カテゴリー「鳥」の403件の記事

2012年6月30日 (土)

巣材集め

この暑いさなか、北部フィールドにて久しぶりにブラインドに隠りました。ブユなどの不快昆虫もいくぶん少なくなって、そっちの方は虫除け塗りたくっておけば何とかなりましたが、蒸し暑さだけはどうにもならず、持参したペットボトルが空になった時点でゲームオーバー。まあ目的のものが一応見られて、撮れたような撮れなかったような、やや消化不良ではありますが、来週以降また時間を作って撮影に来ようと思います。え、何を狙っていたのかって?そりゃ内緒ざんす。

20120630
ブラインドの周囲をヒガラが飛び回っていたのは気付いていましたが、やけに近いところで声がするなと隙間から様子をうかがえば、外に放置してあるバックパックに乗っかって、何やらゴソゴソやっているではないですか。まさか弁当でも狙いに来たか..そんなわけねぇじゃんか..と思いつつ、暇つぶしにその忙しない動作を眺めていると、バックパックの生地の縁を引っ張って、繊維を引っ張り出そうとしている様子。なんだまだ巣材を集めている輩がいるのかと、最初は呑気に構えていましたが、あまりに真剣に作業を進めていて、放っておくと本当に生地の縫い糸をほどかれそうな気がしてきたので(苦笑)、ブラインドを押し開いて顔を覗かせ、申し訳ないですがヒガラにはお引き取り願いました。ま、巣材は他を当たってくださいな..


2012年6月18日 (月)

続・大瑠璃は背景を選べ

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前回のエントリーと順番が逆になってしまいましたが、背景を選ばないとこうなるというイマイチな例です。反逆光気味の上に曇天空抜け背景なので、首回りが黒くつぶれてしまっています。一応、逆光気味とはいえ光の回り方はややフラットでもあるので、コリメートでも何とか羽の質感は出ており、目にキャッチライトも入っています。あと首をかしげているのは、えー、よく判りません(笑)。

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南の方から湿った空気が流れ込んできて、今日は終日蒸し蒸し状態。そんな中急登をひと登りしたので、汗がなかなか引かない一日でした。しかも湿気が多いということは視界も今ひとつなわけで、二人体制で遠望しましたが結構厳しい状況に。湿気がたまりやすい地形というか環境というか、とにかく冬季に尋常ではない量の雪が降る谷であることの理由は、まあ何となく判りますね。


2012年6月13日 (水)

我が耳疑う

Appleより先日発表された新型MacBook Pro。フルHDを超える解像度がウリのRetinaディスプレイの搭載が話題ですが、まことしやかに漏れ聞こえてきたのは、アプリ側がRetinaに対応したもの..iPhotoやAperture、Final Cut Pro Xなどは早くも対応..でないとその恩恵は受けられず、さらに非対応のWeb..世の中圧倒的に非対応だよね(苦笑)..の画像はかえってぼやけて見辛いのではないか、という耳を疑う話。

何だそれではせっかくのRetinaが宝の持ち腐れではないかと嘆く前に、そもそもWeb制作を生業の一部としている立場で考えると、もしかしてこれは今後非常に面倒な話になっていくのではないか、いや仮定ではなく絶対そうなるに決まっているというちょっと困ったちゃん的な話になることこれ必定。うー、現行改変を最低限にPHPとCSSで逃げ道を考えねば..

そして出る出る詐欺などと揶揄され続けた某C社のEOS-1D Xの発売日(6月20日)がようやく決定。発表してから8ヶ月も経って発売される製品も珍しいですが、今度こそ本当か?などと疑うことももはや面倒になっている昨今、思わず耳を疑う、いや目を疑ったのはCPSからの案内にあった「現在、非常に多くのご注文を頂いており、しばらくの間、商品のお届けまでにお時間を頂戴することが予想されます。」の一文。もー思わず「まだ待たすんかい!」と突っ込み入れてしまいますわ..

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入梅時の赤城高原はまさに霧の都。そんな流れ漂う霧に紛れて聞こえてきたのは、かの水恋鳥のヒキョロロロー。思わずハッと我が耳を疑いましたが、さらにそこにトドメのもう一声。結局鳴き声はその2回だけでしたが、もの悲しいよく通るその声は、紛れもない深紅の夏鳥その人の声に相違ありません。基本的に赤城高原は彼らの好むような環境ではないはずですが、赤城山全体で見ればいくつかの生息地はあるので、可能性がないとは言い切れません。取りも直さず声の主を探しに行きたいところでしたが、すぐに出かける用事があったため、今日のところは探索お預け。さてさてタダの通りすがりかはたまた単なるはぐれ♂か、興味は尽きませんが、明日は事の真偽を確認してくるつもりです。

2012年6月 7日 (木)

