カテゴリー「調査関係」の80件の記事

2009年8月30日 (日)

白い世界

この週末は某所山岳地帯にて調査山行。私の所属する研究会と協業関係にある、とある森林系事業関連の調査に参加。政権交代の風が吹くが如く、台風接近による荒天に見舞われ、各調査ステーションとも視界確保に苦労していたようです。私は標高1600mの稜線上に陣取り、まんじりともせず目の前に漂う白いガスを見つめ、乳白色の世界で瞑想に浸っていました(嘘)。それにしても6時間、鳥の声虫の声一つ聞くことなく、ひたすら湧いては流れる霧を見つめ続けると、一体自分はどこの世界に属する者だと、ついぞ自問自答などしたくなりますね(苦笑)。

20090830

20090830b

| | コメント (0)

2009年8月23日 (日)

少しずつ夏から秋へ

明らかに昨日とは空気が変わりました。日なたではまだ射すような強い日ざしを受けつつも、木陰に入ればひんやりとして半袖では肌寒さを覚えます。遠く山の稜線には勢いの無くなった入道雲がわき、午後の空はもう秋の装い。夏山の花であるコオニユリが咲く傍らで、アキアカネは赤く色づいています。短かった夏をよそに、少しずつではありますが、確実に季節が動きはじめていますね。

20090823

20090823b

20090823c

20090823d

20090823e
この週末は北部山域にて月例調査。今月は私の担当で且つ調査地も私のフィールドの一つ。暑気払いを兼ねていたので、いつもの常宿にて酔っぱらってウィ~です。

| | コメント (0)

2009年8月19日 (水)

地図作り

20090819
今日は調査地3ヶ所分のトレース用地図作りで、終日デスクワーク。天気が良いので山に出掛けたいところですが、うち1ヶ所は早々に今週末使う予定なので、まあやむなしと言ったところ。以前に撮影しておいた調査地点からの画像と、カシバード..カシミール3Dの眺望撮影機能のこと..によるビューを見比べ、地点からの視野と主だった山のピークを同定、地点番号とピーク番号を割り振っていきます。モニター縦位置でA3半分、つまりA4縦の情報として地図画像を切り出し、Photoshopで先の地点番号とピーク番号、それに主稜線と谷筋を書き込み、左右の位置を合わせて合成して完了。今日のところは2ヶ所分で時間切れ、残りの1ヶ所はこの秋からの調査用なので、来月中に何とかすることにしましょう。

| | コメント (0)

2009年7月20日 (月)

荒天一転晴天

20090720

先週末より、県境付近の奥山のさらにまたその奥に隠っていました。初日は全国的な荒天の余波で雨模様でしたが、後半は天気も回復し、その推移の如く調査も無事終了。我が県の自然度数も、まだまだ捨てたもんじゃありません(やや意味不明)。

続きを読む "荒天一転晴天"

| | コメント (0)

2009年7月11日 (土)

今頃巣材運び

20090711
天狗様もKもハヤブサもオオタカも巣立ったというのに、トビはのんびり巣材運び。フラフラと飛び去るのをスコープで追い続けると、対岸のモミの大木へと吸い込まれていった。接眼レンズの倍率を上げると、陽炎の揺れる中に2羽の幼鳥の姿が。ちょっと距離があったので正確な日齢は不明だが、巣立ちまであと少しのように思えた。

20090711b
今日は某所で月例調査。この季節の定点調査は色々な意味で厳しい。暑さに湿度の高さ、日ざしの強さに襲い来る不快昆虫群。とりわけ夏枯れの言葉通り、調査対象の行動は深い緑の海へと潜行中..

| | コメント (0)

2009年6月 9日 (火)

迷惑飛行

今日は仕事仲間の友人と北部フィールドの3ヶ所を、林道を伝い走りしつつはしご調査。この時期、複数のペアを掛け持ちするのはなかなか大変で、繁殖中のペアは取り敢えず朝と夕に状況確認とし、それ以外の場所に集中的に調査時間を割く..もし事を為していれば確率が高くなるので..ようにしている。

で、以下の3枚は今日の成果(嘘)。北部フィールドと言っても、3ヶ所ともそれなりに場所は離れているのだが、それぞれで別々の機影を確認。3機とも日の丸を付けているので、お上の所有物のようだが、素人には所属の判断は付かず。

20090609

20090609b

20090609c

2枚目の迷彩色の機体は空自のようだが、稜線すれすれに轟音を残して飛び去るのは勘弁して欲しい。そのすぐ下で繁殖行動中だったらどうしてくれるのだ(怒)。他のプロペラ機も、単に通り過ぎるだけならまだしも、割と低空をのんびりと旋回してくれちゃって、これまたいい迷惑。山岳救助や緊急搬送の場合..ふつうはヘリだわな..は仕方ないとしても、そうでないのなら他の季節に飛んでくれと言いたいものだ。

20090609d
「あっ、クマ!」と友人と私が声を上げるのがほぼ同時で、それぞれが「空を飛ぶクマ」と「地面を歩くクマ」を見つけるという事態に。前者は深い谷の中から旋回しつつ上昇中、後者は対岸の伐採地を親子でトラバース中で、お互いに確認地点を交換して交互に観察。ちなみにクマのいる伐採地は、つい一昨日私が踏査したばかり..

EOS-1D Mk3(EF100-400/4.5-5.6L IS)
GR DIGITAL

| | コメント (0)

2009年5月 7日 (木)

春の山ごもり

20090507
世間ではGWと言われている連休後半の三日間、高速渋滞や新型ウィルス騒ぎとは無縁に、恒例の春の山ごもり調査で過ごす。下界ではあいにくの雨模様だったようだが、秘境と呼ばれる山塊に抱かれた関東北部山域では天候も保ってくれ、調査結果も有意義に得ることができた。

続きを読む "春の山ごもり"

| | コメント (0)

2009年5月 2日 (土)

上越国境沿いに春が到着

20090502
桜前線も北上を極め、現在は本州最北の地である青森界隈をうろついているようですが、我が県でも上越国境沿いの北部山域にまで到達しました。谷を吹く風に揺れるヤマザクラ、山に咲いてこそヤマザクラ、その美しさにはいつ見ても惚れ惚れします。

20090502b
今年は残雪が少ないです。いつもなら盛大な雪庇が見られる上越国境の稜線も寂しく、年輪を刻むような急峻な谷筋にも少ししか残っていないですね。

20090502c
谷を挟んだ対岸のブナの木に、陽炎に揺れるクマの親子の姿を見つけました。うだるような初夏の日射しの中、無心にブナの若芽を食べていました。このあと同じ斜面を目を皿のようにして探してみると、この親子の他に3頭の若いクマを確認、一度に5頭ものツキノワグマを見るのは初めてです。

20090502d
今日は仲間のIさんと北部山域へ調査山行。偶然にも某自然保護団体の現地WGと一緒になり、調査結果と合わせて非常に興味あるデータが取れました。ああ、そんなこともあるものなかと、目から鱗が落ちるとはまさにこのことで、30年近い私の観察歴においても新たな知見を得ることができました。偉大なる風の精霊に感謝。

EOS40D(EF100-400/3.5-5.6L IS)
COOLPIX P6000

| | コメント (2)

2009年4月18日 (土)

たろっぺの季節

20090418
春の恵みの季節です。山の神に感謝しつつ、天ぷらにして塩ふって、ビールでキュッといただきました。あ、写真くらいのはまた来週のお楽しみですよ(笑)。

20090418b
春の交通安全運動の季節です。しかしこの通りはホントにハクビシンの交通事故が多いです。まだお若いのにねぇ..

20090418c
今日は月例調査。先日の大霧の影響で朝は一面ガスの中でしたが、9時過ぎにはそのガスも晴れて視界良好、絶好の山菜採り日より..いや、調査日よりでした。マヒワが群れ飛び、ルリビタキがさえずる中、センダイムシクイやサンショウクイなど夏鳥も続々渡来中。そう言えば、我が赤城高原ではクロツグミを今シーズン初認、朝から美声を響かせています。

GR DIGITAL

| | コメント (0)

2009年4月 4日 (土)

フードに留まったのは

20090404
今日は月例調査で北部山域へ。いつもの多点調査ではありましたが、昨日対岸からフィールドスコープで覗いて気になった場所へ、単独で踏査に入る。標高1200m付近から上にまだ残雪があり、軽アイゼンを忘れたのでやや直登で苦労しました。目的を果たした後、下りながらクマの痕跡を探りましたが、とりあえずこの辺りではまだ出てきてない様子。

20090404b
コガラのペアが雪の上に落ちた木々の種子などを探していて、妙に警戒心が薄いので、カメラを構えて近づいてくるのを待っていると、1羽が突然レンズフードの上に留まってちょっとビックリ。1円玉10枚にも満たないその軽さを実感しました。すぐに片手でP6000を探って撮影しようとしましたが、さすがにその刹那は許してくれませんでしたね。

20090404c
この冬はこのエリアでよくシカを見かけました。昨年まではほとんど出会うこともなかったのですが、どこからか流入している個体群がいるようです。シカが増えれば必然的に何らかの害も増えていくことになりますが、その代表格はやはり樹皮食いでしょうね。この森でもミズキの立木に少なからず被害が散見されました。

20090404d
雪解け限定の滝が今年も見られました。夏場の渇水期には上がってしまって、この季節にしか見ることができないため、下りは少々遠回りして帰ってきました。

20090404e
今朝は仲間のE画伯を迎えに沼田駅へ。シーズン中はガイド客を迎えに上毛高原駅には行きますが、沼田駅にはほとんど来たことがありません。ちょっと前に新しくなったような話は聞いていましたが、E画伯を待っている間、何気に改札の看板を見てみると、天狗様の絵が描いてあるじゃないですか。まあだから何だという話ではありますが、判る人には判ると言うことで..

EOS40D(EF100-400/4.5-5.6L IS)
COOLPIX P6000

| | コメント (0)

2009年3月14日 (土)

早春の雨

20090314
月例調査で北部山域へ。周囲の山並みを眺めてみると、標高1300m辺りから上はみぞれっぽい雪のようですが、私の入った調査地点では朝から冷たい春の雨。景色もどんよりと沈んで見えます。

20090314b
ガスのせいで山の稜線が見えず業務遂行不可のため、自ずから周辺散策に興じ、山間の小さな春を探すことに。他の木々に先んじて花芽を出すヤナギは、サルが好んで食べています。

20090314c
天気予報通りお昼を境に天候は急速に回復、視界も良好になるも、今度は前線通過に伴って強風が吹き荒れる。雨に打たれた体に吹く風は冷たいのなんのって..

