
GR DIGITAL F2.4 ISO154

シカやカモシカは偶蹄目で間違いないですが、では蹄の数はいくつあるでしょうか。え?上の写真を見れば判る、2つに決まってるだろうって?よく見てますね、なかなか観察眼が鋭いです。でもですね、複数には違いないですが正しい答えは4つです。上の写真で見る限りは2つしか跡が付いてないように見え、実際それはそれで正しいのですが、跡が付くのは主蹄と呼ばれる前の2つだけで、実は後ろ側に副蹄と呼ばれる小さな蹄があるのです。イノシシも蹄が4つあるので偶蹄目の仲間ですが、件の副蹄がシカやカモシカよりも下に付いているため、概ね常に4つの蹄跡が残ります。

ではシカやカモシカの地面に付かない副蹄は何のためにあるのか。実は彼らの副蹄は後ろに滑ること防ぐストッパーの役を為すためにあります。地面に付かなければ意味ないじゃないかと思われるかもしれませんが、副蹄が活躍するのは平地の歩行ではなく、崖地や岩場など滑りやすい場所を移動する時なのです。実際、カモシカが急峻な岩場を何の躊躇いもなくヒョイヒョイ移動していくのを眼にすれば、ああなるほどと納得できます。では岩場などを歩くことのないイノシシに副蹄があるのは何故か?思うに彼らは岩場同様に滑りやすい泥の中動き回る機会が多いからなのかもしれませんね。

ちなみに奇蹄目にはどんな動物がいるか言うと、例えばウマ(一つ)、それにサイ(3つ)などが挙げられますが、偶蹄目に比べ数の上では圧倒的に少数派と言えます。

20060929b
昨晩、演習林から出てきて畑を横切っていったシカがいたようです。最初の写真もそうですが、よく見ると蹄をVの字に開いて歩いているのが判ります。これは柔らかい土を踏みしめた時に深く沈まないようにしている..人がかんじきを履くのと同じ理屈..ためで、雪の上を歩く時も同じことが言えます。
GR DIGITAL F5.6 ISO200

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2006年9月28日 (木)

日不見

20060928
畑に何かの死骸が転がっているのをララァが見付けました。ネズミかと思いきやモグラ..いや待てよこれは、モグラではなくヒミズですね。
GR DIGITAL F2.4 ISO64

ヒミズ(日不見)はモグラの近縁種で、一応モグラ目モグラ科に分類されますが、モグラほどはトンネルを掘ることに長けてはいません。落葉層や腐葉土層など地表近くの柔らかいところにトンネルを掘り、時折日中でも地表に出て徘徊することがあることから、どちらかと言えばトガリネズミに近いと言えます。生活空間も平地より山地の林などを利用することで、他のモグラ類との競合を避けているようです。

写真の畑もすぐ隣は演習林なので、誤って畑に迷い出てしまったようです。外傷は見られないのでキツネやタヌキなどの捕食者の仕業ではないようですが、何れにせよ昼の日向にオープンな場所で行動するのは、眼が発達してない彼らにとっては自殺行為に等しいでしょうね。

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2006年9月27日 (水)

モグラのトンネル事情

一口に畑と言っても、赤城高原の場合は計画的な大規模開拓なので、縦横に走る農道脇には一応側溝が掘られています。しかし、大雨が降る度に畑土が流れ出してしまうので、側溝はすぐに埋まってしまいます。部落に近い畑だと業者を使ってマメに土を掘り出しているようですが、山の上の方の畑ではもう何年も放置されていて、まったく側溝の役目を果たしていません。

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写真は農道を横断するように掘られた側溝ですが、ご多分に漏れず土がびっしり詰まっています。が、よく見れば所々土が盛り上がっているではありませんか。そう、これはモグラがトンネルを掘った際の土を外に運び出した跡で、通称「モグラ塚」と呼ばれているものです。
GR DIGITAL F4 ISO154

