ガビガビ鳴く
思わず我が耳を疑いましたが、その遠慮のかけらもなく品のないデカイ声は、紛れもなくガビチョウのそれです。ちょうどオーディオのエフェクト中であり、ヘッドホンを付けてモニターしていたので、最初は気が付かなかったのですが、何やらメーターの波形と一致しない音源がすぐ近くにあることにしばらくしてから気付いて、ブラインド越しに駐車場脇のカラマツに目を移すと、コソコソとガビがうごめいているのが目に留まりました。いつも近くに置いてあるEF400を装着した接吻デジを窓辺で構えると、あっと言う間に隣家の庭に逃げ込んでしまいましたが..
近年は確かにここ赤城高原でもよく鳴き声を聞くようになっており、その繁殖の可能性を疑っていますが、寒さや積雪には弱いとも聞いているので、ムクドリやオナガらと同様に限定的な季節移動、つまり漂鳥的な動きをしているのかもしれません。外来種とは言っても、農作物などに被害を及ぼすような性格の鳥ではないですが、夏鳥を含めた在来種にとって、特に餌が競合する大型ツグミ類などにとっては、脅威の存在であると言えます。
今日は終日爽やかな高原の風に吹かれて、昨日までの猛暑はどこ吹く風。仕事場の窓を開け放っておけば、ドキュメントが部屋中に乱れ飛ぶ(苦笑)ことを除けば、デスクワークには最適な一日でした。どうやら明日もまた同じような気候になるとのことで、缶詰状態の身としては非常に助かりますね。