カテゴリー「ビデオ関連」の35件の記事

2009年11月28日 (土)

EOS MOVIEで常鶲

定点で一日中待機していると、入れ替わり立ち替わり様々な鳥が姿を見せます。先日記事にしたオオタカなど猛禽類もその一つですが、この季節は冬鳥たちの動きが目立ちますね。特に渡来したてのジョウビタキ(常鶲)は、縄張りを巡っての争いが未だ絶えず、数羽が入り乱れて日がな一日バトルしています。

以下の写真は何れもこの10日ほどの間に、ヒマに任せて5DMk2で撮ったもので、どの写真のどの個体が同じなのかは不明ですが、少なくても2~3羽は出入りしているようです。不思議と皆雄個体ですが、さてこの冬ここを征するのはどの雄でしょうね。

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春先から夏にかけて別件で忙殺されていましたが、ようやくこの秋からEOS MOVIEでの撮影に本腰を入れています。特に生きものについては需要が出始めたこともあって、手始めに順次冬鳥たちの姿を追い始めています。EOSで動画が撮れることの意義は、やはりその大きなセンサーが生み出す映像の美しさです。今まで使ってきたHDVカメラの映像とは一線を画す、何とも深みのある艶っぽい雰囲気が良いですね。

それにいちいち機材を持ち替えることなく、動画と同じタイミング..同時に撮るという意味ではない..でスチル撮影ができるのも、ワンマンカメラマンとしては非常に助かります。ビデオカメラの静止画は証拠写真程度にしか使えませんし、デジスコでよく使われるコンパクトデジカメの動画機能では、これもまた証拠映像程度の代物しか撮れませんからね。

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その点EOS MOVIEだと、フルHD動画で記録したフレームそのままにスチル撮影も可能なのです。それも動画から切り出した200万画素程度のもの..フルHDと言ったってデジカメ的に見ればその程度の画素数しかない..でなく、本来5DMk2が持つ実力そのままの2000万画素で撮れるわけです。ただ、野生動物の撮影を考えた場合、小型センサーならデジスコのようにコリメートで長焦点のメリットを享受できるところが、業界挙って評価するその大きなセンサーが逆に足かせとなる矛盾..大型センサーに期待しつつ長焦点化の難しさに戸惑う..があり、当初は長焦点域での撮影は思案のしどころでした。

が、この夏に試行錯誤..人柱とも言うが(笑)..の結果、ちょっとした技術的なブレイクスルーがあって、それも一応解決し現在に至っています。とにかく重要なことは、従来ならビデオとスチルの撮影ではどちらか一方を捨てざるを得なかったのが、撮影の手間や優先度を考える必要はあるにせよ、両立できる可能性が高くなったと言うことです。


HD解像度(1280×720P)はこちら

先のジョウビタキたちをEOS MOVIEで撮影して簡単につないでみました。1280×720Pでビットレートは3MBを超えているので、視聴にはブロードバンド環境とやや高いPC性能が必要..それでもYouTubeのHD画質と同程度かな..ですが、背景のボケや羽毛の質感など、大型センサーならではの雰囲気は伝わると思います。余談ですが、最後のシーンでは珍しくジョウビタキがぐぜっており、最後に通りがかった虫を追って飛び出しています。

※サーバーの都合上、映像は一定期間経過後に削除します。

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2009年6月24日 (水)

5DMk2のM撮影とNDの話

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このところ、5DMk2でマニュアル露出での撮影が可能となる新ファーム(Ver.1.1.0)をテストしています。テストと言っても、そのまま実際の撮影にも使う実戦的なもので、結果的には今のところ満足しています。今まで出来て当然のようなことが出来なかったので、マニュアル露出撮影が出来るようになっただけで感慨もひとしおですが(笑)、取り敢えず撮影に際しての憂いのうち一つは無くなったように思います。

撮影の手順として、まずはモードダイヤルのC3を選択、ここに動画撮影用の基本設定を登録しています。ピクチャースタイルは忠実設定を基本とした動画用のカスタム、ライブビュー設定を静止画+動画、CFnII-3-2(高輝度側・階調優先を「しない」)、CFnII-4(オートライティングオプティマイザを「しない」)、撮影モードをマニュアル、シャッター速度を1/30、絞りをF16(取り敢えずの値)、ISO感度をAUTOと設定しています。

