カテゴリー「機材・道具」の155件の記事

2009年12月15日 (火)

武尊のアルペングロー

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今の時期は、午後4時ともなると子持山に陽が隠れてしまうため、周辺より早くに沼田盆地は日が陰ってしまいます。しかし、河岸段丘を渡って赤城高原まで高度を上げると、周辺の山々に今まさに沈まんとする陽の影を見ることができます。現場からの帰路、北に位置する上州武尊山に目をやると、山頂付近がアルペングローに染まるのが見えました。

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昨日は結局、午後遅くには赤城高原まで雪雲が広がり、夜半過ぎまでチラチラとみぞれ交じりの雪が降りました。朝にはそれらが凍り付き、近所の畑に今シーズン最初のノウサギフットプリントを確認。

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ワシ仲間のO氏より技術的なアドバイスを受け、ビデオのコリメートシステムを光学的にパワーアップ。画質的に全く実用性のないデジタルズームを使うことなく、1km先の天狗様の姿をここまで捉えることができるようになった。超が列をなすほどの光学パワーを得たのと引き換えに、大気と風の影響をもろに受けるので、さすがに撮影時に常用するには勇気が要るものの、高倍率な観察機材としても有効なのは非常に助かる。さらにデジタルズームでは機能しない静止画が撮れるのも、現場でキャプチャーの手間が省けて有り難い。やや面倒ではあるもののパーツとして付け外しも可能なので、今後は場面に応じて活用していきたい。

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2009年11月28日 (土)

EOS MOVIEで常鶲

定点で一日中待機していると、入れ替わり立ち替わり様々な鳥が姿を見せます。先日記事にしたオオタカなど猛禽類もその一つですが、この季節は冬鳥たちの動きが目立ちますね。特に渡来したてのジョウビタキ(常鶲)は、縄張りを巡っての争いが未だ絶えず、数羽が入り乱れて日がな一日バトルしています。

以下の写真は何れもこの10日ほどの間に、ヒマに任せて5DMk2で撮ったもので、どの写真のどの個体が同じなのかは不明ですが、少なくても2~3羽は出入りしているようです。不思議と皆雄個体ですが、さてこの冬ここを征するのはどの雄でしょうね。

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春先から夏にかけて別件で忙殺されていましたが、ようやくこの秋からEOS MOVIEでの撮影に本腰を入れています。特に生きものについては需要が出始めたこともあって、手始めに順次冬鳥たちの姿を追い始めています。EOSで動画が撮れることの意義は、やはりその大きなセンサーが生み出す映像の美しさです。今まで使ってきたHDVカメラの映像とは一線を画す、何とも深みのある艶っぽい雰囲気が良いですね。

それにいちいち機材を持ち替えることなく、動画と同じタイミング..同時に撮るという意味ではない..でスチル撮影ができるのも、ワンマンカメラマンとしては非常に助かります。ビデオカメラの静止画は証拠写真程度にしか使えませんし、デジスコでよく使われるコンパクトデジカメの動画機能では、これもまた証拠映像程度の代物しか撮れませんからね。

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その点EOS MOVIEだと、フルHD動画で記録したフレームそのままにスチル撮影も可能なのです。それも動画から切り出した200万画素程度のもの..フルHDと言ったってデジカメ的に見ればその程度の画素数しかない..でなく、本来5DMk2が持つ実力そのままの2000万画素で撮れるわけです。ただ、野生動物の撮影を考えた場合、小型センサーならデジスコのようにコリメートで長焦点のメリットを享受できるところが、業界挙って評価するその大きなセンサーが逆に足かせとなる矛盾..大型センサーに期待しつつ長焦点化の難しさに戸惑う..があり、当初は長焦点域での撮影は思案のしどころでした。

が、この夏に試行錯誤..人柱とも言うが(笑)..の結果、ちょっとした技術的なブレイクスルーがあって、それも一応解決し現在に至っています。とにかく重要なことは、従来ならビデオとスチルの撮影ではどちらか一方を捨てざるを得なかったのが、撮影の手間や優先度を考える必要はあるにせよ、両立できる可能性が高くなったと言うことです。


HD解像度(1280×720P)はこちら

先のジョウビタキたちをEOS MOVIEで撮影して簡単につないでみました。1280×720Pでビットレートは3MBを超えているので、視聴にはブロードバンド環境とやや高いPC性能が必要..それでもYouTubeのHD画質と同程度かな..ですが、背景のボケや羽毛の質感など、大型センサーならではの雰囲気は伝わると思います。余談ですが、最後のシーンでは珍しくジョウビタキがぐぜっており、最後に通りがかった虫を追って飛び出しています。