いつかまた

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焼きが回ったもんだ。最初見た時ヒタキ科の♀かと思ってしまって、しばらくコサメビタキとは気付かず。その昔、初めてカメラを手にした頃は野鳥カメラマンにでもなろうかと思っていたのに、最近は目の前に姿を見せればストックフォト&ビデオ用..さらに言えばブログネタだな(笑)..に撮りはするものの、わざわざどこかに鳥を撮影に行く機会などなく、自ずから種の識別能力も衰えていく一方である。

ハイビジョン普及前夜、依頼仕事で集中的に鳥を撮っていたことがあって、その時は一時的に撮影意欲も盛り返していたものの、デジスコだのビデスコだのと世の中にアホカメが出回り始めたのを機に、現在はそっちの世界からは距離を置いている。ま、本来鳥は好きなので、いつかまた戻ることもあるかもしれないが、今のところ静観といったところだ。え?天狗様は鳥じゃないのかって?いえいえ、あの方々に限ってはト・ク・ベ・ツ。

何より興味が尽きないのは、天狗様御身そのものだけでなく、彼らを頂点とする環境、つまりEcosystemに他ならず。なので仮に再び鳥を撮るにしても、その種をいかに美しく撮るかなどという在り来りのものでなく、やはりEcosystem内での種としての地位や関係性に視点をおいて撮影に挑みたい。コンテストに出すような1枚のスーパーショットよりも、写真で言えば組み写真であり、ビデオで言えば映画のようにストーリー性のある作品を創りたいものだ。

とは言うものの、日常に追われて口で言うほどはなかなか気持ちも行動も追いつかない現実があって、作品創り復活にはしばし時間がかかりそうだ..


2012年6月 5日 (火)

蜜吸烏

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とぼとぼと餌を探して空き地を歩いていたハシボソガラス。何を思ったのか急にハルジオンの花をパク。一瞬、花を食べたのかと思ったら、どうやら花の付け根をくちばしで挟んでいる様子。この後、2・3回首をグルグル回して離しましたが、カラスも花の蜜を吸うんですね。今まで気にしたことはなかったですが、初めて見ました。

2012年6月 4日 (月)

二番茶

赤城高原では奥ゆかしくなくホトトギスも、関東の南まで来ると真昼間から鳴きっぱなしです。まあ渡来したてというのもあるんでしょうが、それにしても今日は結構派手に騒いでいました。賑やかさでは負けないさすがのガビチョウも、ホトトギスの血を吐くような連呼にはやや押され気味でした。

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新茶の季節はとうに過ぎた茶畑。そろそろ二番茶の時期ですね。


2012年6月 3日 (日)

夏鳥出揃い

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今朝はカッコウとホトトギスの揃い踏みで、いつになく爽やかにお目覚め。ホトトギスは夜半から、カッコウは朝もやが立ち込める日の出チョイ前くらいが鳴き始め。もっともトケン鳴かずとも最近は3時半起きがデフォルトだけどね。そう言えば、近年ホトトギスの赤城高原への渡来は遅れ気味で、今年も6月に入って今日が初認。まあとりあえずこれで赤城高原の夏鳥は勢揃いを確認です。


2012年5月26日 (土)

攻めるなら上から

古今東西、空中戦を制するには敵機より優位に立つこと。それはつまり死角を突くことに他ならず、特に上方後方より攻めること、これ当に真なり。

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あ、ボカシ入ってますが別に怪しいもんじゃないです、ハイ。


2012年5月17日 (木)

大瑠璃は背景を選べ

オオルリは大抵木の梢、つまりてっぺんで囀っていることが多い。そしてその場合は仰角での撮影となるため、その自慢の濃紺ボディは背景となる空の明るさに影響を受け、黒く沈んでしまう。デジタルカメラ以上にダイナミックレンジが狭いビデオカメラともなれば尚更だ。そこで考えるべきは背景処理。でも相手は高い所云々、ではどうするか。撮影者が同じ高さに上がるのもひとつの手だが、意外にイケるのが山中の橋の上。切れ込む渓谷を渡るような林道なら尚ベター。背景を徹底して整理し、できる限りモノトーンに抑えよう。あ、そうそう、目にキャッチライトを入れることも忘れずに..

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やはりデジタル一眼の出力する画像は、ビデオコリメートのお粗末で品のない静止画など比べ物にならないほどキレが良い。それしか無かった時代ならいざしらず、今やビデオコリメートで撮影する事情など調査の時ぐらいしか存在しない。もちろんこの場合のビデオコリメートは、1/3インチなど極小センサーの民生機のことであり、昨今のトレンドである大判センサー機はこの限りではない。


2012年5月16日 (水)

空き地の中心で愛?を叫ぶ

日射しが妙に強いと思っていたら、関東は夏日だったそうで。ただ、先日の前線が湿気を東の海へ持って行ってしまったため、日陰にさえいれば汗もかかずに快適でしたね。

20120516
ケーン、ケンと畑の放棄地でディスプレイに余念のないキジ♂。1羽鳴けばあっちこっちでケーン、ケンの応酬が始まる。性格的には地味..なりはかなり派手だけど..な生活を好む彼らも、この季節は目立つ場所で男の甲斐性の見せ所といったところか。


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