CFnIIの3と4が何れも「しない」に設定してあるのは、両機能が必ずしも期待した結果になるとは限らない点を考慮、それぞれ必要時に随時変更しています。特に両機能を併用..前バージョンまでは両立してなかったらしいが..すると、不自然なほど明るく写る傾向が強く、その使用には注意が必要です。例えば、森の中で陰影を強調して印象的に撮影したいのに、暗部が妙に明るく表現されても困りますからね。

余談。5DMk2に限った話ではないですが、動画は静止画で言うところのJPEG、つまり「撮って出し」に相当し、業界で評判のRED ONEのようなRAW記録..実現は可能だが膨大なデータ量となるので現時点では非現実的..はありません。なので撮影後にイメージと異なるからとレタッチで修正するわけにはいかないので、状況に応じて現場で考えられるパターンの組み合わせで、同じシーンを複数撮影しておく必要があります。

実際の撮影時は、C3の選択後にライブビュー撮影に切り換え、フレーミングとピントを決定。レリーズ半押しでまずは自動露出を表示、その後に希望する絞り値に設定し、最後にISO感度をAUTOから適切な値に変更します。ここでISOがAUTOのままだと、絞り優先AEやシャッター速度優先AEのように振る舞いますが、露出補正やAEロックに相当する機能はないので、露出は固定されません。シーンをフィックスとする場合、ISO感度はAUTO時の値を参考に、露出補正値を加味してセットするのが良いでしょう。もちろんパンやチルトの場合はこの限りではありませんが。

で問題は、希望する絞り値にセットできない場合です。動画はその理屈の上では基本的にシャッター速度は固定して撮影します。5DMk2の場合は1080/30Pなので、シャッター速度は1/30~1/100の範囲が望ましいのですが、例えば日中晴天下においてISO100で1/60となると、EV15で絞りはF22などとなってしまい、これでは絞りを開けて撮影したくても出来ないことになります。

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そこで一般的な業務用ビデオカメラでは、このような事態を回避するためにレンズにNDフィルターが組み込まれ、1/4(ND4)、1/16(ND8)、1/32(ND8+ND4)といったふうに露出倍数を掛けられる仕様になっています。写真はXL H1のHD20xズームのNDフィルター操作部。

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当然のことながら、本来スチル撮影用のEFレンズにはそのような細工はありません。スチル撮影の場合は、レンズ先端にフィルターを装着するのが一般的で、それは減光目的のNDフィルターでも例外ではありません。ただ、その装着方法は昔からネジ込み式と決まっているため、スチル(静止画)と動画を交互に撮影する場合は、極めて煩雑且つ面倒であることは間違いないです。

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そんなこともあって、動画撮影時のみ簡易的に装脱着できるフィルターシステムとして、LEEのラバースナップフィルターホルダーというのを使用しています。まあ簡易的も何も、ゴムでレンズ先端部に固定するだけなんですけど(笑)、装着も取り外しも簡単にできるので重宝しています。ただ、見て判るとおりフードは併用できません。もともとズームレンズの場合はフードの効果はしれたものなので、必要時に帽子や手でハレ切りして対応しています。

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レンズに掛かる円周部は83mmほどあり、手持ちのEF28-300ISでも十分いけますし、小さめのEF35/2辺りでも見た目はともかく何とかなります。

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これに同100mm角のポリエステル製NDフィルター(ND2、ND4、ND8)を挟んで、先のビデオレンズのNDフィルターと同じ役割を実現しています。ただ、フィルターフレームの厚さの関係で2枚以上は挟めないため、別途フィルターのみ重ねたND32を自作しています。それと素材がポリエステルということもあって、耐久性には期待できないので、取り扱いには注意が必要ですね。

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デジタルのこのご時世に、ゴムで装脱着という何ともアナログ的なアクセサリーですが、取り敢えず用は足りているので良しとしています。このまま一眼デジカメで動画撮影が当たり前のこととなると、何れネジ込み式でない..当然ゴムでもない(笑)..もっとスマートなフィルターシステムが考えられるかもしれませんが、本当はキヤノンがムービー用のEFレンズ..電動ズーム・電動フォーカス・NDフィルター装備..を作ってくれるのが一番理想的でしょう。