※サーバーの都合上、映像は一定期間経過後に削除します。

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2009年7月24日 (金)

プリ・レコーディング

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春頃にAVCHD機のビデオカメラについて云々を書いたが、今一番興味がある機材はローランドのビデオフィールドレコーダーF-1。IEEE1394経由でリムーバブルHDDやフラッシュストレージに直接HDVを記録でき、それはすなわちPCへのキャプチャ作業が必要ないことを意味し、AVCHDなみのデータハンドリングが可能なのだ。直接USB経由でPCにつなげば、F-1自体がマスストレージ扱いになるのも便利。その上テープ記録のHDVとは異なり、音声記録は非圧縮リニアPCM..通常HDVはMPEG-1 Audio Layer-2なので圧縮音声..ときている。

余談だが、現在は諸般の事情で断っているイベント等の収録でも、マルチカメラでない限りはテープでは最長60分の壁があるのだが、F-1は標準でも120GBのHDDを積んでいるので9時間の長時間収録が可能。何よりテープメディアにつきもののドロップアウトの心配が無いのもいい。

でも一番欲しい機能は何と言っても「プリ・レコーディング機能」。昨年発売された時点では未搭載であったが、この春発表されたVer.2で実現、アップデータがダウンロード可能となっている。HDV機である例えばキヤノンのXL H1やiVIS HV30などはテープデッキを装備しているが、そのデッキが停止状態、つまりテープヘッドが待避した状態からだと、RECボタンを押してから実際に録画が始まるまでに約5~6秒のタイムラグを生じる。完全停止でなく一時停止状態ならば即録画開始となるが、常にテープが走行状態にあるとヘッドが摩耗して故障の原因につながるので、一定時間が過ぎるとデッキが停止状態になるのだ。これはテープデッキというメカの構造上仕方のないものと言える。

が、タイミングを計った撮影ではその仕様が足かせとなるのも事実で、私も過去何度撮影チャンスを逃したことか知れない。実際の撮影時には撮影対象..ここでの話は主にワイルドライフ撮影..の動きを常にうかがい、録画タイミングを見極めてその少し前から停止状態を解除して待機することもしばしば。おかげでXL H1は一度テープデッキの修理を行っている。

で、F-1のプリ・レコーディング機能とは何ぞやというと、それはRECボタンを押す3秒前からの映像が自動的に記録されるという機能。例えばワシが飛び立とうとするシーンを撮る場合、通常のHDV機でテープデッキが停止した状態なら間違いなく飛び立った後からしか記録されないが、プリ・レコーディングならばまず問題なく飛び立つ瞬間から撮ることができるのだ。同様の機能は局で使う最近の業務機にはほとんど装備されている(※)が、一応業務機の位置づけとはいえXL H1クラスにはまだ装備されるに至ってはいない。F-1はそれを後付け・外付けで実現することができる優れもので、民生品のHV30などでも機能するので、正直のどから手が出るほど欲しい。

※よくよく調べてみると、最近のキヤノンやパナのAVCHDの民生機では実現されているようだ。メカレスでメモリーに記録するのだから、さして難しい話ではないのだ。

製品の価格はローエンドの業務機より安い位なので、コスト的にはさほど問題ではない。むしろ問題はそのサイズだ。F-1が極端に大きいという意味ではなく、私のような田舎のワンマンカメラマンは携行機材が多く、特にワイルドライフ撮影ともなれば望遠レンズや観察用具が幅を利かせ、バックパックはすでに一杯一杯。何か他の内容物を削るかしないと、とてもF-1を持ち運ぶ余裕がないという現実問題があるのだ。

今シーズンはスチル撮影に力を入れていることもあるが、XL H1やソニー他の同クラスの後継機の様子見状態。もしそれらに同等の機能が装備されなければ、F-1の導入はかなり現実味を増すことになる..とか何とか言いながら、すでにこれを書いている時点で入手している可能性はかなり高いのだが(笑)。

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2009年7月21日 (火)

丸い虎のしっぽ

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盛夏を前に山野の林縁部などでは、オカトラノオの白い花が盛りです。オカトラノオはサクラソウ科の多年草で、ほぼ毎年同じ場所に姿を見せます。名前の由来でもある本来のその容姿とは違い、時々写真のように丸い花の場合も見受けます。

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こちらが本来の姿。が、果たしてこれが虎のしっぽに見えるのかという点について、まあ見解は分かれるところでしょうか(笑)。

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疑似ウィンバリーヘッド。どうしてもサイドキック方式で横にマウントできない機材があるので、そのためにあり合わせの部品で間に合わせてます。もっとも、三脚を何本も担いで歩くわけにもいかない事情があるので、言わば緊急避難的な使い方ですが..