EOS40D(EF28-300/3.5-5.6L IS)
GR DIGITAL

| | コメント (0)

2009年2月15日 (日)

ノウサギの糞は重要

20090215
これはノウサギの糞。山や森の中によく落ちているので、見たことがある人も多いかと思います。特に今の季節はコロコロと雪の上に転がっているので探しやすいですね。動物調査では、ある一定範囲内の糞の数を数えることで、そこに生息する動物の数を推定する糞粒法が用いられる..併せてDNA鑑定で精度を上げる場合もある..ことも多く、特にノウサギは天狗様やクマタカなど大型猛禽類の重要な餌動物を占めるため、彼らの生息環境の状態を知る上でその生息数は大切な指標となり、それ故に地道に糞を探して歩くことも重要となります。猛禽類の調査といっても、何も空ばかり見ているわけではないのです。当ブログで糞や足跡が頻繁に登場するのは、そういった理由であるのがご理解いただけたでしょうか(笑)。

ところで、ウサギを飼ったことがある人はご存じかもしれませんが、ウサギの仲間は2種類の糞をすることが知られています。いわゆる硬糞と軟糞ですね。写真の糞はまさにその硬糞、普段我々が目にするのもこのタイプの糞です。では軟糞とはどのようなものかというと、簡単に言えば未消化の糞だということになります。ウサギの仲間は主に草本類や堅い木の芽などを食べていますが、シカのような特殊な反芻胃を持たず、しかも体が小さく十分な長さの腸もないため、一度に消化が難しい繊維質の多い食物の場合は、盲腸..ウサギの仲間の盲腸は大きく且つ長い..に送られてそこで特殊な微生物による発酵が行われます。別名盲腸糞とも呼ばれる軟糞はその後に排泄される糞のことを指し、微生物自体がタンパク質やビタミン類を多く含んでいるため、ウサギは軟糞を再度食べることでその重要な栄養分を得ているのです。

再度糞を食べてしまう、つまりはそれ故に軟糞を見る機会がないわけで、われわれが目にするのはコロコロした硬糞だけ、と言うことなのです。最初に猛禽類調査で糞を数えるのは重要だと書きましたが、硬糞はもう出がらしも出がらしのカラカラの状態なので、ノウサギにとってはまったく重要ではありません。

20090215b
こちらは肉食獣であるテンの糞。雪のない季節は石の上など目立つ場所にする..いわゆるテンやイタチの高糞..こと多いですが、積雪の上では無造作です。棒でつついてバラしてみると、ネズミか何かの獣毛が含まれているのが判ります。草食獣のノウサギとは随分と違い、どちらかというと人様のものによく似ていますね。

GR DIGITAL

| | コメント (2)

2009年2月14日 (土)

天候急変

20090214
寒冷前線の通過に伴って、北部山域での月例調査は天候が目まぐるしく変化。調査結果もちょっとしたハプニングで、なかなかダイナミックな展開に。

20090214b
朝からお昼前は東よりの風による横殴りの雨、途中時々みぞれっぽくなりつつ、時折晴れ間ののぞく空模様。よもやこの時期に雨になるとはつゆとも思わず、雨に打たれつつテルモスの熱いコーヒーをすすりながら、ひたすら天候の回復を待つ。野外でのワイルドライフ調査とは、何も晴れた日ばかりではない。調査員には識別能力だけでなく、耐候性も要求されるのだ。

20090214c
お昼を挟んで午後からは一気に快晴へ。時折吹き付ける妙にぬるい風に、帽子も上着も手袋もいらず。気温もぐんぐん上昇し、この地この季節にしては異例の9℃まで上がった。さもありなん、帰宅してニュースを眺めれば、前橋で20℃、静岡では25℃超の真夏日だったとか。それにしても、一日でここまで天候が変化するのも珍しい。

20090214d
これはまったくの余談だが、今日は我が村の冬祭り。仕事場の窓から余興の花火が上がるのが見えたので、5DMk2でパチリ。本当は動画で撮影するのがおもしろいのだろうが、調査結果のビデオ精査が忙しくてそれどころではないのだ。

EOS-1D Mk3(EF100-400/4.5-5.6L IS)
EOS5D Mk2(EF28-300/3.5-5.6L IS)
GR DIGITAL

| | コメント (0)

2009年1月25日 (日)

足跡も凍る

20090125
この週末は、新年会を兼ねた泊まりで北部山域の月例調査。日差しは強いが風も強く、日中の外気温が氷点下7℃、体感温度は優に氷点下10数℃以下。あまりの寒さに、テロリストばりのサングラスとフェイスマスクを着用。ノウサギの足跡も凍り付く寒さに、宿の温泉が全身に沁みた..

20090125b
先日の雨は北部山域にも及んだようで、溶けた表層がこの前付けたスノーシュー痕そのままに凍り付き、スノーシュー要らずでスイスイ登坂。1時間掛かった前回が嘘のよう。

20090125c
カモシカの足跡。これ以上はないというくらい、思いっきり蹄を開いている。四つ足動物は、自信の体重を4ヶ所に分散加重できるので、思いのほか沈まないものである。

EOS-1D Mk3(EF28-90/4-5.6)
GR DIGITAL

| | コメント (0)

2009年1月12日 (月)

この冬一番とガンカモ

20090112
やっと真冬らしい寒さの到来です。今朝はこの冬最低の氷点下11℃で、外気を肺に吸い込んだ際、体の中から凍みるような冷たさがグッとこみ上げてきます。いわゆる鼻毛も凍るっていうやつですね(笑)。雪の量はともかく、厳冬期ぐらいこの程度は気温が下がってくれないと、春の暖かさのありがたみが減るというものです。

20090112b
本来は昨日予定していたガンカモ調査ですが、どんど焼きで今日に延期。いつも担当している県北のダム湖2つをはしごして、水鳥の数を数えてきました。今日のカウントが絶対数を示すものではないですが、今年は例年よりかなり多い結果が出ました。この時期にしては水量も多かったのですが、その辺りも増減に関係しているかもしれませんね。

20090112c
同一河川でより上位のダム湖に水が多いので、当然のことながら下流のダムは水量が少なかったです。カウント終了後に上流に移動、ヤマセミの様子を見てきましたが、着いてすぐ左岸側の石の上にいてお互いびっくり。もちろん逃げられました..

EOS40D(EF-S18-200/3.5-5.6IS)
GR DIGITAL

| | コメント (2)

2009年1月 6日 (火)

適地探索

昨年暮れより新たなエリアの調査を開始しており、今日はその調査定点の開拓であちこちウロウロ。同じく昨年の春より調査しているエリアと隣接しているため、そこと一部重複するように調査エリアを設定しています。事前にカシミール3Dで何ヶ所か候補地を絞ってあったのですが、実際に現場に足を運んでみると、民家が近かったり、良好な視界が得られなかったり、積雪で進入できなかったりと、まあ机上では判らない諸問題も発生し、少しずつ調整しています。山間地は良いのですが、平地で民家が近いと思いっきり怪しい人になってしまう(苦笑)ので、なるべく目立たないようにするのが寛容です。

20090106

20090106b

GR DIGITAL

| | コメント (0)

2008年12月21日 (日)

忘年会調査

20081221
12月に入ってから毎週末が忘年会騒ぎですが、この週末も泊まりで忘年会を兼ねた月例調査。で、それなりにしこたま飲んでやや二日酔い状態。北部山域フィールドも12月とは思えない暖かさで、特に今日は谷底の調査地点でしたが、昼飯を食ってこっくりこっくりとうたた寝しても(笑)、無風であることもあって終日上着要らずで助かりました。

20081221b
林道上の雪に付いたキツネの足跡。やはり先日の雨はこっちでは雪だったようですね。

20081221c
快晴無風の夕暮れ時、日光白根山が残照に映えます。それにしてもこの時期の白根としては、やや雪が少ないですね。

20081221d
フィールドで色を探すのがなかなか難しいこの季節。あまり紅葉はきれいではないハンノキの葉ですが、西日を浴びて精一杯の色付きを見せてくれました。この後、陽が西尾根の稜線に隠れると、急速に色を失っていつもの枯葉に戻っていました。

EOS50D(EF100-400/4.5-5.6L IS)
GR DIGITAL

| | コメント (0)

2008年12月 7日 (日)

北陸出張

20081207
勢力の強い冬型の気圧配置に包まれた日本海側を、北陸目指して一路ひた走る。海から吹き付ける猛烈な北風に、車高の高い2.5tの車体が翻弄され、今にも転倒しそうになりながら冷や汗かきつつ疾走。いやホントに危なかった(汗)。

20081207e
目的は週末に開催された、私も所属する研究会の総会出席のため。役員改選など重要事項決定が目白押し。

20081207b
雪は宵の口には止んだため、積雪はそれほどでもない。昨晩は深夜まで多方面にわたって話題は尽きず、各地区のスペシャリスト達に様々な刺激をもらう。それにしても枕元のカメムシは臭かった(苦笑)。

20081207c
総会と連動して、今日は地元メンバーにるエクスカーションも実施。大荒れの先日とは打って変わって、快晴無風の青空の下、新雪の山肌をバックに北陸の天狗様がペアリングを見せる。

20081207d
第一線で活躍する調査員達は、各自その使用機材についてもオリジナリティに溢れる。その異形はまさにビックリドッキリ合体メカの様相だ(笑)。

EOS5D Mk2(EF28-300/3.5-5.6L IS)
GR DIGITAL

| | コメント (2)

2008年11月30日 (日)

大量!大猿子

20081130
月例調査で北部山域へ。

20081130b
今日はやや弱い冬型の天候。季節がさらに進めば、この辺りは毎日のように雪が降るようになりますが、今日はちょうど雪と晴れ間の狭間だったので、時折風花が舞う程度で済みました。ただ、尾根を吹き抜ける雪混じりの風は冷たく、気温0℃、体感気温は優に氷点下。黙って立っていても、自然と鼻水が垂れてきます(苦笑)。

20081130c
先日来たときはハギマシコの小群がいたのですが、今日はオオマシコの群れを確認。最初は数羽だと思っていたのが、その内出るは出るはで数えること50数羽。越冬地では普通は単独か多くても数羽なので、恐らく渡ってきたばかりの群れなのでしょう。それにしても、こんなに大群のオオマシコを見るのは初めてです。

20081130d
木に鈴なり。でもこれはほんの一部に過ぎず。あ、木にくっついている丸い物体は蜂の巣です。

20081130e
オオマシコの群れを形成していたのは主に若鳥と♀タイプ。真っ赤な成鳥♂も混じっていましたが、割合的には柿の種のピーナッツほど。そんな若鳥も、これから一冬ごとに少しずつ赤くなっていくことでしょう。

20081130f
オオマシコを観察する仲間のIさん、と言いたいところですが、スコープに導入しているのはこの辺りでは珍しいチョウゲンボウ。この少し前にカラ類が一斉に警戒音を発しながら逃げていったので、すぐ近くに来たのが判りました。調査では常に周囲の生きものの気配に、アンテナを張る必要があります。カラスが鳴いたり、小鳥たちが騒いだりと、野外ではさまざまサインが出ており、それらを見逃すことなく観察します。自然の些細なサインをいかに見付けることができるか、それが調査員の腕の見せ所でもあります。

EOS-1D Mk3(EF100-400/4.5-5.6L IS)
GR DIGITAL

| | コメント (0)

2008年11月 3日 (月)

晩秋の奥利根

初冠雪から二日で再び降雪に見舞われた上越国境。スコープで稜線を見上げると、足早にピークを目指す登山者の姿が目に入ります。そして北西の風が強く吹き下ろす周辺の谷は、すでに晩秋から初冬の気配が濃厚。彼の地ももうすぐアプローチ道路が冬季閉鎖されるため、今シーズンはこれが最後の山ごもりとなりました。

20081103

20081103b

20081103c

20081103d

20081103e

EOS50D(EF-S18-200/3.5-5.6 IS、EF100-400/4.5-5.6L IS)

| | コメント (2)

2008年10月19日 (日)

調査日和

今夏の月例調査はあまり天候に恵まれず、まともなデータが取れなかったのですが、今月は久々好天に当たって良好な一日となりました。すでに本格シーズンへと突入したこともあり、調査対象の動きも活発であったので、全ステーションでそれなりの結果が得られたのも助かりました。

20081019
昨日紅葉は今一つと書きましたが、全県下において良くないという話ではなく、あくまで昨日の玉原の状況を書いたに過ぎません。今日は終日北部山沿いの森を眺めていましたが、この辺りではカエデなど赤の色付きは良いようです。

20081019b
今日は昨日に比べてヘイズが多かったですね。かといって視界不良とまではいきませんが、遠景の斜面バックで逆光気味になると、対象をロストするケースが多くなりました。そんな厄介なヘイズも、夕景には一役買ってくれます。

EOS40D(EF-S18-200/3.5-5.6L IS)

| | コメント (0)

2008年10月14日 (火)

みちのく調査行

先週末からの連休を利用して、私の所属する研究グループの全国合同調査が行われました。例の如く詳細は割愛しますが、私のフィールドではちょっと考えられない調査対象の行動をかいま見ることができ、非常に有意義な3日間を過ごすことが出来ました。これまた例の如く何かと課題の多い調査結果なれど、みちのくの懐の奥深さを堪能させてもらい、尽力された関係者の方々には感謝の一言に尽きます。

20081014

20081014b

EOS40D(EF-S18-200/3.5-5.6IS)

それにしてもいつもながら思うのは、我が会の若手はみな目が良いなぁということ。遮光線の半逆光の中、6kmも離れた先を飛ぶ調査対象を見付けることの早いこと早いこと。そんな情報が飛び交う無線の波の中、中年親父はまったりと秋のみちのくの山並みを眺めて悦に入っていましたとさ(笑)。

| | コメント (0)

2008年9月15日 (月)