訂正一つ。以前書いた記事の中で「撮影時間がどこにも表示されない」と記しましたが、撮影時にINFO.ボタンを押すことで、液晶モニターに撮影時間が表示されることに気が付きました。以前からそうだったのか新ファームからそうなのかは今となっては判りませんが、これは実際の撮影では助かります。以上報告まで。

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2009年3月 8日 (日)

待ち伏せノスリ

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自動撮影装置の点検でいつもの演習林に入ったところ、頭上から白っぽい大型のタカが飛び出しました。一瞬、昨年同エリアに出没した若クマかと思いましたが、すぐにノスリと判明。ノスリはこの辺りでは馬糞鷹などと言われるほど普通に見られるタカで、基本的に留鳥なのですが、個体によっては冬季により北方から移動してくるのもいるので、その辺りはなかなか判断の難しいところです。おそらく冬季に平野部で見られる個体に、季節移動をするのが多いのではないかと、個人的には考えています。

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点検を済ませ森から出てみると、農地に面したモミにパーチしているところを発見。犬連れであったので、200mmではこのくらいのストーキングが限界です。ノスリはトビのようにクルクルと帆翔している姿をよく目にしますが、基本的に彼らのハンティングは待ち伏せ法。半日でも平然と同じ場所で待ち続けるクマタカほど辛抱強くはないですが、写真のような見通しの利く林縁部や電柱などで待ち伏せしています。

その昔、北海道の国道244号線を厚床から奥行へ抜ける途中、電柱の何本かおきにノスリがパーチしており、約10kmほどのあいだに30羽以上数えたことがあります。雪解けで道路の路肩が露出しており、そこに出てくるネズミの類を狙っていたようです。キツネの食べていた獲物を狙ってちょっかい出しているところを、車中から撮影したのを覚えています。

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さらに飛んで少し離れた林縁部にパーチ。谷川岳を見通せる眺めの良い場所に陣取り、この後はしばらく動きませんでした。最初に飛び出した地点がいつも使う巣に近かったので、この個体は地付きの留鳥と考えて良いでしょう。

EOS40D(EF-S18-200/3.5-5.6IS)

※映像は削除しました(2009年8月16日)。
ビデオライブラリからノスリの映像を抜粋
Windows Media Video / 500Kbps(VBR) / XL H1(EF400/5.6L)、iVIS HV30(TSN-774)

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2009年2月 8日 (日)

窓辺のシメ

昨日の快晴無風が嘘のように、今日は朝から強風が吹き荒れました。すっかり風で傾いてしまった餌台を補修し、午後から調査関係の委員会に出席するため県南に下りましたが、関越道の利根川を渡る橋の上ではハンドルを持って行かれそうでびびりました(汗)。帰ってから倅に聞いた話では、上越線も渋川~沼田間で一時不通になっていたようです。

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EOS5D Mk2(EF500/4L IS + EF2x)

5D Mark2の動画撮影機能による映像サンプル(Windows Media Video9形式)アップしました。ビットレートを2Mbps前後に設定しているので、ブロードバンド環境でないと視聴は厳しいかもしれません。特に明記がない場合、Picture Styleは忠実設定ベースのカスタムを適用。尚、サーバーの容量の都合上、映像サンプルは一定期間過ぎると削除します。

●超望遠レンズによる映像サンプル

別件の撮影中、たまたま窓辺近くにやってきたシメを、ちょこっと動画で撮影してみました。やや露出が飛んでしまったのと、物撮り中で雲台がモノボールであったためフレームの運びがギクシャクしているのはご容赦を。モノボールはパン棒がないので、カメラを振るのに直接ボディを触ることになり、手の動きがもろにフレームの運びに影響してしまいますね。やはり餅は餅屋で、動画にはビデオ雲台に勝るモノはないということです。

それにしても解像感はビデオカメラの映像の比ではないですね。立体的な描写に羽毛の質感の再現性など、既存のビデオカメラでは到底実現できない世界です。基本的に超望遠の世界はコリメートビデオシステムの領域なので、この組み合わせで使うことはそう多くはないでしょうが、ブラインドを利用した近距離戦では活躍してくれそうです。

※映像サンプルは削除しました(2009年8月16日)。

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2009年2月 5日 (木)