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2009年6月24日 (水)

5DMk2のM撮影とNDの話

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このところ、5DMk2でマニュアル露出での撮影が可能となる新ファーム(Ver.1.1.0)をテストしています。テストと言っても、そのまま実際の撮影にも使う実戦的なもので、結果的には今のところ満足しています。今まで出来て当然のようなことが出来なかったので、マニュアル露出撮影が出来るようになっただけで感慨もひとしおですが(笑)、取り敢えず撮影に際しての憂いのうち一つは無くなったように思います。

撮影の手順として、まずはモードダイヤルのC3を選択、ここに動画撮影用の基本設定を登録しています。ピクチャースタイルは忠実設定を基本とした動画用のカスタム、ライブビュー設定を静止画+動画、CFnII-3-2(高輝度側・階調優先を「しない」)、CFnII-4(オートライティングオプティマイザを「しない」)、撮影モードをマニュアル、シャッター速度を1/30、絞りをF16(取り敢えずの値)、ISO感度をAUTOと設定しています。

CFnIIの3と4が何れも「しない」に設定してあるのは、両機能が必ずしも期待した結果になるとは限らない点を考慮、それぞれ必要時に随時変更しています。特に両機能を併用..前バージョンまでは両立してなかったらしいが..すると、不自然なほど明るく写る傾向が強く、その使用には注意が必要です。例えば、森の中で陰影を強調して印象的に撮影したいのに、暗部が妙に明るく表現されても困りますからね。

余談。5DMk2に限った話ではないですが、動画は静止画で言うところのJPEG、つまり「撮って出し」に相当し、業界で評判のRED ONEのようなRAW記録..実現は可能だが膨大なデータ量となるので現時点では非現実的..はありません。なので撮影後にイメージと異なるからとレタッチで修正するわけにはいかないので、状況に応じて現場で考えられるパターンの組み合わせで、同じシーンを複数撮影しておく必要があります。

実際の撮影時は、C3の選択後にライブビュー撮影に切り換え、フレーミングとピントを決定。レリーズ半押しでまずは自動露出を表示、その後に希望する絞り値に設定し、最後にISO感度をAUTOから適切な値に変更します。ここでISOがAUTOのままだと、絞り優先AEやシャッター速度優先AEのように振る舞いますが、露出補正やAEロックに相当する機能はないので、露出は固定されません。シーンをフィックスとする場合、ISO感度はAUTO時の値を参考に、露出補正値を加味してセットするのが良いでしょう。もちろんパンやチルトの場合はこの限りではありませんが。

で問題は、希望する絞り値にセットできない場合です。動画はその理屈の上では基本的にシャッター速度は固定して撮影します。5DMk2の場合は1080/30Pなので、シャッター速度は1/30~1/100の範囲が望ましいのですが、例えば日中晴天下においてISO100で1/60となると、EV15で絞りはF22などとなってしまい、これでは絞りを開けて撮影したくても出来ないことになります。

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そこで一般的な業務用ビデオカメラでは、このような事態を回避するためにレンズにNDフィルターが組み込まれ、1/4(ND4)、1/16(ND8)、1/32(ND8+ND4)といったふうに露出倍数を掛けられる仕様になっています。写真はXL H1のHD20xズームのNDフィルター操作部。

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当然のことながら、本来スチル撮影用のEFレンズにはそのような細工はありません。スチル撮影の場合は、レンズ先端にフィルターを装着するのが一般的で、それは減光目的のNDフィルターでも例外ではありません。ただ、その装着方法は昔からネジ込み式と決まっているため、スチル(静止画)と動画を交互に撮影する場合は、極めて煩雑且つ面倒であることは間違いないです。