夏から秋へ

20080915
秋の走りの上越国境にもくもくと積乱雲が湧く。しかしそこに夏ほどの勢いはなく、稜線を吹き抜ける風にもろくも崩されてゆく。前日まで湖上を賑わしていたイワツバメも、秋の虫の声を合図に翌朝には1羽残らず姿を消した。残されたのは朝靄の立つ湖面を揺らしながらダイブするヤマセミと、親と同じ大きさに成長したオシドリの若鳥たち。サルたちが湖岸のブナを揺すりながら、夏から秋へ、奥利根の季節は移ろってゆく。

続きを読む "夏から秋へ"

| | コメント (0)

2008年7月27日 (日)

山は夏枯れ

我々が調査対象としている生きもののテリトリーは、とにかく広大の一言です。公私ともにもう何年も続けて観察しているわけですが、定点から終える範囲はその一部に過ぎず、まだ全ての行動範囲を追えているわけではありません。

特に夏季はその行動範囲を広げてしまうため、通称「夏枯れ」などと呼んでいますが、パッタリとその姿が途絶えることもしばしばです。決してテリトリーから出て行くことはないですが、しばらくその姿が見られないと、やはり寂しいものがあります。

20080727
GR DIGITAL

今日の午前中はそれなりに晴れていましたが、とにかく湿気が多くて視界もイマイチでした。それでもお昼近くに稜線上に入道雲が湧き、その上昇気流を待っていたかのように、雌が谷の上空を旋回してくれました。

| | コメント (0)

2008年7月21日 (月)

夏の奥利根

20080721
3連休を利用して夏の奥利根調査敢行。例の如く詳細を記すことをはばかられるのと、何より疲れたのでもう寝ます。以下、取りあえず写真だけ適当にアップ。

続きを読む "夏の奥利根"

| | コメント (0)

2008年6月 8日 (日)

ヒル下がりのジムグリ

20080608
そろそろ巣立ちの時期と言うこともあって、梅雨の走りに北部山域調査敢行。雨が降ると思っていたのに意外にも天気は持ち直し、午後には晴れ間も見え隠れしました。

20080608b
林道上の水たまりに大量のオタマジャクシ。林道と言っても車が通れなくなってから久しいので、轢かれる心配はありません。ヤマアカガエルではないかという声もありましたが、ちょっと遅めのヒキガエルの線も捨てがたく、でもオタマの状態だとやはり同定は難しいです。

20080608c
お昼頃に陽が差して気温が上がると、沢沿いの森はエゾハルゼミの大合唱に。昨日のは若い個体でしたが、これはもう成体ですね。

20080608d
林道脇で日向ぼっこをするジムグリ。大きさは小さめでしたが、幼蛇に見られる頭頂部のV字模様が消えているので、写真の個体は成蛇です。ジムグリは主にアカネズミなどの子供を食べているため、ネズミの繁殖期..一般的には春と秋..ではない梅雨の季節は絶食期に当たり、ほとんど何もせずに秋を待ちます。名前の由来はよく落ち葉や石の下に潜るからですが、写真の個体もレンズを向けるとそそくさと落ち葉の中へと姿を消しました。

EOS40D(EF100-400/4.5-5.6L IS)
GR DIGITAL

それにしても、この山域もすっかりヤマビルの生息マップの仲間入りを果たしたようで、山を下りてから各自チェックしたところ、Sさん5匹、Iさん2匹、それに私も2匹ほどに集られていました。幸い半強制献血の被害者はいませんでしたが、我々と時を同じくして下りてきた釣り人のグループも、皆で集られていたようで騒いでいましたね。ちなみにSさんにヒルが集中していたのは、林道歩行時に最後尾を歩いていたからでしょう。列をなして歩いた場合、後ろの人ほど被害が大きいのは、マダガスカルの熱帯降雨林で経験済みです。まあ何はともあれ、次回は木酢液でも用意した方が良さそうですね。

| | コメント (0)

2008年5月18日 (日)

ハチクマ春の渡り

20080518
月例調査で北部山域へ。下界ではもう単一の緑一色ですが、北部山域では様々な緑に彩られた新緑が良い感じになっています。今朝方、赤城高原ではホトトギスを、北部山域ではカッコウを初認しました。夏鳥の最終ランナーであるカッコウがやって来たことで、北毛にも初夏が訪れようとしています。

20080518b
そしてカッコウに続いて、同じく夏鳥であるハチクマの渡りも確認。サシバに遅れること約一ヶ月、お昼前後を中心に数羽が谷沿いに飛来、調査地点を次々と北上していきました。これで夏場に見られる猛禽類も、すべて出揃ったことになります。

EOS40D(EF100-400/4.5-5.6L IS)
iVIS HV30(TSN-774)

| | コメント (0)

2008年5月 5日 (月)

奥利根の遅い春

20080505
夏を思わせる汗ばむ陽気の中、春の奥利根調査敢行。下界のGWの喧噪を余所に、秘境奥利根の遅い春は静かに進行中。調査結果を書くことははばかられるが、酒が旨い3日間だったことは確かだ(笑)。

続きを読む "奥利根の遅い春"

| | コメント (5)

2008年4月27日 (日)

たろっぺと春のタカ渡り

20080427
今日は月例調査。昨日の冷たい雨も上がって、北部山域は晴れやかな一日でした。

20080427b
調査地点に隣接する伐採地で見掛けたカモシカ。見た感じ牡の成獣のようです。本来は彼らの侵入を阻止するために張り巡らされた防獣ネットですが、どこから入ったのか思いっきりその中に佇んでいます。またこいつも前回みたいに、ここから出られなくて大騒ぎするのかと心配です。

20080427c
と思ったけど、自分の置かれている状況は理解していないようで、我々を気にすることなく呑気に食事を始めました。しかしこんなシーンを組合の連中が見たら、さぞ怒るだろうなぁ。

20080427d
森の中に麦チョコが..って言うのは冗談ですが(笑)、これはカモシカの溜糞です。場所を考えると十中八九さっきの奴のに違いないですね。

20080427f
今日も谷筋に沿ってサシバが続々北上しました。ノスリも地元ペア以外の数羽、それにハヤブサも調査地点上空を旋回しながら北上していきました。最後は渡りではないですが、周辺一帯をテリトリーとするクマタカのペア(写真はその雌)が、調査地点上空で派手なディスプレイフライトを見せてくれました。タカ達も春ですね。

20080427g
フキノトウに続く春の山菜と言えばたろっぺ(タラの芽)。調査地点への道中、皆で買い物袋片手に藪に分け入り、思い思いに寄り道しつつ収穫。今宵は天ぷらにして塩振って、冷たいビールで頂きました(嬉)。

EOS40D(EF100-400/4.5-5.6L IS)
iVIS HV30(TSN-774)
GR DIGITAL

| | コメント (2)

2008年4月19日 (土)

冬眠穴と屋根裏ムサ

20080419
昨日の荒天の余波が残る中、この時期恒例、春の北部山域調査敢行。

20080419b
相変わらずアイピースのない愛機スワロ。ビデオを装着してモニター中。

20080419c
クマの冬眠穴、いや冬眠木。

20080419d
こちらは裏?から覗いたところ。もちろん今は留守。

20080419e
寒々しい景色の広がる北部の谷に、少しずつ春が近づく気配あり。

20080419g
されど天候急変。季節は再び冬へ向かう。

20080419f_2 
本日観察待機中に姿を見せたカワガラス。

20080419h
NA○SJのY山氏が来ていると聞きつけて、彼らのアジトを急襲。出迎えてくれたのは、屋根裏部屋に居候中のムササビ君。お腹の下にはかわいい子供の姿が。

EOS40D(EF100-400/4.5-5.6L IS)
GR DIGITAL
iVIS HV30(HD-3032PRO、STS65HD)

| | コメント (0)

2008年4月15日 (火)

春の踏査とEX3

足回りの調子が悪く修理に出していたジムニーが戻ってきたのと、積雪のため通行止め..雪が解けても崩落などをチェックするためしばらくは通行止めになっている..だった北部フィールド内の東側の林道が開いたので、早々に踏査に出掛けてきました。主たる目的は隣接ペアの探索と、その観察用の調査ステーションの発掘です。

20080415
林道脇の日当たりの悪い林縁部にはまだ雪が残っています。斜面から落ちてきて圧雪状態になっているので、GW辺りまで残りそうですね。

20080415b
北東斜面で日当たりの良くない林床にも残雪が。同じく圧雪状態でほとんど沈むことはないですが、油断していると時々ズボッといきます(笑)。

20080415c
本来の目的ではなかったですが、ちょっと遠回りして寄り道。稜線に近い尾根上の枯木、その丸い樹洞は数年前までフクロウが営巣に使っていたものです。このところ周囲で伐採が続いたせいか、最近は使われていません。もしかしたらと思って寄ってみましたが、今年もダメなようです。この辺りでもこのサイズの洞はなかなか見あたらないので、住宅事情を考えるとまた利用して欲しいものです。

20080415d
踏査では目的地までのアプローチに林業用の作業道を利用することがありますが、数年も使われずに放置された道は道の様相を呈して無く、ほとんどけものみちと同じです。カモシカやシカもよく利用するため、この季節はダニが多いのに閉口しますが、歩いているときの当面の難敵はこのノイバラのトゲ。法面の両側からムチのように伸びており、避けようとしてうっかり掴むとそれこそ痛い目に遭うので、革の手袋は必携です。肩から提げているカメラの類も、このトゲのせいで傷だらけです。

20080415e
日当たりの良い林道脇では、バッコヤナギが沢山の花を付けています。早いところでは、そろそろヤマザクラも咲き出す頃ですね。すぐ近くの梢では、朗々と歌うクロツグミの姿が見られました。

EOS40D(EF28-300/3.5-5.6L IS)
GR DIGITAL

話は変わって、現在ラスベガスで開催中のNAB2008で、噂のあったソニーXDCAM-EXの新型機が発表になりましたね。すでに発売されているPMW-EX1の上位モデルであるPMW-EX3です。

まずPMW-EX3の写真を見て驚いたのはそのスタイル。どっからどう見てもキヤノンのXL H1にそっくり。なりふり構わないというか、もともとキヤノン機など眼中にないというか(笑)。あのサイズでドッカブルにしようとすると、どうしてもあの形になるのでしょうかね。

業務用HDV機として昨年発売されたHVR-S270J/HVR-Z7Jから、ある程度その仕様は想像していましたが、やはりバヨネット交換式のマウントを装備し、アダプター経由とはいえ2/3インチの業務用レンズが使えるのは魅力的ですね。

それにXDCAM-EXの仕様なのか、最低被写体照度はこのクラスでは驚異的な0.14lx。ほぼ同条件のゲイン+18dBでXL H1が0.5ですから、いかにPMW-EX3が低照度に強いかが判りますね。

独立したビューファインダーも、3.5型1920(640×RGB)×480、92万画素という液晶メーカーならではの豪華さで、先日発表された新型にさえ未だ2.5型21万画素しか搭載できないキヤノンにも、この辺りは見習って欲しいものです。

すでにキヤノンのHDV機であるXL H1を使用しているので、HVR-S270J/HVR-Z7Jにはあまり興味は湧きませんが、HQモード 35Mbps(VBR)ならば1920×1080/60iのフルHD..HDVは1080i方式の場合で1440×1080を25Mbps..で記録できるPMW-EX3は大いに興味をそそられます。

問題はSxSメモリーカードなる特殊な記憶装置..ハードディスクユニットPHU-60Kを使うと取りあえず高価なカードからは解放されるらしい..と、未だ整っているとは言い難い編集環境、そして恐らくはその高価な価格..まだ未定だが間違いなく100万以上はすると想像..でしょうか。まあHDCAM並みの映像をこのクラスのポータブル機で撮影できるとあれば、値段など後から付いてくるものなのでしょうが、私のような田舎の貧乏カメラマンにはなかなか手を出しづらいです。

とにもかくにも、久々に道具として使ってみたいと思う製品であると同時に、ソニー厚木の底力を見た気がします。

| | コメント (2)

2008年4月13日 (日)