鳶たちの落日

来年登場予定のWindows7で、ようやくAVCHDが正式にサポートされることもあり、そろそろAVCHD機の導入を考えています。この春に出るらしいパナのマイクロフォーサーズ機でもAVCHDでビデオ撮影ができるようですが、色々調べてみると、パナの場合はコリメートビデオシステムでの運用は難しいことが判明、ここはやはり手堅くビデオカメラから選択したほうが無難であるか..と考えつつあります。

この春モデルとして登場するソニーのコンシューマ機、HDR-XR520Vの6枚羽の虹彩絞りはいいですね。このクラスのハイビジョン機では初めてではないでしょうか。普段から2枚羽の菱形ボケに悩まされている身としては、それだけでもポイント高いです。ビューファインダーも装備されており、リモート端子..LANCではないが..と外部マイクの入力端子もあるので、AVCHDのコリメートビデオシステムとしては有力です。

画質的には、気合の入ったレンズを装備..でも相変わらず絞りは2枚..し、AVCHD規格最高レートの24Mbpsが売りの、キヤノンの春モデルであるiVIS HF S10が良さそうですが、こちらは外部マイクの入力端子こそあるものの、ビューファインダーもリモート端子も装備されていません。リモートは赤外リモコンで代用するとしても、ビューファインダーが無いのはまったくの論外です。キヤノンの場合は、ビューファインダーが装備されるであろう同HGシリーズの後継機を見てみないと、何とも言えませんね。

てなわけで、AVCHD機の選択はまだまだ迷走中です。

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今日は晴れるのかと思いきや、どんよりした空模様にヘイズも多く、遠距離観察にはまったくの不適でした。まあその分夕陽は赤く焼けましたが。トビたちがねぐらの周辺に集い、落日を眺めつつ一日が暮れていきます。

EOS40D(EF-S18-200/3.5-5.6IS)

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2009年2月 4日 (水)

立春にろうばい

気候的にはまだ冬の真っ只中ではありますが、暦の上では今日から春、と言ういわゆる立春です。昨日よりは寒くなるような話でしたが、県南は風もなく上着も要らない春の陽気で、実に過ごしやすい一日でした。お昼前にろうばいの里に立ち寄って、5D Mark2によるビデオ撮影を行いましたが、辺りに漂うロウバイ(蝋梅)のほのかな甘い香りが、二十四節気の変節を引き立てていました。

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花鳥風月なんて言葉があるくらい、鳥と花の組み合わせは絵になります。が、冬鳥であるジョウビタキの場合はなかなかそうもいかず、上手くすれば梅か早咲きの桜でいけるかも、言ったところでしょうか。まあ今日は上手いことロウバイに留まってくれましたが。余談ですが、花鳥風月の「鳥」は鳥そのものを意味するのではなく、鳥獣などいわゆる生きもの全般のことを指します。

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朝一はヤマセミ・カワセミ撮影。今朝はヤマセミに振られてしまった代わりに、ルリビとカヤクグリにお相手願った。

EOS5D Mk2(EF28-300/3.5-5.6L IS、AT-X 107 DX Fish Eye)
EOS-1D Mk3(EF100-400/4.5-5.6L IS)
GR DIGITAL

5D Mark2の動画撮影機能による映像サンプル(Windows Media Video9形式)アップしました。ビットレートを2Mbps前後に設定しているので、ブロードバンド環境でないと視聴は厳しいかもしれません。特に明記がない場合、Picture Styleは忠実設定ベースのカスタムを適用。尚、サーバーの容量の都合上、映像サンプルは一定期間過ぎると削除します。

●細かいものが画面内を多く占める映像サンプル

先に公開した降雪の映像と同様に、小さな花が集合しているようなシーンも、5D Mark2はあまり得意としていないようです。個々の花のアップは何ら問題ありませんが、引き絵の場面をハイビジョンモニターで視聴すると、やや難ありといった感じです。先日も書いたMPEG4コーディックに起因する理由のほかに、映像エンジンであるDIGIC4の動画生成アルゴリズムがまだいまひとつこなれてないと言うか、2000万画素から200万画素への間引き処理が上手く行われてないように思います。もうすぐ梅と桜の季節がやって来ますが、さてどんな感じで撮れるものか、期待半分不安半分ですね。

※映像サンプルは削除しました(2009年8月16日)。

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2009年2月 1日 (日)