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そんなこともあって、動画撮影時のみ簡易的に装脱着できるフィルターシステムとして、LEEのラバースナップフィルターホルダーというのを使用しています。まあ簡易的も何も、ゴムでレンズ先端部に固定するだけなんですけど(笑)、装着も取り外しも簡単にできるので重宝しています。ただ、見て判るとおりフードは併用できません。もともとズームレンズの場合はフードの効果はしれたものなので、必要時に帽子や手でハレ切りして対応しています。

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レンズに掛かる円周部は83mmほどあり、手持ちのEF28-300ISでも十分いけますし、小さめのEF35/2辺りでも見た目はともかく何とかなります。

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これに同100mm角のポリエステル製NDフィルター(ND2、ND4、ND8)を挟んで、先のビデオレンズのNDフィルターと同じ役割を実現しています。ただ、フィルターフレームの厚さの関係で2枚以上は挟めないため、別途フィルターのみ重ねたND32を自作しています。それと素材がポリエステルということもあって、耐久性には期待できないので、取り扱いには注意が必要ですね。

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デジタルのこのご時世に、ゴムで装脱着という何ともアナログ的なアクセサリーですが、取り敢えず用は足りているので良しとしています。このまま一眼デジカメで動画撮影が当たり前のこととなると、何れネジ込み式でない..当然ゴムでもない(笑)..もっとスマートなフィルターシステムが考えられるかもしれませんが、本当はキヤノンがムービー用のEFレンズ..電動ズーム・電動フォーカス・NDフィルター装備..を作ってくれるのが一番理想的でしょう。

訂正一つ。以前書いた記事の中で「撮影時間がどこにも表示されない」と記しましたが、撮影時にINFO.ボタンを押すことで、液晶モニターに撮影時間が表示されることに気が付きました。以前からそうだったのか新ファームからそうなのかは今となっては判りませんが、これは実際の撮影では助かります。以上報告まで。

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2009年6月18日 (木)

BG-E2N、お前もか

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相変わらず朝は濃霧漂う赤城高原です。視界不良で、突然朝穫りレタス屋のトラックが現れたりするので、おちおち散歩もしていられません。演習林から折り返してきて、東の空が明るくなり始めた頃、一瞬だけ霧が薄くなりました。

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40Dに使用している二桁EOS用のバッテリーグリップBG-E2Nですが、脱着行為を繰り返すうちに、ボディとの結合用のダイアル..写真左上の黒いダイアル..が効かなくなってしまいました。固定されずにいつまでもクルクルと回転してしまう状態です。実は20D時代に使っていたBG-E2でもまったく同じ症状にあっており、あの時同様にバラして内部を確認してみました。

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予想通り、ダイヤル中心部のギアとのかみ合わせ用の歯の山が、半周分ほど折れて無くなっていました。分解の際に落ちてきたプラスティックのカスはこれのようです。相対するギアは真鍮か何かの金属製で、それを駆動する側のダイヤルはABS樹脂か何かのプラスティック製なので、力の加減によっては十分考えられる症状ですね。BG-E2の時にC社にはそれなりに苦言を呈して..修理代を結構ぼられたので..おきましたが、その後もまったく改良されてないとは情けない限りです。駆動側のギアも金属にすべきでしょうね、これは。

この手のアクセサリーは、その昔フィルムカメラの時代ならモータードライブとかワインダーとか言って、フィルム給送を自動化するためのオプションで、付けると付けないとでは操作性に雲泥の差があったものです。何よりファインダーを覗いたまま撮影を行うためには必須でしたしね。が、デジタル時代の昨今では、その名の通りバッテリー性能を向上させるためのオプションなので、撮影枚数が減る..と言うか付けると増えるわけだが..という点以外では性能差がないため、付けないからと言って著しく不便になるわけではありません。

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もともと山行ではバッテリーグリップは外しています。軽量化の意味合いが強いですが、無いほうがバックパックへの収まりが良いというのもありますね。手持ちで使う場合、ホールド面では500~600mmだとさすがにきついですが、EF100-400ISまでなら問題ありません。てなわけで、同じ症状に2度も修理代を払うのもバカバカしいので、今回は修理には出さずにジャンク箱送りです。

EOS5D Mk2(EF35/2)
GR DIGITAL

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2009年6月13日 (土)