ビデオカメラでの観察

現在メインで使用しているフィールドスコープは、7年物のスワロSTS65HD。先月そのズームアイピースの引き出し式アイカップがロックできなくなってしまったので、輸入代理店に修理に出したところ、アイカップ以外にも問題が見つかった..それを直すのに特殊な工具が必要らしい..という理由で、そのまま本国送りにさせられてしまいました。つまり持ち主も行ったことのない、オーストリアに旅立ったわけですな(笑)。

スワロの光学製品はライカ同様に30年保証、所有者瑕疵による重修理でない限りは無償扱いになるので、ヨーロッパだろうが南米だろうがどこへ送られても構いませんが、アイピースのないフィールドスコープはただのガラス玉の詰まった筒なので、使い道がありません。と言うよりも、そもそも調査時の観察に大いに支障を来すので、知人に無期限貸し出し中のライカアポテレ77を急遽呼び戻し中です。

空を見上げることが調査の大半を占めますが、フィールドスコープが使えないという理由で出掛けないわけにはいかず、天気が良ければ撮影を兼ねて出撃します。そこで先日、以前より気になっていたコリメート+ビデオカメラによる観察を試みました。

20080413

手持ちのHV30をコリメートでアイピース代わりに接続、液晶モニターで観察してみました。そもそもキヤノン製品の液晶モニターは総じて解像度が低く、尚かつ晴天時の野外と言うこともあって視認性は今ひとつ、フィールドスコープが使えるなら率先してやってみようとは思いませんが、緊急避難的な使用にはまあまあ耐えうるのかなと言うのが最初の印象です。何より端からディティールを観察することなど期待していませんしね(笑)。

そして現場であれこれ弄っているうちに気が付いたのがデジタルズーム。今時の民生品のビデオカメラには、大抵デジタルズームの機能が付いていますが、光学エレメンツに依らずに電子的に映像を拡大・縮小するものなので、用途を問わず撮影では絶対に使うことはありません。

が、撮影ではなく観察だけの用途ならば、いつもなら60倍の光学ズームでも届かない距離の対象物も、デジタルズーム40倍..HV30では200倍!なんて言うのも選べますが、さすがにこれは無理がある..の強拡大で、辛うじて観察できることが判りました。例えば安全距離からの巣内の観察とかでは、それなりに威力を発揮しそうです。調査対象に対し、いかに必要以上な観察圧をかけずに調査を進めるかというのは、我々にとっては常に考えていかなければならない懸案事項ですので。

と言うことで、先にも書いたように緊急避難的に使う分にはそれなりにいけそうな感触なので、今後はコリメート+ビデオカメラによる観察も適時併用してみようと思います。

| | コメント (4)

2008年4月 6日 (日)

サシバの渡来と直立するカモシカ

20080406
今日は春の月例調査。調査地内の日当たりの良い南斜面には、雪解け水が集まって沢が出来ていました。終日風も弱く、まったりと暖かい一日でしたね。

20080406b
週初めに降った春のドカ雪はあらかた解け、未だに残っているのは冬に降って圧雪状態になった分です。さすがに我々が踏みしめると踏み抜いてしまいますが、カモシカの子供なら平気のようです。

20080406c
雪解け、そして日当たりの良い斜面とくればフキノトウ。これはやや開きすぎていますが、まあ何とかいけるでしょう(笑)。

20080406d
調査地の対岸の稜線には雪庇が出来ています。よく見れば崖下には氷柱まで下がっていますね。

20080406e
サシバは今シーズン初認です。西の空から姿を見せ、調査地の上空を数回旋回してから、東へと飛び去りました。これからまだ北上していくのでしょうか。ワシ屋というか猛禽好きの私にとって、サシバほど季節感を感じさせるタカはいないですね。黒色型の1羽だけでしたが、いよいよ春来たりなば..と言ったところです。

20080406f
何と二本足で直立するカモシカです。驚いたことに彼女はこのまま歩いて行きました..と言うのは冗談ですが(笑)、一体何をしているのかと言えば、調査地に隣接する柵に囲まれた伐採地から出ようと、柵に前足をかけているところです。入ったところから出れば良さそうなものですが、さすがにそこまでは頭が回らないようですね。結局出ることを諦めたようで、我々が引き上げるまで、終日斜面で寝そべって過ごしていました。ちなみに何故牝だと判るのかと言えば、それはお腹の張り具合で、明らかに子供がお腹にいる体型です。

EOS40D(EF100-400/4.5-5.6L IS)
iVIS HV30、GR DIGITAL

| | コメント (3)

2008年3月23日 (日)

植樹とタイヤ交換

昨日は月例調査で北部フィールドへ。先週妙な行動を見せていた調査対象ペアの動きを確認すべく、観察地点は最も視界の広いステーションに入りました。前回の仲間の報告通り、この時期にしては確かに不可解な行動を見ることができましたが、新たな知見を得ることが出来たのは成果と言えます。その他、風の具合が良かったのか、調査対象種以外にも数種の猛禽が飛んでくれ、なかなかに忙しい1日でした。

20080323
春の帰省中に群馬まで足を延ばして、久しぶりに調査に参加した標津のF君。夜はF君を囲んで温泉で懇親会。それにしても久しぶりに来たくせに、しっかり間近で調査対象を観察する辺りはさすがに気鋭の若手、運を持っているようです。でも花粉は少し辛そうでしたが(笑)。

20080323b
今朝も天気が良かったので、昨日のこともあって宿からそのまま調査ステーションに入りたかったのですが、庭木を植えるように家人から仰せつかっていたので仕方なく帰宅。取りあえず西日除けにイロハモミジ2本を植樹、その後は車のスタッドレスタイヤをノーマルに換装しました。

GR DIGITAL

| | コメント (0)

2008年3月16日 (日)

ツボ足

20080316
マンサクの咲く早春の渓流。ミソサザイが囀り、カワガラスが川面を忙しそうに行き交います。

20080316b
視線を感じて何気に見上げれば、頭上の岩場からカモシカが興味津々といった風情で、こちらをのぞき見ていました。

20080316c
今日は月例調査で北部山域へ入山。このところ連日気温が高かったので、先週に比べてかなり積雪も減りました。概ね日当たりの良い場所では長靴で十分に歩けますが、まだところによっては50cm以上のところもあります。山陰の林道では、まだガードレールの高さまで埋まっていました。

20080316d
スノーシューは用意していましたが、この時期は使うか否か相当悩みます。もちろん新雪の積もった状況なら悩むに及びませんが、機材を20kg近く背負っている身としては、なるべく他の荷物は持ちたくありません。案の定、同行のIさんはところどころスノーシューを外して歩いていました。

20080316e
がしかし。北向きの登り斜面になった途端、スノーシューを置いてきた私は思いっきりツボ足状態に。気温が高いことも手伝って、息も上がって、あっと言う間に汗だくになってしまいました。調査地点までの全行程中、残りわずか500m足らずを登るに、いやもう必死の状態でした(苦笑)。

GR DIGITAL、HV10

| | コメント (4)

2008年2月10日 (日)

続・大雪の後

20080210
昨晩の降雪はこの冬一番の30cm。朝起きて久しぶりに家の周りを除雪しましたが、日中は思いの外気温が高く融雪も早く進んだので、わざわざ雪かきする必要はなかったようです。夕方戻ってきたら、庭に雪だるまとかまくらが作ってありました。

20080210b
朝早くからシジュウカラがピーピーうるさいので、餌台も除雪して餌を補充しました。屋根があっても意味ないじゃんと思うなかれ、屋根はカラス&キジバト除け..屋根が邪魔してやつらは餌台に留まれないのだ..の意味合いの方が強いのです。

20080210c
とうとうやって来ました北海道!..と言うのはウソで(笑)、赤城高原の広域農道をかっ飛ばしているところです。あ、くれぐれも雪道に不慣れな方は真似してはいけません。ゆっくり安全運転で走りましょう。

20080210d
今日は月例調査で北部フィールドへ。私は単独行動で谷へ侵入、行けるところまで車を乗り入れました。取り敢えずこの程度の雪は何のそのですが、林道奥の北向きの登りは雪が深く、そこで車を乗り捨て最後は徒歩でアプローチです。そう言えば林道を走行中、突然雪煙を上げながら目の前に飛び出してきたノウサギを、危うく轢きそうになりました(汗)。

20080210e
現場にはすでに先客が来て立ち去った形跡あり。足跡はこの辺りでよく見掛ける顔馴染みのカモシカのもののようです。

20080210f
目的は短時間の状況確認だけなので、荷物はフィールドスコープと食料を入れた小型デイパックのみ。テルモスのコーヒーを呑みつつ日陰の寒さに震えながらも、観察待機中はルリビタキの雌に遊んでもらいました。

20080210g
今は調査対象種にとって非常にデリケートな時期なので、オープンな場所に長時間陣取ることは避けています。よって観察場所は杉林の中。生きものの姿も少なく忌み嫌われる人工林ではありますが、こんな時は天然のブラインド代わり..針葉樹は冬でも葉が落ちないので空から見通しが利かない..になって便利です。しかし、時折谷を吹き抜けていく風の影響で雪が舞い落ちてくるのには閉口。一度はドサドサと雪の固まりが落ちてきて、うっかりフードを被ってなかったので背中まで雪が入ってしまい、しばらく冷たくて仕方なかったです。

20080210h
私が管理人のBigDipperです。いつもこのような辺鄙なブログをご覧頂きありがとうございます。え?写真が小さすぎるって?う~ん、あまり大っぴらに見てもらうようなものでもないので、ま、こんなもんでしょ(笑)。

Caplio R6

| | コメント (5)

2008年1月20日 (日)

心は熱く、身は寒く

今日は月例調査でいつもの北部山域に入りましたが、ここ数日続いた寒さに山も川もすっかり凍り付き、調査中は足下から上がってくる冷気との闘いでした。それでも午後一、営巣崖に近づいたハイタカのペアを、猛然果敢にそして軽やかな身のこなしで追い払うワシのアクロバティックな飛翔に、若干体温が上がるのを感じました(笑)。

20080120

20080120b

20080120c

20080120d

GR DIGITAL

昨夜は調査仲間との新年会で山泊まり。今年は新規開拓した宿に代えてみましたが、風呂は元湯なので源泉掛け流しの温泉、食事も旨いもつ鍋をこれまた旨い酒でいただき、深夜まで酔っぱらってウィ~。

| | コメント (2)

2008年1月15日 (火)

ガンカモ調査

午前中はガンカモ調査。担当している調査地は、毎年同じ薗原と平出の両ダム湖。

20080115
ここ数日朝は結構冷え込んでいるので、先週までは凍結していなかった薗原湖も、一部うっすらと氷が張っていました。この冬はオシドリが結構入っており、先週は100羽近くいましたが、今日は半分くらいしか数えられませんでした。大抵オシドリは対岸の岸に上がっていることが多いので、陽が当たらない場所では見つけるのに苦労します。

20080115b
平出ダムは片品川が狭まった峡谷のような地形に挟まれているため、近づくことが容易でなく湖面を覗くのに苦労します。しかも陽が当たらない上に常時流れがあるため、カモ類が羽を休めるには不適です。今日もカワウが3羽逃げていくところを見ただけでした。

20080115c
平出ダムは水量が少ないせいで、上流部の川岸が一部露出していました。何気に双眼鏡で覗いてみると、その岸近くにイカルチドリを発見。特別珍しい鳥ではないですが、普段は意識していないとなかなか見つけられない種類なので、昼食がてら一旦引き上げてから、ビデオカメラを抱えて再度片品川へ降りました。イカルチドリは昼前とさほど位置を変えておらずすぐ見つかりましたが、好都合なことに3羽に増えており、陽が陰るまでチドリ特有の採餌行動をハイビジョンで撮らせてもらいました。

GR DIGITAL

| | コメント (0)

2007年12月 9日 (日)

そろそろ冬ごもり

20071209
この冬何度目かの雪が降り、森の中にも積雪が見られます。寒さの増していく中、クマも冬ごもりの算段をしつつ、未だ森の中を彷徨っているようです。暖かい春を夢見て過ごせる、おあつらい向きの木の洞でもあれば、すぐにも駆け込んでうたた寝を始めることでしょう。

20071209b
見つけた足跡のサイズは約15cmといったところ。写真は後ろ足で、恐らく体重80kg前後の雄の成獣と思われます。ちなみに私の長靴のサイズは28cm。