農道(舗装道路)の下をモグラがどの様に利用しているのか知る由もありませんが、彼らのトンネルの多くは地下30cm程度に作られます。1m程度まで掘ることもあるようですが、採餌..主食はミミズですね..のことを考えると地表近くが多いようです。舗装道路もアスファルトの下はある程度の深さまで砂利が敷き詰められているので、いかなモグラと言えどトンネルを掘るのはそれなりに厳しいことは想像に難くありません。が、中にはちゃっかり土に埋まった側溝を利用して、畑から畑へと移動している個体もいるようです。まさにしたたかなり野生動物と言ったところですね。

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2006年9月13日 (水)

物的証拠

20060913
先月記事にしたトウモロコシ畑食害事件の犯人と思しき獣が、とうとう物的証拠を残しました。
GR DIGITAL F2.4 ISO100

その後も少しずつではありましたが被害は続いており、毎日のコースでもあるため通り掛かるたびに犯人の痕跡を探しました。前回も書きましたが、少なくともクマやサルでないことは間違いないのですが、敵も然る者なかなかそのしっぽを掴ませません。その後にF農場が見通しをよくするために侵入路側の草刈りを行ったので、足跡による識別は困難を極め、こうなると他の痕跡を期待する他はありません。

そして待つこと約一ヶ月、犯人はようやく新たな現場にその痕跡を残しました。薄茶色の体毛です。臭いを嗅いでみると野生動物特有の獣臭がして、まだ乾いていることもあってつい最近付着したばかりのように思えます。さすがにこれだけである一つの種を特定するのは難しいですが、色からしてまずハクビシンは候補から外せます。付近に野良犬もいるにはいますが、知る限りでは黒い体毛のヤツだけです。アナグマ犯人説も考えられ、実際にアナグマによる農作物被害もありますが、後述するような器用さは待ち合わせてないので、今回は外して考えても良いでしょう。となると残るは、我が家でも被害実績のあるタヌキの線がかなり濃厚ですね。

近所で目撃したことのある人の話によれば、タヌキやハクビシン..何れも木登りが得意..のトウモロコシ畑での強奪方法は、茎が手頃の太さのやつに飛びつくか登るかして、それを体重をかけて揺することで折って、地面に倒れたところで一つ一つ食べていくということのようです。小柄なタヌキらにしてみればなかなか骨が折れそうな作業ですが、言うならば家の隣に無料のレストランがあるようなものですから、そりゃ止められないですよね(苦笑)。

F農場の若旦那によれば、ここのトウモロコシ畑はもともと飼料用なので、縁の何本かが食われても仕方ないと思っている..ただ犯人がクマだとそうはいかないが..ようです。何れ近いうちに全て刈られてしまうでしょうから、まあその時までの話しということですね。

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2006年8月17日 (木)

昨日の現場概況

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昨日の記事の現場です。道を挟んで左側がF農場のトウモロコシ畑で、右側が防風林です。防風林は道に沿って800mほど続いてますが、幅は広いところでも50mくらいしかなく、反対側はレタス畑になっています。一見狭そうに思えますが、東側の端はそのまま赤城山へと続いているため、シカを始め様々な動物が行き来しているようです。恐らく空から見ると海に突き出した岬のような感じではないでしょうか。彼らもなるべく姿をさらさないように移動したいので、このような防風林はコリドー..緑の回廊..の役目を果たす大事な場所なのです。
GR DIGITAL F5.6 ISO135

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昨日の食痕付近の防風林側には見事に通り道が出来ていました。夜な夜な何者かがここを伝って道を横断し、トウモロコシに舌鼓を打っているのでしょう。ここに自動撮影装置を設置したら面白いかもしれませんね。ちなみにF農場のトウモロコシ畑は飼料用なので、今のところ騒ぎにはなっていませんが、これがクマだったりするとややこしい話しになること請け合いです。
GR DIGITAL F5.6 ISO154

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2006年6月19日 (月)

シカ道

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けもの道とはよく言ったもので、シカ達は昨秋と同じルートを利用して部落内と周辺の森を行き来しているようです。ララァもここにやって来るとそわそわし出して、一頻り匂いを嗅ぎつつ森へ入りたがります。一度リードを外したらしばらく戻ってこなかったので、うっかり誘いには乗れません(笑)。
GR DIGITAL 1/40 F2.4 ISO92

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