文明の小道具

ちょっと前に画像の背景に使った機器について、問い合わせがあったのでその回答を兼ねた小ネタを。

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これはいわゆる携帯音楽プレーヤーというジャンルの製品で、私のは「CREATIVE ZEN X-Fi」の16GBメモリモデルらしい。らしいとのいうのは、買ったのではなく貰ったものだからさほどは詳しくないのだ。入手経緯としては、友人が新型のソニーウォークマンを買ったので、必要ないというのを口八丁手八丁、いや棚からぼた餅的に貰ってきたわけで(笑)、一応は倅にあげればとも言ったのだが、さすがにその世代は皆iPodを持っているらしい。

ただ、私には音楽を鑑賞するという高尚な趣味はない。なので単なる音楽プレーヤーならば興味ないのだが、このZENには2.5インチ(320x240)1670万色のTFT液晶モニターが付いており、小さいながらも動画が表示できるのだ。本来動画は付属のアプリでフォーマット変換するような仕様らしいが、TMPGEnc XPressでバッチ変換したWMVフォーマット(320x180、VBR320kbps)の動画も再生することができる。さらに写真の閲覧とそのスライドショーも可能..当然BGMも流せる..なので、写真とビデオの作品群をこれに入れて、営業用に便利に使わせてもらっている。私のような田舎者の山人間にしてみれば、これはいわば文明の小道具なのである。

動画視聴と言えば、録画したテレビ番組..我が家はPCで録画している..を、これまたバッチ変換して入れておけば、ちょっとした空き時間に観ることができ、昼夜のダブルワークで多忙なこの時期はさらに便利。

この手のジャンルの製品の良し悪しを語れるほど思い入れは深くないが、便利だと感じたのは、容量は16GBの内蔵だが、SDカードスロットがあるので、ある意味いくらでも容量を増やすことができるのは、動画メインで使う私には有り難い。それに割とこの手の製品で盲点なのがスピーカーの標準装備。簡単なプレゼンで動画を見せる際、まさか相手にイヤホンをしろとも言えないので、それなりの音だとしてもあるのとないのとでは大違いである。友人の話では5万もする新型のウォークマンでも、スピーカーは別売り外付けの大がかりなものしかないらしいので、これだけでもZENのコストパフォーマンスは良いと言えるのではないだろうか、って私のはタダだけど(笑)。

逆に気になったのは、電源スイッチが恐ろしく操作しづらいことかな。おそらく簡単に電源が入ったり切れたりしないような配慮なのだと思うが、まず片手では操作できない形状なのにはいささか閉口。

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2009年6月11日 (木)

ラバーブーツ?いえゴム長です

ちょっと前に村の草刈りが入ったので、農道脇が見通し良くなっています。草刈りをする理由はクマなどの鳥獣対策ですが、おかげでマムシグサ(写真)やドクダミ、アマドコロなどの野草が目に付くようになりました。

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EOS5D Mk2(EF24-105/4L IS)
GR DIGITAL

世の中に長靴の類は数あれど、私の愛用品はアキレスの業務用耐油長靴であるワークマスター。これは知る人ぞ知る長靴の逸品。つま先からくるぶしにかけてが一体成形であるため、ホームセンター辺りで売っている長靴のように、しゃがむ動作を繰り返すうちに、合わせ目から割れたり裂けたりすることがありません。以前なら長靴は消耗品と割り切り毎年買い換えていたのが、現在履いているのものでも3年目に突入、複数年使えるのはコストパフォーマンスにも優れています。価格はバーバリアン辺りのラバーブーツに較べ1/5以下と、普通の長靴とそう大差ないですから。

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で、うちの家人も同じものを履いていますが、彼女は短く切って使っています。上部にラインが2本見えると思いますが、これがその指標となるラインで、各人の好みでサイズを変更できるようになっています。脱いだり履いたりを頻繁にする場合は、丈が短い方が使いやすいですからね。

梅雨入りで長靴の季節到来ですが、私は山で縦走でもしない限り、山行時、踏査時、それに家で農作業に従事するときも、常に長靴です。落ち葉の堆積した森の中でも、残雪の雪渓でも、徒渉のある谷筋でも、ヒルのいる林道でも(苦笑)、斜度35度の直登でも、野外で歩くという動作が必要な場合は常に長靴です。何しろ厳冬期すら防寒型の長靴ですから。

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2009年5月31日 (日)

山のお伴に三種の神器

先日の記事に列挙した装備のうち、カンターアソルトとハチノックについて反響?があったので、以前にWeb本館で書いた記事(2005/6/19記)を再掲します。4年前の内容ですが現在でもその事情は変わっておらず、さらに近年新たな難敵も現れているので、その辺りの追記もしておきます。