20071209c
標高1200m付近に広がるこの森は、ミズナラやコナラ、それにクリやシナノキなどからなる落葉広葉樹林。樹冠を見上げれば、クリの木にクマ棚が沢山できていました。

20071209d
つい最近付いたと思われる爪痕。

20071209e
こちらはまさに今朝したばかりの糞。恐らく足跡の主でしょう。

20071209f
クマの痕跡ではないですが、これはシカが角を研いだ跡。

20071209g
森の中を踏査しつつ、クマの痕跡をGPSに落としていきます。不意に無線機がコールされ、慌てて向かいの稜線上に双眼鏡を向けると、調査対象種の幼鳥が旋回しながら高度を上げているところでした。そうそう、今日はクマの調査ではなくワシの調査でしたね(笑)。

GR DIGITAL

この週末は忘年会を兼ねての月例調査でした。常宿に久しぶりにフルメンバーが集まって、ワシ談義に花を咲かせつつ飲んだくれてウィ~。

| | コメント (3)

2007年12月 2日 (日)

北部山域は冬晴れ

仲間のIさんともう一つの北部山域ペアの様子を見に入山しました。この谷は南向きで日当たりが良く、粗方の雪は解けてしまっていましたが、日陰になる流れ込みの谷筋には、先々週の大雪の影響が少なからず残っていました。年明けに再度入山予定ですが、その頃には間違いなくスノーシューが必要になります。

20071202

20071202b

20071202c

GR DIGITAL

このエリアは我々以外にも調査や観察の目が複数入っているので、あえて我々が力を入れずとも保護されていく方向にあります。それ故に我々は他のエリアに力を注ぐことができるわけですが、そうは言ってもそこはそれ、地元である我々が最低でもシーズン毎には見ておく必要はあります。いつ何時に個体消失やペア入れ替わりなどが起こるとも限りませんので。

| | コメント (0)

2007年11月26日 (月)

信州でアレ探し

長野の友人より、某所で「アレ」を見たので確認に来て欲しいと、調査の応援要請があったので、種同定の手伝いに出掛けてきました。アレとはまあつまりアレのことなんですが(笑)、友人はどちらかと言えば四つ足が専門なので、羽の生えているアレを見つけると、取りも直さず私に連絡してくるのです。

一応、二日間の調査日程を組んで出掛けたのですが、あっさりとお昼にはお目当てのアレが出現してくれ、その瞬間に種が同定されました。今日のプレ調査は今後の本調査を占うためのものだったので、取りあえず今日1日で引き上げてきましたが、この冬は友人も本業の調査で忙しいとのことで、雪解けを待ってもう少し本格的に調査することになりそうです。

今晩は友人宅に泊まって、一杯やりながらお互いに今年撮影したビデオ..友人は無人撮影装置で色々面白い映像を撮っている..を見せ合う算段だったのが、彼が急に仕事の関係で呼び出しを食らってしまったので、残念ながらそれはまた次回ということに。

20071126
北アルプスに浮かぶ夜明けの月。今日は終日暖かかったですね。
EOS40D(EF28-300/3.5-5.6L IS)

| | コメント (0)

2007年11月25日 (日)

個体識別情報

今日は月例調査で北部山域へ入りましたが、フィールドには数日前まで続いた降雪の影響が少し残っていました。今のところアプローチ林道はまだ長靴で歩行可能ですが、今シーズンは来月中にもスノーシューの出番がありそうな気配です。

20071125

20071125b

20071125c

Caplio R6

今日の山ワシは親子3羽が別々に姿を見せ、ほとんど同じ距離・同じ高度・同じ角度を飛ぶので、まるで羽の見本映像を撮ってくれと言わんばかりの行動でした。個体毎の羽の欠損情報..換羽や何らかの要因で折れている状態を指す..は、そのシーズン中に正確な個体識別を行うための重要な情報になります。個体差はありますが、繁殖期を経過するとかなり羽の状態は変化してしまうので、最低でも年2回は個体毎の映像を記録しておく必要があります。そう言う意味で、同じ日に同じ光線状態での羽の情報を残しておけるのは、個人的にも調査記録としても非常に助かるというわけです。

| | コメント (0)

2007年11月11日 (日)

雨の月例調査

月例調査で北部山域へ。今日は朝から冷たい雨が降るあいにくの空模様でしたが、委託業務である以上、天気が悪いから調査を休むなどと言うことはありません。

20071111

20071111b

ただ、こんな日はガスが巻いて視界不良となって定点調査にはむかないため、以前から気になっていた新たな調査ポイントへ仲間を案内して回りました。今後継続して調査するためにも、無線の波の飛び具合を確認することも目的の一つです。

GR DIGITAL

| | コメント (0)

2007年10月21日 (日)

カモシカの頭骨

月例調査で北部山域へ。今日は調査地内の谷筋を詰め、調査対象がよく利用する尾根筋付近を踏査しました。

20071021
朝方は雲に覆われていた森林限界付近ですが、徐々に雲が上がりはじめると、木々に霧氷が付着しているのが見えました。やがて初冠雪を迎え、木々が葉を落とすようになると、根雪になって白く覆われるのもすぐです。
EOS40D EF28-300/3.5-5.6L IS 235mm
ISO200~640 高輝度側・階調優先
DPP3.1 Picture Style「風景」

20071021b
1300m付近の尾根を歩く。ホオノキはだいぶ黄色くなってますが、ミズナラやブナの色付きはまだこれからといったところ。

20071021c
ここがベアカントリーであることを物語るブナの幹。ほぼ等間隔に爪痕が付いており、リズミカルに登っていった様子がうかがえます。

20071021d
同行のIさんがやたらと遅れるのでおかしいと思っていたら、やはり山栗なんぞ拾ってました(笑)。昨日も書きましたが、今年もこの辺りの栗は豊作です。一粒もらって剥いて食べてみましたが、山栗は小粒ながら甘くて旨いですね。

20071021e
飽くなきIさんの食欲は不滅で、山栗の他にトチの実も拾ってました。後で灰汁を抜いて、トチ餅を作るんだとか。いやはや何とも物好きなことで(笑)。

20071021f
かく言う私の本日の獲物はこれ。沢を詰めているときに見つけたカモシカの頭骨です。大きさからしてまだ成獣ではない感じですね。残念ながら下顎は見つかりませんでしたが、カモシカの頭骨はコレクションになかったので、これはこれで満足です(嬉)。

GR DIGITAL(以上データ共通)

| | コメント (2)

2007年10月 8日 (月)

合同調査

この3連休を利用して、私の所属する研究グループの全国合同調査が行われました。調査地は、各地区の都合や調査対象となる猛禽類の状況によって決まりますが、今年は我が群馬県内の某所が選ばれました。

調査の主旨から詳細は割愛しますが、天候にも恵まれ、合同調査委員や群馬メンバーの尽力により、3日間無事に完遂することができました。

調査終了後、毎夜宿では協力いただいた地元の自然保護グループとも情報交換を行い、夜は久しぶりに集まった全国の仲間と酒を酌み交わし、相好を崩しました。

20071008

20071008b

20071008c

Caplio R6

東西25km、南北12kmの広範囲から、約百個の精鋭眼によって得られた貴重なデータを、地元の我々としては有効に活用していかなければなりません。貴重な時間を割いて集まってくれた全国のメンバーに感謝です。

| | コメント (2)

2007年9月17日 (月)

下見

今日は、私の所属する研究グループがこの秋に行う、全国合同調査に向けた調査地点の下見を行いました。以前に我々が策定した調査地点案に、調査を仕切る若い気鋭の委員お二人を案内して歩きました。一応、調査仲間のIさんとOさんの的確なガイドで下見は順調に終えましたが、後は当日成果が出ることを期待したいところです。もちろん年に一度しか会うことのない、志を同じくした全国の仲間との交流も楽しみですね。

20070917

20070917b

20070917c

20070917d

20070917e

20070917f

Caplio R6

| | コメント (0)

2007年9月16日 (日)

残暑の月例調査

20070916
もうすぐ彼岸だというのに、この暑さは何なんでしょうね。空の青さや雲の様子、コスモスにススキが風に揺れる様は、視覚的には秋を感じさせるものですが、照りつける日射しにミンミンゼミの鳴き声は、まだまだ夏そのものです。今日は先月同様、傘で自前の日陰を用意しての調査となりました。

20070916b
撮ったときはツユムシかと思いましたが、帰ってから調べてみるとアシグロツユムシという別種のようです。そう言えば、キリギリスの仲間は脚に耳がある..バッタは胸にある..と聞いたことがありますが、確かに前脚の関節付近にそれらしい穴がありますね。

Caplio R6

| | コメント (2)

2007年8月26日 (日)

夏の奥利根

20070826
8月最後の週末、例の如く関係機関の協力の下、奥利根エリアの夏の調査を行ってきました。春の調査の時に確認できなかった、対象ペアの繁殖確認と別ペアの存在確認について、非常に有意義な成果を得ることができました。とにかく二日間とも酷暑との闘いでしたが、懇親会の冷えたビールのために皆我慢と辛抱で耐え抜きました(笑)。

続きを読む "夏の奥利根"

| | コメント (0)

2007年8月12日 (日)

猛暑の月例調査

昨日は猛烈に暑かったですね。東毛の館林では38℃超を記録、つられて我が赤城高原も32℃まで気温が上がりました。そしても今日も朝からミンミンゼミが鳴き出す始末で、何もこんな暑い日に野外で調査なんて..などとぼやく家人をよそに、6月に巣立った調査対象の幼鳥の様子をしっかり追いかけておく必要があります。私は周に何回かは様子を見に来ているので必要十分なのですが、他のメンバーは月に一回ですので、暑さもそっちのけで皆熱が入ります。件の幼鳥はここ一週間ほど姿を見掛けなかったのですが、今日は鳴きながら親の後を追いかけ、西に東に北にと元気に飛び回っていました。

20070812
今日の調査地点は午後までは思いっきり日向。Mさんは車のテールゲートを跳ね上げて日陰を作って涼しい顔していますが、私のジムニーのリアは横開きなので役に立たず。仕方ないので傘をかざしてお昼までやり過ごしました。厳冬期の寒さもさることながら、夏場の暑さは逃げ場がないので難儀しますな。

調査で待機中に手持ちぶさたになると、周辺の観察をして間を持たせています。特に今の季節は昆虫など小動物が目につくので、取りあえず手当たり次第に撮影・記録しています。

20070812b
まずはアキアカネ。これはR6の最望遠側で撮影。

20070812c
今度は同じアキアカネをR6の最広角側で撮影。望遠で背景をぼかすのか、それとも広角で周囲の状況まで写し込むのか。好みの問題はさておき、35mm換算で28mm~200mmの高倍率ズームを装備したR6はなかなか便利ですね。ちなみに被写体に接近できるならば、広角側のほうが撮影倍率は高いようです。

20070812d
私は蝶は詳しくないのですが、メンバーのIさんによればミスジチョウの仲間(コミスジ?)ではないかとのこと。

20070812e
MさんのTSN-884にやって来たゴマダラカミキリ。子供の頃よく捕まえて標本にした記憶がありますが、今や害虫というレッテルのほうが有名ですね。

Caplio R6(データ共通)


調査中に背後の杉林で鳴いていたミンミンゼミ。調査地内では普通に鳴いていますが、不思議と我が家の近所ではほとんど耳にしません。
MP3 128kbps/48KHz

| | コメント (5)

2007年7月27日 (金)

真夏の5秒

今日は早朝より北部県境の谷へ単独調査に入りました。朝早く出掛けたのは、調査の前に「ある動物」を撮影するためですが、そっちは残念ながら目的を達することはできませんでした。また次の機会を狙うことにしましょう。

20070727
日が昇ってからは、ビデオカメラをスチル用の望遠レンズに変えてひたすら空を眺める時間の始まりです。それでも朝のうちはまあまあ日射しに耐えていたのですが、10時頃からは日向に立っているのが厳しくなってきたため、川の中に裸足で三脚ごと浸かって待機する..飲み物や果物を冷やすことはよくやりますが..ことを思いつきました。そしてこれが実に快適で(笑)、1時間置きに川の上流と下流を行ったり来たりしているカワガラスを撮りつつ過ごしました。
EOS-1D MarkIII EF28-300/3.5-5.6L IS 28mm
ISO100 DPP3.0 Picture Style「風景」