5D MarkIIの映像サンプル

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冬型の気圧配置の影響で、朝から風雪の強い利根沼田地方です。月例調査を除いて、基本的に休日は単独で山へは行かないのですが、そろそろアレの頃合であることもあり、北部フィールドにその結果確認に。が、横殴りの雪にあえなく途中で撤退。仕方ないので、ビデオサーバーに撮りためてあった映画やらドキュメンタリーやらをビール呑みながらハシゴ見しつつ、午後はだらだらと過ごしました。

EOS-1D Mk2(EF70-200/2.8L IS)

5D Mark2の動画撮影機能による映像サンプル(Windows Media Video9形式)をいくつかアップしました。ビットレートを2Mbps前後に設定しているので、ブロードバンド環境でないと視聴は厳しいかもしれません。業務撮影の傍らに検証用に撮った映像の編集なので、内容に特に意味はありません。尚、サーバーの容量の都合上、映像サンプルは一定期間過ぎると削除します。

●水の流れの映像サンプル

Picture Styleはオリジナルの忠実設定で撮影。デフォルトなのでシャープネス0、コントラストも低めで色合いも抑え気味になり、全体的にやや眠い印象を受けますね。それにこれ以上ビットレートを下げると、水の流れの部分でブロックノイズが目立ち始めます。

●カメラをパンニングした場合の映像サンプル

パンでカメラを振ってどの程度画質に影響があるか検証。このサイズだと判りづらいですが、Picture Styleに風景を選択したせいか、オリジナルソースをフルHDモニターで視聴すると、エッジが立ってややギラツキ感が目立ちます。Picture Styleの風景はシャープネスが強めに設定されているうえに、コントラストも高く色合いも強調され気味ですね。

●細かいものが画面内を複雑に動く映像サンプル

先の水の流れるシーンや、木々のざわめき、それにさざ波の立つ水面など、高周波成分の多いシーンは5D Mark2が不得手とするところ。MPEG4 AVC/H.264という高圧縮コーディックの宿命とも言えます。Picture Styleは忠実設定ベースのカスタムを適用。

●マウントアダプタによる映像サンプル

5D Mark2はフルオートで露出制御されてしまうため、絞りを開けて固定するのには、マウントアダプタ経由での他社製レンズの使用が良いでしょう。まずは写真撮影でもよく使う、ライカのアポ・マクロ・エルマリートでテスト。ただ、日中に絞りを開放付近で使うためには、NDフィルターの併用が必須です。Picture Styleは忠実設定ベースのカスタムを適用。

※映像サンプルは削除しました(2009年8月16日)。

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2009年1月22日 (木)

ビデオカメラとしての5D MarkII

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EOS5D MarkII(以後5DMk2)を使い始めて約2ヶ月が経ちました。当初は動作が怪しくなり始めた旧5Dの後釜として考えていましたが、想像以上に美しく且つ高精細な画像を出力してくれるので、後釜案は一時保留とし、ライブラリ画像の撮影用としてしばらく活躍してもらうことに。ま、それも旧5Dが動かなくなるまでの話ですけど..

デジタル一眼レフとしての評価は、数多の雑誌や書籍、ネットの書評にあふれており、一介の田舎カメラマンが能書き垂れても詮なきことなので、ここではビデオカメラとしてのインプレを書いてみたいと思います。

【操作編】

動画の記録はライブビューの機能を使って行われるので、光学ファインダーは使えません。必然的に背面の液晶モニターで映像を見ることになりますが、これが思いの外使えるのには感心します。液晶モニターが3.0型の約92万ドットという高精細になったのと、新設の反射防止コーティングのおかげで、晴天下の屋外でもそこそこ見ることができ、何より任意の位置を10倍まで拡大できるので、MFでのピント合わせが非常にやりやすいです。一応コントラストAFが動作してそれなりにピンがきますが、拡大フォーカスとMFの組み合わせがベターです。

発売前から言われているとおり、露出制御はフルオートが基本です。なので絞り優先(以後Av優先)にしてもシャッター優先(以後Tv優先)にしても、撮影開始と同時にカメラが考える最適?な露出に切り替わってしまいます。どんなに絞りを開けてボケの大きな映像を撮りたくても、光量がたっぷりあるようなシーンでは、勝手に絞り込まれてしまい、意図したとおりにはならない可能性があります。それにビデオ撮影の原理からすれば、基本的にシャッター速度は1/60(30pならば1/30)~1/100に固定したいところなので、あまり高速シャッターに設定されても、パラパラ漫画のようになってしまって都合が良くありません。