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人間は脆弱な生き物である。恐らく裸一貫では全ての生き物の中でもっとも生命力が弱いのでは無かろうか(そこまで言うなって)。そしてとりわけ私は軟弱である(威張るなって)。しかしウィルダネスに分け入りワイルドライフを追いかける身としては、最低限自分の身は自分で守らなければならい。今回紹介する3缶(写真)はそんな私の山のお供であり、何れも不測の事態から私の身を守ってくれる?化学兵器..いや三種の神器とも言える心強い味方なのだ。

クマ対策

私が主フィールドとしている北毛エリアは関東でも有数のクマの棲息地である。そこでまずは中央の黒いスプレーの登場であるが、これは「カウンターアソルト(米国製)」という知る人ぞ知るクマ除けスプレーである。通称「トウガラシスプレー」と呼ばれ、唐辛子と同じ成分のカプサイシンを濃縮したガスを噴射し、クマの攻撃意欲を減退させる効果がある(いわゆる催涙ガス)。ちなみに女性が護身用に持っている痴漢撃退スプレーも同じ成分のものが多く、それを3倍濃くしたものがサルや野犬用、さらに10倍濃くしたものがカウンターアソルトなので、その強烈な効果も想像できよう。

現在は国内でもアウトドアショップ等で購入できるが、私のは以前にアラスカから持ち帰ったものである(9.11以降は恐らく不可)。アラスカ滞在中に使用した経験はないが、数年前の秋に某猛禽類の狩場調査でとある伐採地に踏み込んだ際、バッタリ出くわした親子グマ(ツキノワグマ)に威嚇の為に噴射したことがある。その際クマは一目散に逃げていったが、ガスは直撃していないので、親子は噴射音に驚いたのか人間を見て驚いたのかは定かではない。それと後になってから知ったことではあるが、どうやら成分には賞味?期限があるらしい。3年程度とのことなので、果たして手元の缶に効果が残っているのかどうか一抹の不安を感じる。ウゥ~ム..

【ハチ対策】

右の赤い小型スプレーは蜂除けで、その名も「ハチノック」。実は私が山で最も恐れるのはクマではなく、蜂なのである。蜂の毒は神経毒(特にスズメバチのそれは毒性が強い)なので、数回にわたって刺されるとショック死の可能性があるので要注意だ。通常蜂の巣に近づくなどまずあり得ないのだが、藪漕ぎ中にうっかり..というのは十分考えられる事態なのだ。そして奴らが怒った場合、とにかく話して聞き分けるとは到底思えず、ましてや威嚇など以ての外なのだ(いや、クマやダニもそうだって(笑))。ハチノックはそんな攻撃色に染まって怒り狂う蜂達を沈める効果があるのだとか。今頃のシーズンはまだそうでもないが、秋口から冬にかけての山通いには必携のスプレーである。但し、注意書きの対象種はアシナガバチとだけ書かれているのがちと気になるのだが..

【ダニ対策】

最後に左の大きいスプレーだが、一目瞭然ご家庭用「ダニアース」である(笑)。目的が踏査等の山歩きであれば必要ないものだが、春先から夏場にかけての撮影や定点観察でブラインドにこもる場合は無くてはならないものである。北毛の山々はカモシカやシカが多いせいか、大小問わずとにかくダニが多いのだ。撮影や観察の合間にフッと足元を見ると、数匹が長靴からズボンにかけて取り付いているのである。そうなるともう観察どころではなくなるので、ブラインドを張る前に事前に周囲にひと吹きしておくのだ。そうすればその日は1日落ち着いて観察に集中できるのである。一家に1本..いや、ブラインド一張りに1本「ダニアース」である(笑)。

とまあ何れの神器(特に上の2つ)についてもその効果のほどについては十分承知の上で携行しているつもりだが、とにかく過信は禁物である。何せ相手はワイルドライフ、何事にも絶対は無いからだ。

(以上 2005/6/19 Web本館より)

【ヒル対策】

さらにこの三種の神器に加えて、近年緊急を要する問題としてヤマビル対策が挙げられる。最初に言ってしまうが、私はこのヒルの類が大の苦手。クマかヒルかと問われたら、間違いなくクマをとる(どんな究極の選択だよ)。少年時代を過ごした高崎界隈にはヤマビルは生息していなかったが、当時近所の田んぼにはチスイビルが多く、子供の頃は平気でいろいろ悪さ?をして遊んだものだ。それから十数年が経過、マダガスカル北部に広がる熱帯降雨林で赤十字ヤマビル軍団の洗礼..下から横から果ては頭の上から落ちてくる(恐)..を受け、無料献血出血大サービスをして以降、もうすっかり戦意喪失、心の矢を折られてしまっているのだ。

