映画「里山」
今朝はこの秋一番の冷え込みでした。吐く息が白くなった..というのは冗談ですが、大雪山系の黒岳で昨年よりも二週間早く冠雪したようですから、あながち大げさな話ではありません。もちろん実際の気温は10℃台半ばを割り込んだ程度なのですが、前日比でいきなり涼しくなると体感ではそれ以上に感じますね。
買い物に出たついでに見てきました劇場版「里山」。以前に某国営放送で流したのを見ていたので、当初はその気は無かったのですが、やはり映画館の大きなスクリーンでの鑑賞誘惑に負けてしまいました(笑)。まあ日本のネイチャー系ドキュメンタリーを、映画館で観る機会はそうそう多くはないですからね。
内容はテレビ放送とほぼ同じといえば同じですが、一部に新たな映像を追加して編集し直しています。映像的にはさすが天下の某国営放送、金をかけている..いや手間暇かけているだけのことはあり、ハイスピードカメラによる撮影や徹底した定点撮影を使い分け、里山を巡る季節感を見事に演出しています。特にひこばえが芽吹くシーンなどは良いですね。
この手のある種総花的な世界観を映像としてまとめたものは、往々にして観る人によってはアレが足りないコレが足りない、アレが要らないコレは蛇足だなどとなりがちですが、近年の里山を椎茸のほだ木作りを中心に、当事者である1本のクヌギの古木にストーリーを語らせることで、その辺りを無難にをまとめているように思います。強いて言えば、今森光彦氏の里山には稲作環境の概念もあったはずですが、それはまた別の機会と言うことなのでしょう。もっとも本来の里山の定義は、薪炭林を中心とした雑木林を指す言葉だったはずなので、これはこれで良いのかも知れませんが。
ちなみに私的に蛇足に感じたのは、新たに追加されていたアカショウビンの捕食シーンかな。里山という環境下ではあまり馴染みのない生きものなので、少々唐突というか違和感がありましたね。





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