そこで絞りを希望の値にセット..任意の露出コントロールは露出補正で行う..した後、撮影直前にAEロックを掛けて露出を固定(※1)して使うことになります。私はその辺りの一連の設定を、カメラユーザー設定としてモードダイヤルに登録し、スチル撮影とビデオ撮影の切り替えをスムーズに行えるようにしています。

※1 Av優先でAEロックをかけても、設定した絞り値は維持されません。その名の通りあくまで「露出」が固定されるだけです。ライブビューの設定で露出シミュレーションを選択すると、マニュアルっぽい操作ができそうな情報をちらほら耳にしますが、少なくても現状のファーム(Ver.1.0.7)では不可です。<2009年2月4日追記>

高感度領域では圧倒的な性能を誇る5DMk2ですが、こと日中のビデオ撮影に限って言えばそれを活かす場面などまずあり得ません。晴天下の日中(EV15が標準)で、シャッター速度を1/30~1/60に固定しようとすると、必然的にレンズは絞り込まれてしまいます。例えばISO100で1/30ならば、絞りはF32まで絞り込まれてしまうわけです。もし絞りを開けて撮影したいのであれば、NDフィルターを組み合わせて使う必要があり、例えばND8(1/8)ならF11、ND8+ND4(1/32)ならF5.6まで開けることができます。ただそうは言っても、スチル撮影と交互に行う場面では不便きわまりないので、業務用ビデオカメラのようにボディにND機構を組み込む..HDビデオ専用のEFマウントレンズでも可?..か、装脱着が簡便化できる専用のNDフィルター等をオプションで用意してほしいところです。

ちなみに5DMk2のシャッター速度..電子シャッターの話ね..は、EV15までなら1/30に固定され、それ以上になると最高1/8000まで上がります。先にAEロックで露出を固定できると書きましたが、Tv優先時に1/30に設定したからと言って、電子シャッターが1/30に固定されるという仕様ではないので念のため。

EFレンズには手振れ補正レンズが用意されていますが、その補正自体が動画撮影向きではないので、手持ちでの撮影には不向きです。カメラのコンセプトから言ってもファミリービデオのようなアクティブな撮影用途ではないので、やはり三脚にしっかり据えて撮るべきでしょう。

撮影手順としては、まずライブビューモード..独立したボタンが配置された..に切り換えて、ピント合わせ、露出調整、そしてAEロックを行った後、サブ電子ダイヤル中央のSETボタンで撮影開始となります。ここで問題なのは、タイムコードの概念がないためか、撮影時間がどこにも表示されないので、別途時計で確認するか、頭の中でカウントしなければなりません。ライブラリ用の映像クリップを30秒前後で押さえるだけならそんなでもないですが、ある程度の長さを撮影する場合はやはり面倒です。

撮影終了は再度SETボタンを押すことになります。5DMk2には、業務用クラスのビデオカメラでは一般的なLANC端子が装備されていないため、リモコン撮影ができません。三脚に載せておいても、撮影の開始終了時にはボディに直接触れなければならないので、映像の出だしと終わりは捨てて考える必要があります。

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アツデンのSGM-10を装備したところ。まさかスチルカメラにガンマイクを装備する時代がくるとは..

ビデオ撮影では音声が収録できることが必須です。5DMk2は一応モノラルマイクを装備していますが、カメラから発せられる各種作動音や、ボディやレンズを操作する音をすべて拾ってしまうので、実質的に使い物になりません。が、そこはさすがにビデオカメラメーカー、ステレオミニジャックの外部マイク端子を装備しているので、ステレオマイクやガンマイクなどを別途接続することができ、先の問題を解決しています。

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利便性を考えるとレンズは必然的にズームとなります。なかでも10倍ズームのEF28-300/3.5-5.6L IS(以後EF28-300IS)はベストな選択。ただ、EF28-300ISは直進式ズームなので、三脚に載せた際、焦点距離を変化させると重心も移動するので、カウンターバランスの調整がいちいち面倒ではあります。余談ですが、三脚座がオリジナルのままだと結構なリアヘビーとなるので、逆付けして使うのが良いでしょう。上に載っているマイクは、家に転がっていたソニーのECM-MSD1。ファミリービデオ用の安いマイクですが、内蔵マイクよりははるかにマシです。