以前は県内のヤマビル生息地は割と限定的だったのだが、近年シカが増えるに連れて、奴らに寄生するヤマビルもその生息域を広げつつある。数年前まで何の憂いもなく進入できた林道や沢筋で、突如として赤十字ヤマビル軍団の献血強制勧誘に出会う機会が増えているのだ。

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ヤマビルには木酢液が効くとかよく耳にするが、私が現在お世話になっているのは写真のヤマビルファイター。昆虫忌避剤であるディートの威力でヤマビルを寄せ付けない。ヤマビルファイター導入後は献血の勧誘に遭うこともなくなったので、今のところ効果はあるように思うが、まあ油断大敵。彼の地では上からも飛び込み勧誘を受けたので、今後の日本においても、いつそのようなことが日常化するとも限らないのだ。

ちなみに私の友人に、ヒルは血を吸われても痒くならないが、蚊は痒みの置き土産を残していくので、蚊の方が許せないといっているヤツがいる。確かにそういう考え方もあるのだろうが、ヒルに血を吸われると出血が止まらないのが厄介だし、何よりあの妙なフォルムと不気味な動きは軟弱者の私には受け入れがたい。

とにかく、温暖化だとか何だとかの影響で、日本の山に赤十字ヤマビル軍団の献血強制勧誘の輪が広がらないことを切に願う..

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2009年5月30日 (土)

いずれ菖蒲か杜若

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本格的な梅雨を前に、山間部でもアヤメが咲く季節になりました。よく「いずれ菖蒲か杜若(優れた点がよく似ていて区別しづらいこと)..」などと言いますが、アヤメ(菖蒲)は外花被片の基部に名前の由来となる目立つ文目があるのに対し、カキツバタ(杜若)には白い斑が少々見られるだけなので、実際の花は見れはすぐ判ります。それにカキツバタは湿地など水辺に咲く花ですが、アヤメは水辺に限らず山野にも見られます。

それにしても薄っぺらい妙な青ですねぇ、P6000。曇天で尚かつ順光でないので、色が出ないのは仕方ない状況ではありますが、アヤメ本来の紫が強い青が出ていません。シアンが強すぎるようです。リコーのCaplioシリーズが同じような傾向にありましたが、この場合は「いずれ菖蒲か杜若」ではなく、「どんぐりの背比べ」「五十歩百歩」「目くそ鼻くそを笑う」といった表現が正しいのでしょうね(笑)。

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今日の北部山域は前日同様の空模様。稜線部に雨雲が垂れ込め、雨が降ったり止んだりを繰り返しました。午前を中心に天狗様のハンティング行動を確認しましたが、ちょっと高度が上がると雲の中に入ってしまうので、長時間追うのが難しい状況でした。

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COOLPIX P6000には独立したMFボタンがあり、押している間だけ液晶モニターの中央部が拡大表示され、コマンドダイヤルを回すことでマニュアルフォーカスでピントを合わせられます。これはデジスコ撮影時によく利用する機能なのですが、これがまた何とも不可解な操作を強いられる代物で、フォーカスモードがMF以外に設定されていると、「MFにしろ」の旨が表示されて機能しないのです。

もともとMFでしか機能しないのだから、MFボタンを押している間だけ一時的にフォーカスモードをMFにしてくれればいいものを、何とも融通が利かないのですねぇ、これが。これを考えた某ナイコンの設計担当は、実際に使うことを微塵の検討もしてないことを露呈するようなインターフェイス仕様であり、頭悪いんじゃねぇの?と嫌みの一つも言いたくもなります。ずーっと我慢していたのですが、今日はいよいよ頭に来ました。

それとマクロ域でのAF精度も大いに不満ありです。何がどうとかの理屈以前に、GRDで合焦するものにまったく反応しない場合が多いのです。昔のE950辺りのマクロ性能はピカイチ..そういうふざけたネーミングのカメラを作っていましたね(笑)..だったような憶えがあるのですが、今のナイコンはこの程度の性能なんでしょうかねぇ。

COOLPIX P6000

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