で、肝心の調査対象はどうなったかというと、6時間粘って出現確認はわずかに5秒。その昔、「真夏の一秒」とかいう流行歌がありましたが、それならぬまさに「真夏の5秒」が今日の盛夏..いや成果です。ま、今日に始まったことではないですがね(苦笑)。

20070727b
私が現着する少し前に、アナグマが一頭のんびりと通り過ぎていったようです。彼らの足跡の特徴である長い爪が、ハッキリと5本付いていますね。また、同じ側の前足と後ろ足が重なるのも特徴の一つです。
GR DIGITAL F2.4 ISO200

20070727c
先月来たときは長靴を忘れてしまいうっかりヒルに献血してしまいましたが、本日は対策に抜かりありません。写真に写っているヤツを含め、道中都合4匹を撃破しましたが、油断して1匹は太股までの進入を許してしまいました。一応ビデオにも収めておきましたが、果たしてヤマビルの写っている尺が日の芽を見ることがあるかどうか(苦笑)。
GR DIGITAL F2.4 ISO154

| | コメント (2)

2007年7月12日 (木)

巣立ち後の経過は順調

20070712
昨日の予想に反して午前中は一時的に天候が回復。6月に巣立った幼鳥の様子を見にすかさず北部山域へ出撃です。巣立ち後は一週間に一度は様子を見に来ており、今日現在では取りあえず元気な姿を観察できています。巣立ち直後は巣のある谷をなかなか出ようとはしませんでしたが、その後だいぶ行動圏が広がったようで、成鳥さながらの飛翔型で南へ東へと自在に飛び回っていました。
GR DIGITAL F3.5 ISO64

20070712b
小一時間ほど姿を見失ったので双眼鏡で視界の範囲をくまなく探すと、1kmほど離れた岩の上で休んでいるところを発見。親を探しているのかしきりに鳴いています。曇天で尚かつややガスのかかる悪条件ですが、禁断のテレコン2段重ねで一応証拠写真を押さえておきます。
Canon XL H1 + EF500/4L IS + EF2xII + EF1.4xII

20070712c
こちらは最近お気に入りの枯れ木から、親を見つけて飛び立ったところ。
Canon XL H1 + EF500/4L IS + EF1.4xII

| | コメント (0)

2007年7月 8日 (日)

調査会議

20070708_1
週末は泊まりで会議。今秋予定している全国合同調査に向け、その準備ステップとして調査ステーションの選定を行いました。上越国境の山々を知り尽くした老練なメンバーによって、テキパキとエリアの選定が行われていきます。若輩者はただ酒を飲みつつ見守るだけ(笑)。

20070708b_1
常宿にしている片品のペンションにて、怪しい両刀使いの親父たちの夜は更けていく..

20070708c_1
でもって本日は北部山域の月例調査なり。写真は担当調査stにてSさんが見つけたムササビの痕跡。どうやら5mほど離れた木から滑空してきてここに取り付いているようです。

今日の記事は携帯電話(FOMA SO902i)の画像です。

| | コメント (0)

2007年6月24日 (日)

北部山沿いは雨時々ヒル

20070624
昼まで天気が持つかどうかという状況でしたが、フィールド以外の他のペアの繁殖状況が気になっていたので、北部山沿いに仲間と調査に入りました。取りあえず調査対象種を確認できなかったので、結果に関しては何とも言えない状況です。雨に関しては予想通り引き上げ直前になって落ちてきましたが、荷造りしながら気配に振り返ると、谷の上空をトビがフラフラ飛んでくるのが見えました。朝一で谷の上流に向かって飛んでいった個体が、折り返して戻ってきたようです。
EF28-300/3.5-5.6L IS 300mm

20070624b
ここは普段は涸沢なのですが、一昨日までに降った雨の影響で滝になっています。耳を澄ますと、上流から「ヒキョロロロー」という鳴き声が聞こえてきました。どうやら今年も水恋鳥が帰ってきたようです。
EF28-300/3.5-5.6L IS 65mm

EOS-1D MarkIII ISO200(C.FnII-3)
DPP3.0 Picture Style「忠実設定」
(以上データ共通)

水恋鳥は良いのですが、帰ってきて靴下を脱いでビックリ、左足から点々と血が流れているではないですか。どこかで脚をぶつけたっけ?と思いつつも記憶になく、これはもしやと脱いだ靴下を裏返したところ、どす黒い固まりが転がり落ちてきました。手に取ってみるまでもなく、それがヤマビルであることはすぐに判りました。と同時にもしかしてと玄関先の山靴の周囲を見回すと、まだ血を吸ってないヤマビル一匹が尺取り虫のようにうごめいているのが見つかりました。カメラを取りに行っている間に、どちらのヤマビルも家人に踏みつぶされ外に放り出されてしまったので、残念ながら写真は撮れませんでしたが(笑)。

県内でヤマビルがいる地域は割と限られていて、そういう場所に分け入るときは長靴を履いていくのですが、今日は長靴を別の車に積みっぱなしで忘れてしまいまいました。にしてもこのエリアでヤマビルにたかられたのは初めてなので、何か媒介する動物..分布を広げているのはシカが多い..でも増えてきたのでしょうか。ちなみに前回ヒルに血を吸われたのは、はるか南のマダガスカルの熱帯降雨林でした。あの時のヒルは日本のヤマビルの数倍の大きさでしたが、今思い出しても鳥肌が立ちますね(苦笑)。

| | コメント (0)

2007年6月17日 (日)

ショウキラン

20070617
魔除けの神様である鍾馗に似ていることから、漢字で「鍾馗蘭」と書いてショウキラン。葉緑素を持たない腐性植物で、日本固有種ですが地域によっては絶滅危惧種にも指定されています。私自身これを見るのは初めてで、踏査中に偶然見付けたのですが、これだけまとまって生えているのは珍しいそうです。同じような種にギンリョウソウがあります。
GR DIGITAL F2.4 ISO104

20070617b
踏査中に位置確認のためGPSを操作するIさん。今日は月例調査でしたが、我々の調査対象種が今朝無事に巣立ちました。私個人としては、厳冬期に抱卵に入ってから足掛け5ヶ月にわたる山行調査に、取り敢えず一息付けることになります。明日からしばらくは早起きから開放されるので、朝はゆっくり寝ていたいですね(嬉)。
Canon HV10 + HD-3032PRO

| | コメント (0)

2007年5月20日 (日)

寒気

今日は北部山域で月例調査。諸般の事情で一人先に現場に入り、ブラインドを張って待機したのですが、明け方から冷たい雨が降ったり止んだりで、日中は終日風が強く吹くという荒天模様でした。気圧の谷の通過で寒気が流れ込んだようで、ブラインドに隠っていなければ凍えそうに寒かったです。

20070520
調査ステーションへの直登ポイント。仰角で撮っているので角度を感じませんが、実際は45度近くある急斜面です。いつもならここを大量に汗をかきながら登っていくのですが、今日は春先のような陽気だったため、さほど汗をかかずに済みました。
Canon HV10 + HD-3032PRO

20070520b
ヤマツツジの開花も今ひとつパッとしません。つぼみはいくつも見かけるのですが、ここ数日の気温の低さのせいか、咲くのをためらっているように思えますね。
GR DIGITAL F3.2 ISO64

| | コメント (0)

2007年5月 6日 (日)

春の奥利根

GW連休後半を利用して、奥利根エリアの春の調査を行ってきました。今回は対象ペアの繁殖確認と、可能な限り別ペアの存在を確認することです。今回の調査も関係機関の協力の下、無事に全日程を終了することができましたが、調査期間中は好天に恵まれ、連日対象ペアの行動を観察することができました。例の如く夜は美味い飯と酒にもありつき、都会の喧噪から遠く離れた山奥で、深い自然談義に盛り上がりました。

20070506
この時期にしては異常に水位が低い奥利根湖。写真でも判るとおり、すでに今夏の水不足が懸念されているわけですが、満水だった昨秋と比べても水位が低いことが判りますね。矢○沢ダム自体は雪解け水で十分に満水にすることができるそうですが、それを上回る量の放流を行っているので、水位が低いのは仕方ないようです。もっともそのお陰で調査ステーションの確保が容易だったわけですが。

続きを読む "春の奥利根"

| | コメント (0)

2007年4月22日 (日)

春の月例調査 Vol.2

繁殖期の月例調査は月2回行われます。今日はメンバーが多数参加したので、久々に多点で行われました。

20070422
調査対象のホームレンジ内にある谷を見渡す林道にて調査中の図。私のジムニーの荷台にはテーブル代わりにもなる棚を据え付けてあり、椅子を出してフィールドスコープを立てれば、そのまま移動調査オフィス..と言うほどのものではないが..となります。家で落としてきたテルモスのコーヒーを飲みつつ、終日好きなワシを眺めていられるのは堪えられないですね(笑)。
GR DIGITAL F4 ISO64

私の今日の役割は別働隊でして、新たな調査ステーションの開拓を担当しました。と言っても普段から個人的に活動しつつ、新規ステーションの発掘は常時行っているので、月例調査では主に無線の波の飛び具合をチェックします。どんなに好ポイントであっても、無線が届かないと周囲の事態が把握できずに孤立してしまい、観察そのものの効率が悪いのです。

20070422b
調査対象のテリトリーの核心部と言うべき谷。今日は調査対象の他、ク○タカも頻繁に姿を見せました。午後はどんより雨雲がたれ込めてきましたが、何とかギリギリ保ってくれたので助かりましたね。
EOS30D EF28-300/3.5-5.6L IS 70mm
ISO100 Picture Style「スタンダード」

| | コメント (0)

2007年4月15日 (日)

続・2年連続への期待

20070415
今日は仲間で北部県境の谷へ入り、多点に分かれて調査を行いました。何が2年連続なのかというのはこちらをどうぞ。
GR DIGITAL F4.5 ISO64

20070415b
この冬の積雪が少なかったことを実感する眺めです。南向きの斜面とは言え、4月の時点でここまで地肌が露出しているのは近年では珍しいことです。双眼鏡を覗くまでもなく、稜線の雪庇の規模の小ささが判りますね。
EOS30D EF28-300/3.5-5.6L IS 85mm
ISO100 DPP3.0 Picture Style「風景」

20070415c
さすがに北部県境の谷です。ダンコウバイがまだつぼみでした。
GR DIGITAL F4.5 ISO64

20070415d
日当たりの良い渓流沿いの斜面で、小さな赤い花を付けているのはフサザクラです。
EOS30D EF28-300/3.5-5.6L IS 270mm
ISO100 DPP3.0 Picture Style「風景」

20070415e
タチツボスミレでしょうか、木立の林床にひっそりと咲いていました。
GR DIGITAL F2.4 ISO64

20070415f
蝶に詳しいIさんが見つけたクジャクチョウヒオドシチョウの仲間。ヒオドシチョウはクジャクチョウなどと同様に成虫のまま越冬するのだそうで、この時期はあまり美しくないのだとか。確かに夏場に見かけるのとは随分イメージが違いますね。
EOS30D EF28-300/3.5-5.6L IS 235mm
ISO100 DPP3.0 Picture Style「風景」

20070415g
林道の入り口に落石注意の看板が立っていましたが、こりゃ確かに注意しなくては(苦笑)。
GR DIGITAL F5 ISO64

肝心の調査結果ですが、今日の段階ではとりあえずまだ含みを残した状態と言えます。来週にIさんが関係プロジェクトチームとともに、再度入山する予定なので、またその結果を待ちたいと思います。秋には我々の全国合同調査が行われる予定なので、何とか今年も繁殖に成功してほしいですね。

| | コメント (2)

2007年4月 8日 (日)

春の月例調査

今日は月例調査で北部山域へ。天気は下り坂ということでしたが、夕方の調査終了まで良い天気に恵まれました。

20070408
今日の担当調査ステーションは久々の尾根ポイント。林野庁の協力の下、我々が県と共同で行っている狩場創生事業のモニタリングエリアを見渡せる調査ステーションです。コガラやゴジュウカラが盛んに囀り、ハ○タカがディスプレイ飛行をするなど春の息吹がそこここに感じられますが、景色はまだまだ冬枯れです。
GR DIGITAL F4 ISO64