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上の写真はライカのアポ・マクロ・エルマリート(以後AME)のR100/2.8を、マウントアダプターを介して撮影(動画からの切り出し)。この場合、絞りはレンズ側の絞り値に依存..いわゆる絞込測光になる..するので、結果的に意図した絞りと露出を得ることが可能です。前述したようなボケを活かした撮影をするのであれば、純正レンズよりもマウントアダプター経由での撮影の方が便利で確実といえます。

【画質編】

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動画素材として見た場合、適度なノイズリダクションと強力な高感度性能が活きて、確かに暗部ノイズは少ないです。が、絵作りに関してはかなり硬質な印象を受けます。コントラストが高く、暗部がつぶれ気味になるので、フィルムライクといえばそう言うことなのでしょうが、XL H1などから比べるとかなり異質な感じがしますね。少なくても同じようなシーンで、絵の連続性が要求される場合など、両者の映像を並べては使えそうにありません。例えば昼間のシーンはXL H1などで撮り、夜間のシーンでは5DMk2を使うなど、目的をはっきりと決め、用途を絞った使い方が必要だと思います。

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風景など遠景の解像感はまずまずだと思います。森など空間周波数の高いシーンで、それが風でも吹いて揺れていると、さすがに破綻気味..かなり端折って再現されている感じ..になりやすいですが。それは動きの激しい動体も同様です。5DMk2がいかに2000万画素センサーを積んでいようとも、フルHDで実際に必要な画素数はたかだか200万画素程度。つまり2000万画素から200万画素に間引いて映像を作り出しているわけで、その辺りのアルゴリズム..どこを活かしてどこを捨てるか..が、まだこなれてないのだろと想像します。

5DMk2の動画に限った話ではありませんが、動画は写真のような後処理(レタッチ)はなるべくせずに済ませたいものです。そこで撮影時に適用されるPicture Styleの活用となるわけですが、標準で用意されている「スタンダード」と「風景」は、色合いが派手すぎてビデオ向きではありません。逆に「忠実設定」では、シャープネスが0なのでボケボケの絵になってしまいます。そこで忠実設定をベースに、シャープネスを適度に設定し、つぶれがちな暗部が少しでも浮くようにトーンカーブを調整した独自のPicture Styleを、専用のPicture Style Editorで作成し、カメラに登録してあります。同じように風景をベースに、コントラストと色合いを下げたPicture Styleも用意しました(こっちはまだ検証中)。

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Picture Styleを「忠実設定」で撮影。縮小されて判りづらいですが、シャープネス0なので全体的に眠い絵になっています。

【編集編】

コーディックがMPEG4 AVC/H.264でファイル形式もMOVとなるので、Final Cut Proを使うAppleユーザーにはお馴染みでしょうが、WindowsユーザーにはMOVファイルは取っつきにくいかもしれません。EDIUSなどでは予め独自のフォーマットに変換して作業することになるので、その分時間を要しますし、Premiereではネイティブで扱える反面、PCにそれなりのパワーが要求されます。さすがにレートで40Mbpsもある..公式には公表されてないが..と、Core 2 Quadにハードウエアエンコーダーを装備したPCでも、タイムラインをコマ落ちなしでリアルタイムに表示させるのは厳しいです。

【最後に】

実際に使う前から判っていたことですが、5dMk2は、やはり既存のビデオカメラを代替えするものではなく、補完し合う関係の機材と言えます。夜間撮影など、XL H1では到底撮れそうにないシーンや、フィルムライクなシーン演出などでは強力にその力を発揮するでしょう。反面、使いこなしにはそれなりの慣れを要し、編集環境などはまだまだ整備されているとは言い難く、一般ユーザーが気軽に持ち出して撮影するのは厳しいように思います。明確な意図とそれを実現する技術を持った人だけに許された、ある意味贅沢で特殊な機材だとも言えます。

キヤノンの次の一手として、個人的には次期1D系..言わずもがな1D markIVですな..に同様な動画撮影機能を搭載して欲しいですね。もちろん、もっと練って洗練された状態でお願いしたいところです。

