忍び寄る外来種の影
先週末は、私の所属する研究会の役員会に出席するために、某所に出張していました。翌日はさらに某所での嘆かわしい状況を視察。メディアの軽率且つ安易な情報発信が、いかに危機的な状況を生んでしまうのかという事実を目の当たりにして、何とも先行きの暗い状況に、憂鬱な気持ちを引きずって帰ってきました。
さて、憂鬱な話などしてもつまらんので、今日の記事は先週の寒波到来その前日に遡ります。いつものように朝の散歩を兼ねて、トラップカメラの点検に近所の森に分け入ると、聞き慣れない鳥の声が聞こえてきました。最初はこんな時期にクロツグミが?と思ったものの、一瞬だけ藪の中にチラッと見えたその姿は、紛れもなくガビチョウのそれ。同じく赤城山の南面に、カオジロガビチョウが居着いているのは知られたところですが、北面側でその同属が確認されるのは珍しいことです。
寒さに弱いとされるガビチョウが、折しも初雪の前日に、標高700mの赤城高原に姿を見せたことは気になるところです。果たしてこのまま居着くのか、たまたま通りがかっただけなのか。外来種が在来種に対し様々な影響を与え、その脅威となっている例は数知れません。あれからその特徴的な大きな声を聞いていませんが、今しばらくはガビチョウの動向を注意して見守りたいと思います。と、やっぱり憂鬱な話題になってしまった(苦笑)。
サウンドレコーダーを持っていなかったので、映像を適当に撮った7Dの動画から、音声の一部を切り出してMP3に変換してみました。7Dは5DMk2と同様にステレオマイクを内蔵しており、外部マイクが無くてもとりあえず音は拾えます。それに後発だけあって、5DMk2よりもメカノイズは少なく、サンプリングレートも48KHz..5DMk2は44.1KHz..と高くなっています。
MP3 128kbps/48KHz