20070408b
尾根伝いに歩いていると、栗の木の下にイガが散乱しているのを発見。もちろん中身は空です。何れも器用に割ってあるところを見ると、サルの仕業のようですね。
GR DIGITAL F3.5 ISO64

20070408c
近くの渓流沿いにて、サルが無心でヤナギの花芽を食べていました。写真をよく見ると判りますが、この個体は発信器を首に巻いています。この辺りのサルに発信器を装着したという話は聞いてないので、どこで付けられたのか後で調べてみる必要がありますね。
EOS30D EF28-300/3.5-5.6L IS 300mm
ISO100 DPP3.0 Picture Style「忠実設定」

20070408d
以前にも仲間の調査用機材など紹介していますが、これが私の普段の調査用機材。双眼鏡(スワロフスキーEL10x42WB)の他、スチルカメラ用の超望遠レンズを装着したハイビジョンビデオカメラ(Canon XL H1 + EF400/5.6L)に、フィールドスコープ(スワロフスキーSTS65HD)を同時運用しています。当然ビデオもフィールドスコープも、対象が同一視野に導入されるように調節してあります。
GR DIGITAL F3.5 ISO64

サルの他に今日は尾根の裏側でカモシカの成獣を、そして対岸の谷筋をのんびり移動するクマを観察しました。クマはかなり距離があったので最初はまったく気が付かなかったのですが、谷筋の残雪上を歩いているのを偶然見つけた次第です。サルがヤナギの花芽を食べ、クマが残雪の上を歩く。しみじみ山も春ですね。

| | コメント (0)

2007年3月25日 (日)

コーワ TSN-884

今日は北部山域の月例調査。昨晩から降り出した雨はお昼には止み、午後から吹き出した北風に乗って調査対象が姿を見せました。もうそろそろ「アレ」の筈なのですが、今日の午後の時点ではまだ未確認です。さて明日こそは..

20070325
昨秋コーワが発売した新型プロミナーを仲間が手に入れたので、早々に覗かせてもらいました。型番はTSN-884ということで、シリーズ中のフラッグシップモデルになります。
GR DIGITAL F3.5 ISO64

対物レンズの有効径は88mm..私のスワロフスキーのSTS65は65mmなのでその差は歴然..と、いわゆる大口径フィールドスコープの部類になりますが、全長はスワロのSTS65クラスと同程度に抑えられていて、思いの外その大きさを感じさせません。対物レンズ側からのぞき込むとまさにガラスの塊といった感じで、重さは大口径フィールドスコープらしく1.5kgを少々越えています。

雨上がりでガスが出て、視界があまり良くない山の稜線付近や対岸の斜面を眺めてみましたが、フローライトレンズ(蛍石)を使用した88mmの威力は絶大で、クリアでキレの良い視界を得ることができ、まさに評判通りの性能です。STS65と交互に覗き較べてみると、解像感こそ両者互角ですが、大口径故の明るさからくるキレの良さは、TSN-884の方に若干分があるようです。

前述の通り全長を抑えてあるためか、1.5kgという重さほどは取り回しも悪くなく、雲台に乗せた状態でやや前側に加重させるだけで前後のバランスをとることができます。少ないトルクで回せるピント調整ノブと相まって、操作感はSTS65に匹敵するものがありますね。マグネシウム合金のボディは完全防水で、ピント調節も微動と粗動の両方で行え、専用のケース..これは悪くないですが一部に再考の余地あり..を装着した状態で三脚に固定できるなど、従来の国産メーカーの貧弱な商品開発思想からはほぼ脱却しているようです。言い換えれば、よく海外のメーカーを研究したとも言えるでしょうね。

私たちのような野外で野生動物を観察するものにとって、双眼鏡やフィールドスコープは非常に重要な道具になります。陽炎が揺らめく数キロ先の稜線上を飛ぶワシやタカ、早朝や夕方の光量の少ない時間帯に森や谷筋を移動するクマやシカなど、肉眼ではまず追跡不能な調査対象の観察を助けてくれるのが、これらの光学機器なのです。正直なところ、この分野の製品は海外メーカーが抜きん出ていたわけですが、今回このコーワTSN-884を覗いてみて、ようやく国産メーカーもここまで来たかと感心することしきりです。

以下、備忘録的な記事ですが、午前9時40分過ぎに石川県能登半島で震度6強の地震があったようですね。帰宅して倅に言われるまで知りませんでしたが、赤城高原でも結構揺れたらしいです。私たちはその時間は雨具着て調査地点に立っていたのですが、まったく誰も気が付きませんでした。とにもかくにも一刻も早い救済措置がとられることを願います。

| | コメント (0)

2007年3月11日 (日)

春の嵐

20070311
月例調査で北部山域へ。今日の利根沼田地区は前線の通過に伴う荒天で、久しぶりに降雪..みなかみ町には大雪警報が出たようです..となりました。しかも強風を伴ったため、春の嵐といった様相でした。
EOS30D EF28-300/3.5-5.6L IS 80mm
ISO400 Picture Style「スタンダード」

20070311b
調査地点すぐ脇の林内にて、強風にあおられた枯木がひときわ甲高い音を立てて倒れました。小用で林に入ろうかと思っていたところだったので、少し肝を冷やしましたね(汗)。
GR DIGITAL F2.4 ISO64

20070311c
結局強い風は夕方まで続きましたが、天候はお昼頃より急速に回復に向かい、午後には暖かい日差しが戻ってきました。足下のヤナギに目を移すと、春はもうそこまで来ているように感じられます。
GR DIGITAL F4.5 ISO64

| | コメント (0)

2007年2月11日 (日)

雪の月例調査

しばらく続いていた晴天に一区切りを打つように、朝から風雪の強く吹く北毛エリアです。これは発達した低気圧が日本を東進中で、その影響で冬型が強まったせいですね。

今日は月例調査で北部山域に入りましたが、朝から吹雪模様の天候で思うように視界が得られず、調査対象の出現を確認できませんでした。一応、私が朝一番で営巣の無事を確認しているので、問題ないと言えば問題ないのですけどね。

20070211
しかし、終日雪の降る中での調査は久しぶりです。今年は暖冬の影響で雪が少ないので、吹雪自体が珍しく感じられます。しかも今日の雪は水分の多い雪質で、積もるそばから溶けていく..気温はさほど低くない..ので、帽子から上着、それに双眼鏡にフィールドスコープと、皆びしょ濡れになってしまいました。
GR DIGITAL F4 ISO64

個人的に行っている調査や撮影だと、雨や雪が強まればとっとと撤収するのですが(笑)、月例調査等は業務委託で行っているケースがあるので、身の危険を感じない限りなかなかそういうわけにはいきません。防水性の高いアウター等を装備することはもちろんのこと、観察機材にも高い防塵防滴性が要求されますし、当然調査員にも全天候に耐えうる体力と精神力、そして判断力が必要です。

| | コメント (0)

2007年2月 3日 (土)

2年連続への期待

我々の所属する研究会が、この春に全国合同調査を予定している北部山域の某所に、地元としてプレ調査を兼ねて出かけてきました。

20070203
今日は昨日までの冬型がうそのように晴れ渡った一日で、快晴無風の中、終日調査対象が出ずっぱりという何ともうれしい悲鳴でしたね。不確かな情報ではありますが、ここのペアは昨年繁殖に成功したフシ..正月に我々のメンバーが幼鳥を確認している..があり、果たして2年続けて繁殖するかどうか疑問の声が上がっていました。ところが今日の観察では、ディスプレイ飛行から巣材運び、そして交尾へと一連の繁殖活動を記録し、なんだかとってもやる気満々な雰囲気を見せつけてくれたのです。我が県において、2年連続の繁殖成功という例は久しく聞いてないので、是非ともこのペアには頑張ってもらいたいですね。

20070203b
ここ数日は冬型の影響で降雪が続いていた筈..我が赤城高原から上越国境付近を望むと吹雪いていたのに..なのですが、ふたを開けて見れば新たな積雪はほとんど無く、用意したスノーシューもまったく必要がありませんでした。例年ならば、つぼ足で歩こうものなら膝まで埋まる林道も、一部日陰の吹きだまりを除けばご覧の通り難なく歩行可能です。

20070203c
調査時の観察機材や方法に、特にこれといった決まりがあるわけでなく、各人それぞれの好みや扱いやすさでチョイスしています。写真は東京から駆けつけたS氏の観察機材ですが、まず真ん中は広域に対象を探す低倍率の双眼鏡、そして左端には対象の詳細を観察する大口径プロミナー、右端には行動記録用のHDビデオカメラと、まさに考え得る必要最大数の機材が満載されています。そしてこれらを駆使して調査を行うS氏は、メンバーの中でも対象を発見する技術はピカイチです。

20070203d
引き上げてくる途中、林道を横断するサルの足跡を見つけました。入山時には付いてなかったので、我々と入れ違いになったようです。調査中にどこからか子供の叫び声のようなものが聞こえ、その時は何者の声か特定できなかったのですが、これで合点がいきました。

GR DIGITAL

| | コメント (0)

2007年1月21日 (日)

月例調査

20070121
林道脇のわき水の溜まりでヤマドリの羽を見つけました。

20070121b
さらにそこからほど近い林道上には、同じヤマドリのものと見られる羽毛が散乱していました。状況からして、わき水の溜まりに水浴びか水飲みに来たところを、何者かに襲われたものと考えられます。我々以前にハンターが数名入っているので、捕獲痕はすでにタイヤで踏みつけられていますが、羽に付着している雪の状態から、襲われたのは早朝であることが判ります。前の晩にうっすらと雪が舞ったことと、ヤマドリは夜間には行動しないことからの推理です。

では一体襲ったのは誰なのか。まず当然我々が調査対象としている猛禽類を真っ先に疑いましたが、捕獲時に付くはずの羽ばたきの痕や爪痕が見あたらないことから、猛禽類によるものではないようです。さらに周囲を丹念に調べると、複数のけものの足跡が見られます。犬のような足跡はキツネかタヌキ、そしてそれらよりも小振りなのはテンのようです。この時点で怪しいのはやはりキツネかテンということになりますが、足跡の付いた順までは推理しようもなく、さすがにどちらが犯人かまでは謎ですね。

20070121c
最近調査に皆勤のE画伯。新調したスワロフスキーのフィールドスコープを覗きつつ、対象のスケッチに筆を走らせます。

20070121d
E画伯のスケッチの一部。私の文字だけのフィールドノートに比べて華がありますね。筆心のある人はうらやましいです。

20070121e
この週末は北部山域の月例調査とメンバーによる新年会でした。恒例ですのでいつもの常宿に泊まって温泉&酒三昧です。忘年会をしたのに新年会もするのかと家人には訝られましたが(苦笑)、まあ今年は合同調査や何やらと色々イベント目白押しなので、その辺の打ち合わせも兼ねてのことになります。

上の写真は、私がフィールドで撮影対象としている北部山域のペア。同時に保護を目的とした調査対象でもあります。同種とは25年以上、そしてこのペアとはかれこれ8年の付き合いになります。撮り続けている記録から当初より入れ替わった事実はなく、雄の方が若く雌の方がやや年いっていますが、何とか順調に隔年で繁殖を続けてきています。さてさて今年はどうなることでしょうか。

GR DIGITAL

| | コメント (2)

2007年1月15日 (月)

ガンカモ調査

20070115
今日はこの時期恒例の県委託のガンカモ調査。担当している湖沼は、これまた例年通り薗原ダムと平出ダムです。薗原湖といえど暖冬の影響で凍結してないかと思いきや、それでも半分ほどは凍結していました(平出ダムは凍結無し)。凍結していない水面が多いとカモ達の姿が多いのが常ですが、カルガモ・マガモ・コガモがそれぞれ10羽で、昨年同様オシドリはゼロでした。先週はバタバタとしていて事前に下見に来てないので、これだけで今年はこれが多いのか少ないのかは判断できませんね。