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17mmの超広角レンズ(EF17-40/4L)での撮影。ワイドコンバージョンレンズを持ってしても、一般的なビデオカメラでは撮影すら難しい領域。静止画自体も、動画の一コマを切り出したものとは思えないクオリティ。母体がレンズ交換式の一眼レフカメラであるということが、5DMk2の最大の特徴であり強みでもあります。

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2008年12月30日 (火)

年末PC大掃除

映像編集用に使っているPCのうち、Premiere用として使っているVAIO Type R MasterのCPUを換装。もともとCore 2 Duo E6600を搭載していたものを、Core 2 Quad Q6600に変更しました。本格的にパワーアップを目指せば、他にも手を入れることも考えられますが、Quad Q6600はLGA775でそのままソケットに刺さるので、至って簡単に済みます。最新のCore i7などでマザーボード入れ換えまで考えると、Windowsの再認証などが手間ですからね。何よりPCの処理速度が早い遅いというのはあくまで相対的なものであって、比較対象がない限りはそんなに気にならないものです。新型が出たからと言って、ある日突然旧型の処理速度が遅くなるわけではないですから。

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ちなみになぜ今頃Quad Q6600(2007年発売)なのかと言えば、それはタダでもらったから(笑)。先日東京へ出掛けた際、知り合いのプロダクションに立ち寄ったところ、映像編集用に組んだPCの部品が余り、要らないというので引き取ってきた次第。

Duo E6600もQuad Q6600もクロック数は2.4GHzと同じなので、計算処理に深く依存しないアプリケーションではほとんど差が出ませんが、Quadに最適化されたアプリケーションの場合はそれなりに差が出ます。私がよく使うTMPGEnc XPressの4.0版で、約3分半のHDVフォーマット(m2t)をwmvフォーマットにエンコードするのに、Duoでは約20分掛かるところを、Quadでは半分の10分で済むようになりました(メモリは3GB)。つい先日発売されたPremiereのCS4(CS3も)もQuad対応されており、今のところ伝家の宝刀VAIO Edit ComponetsがCS4に対応していないので本格的には導入できませんが、レンダリング他それなりのエンコード時間が短縮されることが期待できます。

CPUの換装を行った後、ついでにHDD内の掃除も敢行。掃除と言っても、VAIOの場合はリカバリ領域から一旦購入当時の状態に戻し、再度必要なアプリを再インストールし直すという荒技です。さらにEDIUS用のもう1台の自作PC..こちらはCore 2 Quad Q9550に換装済み..も同じように再インストールし直したので、ほぼ1日掛かりの作業でした。最近PCが不安定になってきていたので、これでまたしばらくは保つことでしょう。

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2008年7月 9日 (水)

サミット閉幕

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オカトラノオ
EOS-1D Mk3(LEICA AME)

今日閉幕したようですが、北海道の洞爺湖で行われていたサミット会場にて、私の撮影した映像が使われていたようです。何故「ようです」なのかと言えば、私は素材提供しただけで、映像の使用目的など一切問うておらず、どの展示ブース..じゃないかもしれないが..で使われているのかも聞いてないからです。

映像の使用目的を聞いてしまうと、サミットという政治的なイベントからしても、その意図に賛同しかねる可能性もあるので(笑)、まあ一介の素材屋としては敢えてそのようにしていると言うことです。まあどう転んでも、今回のサミットの主要テーマが環境問題である限り、そう妙な使われ方はしてないだろうと想像つくし、何より映像にクレジットが入っているわけじゃないですからね(笑)。

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ビデオ編集で最も面倒なのは、言うまでもなくタイムラインへのクリップ配置です。カット割りが多ければ当然の如くその作業も細かくなり、マウス..ジョグコンは使ってないのだ..を持つ手がつりそうです(笑)。そしてある程度目星がついたところで、レンダリングして編集結果を居間のハイビジョンテレビで確認することになりますが、PCがレンダリング中は何もすることがないので、溜まりに溜まっている書籍の類を読破することになります。レンダリング結果はトライアンドエラー、スクラッチアンドビルドの繰り返しになるので、ベータ完成までに山積みの本が何冊読了できるかと言ったところです。
EOS-1D Mk3(Nikkor Ai28/2.8S)

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