一通り薗原湖の湖畔を見て回ってから、引き上げようと調査票を書いていると、対岸からギャーという怪しげな叫び声が。声の方向にフィールドスコープを向け覗くと、湖岸の木々にサルの姿が見えます。数えてみると、大人子供合わせて約40頭前後の群れのようで、グルーミングをしているのもいましたが、半分くらいは木々の芽?を食べているようでした。対岸には船舶で渡るしか近づく手段がないので、彼らも実にのんびりとしたものです。

GR DIGITAL F4.5 ISO64

| | コメント (0)

2006年11月 5日 (日)

利根のバックカントリー

20061105
夏前に行ったプレ調査に基づき、この連休中に奥利根エリアにて本調査を実施しました。

続きを読む "利根のバックカントリー"

| | コメント (2)

2006年10月 8日 (日)

冬型

今日は北部県境に調査山行どころではなかったです。昨日に引き続いて強風に小雨が混じる荒れ模様の天候でした。まあそれもそのはず、天気図を見たところ思いっきり西高東低の冬型でしたからね。

20061008
冬型のその勢力によっても違いはありますが、概ね我が赤城高原が天候の変わり目になる場合が多いです。庭に出てまずは南の空を見上げれば、子持山から向こうには青空が広がっています。
EOS30D EF-S10-22/3.5-4.5 10mm
F8 1/180 ISO100 Picture Style「スタンダード」

20061008b
とって返して視線を北の方角に移せば、ご覧の通り厚い雲がたれ込め、谷川岳を始めとした上越国境方面は雲の中。雨が降っているのか、三峰の山裾に虹が架かっています。
EOS30D EF70-200/4L 70mm
F8 1/350 ISO200 Picture Style「スタンダード」

20061008c
北部がダメなら南の山域へと調査地を急遽変更。県南部はヘイズもなく実にクリアな視界に恵まれましたが、終日風が吹き荒れ、クマタカが真横になって飛ばされていくほどの強風でした。ちなみに写真では判りづらいですが、稜線の上の方ではそろそろ紅葉が始まっています。
GR DIGITAL F8 ISO64

| | コメント (0)

2006年9月10日 (日)

シーズン最後の月例調査

20060910
そろそろ調査地点にも秋の気配が漂う..と言う出だしの予定だったのですが、また真夏に逆戻りでもしたかのような暑さでした。暑さの原因は前線南下の影響による湿度の高さにあります。今日の担当地点が他に比べて谷間の標高の低い地形だったのも災いして、とにかく無風状態だったのも厳しかったですね。頭上で鳴くセミの声も暑さに輪をかけてくれますが、いつになくヤブ蚊の襲撃が多いのも閉口しましたし(苦笑)。
GR DIGITAL F8 ISO64

20060910b
種類は不明ですが、大きさから見てヒグラシあたりでしょうか。調査地点は杉林と雑木の境にあるのですが、よく見ると足元にも結構落ちていました。午後遅くになってやや気温が下がってくると、それまで鳴いていたミンミンゼミに代わってヒグラシが鳴き始めましたが、この殻の主は無事に子孫を残せたでしょうか。
GR DIGITAL F2.4 ISO64

20060910c
今日の調査対象は、標高の高いところと低いところを行ったり来たりで、終日探餌行動を行ってました。一応まだ単独行動中ではありますが、そろそろ今シーズンも終わり..我々のシーズン始まりは秋からです..なので、来月あたりはペア一緒に行動するようになるでしょう。
GR DIGITAL F2.4 ISO64

| | コメント (0)

2006年8月13日 (日)

盛夏の月例調査

20060813
お昼前の動きの少ない時間帯、しばらく操作されないフィールドスコープにアキアカネが留まりました。
GR DIGITAL F3.2 ISO64

今日は月例調査で北部山域へ。7月の単独調査は天候不順に祟られ調査対象未確認で終わってしまったので、多点での調査で尚かつ快晴とあって自ずから気合いが入りました。その甲斐あってか今日は対象種をペアで確認することが出来、その出現ポイントも標高の高いエリアが中心で、ほぼこの時期の予想された行動パターンと言えますね。まあ何はともあれペア共に無事で何よりです。

20060813b
頭上で鳴き声のシャワーを降らすミンミンゼミを捕まえるべく、身軽にミズナラに登るOさん。暇をもてあますと途端に童心に返ってしまう、何ともいい年した大人たちだこと(笑)。
GR DIGITAL F3.5 ISO64

20060813c
今日も暑かったですね。気温は30℃くらいでしたが、調査地は標高が高いので射すように陽射しが痛いです。取り敢えず終始風が吹いていてくれたのが救いでしたが、500mlのペットボトルのお茶を2本消費してしまいました。午後になり向かいの稜線から入道雲が湧き上がってきました。そう言えば予報では北部山沿いは夕方から雷雨だと言ってましたね。
Canon XL H1 HD20x

| | コメント (0)

2006年6月10日 (土)

奥利根プレ調査

20060610
先日7日に関係機関の協力の下、かねてからの懸案であった奥利根エリアの事前調査を実施しました。
GR DIGITAL 1/153 F8 ISO64

ここ数日中にも梅雨入りするのかというような天候が続いていましたが、奇跡的に調査当日は晴れ。周辺を踏査して見て回るだけなら多少の雨でも何とかなりますが、調査する対象が対象なだけに視界不良では如何ともしがたいものがあるので助かりました。

一口に奥利根と言っても、それ自体が地理学的に定義されたものではなく、漠然と群馬県北部の利根川源流域を指してそう呼んでいます。南はみなかみ町藤原から、北は県内最北に位置する大水上山(利根川源流)まで、東は尾瀬を隔てる平ガ岳・至仏山の山塊から、西は巻機山から谷川連峰の一員である白毛門辺りまでとなります。

ここまで読んで地形を頭に浮かべられる方はもうお判りでしょうが、藤原のどん詰まりに当たる矢○沢ダムから北へは、陸上からのアプローチ手段が全く無いのです。その昔、マタギや山仕事師らは利根川伝いに移動して奥地まで入ったそうですが、ダムが出来てからはそれは叶いません。ではどうやって奥地へ赴くのか?答えは簡単、船によるアプローチですね。今回は関係機関に協力頂き、特別に船をチャーターしてもらいました。また、現場に詳しい現地の担当者にガイドをお願いして、過去の国勢調査に基づく結果確認も行うことが出来ました。

この冬の矢○沢ダム周辺の累雪量は19m超!だったそうで、ダムが出来てからは過去最高とのこと。そんな状況だったので除雪に手間取り、湖水面の一般開放は5月中旬までずれ込んだそうです。6月の今でもその名残をとどめる残雪が沢筋に見られ、場所によっては人が潜れるくらいのスノーブリッジになっていました。芽吹きもそこそこ進んではいましたが、まだ新緑と呼べそうな状態の木々も多く見られました。

20060610b
そもそも地形的にどこでも上陸できるという場所ではないので、午前中は船上から周囲の状況を確認し、その後に以前より入手してある目撃情報から目を付けていたバックウォーター付近に上陸して、周辺踏査と待機観察を行いました。
GR DIGITAL 1/310 F8 ISO64

結果は..昼食中に対象種が忽然と現れるというハプニングでしたが、その出現状況から付近に棲息する可能性を期待させるもので、概ね満足のいくものでありました。何れにせよ今回はあくまで事前調査ですので、年内に予定している本調査に向けての準備と言うことになります。

過去の関連記事はこちら

| | コメント (0)

2006年4月26日 (水)

春の踏査中

20060426b
県北部の調査地も雪が解けて山が開けたので、先々週より春の踏査を始めています。
GR DIGITAL 1/55 F8 ISO64

森林組合から得た作業道の情報を基に、未踏査エリアを集中的に見て歩いていますが、これが来月の中旬以降になると葉が生い茂って見通しが利かなくなるので、今のうちに出来るだけ動くことにしています。地図上で当たりを付けた谷が実際はどんな環境(主に傾斜や植生)にあるか見ておくことで、対象種の餌動物の生息状況を知ることに繋がるからです。地味な調査ではありますが、鳥のように空から眺めるわけにはいかないので仕方ないですね。上の写真は調査地にある杉林内の作業道ですが、ひと冬越すと荒れてしまうので整備が大変だと、森林組合の担当者はこぼしていました。

20060426c
調査地点にモズが姿を見せるようになりました。冬の間は積雪が多く、餌が穫れないので平地へ移動していた個体が、春になり帰ってきたようですね。
Canon XL H1 EF400/5.6L + ND8
(EFアダプターXL使用)


20060426d
ノラネコもまた然り。こいつは先週から毎回姿を見せますが、絶対に30m以内には近づかずなかなか用心深いです。と言いつつも寝てますけどね(笑)。
Canon XL H1 EF400/5.6L + ND8
(EFアダプターXL使用)

| | コメント (0)

2006年3月12日 (日)

Winter into spring

20060312
まだまだ森の中はモノトーンが支配する世界ですが、ちょっと探せばほんの少しだけ艶やかさを主張する輩が見つかります。
GR DIGITAL 1/125 F3.5 ISO64

続きを読む "Winter into spring"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年2月12日 (日)

雪降り止まず

20060212
今日は北部山間にて月例の定期調査。個人的には昨日得たデータの裏付け調査も兼ねていましたが、結論を出すにはまだ早い感もあるので、今しばらく様子を見ることにします。しかし今日は寒かったです。時折薄日が射すこともありましたが、結局は雪は止まず終い。尾根上の調査地点に上がった仲間は、猛烈な地吹雪に襲われたと無線で悲鳴を上げていました。私も寒風にさらされた頬がまだ火照ってます。

GR DIGITAL 1/200 F4 ISO64

| | コメント (0)

2006年1月15日 (日)

ガン・カモ調査

20060115
今日は県下一斉のガン・カモ調査でした。

続きを読む "ガン・カモ調査"

| | コメント (0)

2006年1月 9日 (月)

雪山快晴

20060109
北部山間は久しぶりの快晴に恵まれました。

続きを読む "雪山快晴"

| | コメント (0)

2005年12月11日 (日)

氷点下5℃

20051211
週末は県内某所にて月例調査。仲間内の忘年会も兼ねていたので、土曜日は山の常宿にてほろ酔い気分でした。

続きを読む "氷点下5℃"

| | コメント (0)

2005年11月 5日 (土)

偵察

20051105b
しばらく週末というと雨模様でしたが、今日は久しぶりに晴れましたね。明日は雨とのことですので、うまく1日ずれた感じでしょうか。

続きを読む "偵察"

| | コメント (0)

2005年10月16日 (日)

北部山沿いは晴れ時々ハチ注意報

20051016 本日は北部山沿いの某所にて定点調査。天候は台風に刺激された秋雨前線の影響で雨かと思っていましたが、これが予想に反して快晴で、久々に日焼けで顔が赤くなってしまいました(苦笑)。取り敢えず午後までは何とか持ってくれたので、雨具の世話にならずに済んだのは助かりましたが。ちなみにこの辺りは先日の野反湖よりもやや標高が低いのですが、紅葉はまだもう少しと言った感じで、標高1600m以下では概ね後一週間くらいでしょうか。

続きを読む "北部山沿いは晴れ時々ハチ注意報"

| | コメント (3)

2005年10月 8日 (土)

ミズキの実

20051008 白い花が新緑を彩るミズキ。その実は秋に入るとすぐに色付き始め、10月の声を聞けば写真のように紫色に熟します。ミズキの実は南へ渡る夏鳥達にとって重要な栄養源で、特にヒタキ類の仲間が多く訪れます。もちろん鳥だけでなく動物達にとっても重要な秋の味覚の一つで、今日はサルが林道沿いのミズキに登って実を食べているのを見ました。

続きを読む "ミズキの実"

| | コメント (0)

2005年9月25日 (日)

個の結集

20050925 この3連休は、私が所属する研究グループの全国規模の合同調査が東北地方某所で行われ、それにいつものメンバーで参加してきました。1日目は晴天に恵まれ、全調査エリアで目的の対象種を確認することが出来ましたが、2日目はさすがに台風の余波を受け、山の稜線から上の視界が効かずに、各エリアで苦労したようです。写真は2日目に私が受け持ったステーションの様子で、エリア内でもっとも標高が高い場所だったせいで、ご覧の通り目線から下しか視界が開けてない状況でした(前日は見事な眺望でしたが)。

続きを読む "個の結集"

| | コメント (0)